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私がRails Girls Sendaiをやろうと思ったワケ / Why did I decide to hold Rails Girls Sendai?

thatblue
September 26, 2018

私がRails Girls Sendaiをやろうと思ったワケ / Why did I decide to hold Rails Girls Sendai?

2018年9月に開催された はじめてのIT勉強会2018 #6 で発表したLTの資料です。
https://lets-go-study-meeting.connpass.com/event/99050/

thatblue

September 26, 2018
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Transcript

  1. 私がRails Girls Sendaiを
    やろうと思ったワケ
    全てのエンジニアが純粋に技術で殴り合う未来を目指して
    はじめてのIT勉強会2018 #6

    あのぶる
    オンライン公開用
    増補ver.

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  2. 青字部分がオンライン公開にあたり
    補完した箇所です
    ※主にイベント当日、口頭説明した箇所など

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  3. (はじめてのIT勉強会的に)
    普段はこんなことやってます
    よっぽど仕事が大変な時期以外は月2回ペースで
    はじめてのIT勉強会ブログに記事を寄稿しています

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  4. (はじめてのIT勉強会的に)
    時々こんなこともやってます
    はじめてのIT勉強会コミュニティSlackで
    Kindleセール対象本のなかからオススメ本の紹介をしていました

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  5. 今回と別件でスタッフをしている
    コミュニティのイベント紹介

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  6. 本日はRails Girlsの方からきました
    Rails Girls Sendai 1stのオーガナイザーです

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  7. Rails Girlsって?

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  8. すごく簡単に言うと
    「女性向けのRailsワークショップ」
    Webアプリを作ります!

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  9. 世界中で開催されています
    北欧フィンランド発

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  10. どうして女性だけ?

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  11. 「アファーマティブアクション」について
    少しだけ

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  12. アファーマティブアクションとは
    Rails Girls JapanのWebサイトより引用
    アファーマティブアクション(英: affirmative action)という日本語で積極的格差是
    正措置と訳される考え方があります。これは弱者集団(たとえば民族、人種、出自に
    よる差別、性別により不利益を被ったと思われる集団)の不利な現状を、歴史的経緯
    や社会環境を考慮した上で是正するための改善措置の事を意味します。
    (中略)
    単に女性だからという理由だけで女性を「優遇」するためのものではなく、これま
    での慣行や固定的な性別の役割分担意識などが原因で、女性は男性よりも能力を発揮
    しにくい環境に置かれている場合に、こうした状況を「是正」するための取組です。
    http://railsgirls.jp/affirmative-action

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  13. とてつもなく雑な説明をすると
    「伝統的な性別の役割意識に起因する
    アンバランス状態を改善しましょう」
    ということです(今回の場合は)

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  14. たとえば中学・高校で
    男子の家庭科/女子の技術科が
    必修になったのはここ25年程度のこと
    70年強の戦後の歴史のなかでおよそ3分の1
    大人の多くには「男子は技術科、女子は家庭科」の認識が根付いている

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  15. 「技術」は男性のもの、というイメージは
    社会全体で見るとまだそれなりに残っている

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  16. 私がオーガナイザーになった経緯
    「アンバランス状態が本当に良くないことなのか」を考えつつ

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  17. 今年仙台で開催されたRubyKaigiでの珍事
    このツイートは技術書でおなじみ結城先生による翻訳の方

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  18. ネットニュースでも地味に話題になりました

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  19. この話には少し続きがあります

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  22.   。 。
      / / ポーン!
    ( Д )

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  23. ……だけだと身も蓋もないので

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  24. オーガナイザーに名乗り出た気持ち
    珍事からの流れを受けて
    ※ここからはあくまで私個人の考えです
    Rails Girlsの統一見解ではありませんし
    まして私が代表するだなんて恐れ多いです
    きっかけこそ受け身ですが

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  25. 女性が
    「職場や技術コミュニティのアイドルであること」
    を強いられない世界を作りたい

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  26. 女性エンジニアに対して周囲が無意識的に「アイドル」や「コンパ
    ニオン」的な振る舞いを期待してしまうケースがままある
    最近はあまり見ませんがLTに付きものだった「ドラ娘」もこの一

    かつ、実際問題として女性の絶対数が少ないので、男性の目線中心で
    「男の世界」的コミュニティが形成されがち
    いないものを意識するのは難しいので、絶対数が少ないままでは

    わりとどうしようもない
    2015年の国勢調査では、情報通信業に従事する女性の割合は26.7%
    同調査で日本全体の男女比はほぼ半々なため、明確に少ないと言える状況
    逆に言うと、単純に女性が増えることで解消する摩擦もあるはず

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  27. 大前提として、本人がその立場を望んでやるならまったく問題ない
    ただし「アイドル的に振る舞う人(→目立つ)」のイメージに全体が引っ
    張られてしまう程度には業界の女性は少ない
    エンジニア以外でも理系出身の人は同様の経験があるかと思いま

    自分にそのつもりがないのに勝手にエンジニア以外の役割を期待さ
    れるのがとてもつらい

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  28. 何より、私たちもソフトウェア開発の
    プロとしてここにいるのです

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  29. でも、20年前よりずっと良くなったらしい

    10年前と比べても確実に良くなっている

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  30. というか、そもそもとして

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  31. 男性エンジニア全員が
    「男の世界」を
    職場や技術コミュニティに求めているのか
    そんなことないと思っていますがいかがですか
    もっとシンプルにすると
    「私もあなたも一緒に働く人をリスペクトして仕事しましょう」という話でしかない

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  32. いろんな背景を持った人が
    一緒に気持ちよく過ごせる業界を目指したい
    そもそも性別はbooleanじゃないし、性別以外の背景だっていろいろ

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  33. という動きに
    女性の業界参入支援という形で力になりたい

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  34. 今はまだみんなで
    ちょうどいいバランスを見つけようとしている途中
    こんなこと言ってますが極端に傾いて失敗したこともたくさんあります

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  35. 全てのエンジニアが
    純粋に技術で殴り合う未来を目指して
    ……という意気込みはオーガナイザーとして持っているのですが
    参加者のみなさまにおいては難しく考えず、どうぞお気軽にお越しください

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  36. ここから宣伝

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  37. 女性じゃないとRails Girlsに関われない?
    もちろん、そんなことはありません!

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  38. プログラミング/Railsに興味がある

    →ぜひ同じように興味のある女性と一緒に参加してください!
    Railsができる

    →ぜひコーチとしてご協力ください!
    決裁できるお金がある

    →ぜひスポンサーとしてご協力ください!

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  39. Rails Girls Sendai 1st

    11/2(Fri.)-11/3(Sat.)

    @株式会社メンバーズエッジ 仙台オフィス

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  40. Rails Girlsでお待ちしてます!

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