「パタパタプロジェクト」なる社内プロジェクトにおいて、IoT CoreとRekognitionを組み合わせてAWSのソリューションを活用した事例
~パタパタプロジェクト~2023-09-16四 国 ク ラ ウ ド お 遍 路 2 0 2 3株式会社ディーネット 寺井 俊喜(テライ トシキ)1AWSを活用して手軽に画像分析を実装した
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自己紹介2• 名前- 寺井 俊喜(テライ トシキ)• 所属- 株式会社ディーネット(2022/12~)- クラウドビジネス部 アーキテクト課• 好きなこと- 音楽、猫、お酒、ゲーム、効率化• 好きなAWSサービス- Amazon EventBridge• SNS/ブログ- Twitter(@TeraiToshiki)- DENET技術ブログ(t.terai) follow me !!1年後
会社概要Copyright © Digital-Effect Network CO.,LTD. All Rights Reserved.3
ディーネットについてCopyright © Digital-Effect Network CO.,LTD. All Rights Reserved.4
目次5
目次61.パタパタプロジェクトとは2.完成品の紹介3.構成について4.苦労した点や今後の課題
そもそも「パタパタ」って何?7
「パタパタ」とは8• 正式名称• 反転フラップ式案内表示機フラップが一斉に回転する音が特徴的で「パタパタ」とも呼ばれている
パタパタプロジェクトとは9
パタパタプロジェクト(第一期)10• 社内の有志が集って発足(4名)主目標:パタパタを自動で動かしてランダムにサービス表示
パタパタプロジェクト(第一期) - 完成品11• ラズパイによるモーター制御で一定間隔ごとにパタパタ• パタパタの自動制御を実現「日経クロステックNEXT関西2023」での展示
パタパタプロジェクト第二期12
パタパタプロジェクト(第二期)13• 有志を募って規模拡大(4名→9名)主目標: AWSと組み合わせて会社としてのアピール材料に→いっぱいAWS触りたい!!!
パタパタプロジェクト(第二期) - 課題14• AWSのソリューションと組み合わせたい• 任意のトリガー制御でインタラクト性を持たせたい• パタパタで出た結果(面)を認識できないIoT CoreAPI Gateway CloudFront S3Rekognition Lambda
完成品15
16
上から見た図17モーター回転 パタパタを回すパタパタモーターモニターボタンカメラパタパタの出た面を写真撮影DENETのサービス名などを表示入力待機画面・分析結果を表示ダミーボタン※実際にはお使いいただけません。
デモ映像18
構成について19
20AWS 構成図
21AWS 構成図 – 一連の動作(画像分析)
AWS 構成図 – REST API トリガー22• 「S3」に配置した起動用ページを「CloudFront」経由で配信• 「API Gateway」で起動用の「Lambda」をトリガー• 「IoT Topic」に特定のメッセージをパブリッシュ• ラズパイ側で特定のトピックをサブスクライブして、メッセージに応じてモーター回転(Python)
API Gateway – 統合リクエストコンソール画面が新しくなってた
AWS 構成図 – 画像分析24• 「IoT Core」経由でAWSの各サービスと連携( MQTTプロトコル)• 「Rekognition カスタムラベル」を使用した画像分析機能により出た面を認識可能に• 「Lambda」でRekognitionからの分析結果を元に画像処理結果をIoT Topicにパブリッシュ
IoT Core – Rule & Action
Rekognition カスタムラベル – トレーニング
Rekognition カスタムラベル – 処理結果28検出したラベル 日時ラベルテキストバウンディングボックス画像内で検出されたアイテムの境界ボックス処理した日時ラベルに対応したテキスト
AWS 構成図 – 異常検知&アラート29• 「IoT Events」でモーターの不具合を検知• 「Health Dashboard」から発行されるIoT関連のサービス異常を「EventBridge」ルールで制御• 「CloudWatch Logs メトリクスフィルター」でLambdaの特定のエラーメッセージを検知→SNSで運用チームに通知
Health Dashboard →EventBridge →SNS30
「IoT Events」によるデバイスの異常検知31
源泉かけ流しの湯 – Slackにて開発者や運用担当に通知32
構成まとめ33
苦労した点と今後の課題34
苦労話 – プロジェクトの推進35• しっかり計画化して進めたい慎重派• とりあえず走り出そう精神の大胆派PMやリーダーなどの役割を定める(立候補)↓有志の集まりなのでフラットな組織構造↓指揮命令系統が曖昧対立
今後の課題 やりたいこと36• Rekognition – 画像分析• 学習精度の向上 (たまにミスる。)• 一連の処理速度の改善 (ちょっと遅い。)• コスト最適化 (結構高い。)• AWSのベストプラクティスに近づける• セキュリティ向上 (誰でもパタパタできちゃう。)• 開発環境整備(CI/CD) (Lambdaコンソールで更新大変。)• プロジェクト推進力の向上• プロジェクトコントロール(プロジェクトスムーズに進めたい。)• コミュニケーション能力 (みんな仲良く。)
ご清聴ありがとうございました。株式会社ディーネット 寺井 俊喜(テライ トシキ)AWSアドバンストコンサルティングパートナー37DENETではパタパタPJ第三期メンバーを募集しています