2018年9月に開催された はじめてのIT勉強会2018 #6 で発表したLTの資料です。 https://lets-go-study-meeting.connpass.com/event/99050/
私がRails Girls Sendaiをやろうと思ったワケ全てのエンジニアが純粋に技術で殴り合う未来を目指してはじめてのIT勉強会2018 #6 あのぶるオンライン公開用増補ver.
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青字部分がオンライン公開にあたり補完した箇所です※主にイベント当日、口頭説明した箇所など
(はじめてのIT勉強会的に)普段はこんなことやってますよっぽど仕事が大変な時期以外は月2回ペースではじめてのIT勉強会ブログに記事を寄稿しています
(はじめてのIT勉強会的に)時々こんなこともやってますはじめてのIT勉強会コミュニティSlackでKindleセール対象本のなかからオススメ本の紹介をしていました
今回と別件でスタッフをしているコミュニティのイベント紹介
本日はRails Girlsの方からきましたRails Girls Sendai 1stのオーガナイザーです
Rails Girlsって?
すごく簡単に言うと「女性向けのRailsワークショップ」Webアプリを作ります!
世界中で開催されています北欧フィンランド発
どうして女性だけ?
「アファーマティブアクション」について少しだけ
アファーマティブアクションとはRails Girls JapanのWebサイトより引用アファーマティブアクション(英: affirmative action)という日本語で積極的格差是正措置と訳される考え方があります。これは弱者集団(たとえば民族、人種、出自による差別、性別により不利益を被ったと思われる集団)の不利な現状を、歴史的経緯や社会環境を考慮した上で是正するための改善措置の事を意味します。(中略)単に女性だからという理由だけで女性を「優遇」するためのものではなく、これまでの慣行や固定的な性別の役割分担意識などが原因で、女性は男性よりも能力を発揮しにくい環境に置かれている場合に、こうした状況を「是正」するための取組です。http://railsgirls.jp/affirmative-action
とてつもなく雑な説明をすると「伝統的な性別の役割意識に起因するアンバランス状態を改善しましょう」ということです(今回の場合は)
たとえば中学・高校で男子の家庭科/女子の技術科が必修になったのはここ25年程度のこと70年強の戦後の歴史のなかでおよそ3分の1大人の多くには「男子は技術科、女子は家庭科」の認識が根付いている
「技術」は男性のもの、というイメージは社会全体で見るとまだそれなりに残っている
私がオーガナイザーになった経緯「アンバランス状態が本当に良くないことなのか」を考えつつ
今年仙台で開催されたRubyKaigiでの珍事このツイートは技術書でおなじみ結城先生による翻訳の方
ネットニュースでも地味に話題になりました
この話には少し続きがあります
。 。 / / ポーン!( Д )
……だけだと身も蓋もないので
オーガナイザーに名乗り出た気持ち珍事からの流れを受けて※ここからはあくまで私個人の考えですRails Girlsの統一見解ではありませんしまして私が代表するだなんて恐れ多いですきっかけこそ受け身ですが
女性が「職場や技術コミュニティのアイドルであること」を強いられない世界を作りたい
女性エンジニアに対して周囲が無意識的に「アイドル」や「コンパニオン」的な振る舞いを期待してしまうケースがままある最近はあまり見ませんがLTに付きものだった「ドラ娘」もこの一種かつ、実際問題として女性の絶対数が少ないので、男性の目線中心で「男の世界」的コミュニティが形成されがちいないものを意識するのは難しいので、絶対数が少ないままでは わりとどうしようもない2015年の国勢調査では、情報通信業に従事する女性の割合は26.7%同調査で日本全体の男女比はほぼ半々なため、明確に少ないと言える状況逆に言うと、単純に女性が増えることで解消する摩擦もあるはず
大前提として、本人がその立場を望んでやるならまったく問題ないただし「アイドル的に振る舞う人(→目立つ)」のイメージに全体が引っ張られてしまう程度には業界の女性は少ないエンジニア以外でも理系出身の人は同様の経験があるかと思います自分にそのつもりがないのに勝手にエンジニア以外の役割を期待されるのがとてもつらい
何より、私たちもソフトウェア開発のプロとしてここにいるのです
でも、20年前よりずっと良くなったらしいし10年前と比べても確実に良くなっている
というか、そもそもとして
男性エンジニア全員が「男の世界」を職場や技術コミュニティに求めているのかそんなことないと思っていますがいかがですかもっとシンプルにすると「私もあなたも一緒に働く人をリスペクトして仕事しましょう」という話でしかない
いろんな背景を持った人が一緒に気持ちよく過ごせる業界を目指したいそもそも性別はbooleanじゃないし、性別以外の背景だっていろいろ
という動きに女性の業界参入支援という形で力になりたい
今はまだみんなでちょうどいいバランスを見つけようとしている途中こんなこと言ってますが極端に傾いて失敗したこともたくさんあります
全てのエンジニアが純粋に技術で殴り合う未来を目指して……という意気込みはオーガナイザーとして持っているのですが参加者のみなさまにおいては難しく考えず、どうぞお気軽にお越しください
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女性じゃないとRails Girlsに関われない?もちろん、そんなことはありません!
プログラミング/Railsに興味がある →ぜひ同じように興味のある女性と一緒に参加してください!Railsができる →ぜひコーチとしてご協力ください!決裁できるお金がある →ぜひスポンサーとしてご協力ください!
Rails Girls Sendai 1st 11/2(Fri.)-11/3(Sat.) @株式会社メンバーズエッジ 仙台オフィス
Rails Girlsでお待ちしてます!