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AI活用の成否を分けるのは 「判断設計」である

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June 15, 2026

AI活用の成否を分けるのは 「判断設計」である

AIが「完成」と言っても、合格を決めるのは人。
ハーネスエンジニアリングの本質にある「判断設計」
合格条件・不合格条件・停止条件・責任分界を“先に”書くだけで、AI活用の手戻りは激減する。
作るのはAI、決めるのは人。

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ため

June 15, 2026

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Transcript

  1. CONTENTS AI 時代の人と組織 構成 01 いま起きていること 現状の変化を確認する 02 なぜ手戻るのか 誤解と、現場で起きる問題

    03 判断を設計する 価値の核心と、 4 つの基準 04 明日から動かす 実践と、最初の一手 2
  2. 現状 AI 時代の人と組織 いま何が起きているか 「成果物が作れる」は、 もう特別ではなくなった コードも文章も設計書も一定品質で SI の現場にも AI

    エージェントの波 「作る」コストが急速に下がる 「作る」コスト の推移 時間 → 急 落 では、作れることが当たり前の世界で、価値はどこへ移るのか? 3
  3. 誤解 AI 時代の人と組織 よくある誤解 「 AI をうまく使う」 =「プロンプトがうまい」? 技術ノウハウは「プロンプト術」に行きがち 失敗の多くは巧拙が原因ではない

    指示できたのに、なぜか手戻りする プロンプト術 見えている部分 問題は、もっと手前にある。 4 判断設計 合格条件・責任 止めどき
  4. 問題 AI 時代の人と組織 現場で起きる問題 AI は「完成しました」 と言う。 では、誰が「合格」と 決めたのか? 品質が

    「偶然」に 「完成」と言う 曖昧なまま量産 読むたび違和感 手戻りの連鎖 結果、品質が「偶然」になる。 5 もう一つの落とし穴 精度は問題ないのに、体験・要件のズレで手戻りも起き る。
  5. 核心 AI 時代の人と組織 価値は「実行」から「判断」へ。 AI が実行を担うほど、価値は「判断を設計する力」に移る。 生成・変換 下書き・反復 定型処理 実行

    = AI に任せる 判断設計 合格条件・止めどき 責任の所在 人と組織に 残る AI に「実行」を渡すほど、「判断の設計」が人の価値になる。 6
  6. 位置づけ AI 時代の人と組織 7 判断設計はどこに効くか プロンプト 指示の言い方 How to ask

    コンテキスト 渡す情報 What to give 判断設計 何を良しとし、誰が決めるか What is good / Who decides 表 層 ↓ 深 層 判断設計 = eval 駆動開発を“個人の 1 タスク”に落とす。プロンプト術の、その先の層。
  7. 基準 AI 時代の人と組織 判断基準 ― 作らせる前に決める AI への指示 =「契約」 ✓

    合格条件 どうなれば「 OK 」か ✓ 不合格条件 これがあったら「 NG 」か ✓ 停止条件 どこまでで止めるか ✓ 責任分界 誰が最終承認するか 4 つ 作らせる前に、 この 4 つを書く。 指示の巧拙より、 判断の明文化が先。 8
  8. 深掘り AI 時代の人と組織 9 見落とされがちな 2 つ 合格条件だけでは、品質も責任も宙に浮く 停止条件 どこまでで止めるか(

    Good Enough ) 例 「代表サンプル 3 件が OK なら量産。 2 件 目で詰まったら仕様に戻る」 責任分界 誰が最終承認するか 例 「レビュー責任は AI ではなく承認者。最 終 OK は“人”がサインする」 この 2 つは現行の議論でも手薄。ここを言語化できる人が、現場で効く。
  9. 実践 AI 時代の人と組織 実践例 ― 判断を「先」に置く Before 基準を「後」に回す 合格条件なしで量産 違和感→作り直し

    版が乱立 手戻りの連鎖 After 基準を「先」に置く 代表サンプルを先に 合格条件を固定 量産が安定 ✓ 変えたのは AI ではない。判断を「先」に置いたか、だけ。 10
  10. 効果 AI 時代の人と組織 11 効果 ― 判断を「先」に置くと 手戻り時間 Before ◦◦h

    After ◦◦h 版数(やり直し) Before ◦版 After ◦版 レビュー指摘 Before ◦◦件 After ◦◦件 ※ 数値は自分の現場の実績に差し替え。 1 つでも実データがあると説得力が跳ね上がる。
  11. アクション AI 時代の人と組織 明日からの一手 次に AI へ頼む「 1 タスク」、依頼文の前に 3

    行書く。 prompt.txt 1 合格条件:どうなれば OK か 2 不合格条件:これがあれば NG 3 止めどき:どこで切り上げるか 本文(依頼内容)… たった 1 タスク、 3 行で十分。 「指示を磨く」より 先に、 「判断を書く」。 12
  12. まとめ AI 時代の人と組織 まとめ 作るのは AI 。 決めるのは人。 AI 活用の成否は、

    AI に何をさせるかではなく、 人と組織が「どこで判断するか」で決まる。 13