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仕事における後進教育のススメ

toksato
January 13, 2023

 仕事における後進教育のススメ

専門学校の常勤講師(学科長)を経験したWebディレクターが、現場に戻って効果があった教育手法、の話です。

詳細はコチラ↓
https://toksato.hatenablog.com/entry/koshinkyoiku-slide/

toksato

January 13, 2023
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Transcript

  1. ©toksato All rights reserved. 今⽇のお話の前提 1. toksatoが専⾨学校の教員をやっていた頃に学んだことが中⼼です 2. それを、Web業界(など)の現場に戻って取り⼊れたこと 3.

    を、体系化してそれっぽくした感じ 4. そのため、これがすべてだとは思いません 5. あくまで”教育業界をかじった奴”が実践してみたまとめです 6. とはいえ、同じ思想を持った⼈に今まで⼀度も出会ったことがないので、 まとめてみました
  2. ©toksato All rights reserved. もくじ 1. 専⾨学校の常勤講師(学科⻑)になって・・・︖ 2. 「教育」の”⼿法”とは︖ 3.

    教育⼿法の3つのキーワード 4. 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 5. 「実践」の後に、とても⼤事なこと。 6. まとめ 7. おまけ(時間あれば)
  3. ©toksato All rights reserved. 専⾨学校の常勤講師(学科⻑)になって・・・︖ ≡ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ≡( ´∀`)<

    本編お待たせ♪ ≡ ( つ=つ \_________ ≡| | |\ ≡(__)_)\ ≡ ◎ ̄ ̄ ̄ ̄◎
  4. ©toksato All rights reserved. 専⾨学校の常勤講師(学科⻑)になって・・・︖ ▪お前の授業は、わかりやすいだけだ︕ • おまえがやってるのは”ただのプレゼン”だ • 理解して”買ってもらう”ためならそれでいい

    • 我々は「教育」をしているのだ • TV通販をしているんじゃない • ⼤事なのは、相⼿が成⻑することだ 先輩 「わかりやすい」はこれに必要な1要素に過ぎない
  5. ©toksato All rights reserved. 02.「響くナイスな企画(Web、デザイン、その資料)がつくれない」 「教育」の”⼿法”とは︖ 教育の”⼿法”とは︖ 40点の⼈を70点に、60点の⼈を90点に。 → “どんなに未熟な⼈でも必ず90点を取らせること”ではない(というかできない)

    → 特定のスキルを”教える”ことではない。”教え”て”育む”こと。⾝につけさせること。 体系化された⼿法 (⼀定の期間に) 適切なアプローチ ある⼀定のレベルに 到達させる をもとに をして こと
  6. ©toksato All rights reserved. 教育⼿法の3つのキーワード 「座学」 「演習」 「実践」 教育⼿法における3つのキーワード(リターンズ) オベンキョオベンキョ

    φ(゚ー゚〃)ホォホォ ヤッテミマショウ (〜'ω' )〜 オドッテミマス ガクガクブルブル ((((︔゚Д゚))))))) 知識 総動員ジャー!!!
  7. ©toksato All rights reserved. 教育⼿法の3つのキーワード 「座学」 「演習」 「実践」 教育⼿法における3つのキーワード(リターンズ) オベンキョオベンキョ

    φ(゚ー゚〃)ホォホォ ヤッテミマショウ (〜'ω' )〜 オドッテミマス ガクガクブルブル ((((︔゚Д゚))))))) 知識 総動員ジャー!!! 「座学」も「演習」も、プレッシャーのかかる「実践」という場があり、 本気で”どうにかしないと”と必死で考え、駆使するからこそ⾝に付く(学んだことが結実する) たくさんセミナー⾏ったり 本を読んでるのに成⻑しない⼈は、 現場で実践(挑戦)をやらない。
  8. ©toksato All rights reserved. 教育⼿法の3つのキーワード 「座学」 「演習」 「実践」 教育⼿法における3つのキーワード(リターンズ) オベンキョオベンキョ

    φ(゚ー゚〃)ホォホォ ヤッテミマショウ (〜'ω' )〜 オドッテミマス ガクガクブルブル ((((︔゚Д゚))))))) 知識 総動員ジャー!!! 「座学」も「演習」も、プレッシャーのかかる「実践」という場があり、 本気で”どうにかしないと”と必死で考え、駆使するからこそ⾝に付く(結実する) たくさんセミナー⾏ったり 本を読んでるのに成⻑しない⼈は、 現場で実践をやらない。 とはいえ、「実践」だけをがんばらせても成⻑しない。 「座学」と「演習」がなければ、現場で戦えないのだから。
  9. ©toksato All rights reserved. 教育⼿法の3つのキーワード 「座学」 「演習」 「実践」 教育⼿法における3つのキーワード(リターンズ) この3つを、ある⼀定の期間に、どんな内容で、どのようなタイミングで、組み込むのか。

    これが、教育。 ▪お前の仕事は、授業じゃない︕ • 授業の全体カリキュラムを組み、 • 適切な演習を取り⼊れ、 • それらをどう、定期的なイベントで結実させるか。 • お前の仕事は2年間でそのプロデュースをすることだ︕ • とくに⼤事なのは、⽣徒が本気で緊張するイベントという ”実践”の場を、いかにうまく仕込めるかだ︕ 先輩 イベントとはたとえば ・インターンシップでWeb制作 ・企業共催のコンテスト
  10. ©toksato All rights reserved. 教育⼿法の3つのキーワード 「座学」 「演習」 「実践」 ちなみに・・・ 🏫

    学校 🏢 会社 😊 得意 😊 得意 😰 苦⼿ 🥶 超苦⼿ 😎 超得意 🥶 超苦⼿
  11. ©toksato All rights reserved. 教育⼿法の3つのキーワード 「座学」 「演習」 「実践」 ちなみに・・・ 🏫

    学校 🏢 会社 😊 得意 😊 得意 😰 苦⼿ 🥶 超苦⼿ 😎 超得意 🥶 超苦⼿ だから、先輩はここがカギと⾔った そもそも存在しないことがほとんど
  12. ©toksato All rights reserved. 教育⼿法の3つのキーワード 「座学」 「演習」 「実践」 ちなみに・・・ 🏫

    学校 🏢 会社 😊 得意 😊 得意 😰 苦⼿ 🥶 超苦⼿ 😎 超得意 🥶 超苦⼿ だから、先輩はここがカギと⾔った そもそも存在しないことがほとんど 教育どうする︖
  13. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 基本的に「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験のデザイン」 ⇨ 「座学」と「演習」に⼤量の時間を割くことはできない

    ⇨ 「実践」は溢れるほどにある(=仕事や案件) ⇨ 「実践」をいかに上⼿く使って成⻑させるかが勝負になる ⇨ 実践させれば成功も失敗もする。そして⼈は、失敗から多くを学ぶ。
  14. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 基本的に「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験のデザイン」 ⇨ 「座学」と「演習」に⼤量の時間を割くことはできない

    ⇨ 「実践」は溢れるほどにある(=仕事や案件) ⇨ 「実践」をいかに上⼿く使って成⻑させるかが勝負になる ⇨ 実践させれば成功も失敗もする。そして⼈は、失敗から多くを学ぶ。 ⇨ その実践で、どんな失敗体験をさせるのか。それによって何を学んでもらうのか。 ⇨ 失敗が⼤き過ぎてもダメ、⼩さ過ぎてもダメ。⽅向が合ってなくてもダメ。 もちろん 成功体験も⼤事
  15. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」のダメなデザイン例 n はて・・・⾃社の考え⽅はないんでしょうか︖ n

    ⾒てれば考え⽅もわかる︖(えっ、そんな簡単な考え⽅しかないの︖) n 勝⼿に学んで勝⼿に⾃⼰流でルールつくっちゃうよ︖ n 何を学ばせて、何を⾝につけて、どういう仕事ができる⼈にしたいの︖ n 考えてないでちゅね︖(ひどい) 「背中を⾒て学べ」 は教える技術がないだけ × その1 とにかくたくさん案件に参加させる(あとは勝⼿に学べ)
  16. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」のダメなデザイン例 n はて・・・⾃社の考え⽅はないんでしょうか︖ n

    ⾒てれば考え⽅もわかる︖(えっ、そんな簡単な考え⽅しかないの︖) n 勝⼿に学んで勝⼿に⾃⼰流でルールつくっちゃうよ︖ n 何を学ばせて、何を⾝につけて、どういう仕事ができる⼈にしたいの︖ n 考えてないでちゅね︖(ひどい) こんなのはOJTではなく「ただの丸投げ」。⾃社の考え⽅や哲学、⼤切にしていることがあるはず。そ れに沿って段階的な教育(≒案件を渡して失敗を積む)をしないというのは、もはや教育以前の問題。 こんなことをするから「御社、⼈によって仕事の進め⽅が全然違うんですけど」とか⾔われる。 「背中を⾒て学べ」 は教える技術がないだけ × その1 とにかくたくさん案件に参加させる(あとは勝⼿に学べ)
  17. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」のダメなデザイン例 n えっと、⼦供にいきなり運転させたりするの︖ n

    死ぬよ・・・︖ n ⼤⼈だって、失敗が⼤き過ぎたらメンタルやられるよね n 同じチームで働く先輩も困るよね・・・社員を潰す気なの︖ × その2 とにかく⼤きな案件を任せれば良いと思っている(かわいい⼦には旅させろ理論)
  18. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」のダメなデザイン例 n えっと、⼦供にいきなり運転させたりするの︖ n

    死ぬよ・・・︖ n ⼤⼈だって、失敗が⼤き過ぎたらメンタルやられるよね n 同じチームで働く先輩も困るよね・・・社員を潰す気なの︖ 「我が⼦を千尋の⾕に落とす」は教育ではなく、選別。それで成⻑したとしてもそれはその⼈がすごい だけ。教育じゃない。その⼈の成⻑に合った適切なサイズの案件に参加させないと、何も学べない。 戦闘⼒5のゴミ⼤切な⼈材を「私の戦闘⼒は53万です」って⾔う⼈がいる戦場に⽴たせてはならない。 × その2 とにかく⼤きな案件を任せれば良いと思っている(かわいい⼦には旅させろ理論)
  19. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」のダメなデザイン例 n その⼈は、いつ、どこで⾃分で考える︖ n

    その案件(仕事)で何を学ぶ︖ n 本気で考えてないで使ったスキル、次も使える︖ n そもそもそれは”成⻑できるチャレンジ”と⾔える︖ × その3 とにかくプレッシャーを取り除いて、⼿取り⾜取り丁寧に、わかりやすく︕
  20. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」のダメなデザイン例 n その⼈は、いつ、どこで⾃分で考える︖ n

    その案件(仕事)で何を学ぶ︖ n 本気で考えてないで使ったスキル、次も使える︖ n そもそもそれは”成⻑できるチャレンジ”と⾔える︖ サッカーの監督や親が、ピッチに⽴った⼦供のプレーすべてに指⽰を出して、⼿⾜までぐいぐい引っ 張って。その⼦供は本当に「サッカーをプレーしてる」と⾔えるだろうか︖ピッチに⽴って、⾃分の判 断でプレーして、その先に勝利や敗北があるから成⻑する。失敗する権利を奪ってはいけない。 × その3 とにかくプレッシャーを取り除いて、⼿取り⾜取り丁寧に、わかりやすく︕
  21. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」のダメなデザイン例 n その⼈は、いつ、どこで⾃分で考える︖ n

    その案件で何を学ぶ︖ n 本気で考えてないで使ったスキル、次も使える︖ n そもそもそれは”成⻑できるチャレンジ”と⾔える︖ サッカーの監督や親が、ピッチに⽴った⼦供のプレーすべてに指⽰を出して、⼿⾜までぐいぐい引っ 張って。その⼦供は本当に「サッカーをプレーしてる」と⾔えるだろうか︖ピッチに⽴って、⾃分の判 断でプレーして、その先に勝利や敗北があるから成⻑する。失敗する権利を奪ってはいけない。 × その3 とにかくプレッシャーを取り除いて、⼿取り⾜取り じゃあどうすりゃええのよ、ということで。
  22. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」の良いデザイン例 n たとえば新⼈Webディレクターに簡単な資料作成を渡す n

    たぶん新⼈は⼀⽣懸命、作業に没頭する n 依頼者(⾃分)に確認してもらおうと思ったら、ぜんぜん席にいない n ⼀⽣懸命だから残業してなんとかしようとする n そのとき初めて「まず、予定を⽴て相⼿の時間を予約するのだ」と教える ◦ どんな失敗をするか予め考えて、そのうえで任せる
  23. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」の良いデザイン例 n たとえば新⼈Webディレクターに簡単な資料作成を渡す n

    たぶん新⼈は⼀⽣懸命、作業に没頭する n 依頼者(⾃分)に確認してもらおうと思ったら、ぜんぜん席にいない n ⼀⽣懸命だから残業してなんとかしようとする n そのとき初めて「まず、予定を⽴て相⼿の時間を予約するのだ」と教える ◦ どんな失敗をするか予め考えて、そのうえで任せる 新⼈はここで初めて焦る (⼀⽣懸命考える) 本気で焦って 挽回しようとしたからこそ 理解できる
  24. ©toksato All rights reserved. 04.UI設計の⼿法と実践(パターン) 「実践」しかない”会社”での教育において⼤事なこと。 「失敗体験」の良いデザイン例 n たとえば新⼈Webディレクターに簡単な資料作成を渡す n

    たぶん新⼈は⼀⽣懸命、作業に没頭する n 依頼者(⾃分)に確認してもらおうと思ったら、ぜんぜん席にいない n ⼀⽣懸命だから残業してなんとかしようとする n そのとき初めて「まず、予定を⽴て相⼿の時間を予約するのだ」と教える その仕事でどんな失敗をさせ、そこから何を学んでもらうのか計画しておく。そのうえで、最初からや り⽅を教えない。やる前から「まず、予定を⽴て相⼿の時間を予約するのだ」と教えても、なぜそれが 必要なのか理解できないから。洗濯をしたことがない者に、全⾃動洗濯機のありがたみはわからない。 ◦ どんな失敗をするか予め考えて、そのうえで任せる 新⼈はここで初めて焦る (⼀⽣懸命考える) 本気で焦って 挽回しようとしたからこそ 理解できる
  25. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 「実践」の後に、とても⼤事なこと。 「適切なフィードバック」 ⇨ 「実践」は”現場でやってみた”だけの話 ⇨

    ⼤事なのはそこから学んでもらうこと ⇨ それに必要不可⽋なのは「成功」したか「失敗」したかの判定 ⇨ さらに、「それはなぜなのか」を振り返ること ⾃分はどうだったのか︖︕ があるからこそプレッシャーになる
  26. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 「実践」の後に、とても⼤事なこと。 「適切なフィードバック」 ⇨ 「実践」は”現場でやってみた”だけの話 ⇨

    ⼤事なのはそこから学んでもらうこと ⇨ それに必要不可⽋なのは「成功」したか「失敗」したかの判定 ⇨ さらに、「それはなぜなのか」を振り返ること ⇨ それは、先輩や上司にしかできない。 ⇨ なぜなら、全ての仕事で常に”⽬に⾒えた結果”が出てくるわけじゃないから ⾃分はどうだったのか︖︕ があるからこそプレッシャーになる すべての作業が売上や顧客に 直結するわけじゃない
  27. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 「実践」の後に、とても⼤事なこと。 「適切なフィードバック」 ⇨ 「実践」は”現場でやってみた”だけの話 ⇨

    ⼤事なのはそこから学んでもらうこと ⇨ それに必要不可⽋なのは「成功」したか「失敗」したかの判定 ⇨ さらに、「それはなぜなのか」を振り返ること ⇨ それは、先輩や上司にしかできない。 ⇨ なぜなら、全ての仕事で常に”⽬に⾒えた結果”が出てくるわけじゃないから 教える側こそが「あなたの点数を⾒せる=スコアボード」にならないといけない (どのくらいできたのか) ⾃分はどうだったのか︖︕ があるからこそプレッシャーになる すべての作業が売上や顧客に 直結するわけじゃない
  28. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 ダメな「フィードバック」の例 n まず、今回の仕事の評価をすべき n “仕事のご褒美は次の仕事”はある意味で事実だけども・・・

    n 「ご褒美」は「すごい︕ちゃんとできたね(評価)」の後に渡すもの n というかこういう上司に限って仏頂⾯だったりする(相⼿の話聞いてますか︖) n そして「なんで︖俺は評価してるから次の仕事を渡してるのに」と⾔ったりする × その1 ちゃんとできたから、次の仕事(ステップ)の話をしてあげる
  29. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 ダメな「フィードバック」の例 n まず、今回の仕事の評価をすべき n “仕事のご褒美は次の仕事”はある意味で事実だけども・・・

    n 「ご褒美」は「すごい︕ちゃんとできたね(評価)」の後に渡すもの n というかこういう上司に限って仏頂⾯だったりする(相⼿の話聞いてますか︖) n そして「なんで︖俺は評価してるから次の仕事を渡してるのに」と⾔ったりする うるせぇまずおまいは「フィードバック」をしろ。何がどのくらいできて、どの部分はできてなかった のか。それをきちんと本⼈に伝えずして、何を理解しろというのか、という話。ちゃんと「こういうと ころが良かったぞ(良くなかったぞ)」と伝えてこそ、次につながる=成⻑する。 × その1 ちゃんとできたから、次の仕事(ステップ)の話をしてあげる
  30. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 ダメな「フィードバック」の例 n フーン( ´_ゝ`)スゴイッスネェ n

    「誰」の「何のため」に教育をしているんでしたっけ︖ n いま、あなたがどれくらいできるかは関係ないはず n 「その⼈」は「いま」「どのくらい」できているべきですか︖ n それは、本⼈が超えられる⾼さですか︖(潰れませんか︖) × その2 プロならこんなのできて当たり前。俺の要求は⾼いのだ(それが愛なのだ)
  31. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 ダメな「フィードバック」の例 n フーン( ´_ゝ`)スゴイッスネェ n

    「誰」の「何のため」に教育をしているんでしたっけ︖ n いま、あなたがどれくらいできるかは関係ないはず n 「その⼈」は「いま」「どのくらい」できているべきですか︖ n それは、本⼈が超えられる⾼さですか︖(潰れませんか︖) そのひと本⼈のキャリアパスがあり、(とある未来の時点での)到達すべきレベルがあり。そこに到達 するために、どのようなステップを踏んでもらうべきなのか。そのために、いま必要なハードルの⾼さ はどれくらいなのか。フィードバックの前に、まず適切なハードル設定をすべき。 × その2 プロならこんなのできて当たり前。俺の要求は⾼いのだ(それが愛なのだ)
  32. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 ダメな「フィードバック」の例 n 会うたびに褒めるてくる⼈、信⽤できますか︖ n かといって(毎回じゃなく)気分で褒めてくる⼈、信⽤できますか︖

    n 相⼿が気にしているのは「⾃分がどれだけできたか」 n モチベーションは「信頼している⼈」に「⾼い評価をもらった」とき n フィードバックはまず”信頼されてナンボ” × その3 とにかく褒めて褒めて、相⼿のモチベーションをあげる
  33. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 ダメな「フィードバック」の例 n 会うたびに褒めるてくる⼈、信⽤できますか︖ n かといって(毎回じゃなく)気分で褒めてくる⼈、信⽤できますか︖

    n 相⼿が気にしているのは「⾃分がどれだけできたか」 n モチベーションは「信頼している⼈」に「⾼い評価をもらった」とき(に上がる) n フィードバックはまず”信頼されてナンボ” ブレないハードルをもとに常に本⼈を観察して、都度フィードバックするからこそ「あの⼈はいつも ちゃんと⾒てくれている」「あの⼈が⾔うのなら、私にできることなんだ」となる。⼤事なのは、ちゃ んとその⼈を⾒て、チャンスを逃さず適確にフィードバックを返すこと。「褒める」は結果に過ぎない。 × その3 とにかく褒めて褒めて、相⼿のモチベーションをあげる
  34. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 ダメな「フィードバック」の例 おk。 それは「お礼」だ 「感謝」であって「評価」じゃない 「えっ

    オレちゃんと フィードバックしてるよ︖」 って⼈めっちゃ多い × その4 やってもらったらちゃんとありがとう︕助かった︕と伝える
  35. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 × その4 やってもらったらちゃんとありがとう︕助かった︕と伝える ダメな「フィードバック」の例 おk。

    それは「お礼」だ 「感謝」であって「評価」じゃない 「えっ オレちゃんと フィードバックしてるよ︖」 って⼈めっちゃ多い では、フィードバックにおいて⼤事なこととは︖
  36. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 「フィードバック」において⼤事なこと 成⻑ステップに合わせた”適切なハードル設定”をすること(⾼すぎても低すぎてもダメ) どれくらいできたか(ハードルを超えたかどうか)をその都度、表現すること きちんと話を聞いて、部分点をあげること まずはこれ。

    ここができないと話にならない。 (本⼈がめいっぱい背伸びしたら 届くぐらいがちょうどいい) 点数は0か100だけじゃない。 そのためには「どこまでできたのか」 をまず聞く⽿を持つ必要がある。 ※何かを教えるのはその後
  37. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 「フィードバック」において⼤事なこと 成⻑ステップに合わせた”適切なハードル設定”をすること(⾼すぎても低すぎてもダメ) どれくらいできたか(ハードルを超えたかどうか)をその都度、表現すること きちんと話を聞いて、部分点をあげること まずはこれ。

    ここができないと話にならない。 (本⼈がめいっぱい背伸びしたら 届くぐらいがちょうどいい) ドキドキ不安になる「実践」に対して「フィードバックをする」とは、 なるだけ正確に「ここまでできたね」「ここは改善点だね」を理解してもらうこと 点数は0か100だけじゃない。 そのためには「どこまでできたのか」 をまず聞く⽿を持つ必要がある。 ※何かを教えるのはその後
  38. ©toksato All rights reserved. おまけ「実践」の後に、とても⼤事なこと。 「フィードバック」において⼤事なこと 成⻑ステップに合わせた”適切なハードル設定”をすること(⾼すぎても低すぎてもダメ) どれくらいできたか(ハードルを超えたかどうか)をその都度、表現すること きちんと話を聞いて、部分点をあげること まずはこれ。

    ここができないと話にならない。 (本⼈がめいっぱい背伸びしたら 届くぐらいがちょうどいい) 点数は0か100だけじゃない。 そのためには「どこまでできたのか」 をまず聞く⽿を持つ必要がある。 ※教えるのはその後 ドキドキ不安になる「実践」に対して「フィードバックをする」とは、 なるだけ正確に「ここまでできたね」「ここは改善点だね」を理解してもらうこと つまりそれは、 体験を、経験に変える ということ このために フィードバックをする
  39. ©toksato All rights reserved. おまけ まとめ まとめ︓⼤前提 ⼤前提︓本来必要な「座学」と「演習」の機会が乏しいという⾃覚を持つこと ※逆に⾔えば、「さすがにこれは座学が必要だ」という判断なら、研修や講座などを検討すべきということでもある。 ©toksato

    All rights reserved. 教育⼿法の3つのキーワード 「座学」 「演習」 「実践」 ちなみに・・・ ! 学校 " 会社 ! 得意 ! 得意 " 苦⼿ # 超苦⼿ $ 超得意 # 超苦⼿ だから、先輩はここがカギと⾔った そもそも存在しないことがほとんど
  40. ©toksato All rights reserved. おまけ まとめ まとめ︓「会社は実践の場」だからこそ意識すべきこと ⼤事 「失敗体験のデザイン」をすること(その間に成功体験も混ぜる) ⇨

    プレッシャーのかかる場を⽤意すること(それがあるから、持ってるものを総動員する) ⇨ 失敗体験を奪わないこと(せっかく⽤意しても失敗を未然に防いだら意味がない) ⇨ 適切なハードル設定をすること(できもしない”実践”による失敗は本⼈が潰れるだけ) 厳しいフィードバックばかりになるのならそれは、 ハードル設定が間違っている。本⼈が悪いのではない。
  41. ©toksato All rights reserved. おまけ まとめ まとめ︓「会社は実践の場」だからこそ意識すべきこと ⼤事 「失敗体験」に丁寧なフィードバックをすること ⇨

    できたこと、できなかったことを伝えること(そこではじめて、さまざまなものが⾝に付く) ⇨ 気分や気まぐれでフィードバックしないこと(⽬的はおだてることでも凹ませることでもない) ⇨ 部分点をあげるために、まず聞くこと(詳細な評価をするためには、まず本⼈がなぜそうしたのかが⼤事) ⼤事 「失敗体験のデザイン」をすること(その間に成功体験も混ぜる) ⇨ プレッシャーのかかる場を⽤意すること(それがあるから、持ってるものを総動員する) ⇨ 失敗体験を奪わないこと(せっかく⽤意しても失敗を未然に防いだら意味がない) ⇨ 適切なハードル設定をすること(できもしない”実践”による失敗は本⼈が潰れるだけ) 厳しいフィードバックばかりになるのならそれは、 ハードル設定が間違っている。本⼈が悪いのではない。
  42. ©toksato All rights reserved. おまけ︓キャリアパスについて おまけ会見をはじめます! ∧_,,∧ (`・ω・´) Uθ U

    / ̄ ̄| ̄ ̄\ |二二二二二二二| | | パシャ パシャ パシャ パシャ ∧∧└ ∧∧ ( )】( )】 / /┘ / /┘ ノ ̄ヽ ノ ̄ヽ
  43. ©toksato All rights reserved. おまけ︓「知識労働」の教育に重要なこと / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | ちしき | ∩_∩

    | | (´ー`) < 労働 | ( ) | | | | | | だるい | (___)__) \_____/
  44. ©toksato All rights reserved. おまけ おまけ デジタルマーケティングに限らず、会社仕事の⼤半は知識労働である ⇨ 「マーケティング戦略を練る」は⾔わずもがな ⇨

    説明資料の作成も「相⼿」に「伝わるよう」に考える必要がある ⇨ メールを1通送るのだって、⽂章を考えてつくらなければならない ⇨ デザインにしても、どの⾊に、どの形に、どんなサイズで・・・判断の連続 ⇨ ひとつひとつマニュアル化して「こうすればOK」なんて伝えていたら意味がない
  45. ©toksato All rights reserved. おまけ おまけ デジタルマーケティングに限らず、会社仕事の⼤半は知識労働である ⇨ 「マーケティング戦略を練る」は⾔わずもがな ⇨

    説明資料の作成も「相⼿」に「伝わるよう」に考える必要がある ⇨ メールを1通送るのだって、⽂章を考えてつくらなければならない ⇨ デザインにしても、どの⾊に、どの形に、どんなサイズで・・・判断の連続 ⇨ ひとつひとつマニュアル化して「こうすればOK」なんて伝えていたら意味がない 「思考⼒」 「判断⼒」 と を養う必要がある
  46. ©toksato All rights reserved. おまけ おまけ デジタルマーケティングに限らず、会社仕事の⼤半は知識労働である ⇨ 「マーケティング戦略を練る」は⾔わずもがな ⇨

    説明資料の作成も「相⼿」に「伝わるよう」に考える必要がある ⇨ メールを1通送るのだって、⽂章を考えてつくらなければならない ⇨ デザインにしても、どの⾊に、どの形に、どこサイズで・・・判断の連続 ⇨ ひとつひとつマニュアル化して「こうすればOK」なんて伝えていたら意味がない 「思考⼒」 「判断⼒」 と を養う必要がある そのために必要なのは︖
  47. ©toksato All rights reserved. おまけ おまけ 「思考⼒」 「判断⼒」 と を養うには

    ・答えを教える(こうしろ) ・やり⽅を教える(こうやればできる)
  48. ©toksato All rights reserved. おまけ おまけ 「思考⼒」 「判断⼒」 と を養うには

    ・答えを教える(こうしろ) ・⾃分でやり⽅を探せる「意欲」と「スキル」を持たせる ・やり⽅を教える(こうやればできる)
  49. ©toksato All rights reserved. おまけ おまけ 「思考⼒」 「判断⼒」 と を養うには

    ・答えを教える(こうしろ) ・⾃分でやり⽅を探せる「意欲」と「スキル」を持たせる ・やり⽅を教える(こうやればできる) いきなり答えを⾔うのではなく「どうしてそう思ったの︖」と常に聞くこと。 そうして「⾃分で考えて、やってみること」のスキルと楽しさを感じてもらうこと。 意外と、教える側の ⾃分の論理も⽳がある ことに気づいたりする
  50. ©toksato All rights reserved. おまけ おまけ 「思考⼒」 「判断⼒」 と を養うには

    ・答えを教える(こうしろ) ・⾃分でやり⽅を探せる「意欲」と「スキル」を持たせる ・やり⽅を教える(こうやればできる) いきなり答えを⾔うのではなく「どうしてそう思ったの︖」と常に聞くこと。 そうして「⾃分で考えて、やってみること」のスキルと楽しさを感じてもらうこと。 意外と、教える側の ⾃分の論理も⽳がある ことに気づいたりする 「⿂を与えるのではなく、釣り⽅を教えよ」 は、たぶん現代にあわない。この裕福な時代では、もう飢えてないから。 釣り⽅を教えたって、飢えてないから釣りをする必要がない。 教えなければならないのは、「釣り(=⾃分で考えて仕事をする)の楽しさ」。
  51. ©toksato All rights reserved. おまけ おまけ 「思考⼒」 「判断⼒」 と を養うには

    ・答えを教える(こうしろ) ・⾃分でやり⽅を探せる「意欲」と「スキル」を持たせる ・やり⽅を教える(こうやればできる) いきなり答えをいうのではなく「どうしてそう思ったの︖」と常に聞くこと。 そうして「⾃分で考えて、やってみること」のスキルと楽しさを感じてもらうこと。 真に必要なのは 🔥 内燃機関 を持たせること (⾔われずとも)⾃ら考え、仮説を⽴て 必要なことは⾃ら調べ、常に観察をして (「あれがない」「これがわからないからできない」と⽌まらない) それらを⽇々、楽しんで⾏えるマインド 思考の