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OSS licensing compliance activities at IP department

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June 11, 2019

OSS licensing compliance activities at IP department

OSSライセンスMeetUpの第3回として、知財部門から見たOSSライセンスについて、国内ITサービス企業の知財部門に所属する大内・大崎が講演したものです。
1. 「知財部門」とOSS
2. OSSライセンスとの格闘経験から(大内)
3. (元)特許部門担当の視点から(大崎)
https://sios.connpass.com/event/127704/

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June 11, 2019
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  1. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki Copyright 2019 Ouchi

    Yoshiko & Osaki Tadayuki 知財部門から見た OSSライセンス 2019年6月11日 OSSライセンスMeetup Vol.3
  2. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 1. 「知財部門」とOSS

  3. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 知財部門:「知的財産関連業務」を担当 特許権 意匠権

    商標権 著作権 不正競争防止 営業秘密、著名商標 等 契約/ OSSライセンス 3 ・ 権利確保/侵害予防/情報分析/契約支援 ・「ビジネス」の支援 :企業によりさまざま
  4. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 知財部門:「知的財産関連業務」を担当 特許権 意匠権

    商標権 著作権 不正競争防止 営業秘密、著名商標 等 契約 OSSライセンス ・ 権利確保/侵害予防/情報分析/契約支援 ・「ビジネス」の支援 :企業によりさまざま → 知財部門から見たOSSライセンスは? 4
  5. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 2. OSSライセンスとの 格闘経験から

    2019年6月11日 大内 佳子
  6. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 自己紹介  国内ITサービス企業の知財部門に勤務。

     社内で著作権や、契約での知財条項に関する相談対応を行う。 【OSS関連】  ライセンス遵守に関する社内支援を担当  社内でOSS関連のWGを立ち上げ活動中  社外での活動経験 IPAのリーガルWG: 「OSS ライセンス遵守活動の ソフトウェア ライフサイクル プロセスへの組込み」 SOFTICのOSS委員会: 「IoT時代におけるOSSの利用と法的諸問題 Q&A集」 オープンソースライセンス研究所(理事) 法務部門向けの「技術用語解説分科会」 ライセンス文を読み込む「ライセンス深堀り勉強会」 OpenChain JapanWG: FAQ作成Sub-WG 6
  7. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki OSSに関係した経験のご紹介(目次) (1)90年代 (2)2000年代

    (3)2010年代 最後に 7
  8. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki (1)90年代 パソコン通信からインターネットの時代へ フリーウェアが流行る

    コーポレート 知財部門 SE部門 ソフトウェア製品 開発部門 組み込み機器 開発部門 8
  9. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki (2)2000年代 徐々にOSSの時代へ コーポレート

    知財部門 SE部門 知財担当 これからはOSSの相談が どんどん増えて来るから、 SE部門の知財担当者が ライセンスをきちんと理解 できるようにしましょう。 まずは、ライセンス文章の 読み合わせから始めましょう。 9
  10. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki NEW BSD LICENSE

    Copyright (c) <YEAR>, <OWNER> All rights reserved. Redistribution and use in source and binary forms, with or without modification, are permitted provided that the following conditions are met: * Redistributions of source code must retain the above copyright notice, this list of conditions and the following disclaimer. * Redistributions in binary form must reproduce the above copyright notice, this list of conditions and the following disclaimer in the documentation and/or other materials provided with the distribution. • Neither the name of the <organization> nor the names of its contributors may be used to endorse or promote products derived from this software without specific prior written permission. THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE COPYRIGHT HOLDERS AND CONTRIBUTORS "AS IS" AND ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL <COPYRIGHT HOLDER> BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE 10
  11. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki NEW BSD LICENSE(参考和訳)

    Copyright (c) <年>, <所有者> All rights reserved. ソースコード形式かバイナリ形式か、変更するかしないかを問わず、以下の条件を満たす場 合に限り、再頒布および使用が許可されます。 ・ ソースコードを再頒布する場合、上記の著作権表示、本条件一覧、および下記免責条項を 含めること。 ・ バイナリ形式で再頒布する場合、頒布物に付属のドキュメント等の資料に、上記の著作権 表示、本条件一覧、および下記免責条項を含めること。 ・ 書面による特別の許可なしに、本ソフトウェアから派生した製品の宣伝または販売促進に、 <組織>の名前またはコントリビューターの名前を使用してはならない。 本ソフトウェアは、著作権者およびコントリビューターによって「現状のまま」提供されて おり、明示黙示を問わず、商業的な使用可能性、および特定の目的に対する適合性に関する 暗黙の保証も含め、またそれに限定されない、いかなる保証もありません。著作権者もコン トリビューターも、事由のいかんを問わず、 損害発生の原因いかんを問わず、かつ責任の根 拠が契約であるか厳格責任であるか(過失その他の)不法行為であるかを問わず、仮にその ような損害が発生する可能性を知らされていたとしても、本ソフトウェアの使用によって発 生した(代替品または代用サービスの調達、使用の喪失、データの喪失、利益の喪失、業務 の中断も含め、またそれに限定されない)直接損害、間接損害、偶発的な損害、特別損害、 懲罰的損害、または結果損害について、一切責任を負わないものとします。 11
  12. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki BSDライセンスの不思議 「変更するかしないかを問わず」って、 結局、変更を許諾するってこと?

    「現状のまま」って、普通、現状の ままだと思うけど、逆に現状じゃない ケースってどういう場合? 条件一覧や免責などを「含める」って、 どういうこと? “retain”と”reproduce”で何か違う? 変更を許諾するのに、ソースコード は出さなくてもいいの? 製品でBSDのOSSを利用したら、 BSDライセンスをユーザへの使用 条件として提示するってこと? サブライセンスは許諾されている? 12
  13. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki BSDライセンスを調査 ライセンス全体を添付しておけば、 自由に使えるという解釈が多いみたい。

    製品でOSSを利用しているけど、 ライセンスについては、「ユーザの 使用条件ではありません。」と明記 しているベンダーも。 著作権を表示しておけば、自由に使える と説明している市販本も。 変更すれば、二次的著作物として、 ライセンスを変更できるとの解釈は リーズナブルなように思うけど…。 でも、ソースを出さないなら、ユーザ からの見た目は変わらない。 結局、郷に入っては、郷に従え!! でも、トラブルになるリスクはできるだけ 下げたい。 セミナーで弁護士に質問してみる と、「ライセンスを付けておけば、 何でもできると考えている人がい るけど、そうじゃない」との答え。 ネットでは、ライセンス違反を指 摘されているベンダーも。 13
  14. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki  社内コミュニティ活動が活発な時代へ 

    いよいよOSSの相談案件が増加 ⇒ 相談対応のシステム化へ (3)2010年代 理想的な姿は? 1. SEが自らOSSのライセンス条件の遵守可否を判断できる 2. OSSの情報を顧客向けのドキュメントに記載できる 3. OSSの利用をお客様との契約に反映できる 4. 責任者が上記 1~3 の対応を確認できる 5. 上記 1~4 の記録を残せる 14
  15. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki ・ビジネス形態 ・OSS情報 ・利用方法

    プロジェクト 登録 専門家による 個別確認 リスク高 ・リスク判定 ・ライセンス条件の 遵守事項 ・必要なアクション ・アクションの 実施確認 OSS自己チェックシステム 出力 チェック 入力 【責任者】 完了確認 OSS DB 社内システム化 15
  16. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki OSSのDB化のためのライセンス調査 フォルダの中にLICENSEファイルがあり、それと は別に、さらに中のフォルダにもLICENSEファイ

    ルがある。 どこまで階層をたどればいいのぉ。。。 OSSのバージョンが変わると、 ライセンスも変更されているもの がある。 ソースのコメントに書かれてるものも。 冒頭にあればいいけど、途中や最後に 書かれているものもあるみたい。 OSS開発者は、もっと分かり易く書いて くれないかなぁ。 ダウンロードしたファイルに含まれる ライセンスと、サイトに記載された ライセンスが異なる。 サイトには、最新版のライセンスしか 掲載されていないみたい。サイトの 情報だけで判断するのは危険!! LICENSE, COPYING, READMEに ライセンスが記載されていることが多い みたい。 同じ名称・バージョンなのに、ダウンロード サイトが違うとライセンスが違うものがある みたい。 16 ダウンロードしたソースとバイナリで も中に含まれるライセンスファイル が異なるものがある。
  17. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 社内横断WGの立ち上げへ コーポレート 知財部門

    SE部門 ソフトウェア製品 開発部門 組み込み機器 開発部門 師匠が いなくなっちゃったぁ。 17
  18. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki IPAリーガルWGへの参加 コーポレート 知財部門

    SE部門 代わりに、IPAリーガル WGのメンバになってね! IPAリーガルWGで作成に参画: 「OSS ライセンス遵守活動のソフトウェアライフ サイクルプロセスへの組込み」 むーりー! 18
  19. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki SE部門からコーポレート部門へ • OSSの社内システムを全社へ展開

    • 社外コミュニティ活動が活発に! コーポレート 知財部門 SE部門 ソフトウェア製品 開発部門 組み込み機器 開発部門 19
  20. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 「OSSコミュニティ参加ガイドライン」作成 目的 OSSコミュニティへプログラム等を投稿する際の、

    社内手続きやソフトウェア開発者が遵守すべき事項、 社内関連部門の役割を明確にすること 対象 既存のOSSに反映するためにOSSコミュニティへ プログラムやドキュメント等の投稿を行う部門、 開発者等の関係者を対象とする 構成 第1章. OSSコミュニティへの参加申請 第2章. プログラム投稿時の自己チェック ※詳細は、こちらを参照ください。 Japan Technical Jamboree 60:Date: March 17th/ 日付: 3月17日(金) 【CEWG】OSSコミュニティ参加について.PDF 20
  21. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki OSSライセンス研究所(OLL)での活動(1) 技術用語が分からなくて 困ってるんです。

    それじゃあ、技術用語の 用語集を作成する分科会 を立ち上げましょう。 「OSSライセンスを理解するためのIT用語の基礎知識」 (法務・知財部門向け)」 Ver.3 2019年3月公開 ・2015年:「技術用語解説分科会」の立ち上げ 21
  22. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki <用語一覧> 1.ファイル 2.ソースコード、コンパイル、バイナリコード

    3.インタプリタ 4.スクリプト言語 5.対話(インタラクティブ)モード 6.関数 7.コールする 8.ライブラリ 9.システムライブラリ 10.モジュール 11.動的リンク(ダイナミックリンク) 12.静的リンク(スタティックリンク) 13.インポート、インクルード 14.ヘッダファイル 15.プロセス 16.スレッド 17.fork 18.exec 19.forkとexecの組み合わせ 20.パイプ 21.ソケット 22.共有メモリ 23.コマンドライン引数 24.バイパス 25.データ構造(構造体) 26.セマンティクス 27.API(Application Programming Interface) 28.システムコール 29.メモリ空間 30.カーネル 31.カーネル空間とユーザ空間 32.シェル 33.ラップ(wrap)する・ラッパーを介する 34.SDK(ソフトウェア開発キット) 35.プラグイン 36.ローダブル・モジュール 37.MODULE_LICENSE (“ライセンス名称") 38.EXPORT 39.Java言語 40.JDKとJREの違い 41.JavaScript 42.クラスとインスタンス 43.Javaのクラスの実行時の動き(メモリ空間の動き) 44.Javaのインライン化(インライン展開) 45.コールバック 46.データベースへのアクセス方法 47.SQLインジェクション攻撃 48.クロスサイト スクリプティング 「OSSライセンスを理解するためのIT用語の基礎知識」 (法務・知財部門向け)」Ver.3 22
  23. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki OSSライセンス研究所(OLL)での活動(2) 次は、ライセンスの読み込み 千本ノックをやったらどう

    ですか? それじゃあ、ライセンス文書を 読み込む勉強会を開催しましょう。 勉強会では: • 著名なライセンス文書の読み込みを行う。 • お互いに疑問点について、意見交換をする。 • 最後に一覧表にまとめる。 • 2016年:「ライセンス深掘り勉強会」の立ち上げ 23
  24. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki <対象ライセンス> 1. MIT

    LICENSE 2. ISC LicenseV1.0 3. (new) BSD LICENSE 4. (old) BSD LICENSE 5. PHP License 6. OpenSSL License 7. The zlib License 8. APACHE LICENSE v1.1/v2.0 9. IPLv1.0/CPLv1.0/EPLv1.0 10. CDDL v1.0/1.1 11. MPLv1.1/MPLv2.0 12. Artistic License v1.0/v2.0 13. GPLv2 14. LGPLv2.1 15. GPLv3 16. LGPLv3 17. AfferoGPLv3 18. EPL v2.0 19. GNU Free Documentation License 赤:勉強予定 黒:勉強済 OLL「ライセンス深掘り勉強会」 24
  25. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 一覧表サンプル(MITの例) (注)一覧表は勉強会の参加者で検討した結果です。 解釈する際の前提条件によって、異なる結論になることも有り得ます。

    OLL「ライセンス深掘り勉強会」 25
  26. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 各ライセンスのQAサイトなど(GNU関連) GNUライセンスに関してよく聞かれる質問 http://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.ja.html

    GNU GPL v2.0に関してよく聞かれる質問 https://www.gnu.org/licenses/old-licenses/gpl-2.0-faq.ja.html さまざまなライセンスとそれらについての解説 https://www.gnu.org/licenses/license-list.ja.html GNUライセンスに対する例外規程 https://www.gnu.org/licenses/exceptions.ja.html JavaScriptの罠 https://www.gnu.org/philosophy/javascript-trap.ja.html JavaScriptのライセンス・ウェブ・ラベル https://www.gnu.org/licenses/javascript-labels.html GCCランタイムライブラリ例外とFAQ https://www.gnu.org/licenses/gcc-exception-3.1-faq.html 26
  27. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 各ライセンスのQAサイトなど(その他) Apache Software

    Foundation: FREQUENT QUESTIONS ABOUT APACHE LICENSING http://www.apache.org/foundation/license-faq.html Common Public License (CPL) に関する FAQ https://www.ibm.com/developerworks/jp/opensource/library/os-cplfaq.html Eclipse Public License 1.0 (EPL) Frequently Asked Questions http://www.eclipse.org/legal/eplfaq.php Eclipse Public License (EPL) Frequently Asked Questions https://www.eclipse.org/legal/epl-2.0/faq.php WTFPL:Frequently Asked Questions http://www.wtfpl.net/faq/ Server Side Public License FAQ https://www.mongodb.com/licensing/server-side-public-license/faq Artistic License v2.0の作者インタビュー https://web.archive.org/web/20150905151027/https://www.theperlreview.com/Interviews/allis on-randal-artistic-license.html 27
  28. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki SOFTIC(ソフトウェア情報センター)での活動 ・2015年:IoT時代におけるOSSの利用と法的リスクに関する検討委員会に参加 成果物(2018年3月公開):

    「IoT時代におけるOSSの利用と法的諸問題 Q&A集」 • 弁護士、ベンダが協力して作成 • ベンダの疑問をQA集として公開 • どこの法律が適用されるかと いう越境問題、 • 特許条項を持つライセンスの 許諾内容の解釈 などなど さすがに弁護士さんはすごい!! 28
  29. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki OpenChain Japan WGでの活動

    <OpenChain> 【目的】:OSSサプライチェーン全体にわたるコンプライアンスの信頼を築く ・仕様:企業が組織内に確立すべきコンプライアンスプログラムの要件を定義 ・適合:上記仕様への適合を自己認証 ・カリキュラム:社内教育用のPPT教材 <OpenChain Japan WG> • Planning サブグループ • サプライチェーン上流向けリーフレット サブグループ • 役割向け教育資料 サブグループ • 組織間のライセンス情報授受 サブグループ • プロモーション サブグループ • Tooling サブグループ • FAQ サブグループ ⇒ 「OSSライセンス関連でよくある誤解v2」 29
  30. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 最後に 理想的な姿は? 

    システム化で、工数を掛けずにOSSを利活用できるようにしたい!  優秀な技術者が事務作業で工数を取られるのはもったいない。 1. ライセンスや著作権情報を簡単に抽出できるようにする 2. OSS情報を記載した顧客向けドキュメント、ファイルを 自動作成する 3. 自社プログラムにOSSライセンスが伝播する等、確認が 必要な場合は、アラームをあげる OSS開発者の皆さん、ご協力ください!! OSSのソースコードにライセンス情報(SPDXの識別子)を 記載してください。 (配布時はライセンス文書を付けるのも忘れずに!!) あくまで 個人の意見です 30
  31. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki END ご清聴、ありがとうございました。

  32. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 3. (元)特許部門担当の 視点から

    2019年6月11日 大崎 雅行
  33. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 自己紹介  国内ITサービス企業の知財部門に勤務。

     社内で著作権や、契約での知財条項に関する相談対応を行う。 【特許関連業務】(~2018年9月) 以下の分野の出願・権利化・交渉を担当 ・通信関連分野(光通信/光デバイス、移動体通信制御/端末) ・ソフトウェア関連分野(ミドルウェア、パッケージソフト、SI関連) ・研究開発分野(生体認証、人工知能) その間、以下に携わる ・米国法律事務所(ワシントンDC)での研修 ・ (財)知的財産研究所での特許庁委託調査研究 【OSS関連】  OpenChainプロジェクトにおいて、所属会社からの理事会メンバーと して活動 33
  34. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 特許のしくみ 34 出願

    「発明」が対象 出願後に公開(通常 18ヶ月) 国ごとの制度 特許庁での審査を経て登録 ・新規性&進歩性: 発表・発売前に出願 ・記載要件(サポート要件、実施可能要件) 活用、権利維持 登録された権利範囲での権利行使: ・差し止め請求 ・損害賠償請求 権利維持:出願より最大20年
  35. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 特許のしくみとお金 35 出願

    「発明」が対象 明細書作成費用 出願後に公開(通常 18ヶ月) 国ごとの制度 翻訳費用・現地代理人費用 特許庁での審査を経て登録 権利化費用(国内外) ・新規性&進歩性: 発表・発売前に出願 ・記載要件(サポート要件、実施可能要件) 活用、権利維持 登録された権利範囲での権利行使: ・差し止め請求 弁護士費用 ・損害賠償請求 権利維持:出願より最大20年 維持年金
  36. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 特許のしくみとお金 36 出願

    「発明」が対象 明細書作成費用 出願後に公開(通常 18ヶ月) 国ごとの制度 翻訳費用・現地代理人費用 特許庁での審査を経て登録 権利化費用(国内外) ・新規性&進歩性: 発表・発売前に出願 ・記載要件(サポート要件、実施可能要件) 活用、権利維持 登録された権利範囲での権利行使: ・差し止め請求 弁護士費用 ・損害賠償請求 権利維持:出願より最大20年 維持年金 管理が重要 特許庁の審査というフィードバック 最大のコスト:評価コスト 出願・中間・権利化後…
  37. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 研究/開発で生じた知財の有効活用 研究&開発部門からの発明の権利化、活用 知財活動の位置づけ

    他社の知財の尊重と対応 製品出荷に伴うクリアランス ライセンス交渉 動けば「結果」が見えてくる 37 特許部門
  38. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 面白さ 世の中に出ていない「研究・開発」 1件ごとに審査結果というfeedback

    「特徴ある」方々との仕事 要求(やりがい・充実・辛さ) 相談内容を権利化するための勉強&理解 短手番での出願、種々の分析 さまざまな意図(戦略・ノルマ・自己顕示 etc.) 38 特許部門担当
  39. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki コンプライアンス 会社として適正にOSSを利用する 契約における知財条項の確認

    実ビジネスを止めない仕組み&活動 OSSライセンス 個別のライセンスの理解 対象となる技術/ビジネスの理解  プログラム  コンテナ、クラウド、IoT  ハッカソン、AI学習データ、レベニューシェア 「門番」の難しさ・「事前に塞いだ穴」は見えにくい 39 OSSコンプライアンス部門
  40. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 面白さ OSSコミュニティに触れる 

    開発だけではない、OSSへのかかわり OpenChain OIN(Open Innovation Network) 要求(やりがい・充実・辛さ)  「OSSへの取り組み」支援の価値は?  社外との協力 40 OSSコンプライアンス部門担当
  41. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki 社外の方々との協力 OpenChainプロジェクト 所属会社:プラチナメンバーに(2019年2月)

    具体的な活動  理事会のメンバーとして参加  Japan WGで各企業の方々と共同検討、議論 面白さ OSSコンプライアンス推進もコミュニティ貢献  各社のOSSコンプライアンスへの取り組みを支援する 活動は、OSSのコミュニティ全体に対する貢献  失敗事例(含ヒヤリハット)の共有が可能  共同で、対応策・教育・仕組みについて検討可能 41
  42. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki さいごに 42 知財部門の中のそれぞれで働いて

    特許部門 OSSコンプライアンス部門 共通すること、異なること 会社としての価値、個人としての貢献 個人としての取り組み、組織としての仕組み
  43. Copyright 2019 Ouchi Yoshiko & Osaki Tadayuki END ご清聴、ありがとうございました。