Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
絶え間なく変化するメルカリ・メルペイにおけるSREの組織と成長 / SRE Next 2020
Search
tjun
January 25, 2020
Technology
6
18k
絶え間なく変化するメルカリ・メルペイにおけるSREの組織と成長 / SRE Next 2020
SRENext 2020において、メルカリの m4buyaと一緒に発表しました
tjun
January 25, 2020
Tweet
Share
More Decks by tjun
See All by tjun
CloudNative環境におけるトラブルシューティングガイド / CloudNative Days Tokyo 2023
tjun
6
2.1k
2023-12-07 SRE Talk クラウドと長く付き合う
tjun
0
160
インシデント対応を改善しよう/2024 TechFeed Experts Night 17
tjun
1
400
メルペイにおけるマイクロサービス運用の苦労と改善 / CloudNative Days Tokyo2020
tjun
16
4.4k
Incident Response / infra study 3
tjun
3
3.2k
メルペイのマイクロサービスとCloud Native / CloudNative Days Kansai2019
tjun
22
22k
メルペイを支えるGKEとCloud Spanner / 2019 Google Cloud Architect Night 1
tjun
1
2.3k
メルペイのマイクロサービスの構築と運用 / CloudNative Days Tokyo2019
tjun
26
15k
Merpay Microservices On Microservice Platform 20190522
tjun
3
7.7k
Other Decks in Technology
See All in Technology
CustomCopを使ってMongoidのコーディングルールを整えてみた
jinoketani
0
220
Amazon Kendra GenAI Index 登場でどう変わる? 評価から学ぶ最適なRAG構成
naoki_0531
0
100
権威ドキュメントで振り返る2024 #年忘れセキュリティ2024
hirotomotaguchi
2
730
WACATE2024冬セッション資料(ユーザビリティ)
scarletplover
0
190
AWS re:Invent 2024で発表された コードを書く開発者向け機能について
maruto
0
180
ハイテク休憩
sat
PRO
2
120
生成AIのガバナンスの全体像と現実解
fnifni
1
180
レンジャーシステムズ | 会社紹介(採用ピッチ)
rssytems
0
150
TSKaigi 2024 の登壇から広がったコミュニティ活動について
tsukuha
0
160
日本版とグローバル版のモバイルアプリ統合の開発の裏側と今後の展望
miichan
1
120
How to be an AWS Community Builder | 君もAWS Community Builderになろう!〜2024 冬 CB募集直前対策編?!〜
coosuke
PRO
2
2.8k
小学3年生夏休みの自由研究「夏休みに Copilot で遊んでみた」
taichinakamura
0
140
Featured
See All Featured
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
410
22k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
5
440
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.3k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
45
7k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
247
1.3M
Thoughts on Productivity
jonyablonski
67
4.4k
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
28
4.3k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
28
2.1k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
665
120k
Transcript
1 SRE Next 2020 [C1] 絶え間なく変化するメルカリ・メルペイにおける SREの組織と成長 Mercari SRE Engineering
Manager 渋谷 充宏 (@m4buya) Merpay SRE Engineering Manager 高木 潤一郎 (@tjun)
2 メルカリSREの組織と成長 m4buya
3 Mercari, Inc. Engineering Manager, SRE 2019/7入社 SRE NEXT 2020コアスタッフ
Mitsuhiro Shibuya
4 メルカリ・メルペイのSREっぽいチーム 見出し Microservices Platform SRE 既存のモノリシックアプリケー ションを中心としたシステムの 問題点を解決しサービスの信 頼性・スケーラビリティを向上
させる マイクロサービスを運用する ための基盤の開発運用を行 い、それにより開発者が革新 的なプロダクトを顧客に届け ることを支援する SRE メルカリ メルペイという金融サービス のReliabilityを維持し、開発 者がReliabilityを実現する ための仕組みづくりを担う メルペイ
5 メルカリSREが直面している大きな変化、それは… メルカリシステムにおける マイクロサービス移行の進展
6 Monolith MySQL API gateway Offer service Authority Platform Cloud
SQL Listing User Item Photo Notification From 0924_Bold Challenge_@deeeet
7 Ex. 石狩〜東京間の通信レイテンシを緩和するためにchoconを開発 メルカリSREもマイクロサービス移行を支えてきた
8 画像 現在、既存システムからマイクロサービスへのトラフィック移行は着実に進んでおり、 半分近い開発チームはマイクロサービスアーキテクチャ上で既に機能開発が行えて いる。SREとしてもその状況を後押ししたい マイクロサービス化の更なる進展 Mercari Engineering Blogのエントリ
9 画像 本番環境を支えるいわば「門番」としてプロダクトの信頼性に貢献してきた これまでのメルカリSREのあり方
10 画像 門番モデルでは組織のスケールに対しSREチームがボトルネックとなるリスクをはら んでいる。全体の信頼性を担保するというこれまで通りのミッションを担いつつ、マイ クロサービス開発チームのスケーラビリティに追従していけるようSREのチーム体制 をアップデートしたい! マイクロサービスは「組織のプラクティス」でもある From MTC2018 -
Microservices Platform at Mercari
11 SREチームの編成をマイナーアップデート 見出し SRE Edge SRE Core • Datastore •
Mail/SMS delivery • ... • CDN • Load balancer • Gateway • ... マイクロサービス開発チーム の一員として、信頼性向上や オペレーションを担う SRE Advocacy • チームの共通ミッション ◦ Operation ◦ Software Engineering 共通の責務を担いつつも、専門性の異なる 3つのサブチームに刷新
12 将来的なカバレージ CDN LB & Gateway Micro-s ervice Datastore Micro-s
ervice Datastore Micro-s ervice Datastore Micro-s ervice Datastore Micro-s ervice Edge Core Advocacy
13 メルカリSREがマイクロサービス化の大きな波を 前にどんなことを考え、どのように変わろうとして いるかをご紹介しました。 メルカリSREチームでは、変化を楽しみそれを加 速させてゆけるEngineering Managerを絶賛 募集しています! 一緒にメルカリSRE、そしてメルカリの新しい未 来を作っていきましょう。もし少しでもご興味を
持って頂けたらメルカリ・メルペイブースや懇親会 にてお声をおかけください。 まとめ
14 メルペイSREの組織と成長 tjun
15 @tjun Merpay, Inc. ├ Engineering Manager ├ Tech Lead
└ SRE Junichiro Takagi
16 今日話すこと メルペイの立ち上げから今まで、自分が SREのリーダーとしてやってきたこと
17 自分とSREチームの歩み 2018/04 入社 1人目のSRE 2018/10 Engineering Managerになる メンバーが2-3人 2019/02
メルペイリリース! 運用がはじまる… 2019/07 チームの成長 チームが4→7人 2020/02 今
18 自分とSREチームの歩み 2018/04 入社 1人目のSRE 2018/10 Engineering Managerになる メンバーが2-3人 2019/02
メルペイリリース! 運用がはじまる… 2019/07 チームの成長 チームが4→7人 2020/02 今 1人目SRE時代 SREバラバラ時代 SREチーム 構築時代 SREチーム 拡大時代 今
19 できることをやる、手を動かす • キャッチアップ • インフラのコード化・設計 • Microservice Platform Teamと関係づくり
1人目のSRE時代 2018/04 入社 1人目のSRE 2018/10 EMになる メンバーが2-3人 2019/02 リリース! 運用開始 2019/07 チームの成長 チームが4→7人 2020/02 今 Player 100%
20 SRE2-3人で、リリースを目指す • やばいもの、必要なものからやる • 各メンバーいい感じにがんばれ • SREメンバー個人の集まり、チームとしては動けてなかった SREバラバラ時代 2018/04
入社 1人目のSRE 2018/10 EMになる メンバーが2-3人 2019/02 リリース! 運用開始 2019/07 チームの成長 チームが4→7人 2020/02 今 TechLead &Player 95% EM5%
21 2人で運用はツラい…SREチームを作っていくぞ • サービス運用がんばってやっていくぞ • Toilとの戦い • 採用したい… SREチーム構築時代 2018/04
入社 1人目のSRE 2018/10 EMになる メンバーが2-3人 2019/02 リリース! 運用開始 2019/07 チームの成長 チームが4→7人 2020/02 今 TechLead 80% EM 20%
22 4人→7人へ!よいチームを作っていきたい • SREを強くしていくぞ • 入社したメンバーをオンコールできるように育成するぞ • Toil減らそう • チームとしてプロジェクト進めていこう
SREチーム拡大時代 2018/04 入社 1人目のSRE 2018/10 EMになる メンバーが2-3人 2019/02 リリース! 運用開始 2019/07 チームの成長 チームが4→7人 2020/02 今 TechLead 50% EM 50%
23 未来のための仕組みを作ろう • エンジニア組織の生産性や運用負荷を改善したい • サービスの信頼性も高めたい • メンバーにできるだけ任せて必要なところだけ見よう 今 2018/04
入社 1人目のSRE 2018/10 EMになる メンバーが2-3人 2019/02 リリース! 運用開始 2019/07 チームの成長 チームが4→7人 2020/02 今 TechLead 20% EM 80%
24 • 組織やチームの段階によって、リーダーのや るべきことは変わる • できることからやろう • 最初はToilも障害も受け入れよう • 最終的に、SREチームを超えて
エンジニア組織の生産性と信頼性を 作っていくのがSREのリーダー 今日言いたかったこと SRE team
25 メルカリ・メルペイブース あります! 賞品あり!SREクイズをやっています! メルペイSRE推薦の本やキーキャップが もらえます 現役SREメンバーに技術や会社について聞けま す! 気軽にお立ち寄りください!
26 SRE Nextでメルカリ メルペイからの講演まだあります! Room A [A2] パフォーマンスを最大化するための SRE のオンボーディング事例
@tkuchiki from メルペイ Room B [B7] SRE Practices in Mercari Microservices @deeeet from メルカリ
〜 IT企業で働くソフトウェアエンジニアたちのお祭り 〜 時 間 一般 3,000 円 / 学生無
料 虎ノ門ヒルズフォーラム 問い合わせ先:株式会社メルペイ
[email protected]
[担当:安藤( 今日ブースに居ます! )] 参加費 12:00 〜 20:30 予定(途中入場可) 火 SRE NEXT 2020 のエコバッグの中に、 みなさん宛の特別なチラシを入れました。 ご確認ください。