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開発生産性カンファレンス 事業成長を加速するエンジニアリング組織の構築

開発生産性カンファレンス 事業成長を加速するエンジニアリング組織の構築

開発生産性カンファレンス2025の登壇資料です。
近年、当社のエンジニア組織には、単なるコスト削減だけでなく、売上向上に直結するアイデア創出と実行が求められています。その中で、受託型から価値提案/伴走型のエンジニア組織に転換していく過程で経験した数々の挑戦と失敗、チャレンジ中の取り組みについて赤裸々にお話しました。

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Tsukasa Kikuchi

July 04, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 写真 菊池 司(きくち つかさ) オイシックス・ラ・大地 株式会社 Oisixエンジニアリング部 部長 Javaエンジニアとしてキャリアスタート

    2003年 請負案件PjM 2008年 SaaSプロダクト開発リーダー 2011年 オイシックス・ラ・大地 入社 Oisix開発PjM 2019年 2023年 現職 技術経営修士(MOT)取得 2020年
  2. 食品サブスク事業 安定的、大規模な 原材料調達 一元集約型物流センター ミールキット製造工場 調 達 定 期 宅

    配 生産者 製造加工・物流 一般家庭 川上から川下まで一貫して、食×サブスクリプション宅配に特化したアセット・ ノウハウを保有しています。 保育園 施設給食 法人・個人向けの各種 サービス
  3. IT部門への要求の変化 Oisix 会員数 [万人] 共働き世帯の増加 ミールキットの需要増 コロナ禍 巣ごもり 需要増 PDCAを回し、

    「ミールキット」を いかに訴求するか サービス を止めない QCDを守る クラウド移行 など
  4. IT部門への要求の変化 Oisix 会員数 [万人] 共働き世帯の増加 ミールキットの需要増 コロナ禍 巣ごもり 需要増 アフターコロナ

    反動減 PDCAを回し、 「ミールキット」を いかに訴求するか サービス を止めない 新しい価値を 探索する QCDを守る クラウド移行 など 技術×何かの模索
  5. いま求められている「生産性」とは 従来 現在 仕組づくりはIT部門 仕組の活用は事業部門 システムを早く作る 拡張性を担保する IT部門の役割 何が生産的な 活動か

    販促を強めても響きづらい リターンが見通せない コストダウンだけではなく、 アウトカムにつながる活動を行う 市場の追い風もあり、 事業成長につなげやすい ビジネス環境 どれだけのリターンがあったか 期待付加価値の生産性 (レベル2) 実現付加価値の生産性 (レベル3)
  6. 組織の変更 part1 エンジニア組織 PjM デザイナー エンジニア 事業責任者 売り場 獲得 CX

    責任者 メンバー 責任者 メンバー 責任者 メンバー デザイナー エンジニア 事業責任者 売り場 獲得 CX 責任者 メンバー 責任者 メンバー 責任者 メンバー PjM PjM PjM カウンターパートナー制を導入し、現場の理解に努める
  7. 組織の変更 part2 カウンターパートナーをPdMとして定義し、チームを作る。売上KPIも設定する。 デザイナー エンジニア 事業責任者 売り場 獲得 CX 責任者

    メンバー 責任者 メンバー 責任者 メンバー PjM PjM PjM デザイナー エンジニア 事業責任者 売り場 獲得 CX 責任者 メンバー 責任者 メンバー 責任者 メンバー PdM PdM PdM デザイナー エンジニア デザイナー エンジニア
  8. 次々と出てくる問題① PdMのリソース不足 開発者 ビジネス ユーザー プロダクト ユーザー ストーリー ビジネス 戦略

    開発計画 マーケティング デリバリー 価値訴求 想定していた PdMの守備範囲 やれるわけがない・・・
  9. 次々と出てくる問題① PdMのリソース不足 開発者 ビジネス ユーザー プロダクト ユーザー ストーリー ビジネス 戦略

    開発計画 マーケティング デリバリー 価値訴求 新しい PdMの守備範囲 PjMの守備範囲