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HakoniwaDesign

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この資料では、箱庭の全体設計情報を整理しています。
- アーキテクチャ
- 箱庭アセット
- アーキテクチャ詳細
- ネットワーク構成とインフラストラクチャ

Takashi Mori

March 19, 2024
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Transcript

  1. 箱庭アーキテクチャの説明 • 箱庭の中核をなす機能(箱庭コア機能)は、⾮常にシンプルで、以下の4 つに集約されます。 • スケジューリング(Scheduling) • 同期・通信(Synchronization & Communication)

    • 時間管理(Time Management) • アセット管理(Asset Management) • 箱庭コア機能の利⽤者は「箱庭アセット」であり、箱庭のAPIを呼び出して箱 庭の機能を呼び出しする構成です。 5
  2. 箱庭アセット(1/2) • 箱庭アセット定義 • 『箱庭のAPIを利⽤して作成された再利⽤可能なアプリケーション』 • 箱庭アセットの分類︓ • 被制御対象 •

    ロボット、ドローン、信号機、踏切、電⾞、⾞などなど • 制御プログラム • 被制御対象を制御するためのプログラムであり、様々な⾔語で開発されたプログラム (Python, C/C++, Rust, Ruby, Elixir,..) • シミュレータ • 被制御対象向けのシミュレータ(Unity, Unreal Engine, Gazebo, PyBullet など) • 制御プログラム向けのシミュレータ(マイコンシミュレータAthrillなど) 6
  3. 箱庭アセット(2/3) • シミュレーション⾃動化機能 • 箱庭のAPIには、シミュレーションを実⾏、停⽌、リセットする機能があります。 • これらの機能を利⽤する、以下のような⾃動化機能が実現できます。 • ロボットの強化学習(アクション→評価→再実⾏を繰り返す) •

    物理シミュレーションを含めた全体結合テスト⾃動実⾏(CI/CD環境として) • ビジュアライズ機能 • 箱庭アセットとして、Unity等を利⽤すれば被制御対象であるロボット等を容易に可視 化できます。また、制御プログラムとの間の通信データは、箱庭の通信データ(PDU) を参照することで、データの流れを可視化できます。 • さらに、そのデータをROS2のデータとしても可視化できるようになります。 7
  4. インフラストラクチャの基本構成 • ネットワークの基本構成図にある Computer は、以下の3パターンあります。 • Personal Computer • Docker

    Container • Embedded Device(Raspberry PI や mROS 2 サポート対応機器など) • また、OSのパターンとしては、以下があります。 • Windows/WSL2 • MacOS(Intel) • MacOS(AppleSilicon) • Ubuntu 12