GO株式会社のSaito Tomokiが、地図やナビアプリの「POI(地点)検索」の裏側で起きている課題と、その解決へのアプローチを明かす技術資料です 。
「とうきょうえひ」と検索したら、0件。
多くのユーザーが経験するこの「検索ヒットしない」問題。実は、この検索システムは「検索速度」を最優先する特定のアルゴリズム(B+tree)を採用しているため、少しの誤字・脱字も許容しにくいというジレンマを抱えていました 。
では、システムの強みである「速度」を維持したまま、どうすれば「とうきょうえひ」を「とうきょうえき」だと認識させられるのでしょうか?
本資料では、単なる「表記ゆれ(全角/半角など)」や「別名(通称)」の対応といった一般的な改善策に留まらず、厄介な「純粋な入力ミス」 にどう立ち向かったのかが語られます。
最大の鍵は、資料の後半で明かされる「分析ログ」 の活用法。
ユーザーが検索に失敗し、最終的に“手動で”地図上から目的地を設定した行動ログ にこそ、解決のヒントが隠されていました。
一体どのようなログを、どう分析すれば 、ユーザーの「入力ミス」と「本当に探したかった場所」 を結びつけられるのか? その具体的な「戦い」の全貌が、ここに記されています。