2020_k3_python講座第6回

2020年度のk3のpython講座第6回の内容になります

Transcript

1. K3 Python講座 7月4日 担当：りふてくす 今日のテーマ：データクラス
2. 前回までのおさらい  ファイル操作  ファイルの読み出し――with open、.readline()、.rstrip(“”)、 for line in file:  ファイルパス――相対パスと絶対パス  ファイルの書き込み――モード名(r,w,a,x,+)、 変数名.write(引数)  encodingについて――文字コードの種類に注意
3. 復習問題(L6_0.py)  ファイルの中身を読み込み、画像のように行列式の 形にして新しいファイルに書き込もう  前回の講座で作成した3×3の行列式の値を求める関 数を用いて計算結果も書き込もう(L5_0.py)
4. 復習問題解答
5. 今回のテーマ  データクラス  クラスとは？  データクラスとは？  オブジェクトを用いた関数  メソッドとは？
6. Aの名前:山田 Aの年齢:20歳 Bの名前:佐藤 Bの年齢:23歳 A B ↑オブジェクト ↑属性
7. クラスとは何ぞや？ ヒトの作り方 名前: 身長: 年齢: 性別: ・ ・ ・ ← ク ラ ス
8. クラスとは何ぞや？ Aさんの作り方 Aさんの名前:山田 Aさんの身長:170.5cm Aさんの年齢:20歳 Aさんの性別:男 ・ ・ ・ ⇖クラスで作成した オブジェクト(ここではAさん) →インスタンス(実体)
9. オブジェクトとクラスとインスタンス オブジェクト・・・ありとあらゆる「モノ」の総称 クラス・・・設計図 インスタンス・・・クラスによって作られたオブ ジェクト
10. インス タンス 化 クラス インスタンス オブジェクト A B C
11. データクラスとは何ぞや？  クラスを簡単に定義できる機能  一部の特殊なメソッドを自動生成してくれる メソッドについては後述
12. データクラスを使うときに 必要 クラス「Human」を 定義 インスタンス「A」「B」 を作成 出力
13.  1行目でクラスHumanを定義  2行目以降でそれぞれの属性を定義 属性の名前: データの型
14. データの型 int型→整数 float型→実数 bool型→真理値(TrueとFalse) str型→文字列
15.  インスタンスを作成 クラスと同名の関数を使って初期化できる(コンストラクタ) 引数はクラスで定義した属性を順番に指定する ① ① ② ② ③ ③ ④ ④
16. 出力 インスタンス名.属性名 (例) Aの名前→A.name Bの名前→B.name Aの身長→A.height
17. データクラスを使うときに 必要 クラス「Human」を 定義 インスタンス「A」「B」 を作成 出力
19.  リストを利用することでインスタンスをfor文 などでまとめて扱うこともできる
20. 例題1(L6_1.py)  turtleで円を描くプログラムを配布する  x,y,rを属性としたクラスCircleを作り、インス タンスをリストに入れて、for文でリストを回 すことで様々な円を描けるようにしよう  (例) (20,20)を中心とした半径50の円a (100,100)を中心とした半径100の円b (0,-100)を中心とした半径80の円c
21. 例題1解答
22. オブジェクトと関数 クラスのオブジェクトを用いて 様々な関数を定義する 関数の引数には、属性、オブジェクト、 リストなど様々なものを入れることがで きる
23. オブジェクトを返す関数 namae(属性)を引数に取り Human(namae,23)というインスタンス を作り、それを返す関数
24. オブジェクトを引数に取り、見やすいよう に出力する関数
25. リストを引数に取り、 リスト内のオブジェクトのageが 全て23かどうかを判断する関数
26. リストとn(人数)を引数に取り、 リストの後ろからn人ハブる関数
27. 例題2(L6_2.py)  属性name(str型)、height(float型)、age(int型)、male(bool型) を持つクラスHumanを作り、 オブジェクトの身長を+8cmする関数atsuzoko() オブジェクトの性別を反転する関数nekama_nenabe() オブジェクトの年齢をn歳マイナスする関数sabayomi() を作ろう
28. 例題2解答
29. メソッドとは何ぞや？ list=[] list.append(10) メソッド 関数とは似て非なるもの
30. メソッドとは何ぞや？ 関数・・・print()やlen()など単体で呼び出せるもの (例) print(“Hello,world!!”) メソッド・・・append()やpop()など、 オブジェクト(変数、値、リスト、 辞書など)に付けて呼び出せるもの 宣言するときはクラスの中で (例) list.append(10)
31. help()という関数で、オブジェクトに対する メソッドがどう用意されているかわかる (例) list=[] help(list) とするとリストに対するメソッドがわかる
32. help()という関数で、オブジェクトに対する メソッドがどう用意されているかわかる (例) list=[] help(list) とするとリストに対するメソッドがわかる
33. メソッドの作り方 クラス外と同様defを使って宣言 第一引数にそのクラスのインスタンスを 表すオブジェクトが入る 大抵selfが使われる
35. まとめ クラスという設計図でオブジェクトを作れる  クラスによって生成されたオブジェクトをインスタンスという
36. 参考 https://qiita.com/tag1216/items/13b0323 48c893667862a (データクラスの使い方) https://gammasoft.jp/blog/difference- method-vs-function/ (クラスとメソッドの違いについて)
37. 演習(L6_3.py) 食材名、在庫、日持ち日数を属性としたFoodクラスを作り、 オブジェクトを分かりやすく表示するためのメソッドprint_food() オブジェクトの在庫を一つ減らすメソッドreduce1stock() リスト内の日持ち日数をそれぞれ1日減らす関数nextday() を作ろう
38. 演習解答