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Agentic Coding 実践ワークショップ

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January 22, 2026

Agentic Coding 実践ワークショップ

某所での研修資料です。初学者向け・3~4時間を想定しています。
出張も可能ですので、ご依頼お待ちしております。

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watany

January 22, 2026
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  1. 講師紹介 渡邉 洋平(@watany) • 所属:NTTテクノクロス株式会社 ◦ 「AWS 500 APN Certification

    Distinction」 ◦ AWS Ambassadors(2024〜) • 対外:JAWS-UG東京(AWSコミュニティ) 運営 • 「なんでAWSの⼈を連れてきたんですか?」 https://jawsug.connpass.com/event/316451/ 2
  2. 講師紹介 Coding Agent 関連の活動 - 2025’s Most Viewed Speaker Deck

    Presentations:4位 - CodeZine(翔泳社)寄稿 - Developers Boost 2025(U35向けデ ブサミ) :ベストスピーカー3位 - ※今回の内容も含んだ書籍:執筆中 3
  3. カリキュラム 1. Vibe Coding 体験 - GitHub Codespaces, GitHub Copilot(Agent)

    2. Agentic Coding 体験 - Agents.md, Agent Skillsなど 3. 仕様駆動開発 - Spec Kit Appendix. Planと仕様駆動開発の関係 4
  4. Vibe Codingとは Andrej Karpathy(OpenAI共同創業者)がXで提唱した概念 (2025/2) https://x.com/karpathy/status/1886192184808149383 要約 > 「vibe coding(雰囲気コーディング)」

    と呼んでいる新しいタイプのコーディン グをしている。 > 雰囲気に完全に身を任せ、指数関数 的な進化を受け入れ、もはやコードの 存在すら意識しないやり方だ。 6
  5. Vibe Coding =「コーディングレスのプログラミング」 - 狭義Vibe Coding (Andrej Karpathy提唱) - キーボードレス・音声での指示、全てを承認

    - 広義Vibe Coding - Agentに委ねてプロセス(How)に介入しない - 生成されたコードは読まない - 要求を指示し続ければバグはいつか直る 8 Vibe Codingとは
  6. GitHub Codespaces - ブラウザからアクセスできるク ラウドベースの開発環境 - VS Code(Local)、 CLIでも -

    GitHubとのインテグレーション - リポジトリページから直接起 動が可能 - GitHubへの認証やリポジト リ連携の追加設定が簡易 GitHub Codespaces とは https://docs.github.com/ja/codespaces/about-codespaces/what-are- codespaces 19
  7. GitHub Codespaces - 起動 1. リポジトリ作成 - 遷移先で緑色の「New」ボタンをク リック。 -

    右図を参考に入力し「Create Repository」ボタンを押す。 - Branch名 :2026-0121-AgenticCoding - Choose visibility:Public - .gitignore:Node - Licence:MIT 21
  8. GitHub Copilot (Agent) VS Code上で動作する“エージェント型”のCopilot機能群 - 自然言語の指示を受けて、複数ステップ(複数ファイル変更・ テスト実行・修正反復など)を自律的に進める - 注意:類似サービス

    - GitHub Copilot (Agent) :「同期型・ローカル実行」 - 類似:Cline, Cursor, Kiro - GitHub Copilot Coding Agent:「非同期型・リモート実行」 - 類似:Devin, Jules, Claude Code on Web 27
  9. GitHub Copilot (Agent) - 起動 0. 前提 - 以降、画面右の以下の画面からの操作が 多くなります。

    - 狭いと感じる方はウインドウを 左に広げても良いです。 28
  10. GitHub Copilot (Agent) - 起動 1. 事前設定 モード:「Agent」 モデル:「Claude Haiku

    4.5」 ※モデルを選択できない場合はVS Code Extentionか ら「GitHub Copilot」をインストール 29
  11. Vibe Coding練習 - 「ハノイの塔アプリ」に機能を追加しましょう。 - 追加機能 - 1. ハノイの塔ゲームをクリアできないお友達がいます。Autoモー ドを作ってください。

    - 2. 円盤の接地時に大きなエフェクトを付けたい。アメリカンコミック のようなデフォルメされた大きなもの。 - 3. ストーリーモードを作りたい。小学生向けで面白い、ワクワクす るような冒険の物語。 - 4. タイムアタック機能を作りたいです。DBに保存してお友達とラン キングで遊べるようにしてください。 39
  12. まとめ - Vibe Codingについて理解できる - Vibe Codingに使った環境・エージェントについて理解できる - GitHub Codespaces,

    GitHub Copilot (Agent) - Vibe Codingの進め方について理解できる - 指示、承認 - コミット - 追加指示、修正依頼 45
  13. AWS re:Invent 2025 Keynote抜粋 (和訳)「Vibe Codingは良いものです。ただし、何が構築さ れているかに細心の注意を払う場合に限り。IDEでレバー を引けば何か良いものができるだろう、なんてことはでき ません。」 「それはソフトウェアエンジニアリングではなく、ギャンブル

    です。」 Werner Vogels Hands Out Newspapers at His Final Re:Invent Keynote. The Man Who Built the Cloud Isn't Done Teaching. https://www.implicator.ai/werner-vogels-hands-out-newspapers-at-his-likely-final-re-invent-the-man-who-built-the-cloud-isnt-done-teaching/ Dr. Werner Vogels, VP & CTO at Amazon.com 47
  14. Vibe Codingの課題 - 要求と出力結果のギャップ - コードが「動く」と「動かない」の間に「動くけど気になる」が沢山ある - 成果物に「Explainability(説明可能性)」が十分にあるか - 人間というボトルネック

    - Agentの速度感において、ボトルネックは人間のレビュー工程 - 品質の合意が不十分だと人間のチェック回数・時間が増加 - Step By StepでAgentを承認すると確実で安全だが、遅い。 54
  15. Agentic Codingとは 「反Vibe Coding」としての、Agentと共同するスタイルの開発 > Agentに委ねてプロセス(How)に介⼊しない - ⇔ チームのプロセスでAgentに開発させる >

    ⽣成されたコードは読まない - ⇔ エージェントの⽣成物もメンバと同様にレビュー > 要求を指⽰し続ければバグはいつか直る - ⇔ エージェントと共にバグの根拠を探索する 57
  16. Agentic Coding - 1. ガードレール - おさらい:Agentのボトルネックは人間のレビュー工程 - エージェントに安心して委ねられるほどループが高速で回る -

    安心してエージェントに委ねるには - ファイルが消えたらどうしよう:バージョン管理システム - ファイルが壊されたら/権限昇格されたら:環境分離 61
  17. ハンズオン - 1. ガードレール ハンズオン:実施済 - 実は既にVibe Codingで実践している - バージョン管理システム:Git

    (GitHub) - 環境分離:WebIDE (GitHub Codespaces) ※バージョン管理システムはLLMの学習量や、Agentの 並列実行なども考慮し「Git」が好ましい。 62
  18. ハンズオン - 2. 品質ゲート 1.以下のプロンプトをコピーして Copilot Agentに依頼してください。 — React +

    Vite + TypeScriptのbootstrapリポジトリを作成してください。 要件: - Node.js v24 (.nvmrc) - React 19 + Vite 6 - TypeScript 厳密モード - Biome (linter/formatter) - Vitest(Test) - npm scriptsは dev, build, typecheck, lint, lint:fix, test, test:coverage を用意。 68
  19. ハンズオン - 2. 品質ゲート 2. 以下のコマンドを実行して設定が完了したことを確認します。 $ npm install $

    npm run test ※動かない場合は「実行したコマンド」と「出力されたエラーメッセージ」をコ ピーし、Agentへ追加入力して解決を依頼します。 69
  20. カスタム指⽰ファイル - 「プロジェクト固有の知識」や「ルール」を記載する - = エージェント⽤のREADMEファイル - ⻑期記憶としても表現される - ⼀般的Tips

    - 不要な内容は書かず、記述は最⼩に留める - 否定形を避ける - 役割付与、品質指定をしない - e.g. あなたは◦◦です〜、最⾼品質の〜 74
  21. AGENTS.md - ”カスタム指⽰”の共通規格 - Claude Codeは⾮採⽤ - 規約 - Markdown形式

    - 配置場所 - プロジェクトルート - 各フォルダ - 競合時は最も近いものを読込 Agents.md https://agents.md/ 77
  22. AGENTS.md - 記載イメージ - Setup〜:各種コマンド - Code style:コーディング規約 - 常に使うものを書く

    - 特定のジョブ‧ワークフローで のみ使うものは、後述の 「プラグイン‧拡張」で Agents.md https://agents.md/ 78
  23. ハンズオン - 3. カスタム指⽰ 1. AGENTS.mdファイルの準備 $ touch AGENTS.md 2.

    AGENTS.mdファイルの記載 左のタブからファイル (AGENTS.md)をクリックし、サン プルのルールを書きこむ — ## 共通ルール - 語尾に必ず⾳符を付ける 79
  24. ハンズオン - 3. カスタム指⽰ 4. 開発に機能するルールを書き込む(1/2) — ## TDDサイクル 各機能は以下のサイクルで実装します。

    1. Red: テストを書く(失敗する) 2. Green: 最⼩限の実装でテストを通す 3. Refactor: コードを改善する ## イテレーション単位 - 機能を最⼩単位に分割し、各イテレーションで1つの機能を完成させます。 - 各イテレーションでbuild, test, lintなどを⼀通りパスしたことを確認し、コミット。 81
  25. ハンズオン - 3. カスタム指⽰ 4. 開発に機能するルールを書き込む(2/2) — ## Tidy First?

    (Kent Beck) 機能変更の前に、まずコードを整理(tidy)するかを検討します。 原則: - 構造的変更と機能的変更を分離する: tidyingは別コミットで⾏う - ⼩さく整理してから変更する: ⼤きなリファクタリングより、⼩さな整理を積み重ねる - 読みやすさを優先: 次の開発者(未来の⾃分を含む)のために整理する 82
  26. ハンズオン - 3. カスタム指⽰ ※4.のルールは時間がかかるので ハンズオン5で同時に確認します。 - 期待する動き - ハンズオン2の資材に従って

    React + Viteで動く - TDD, あるいはテストファース トで動く - 利⽤するモデルの性能上、単 に「テストを忘れない」程度 の動きをする(右図) 83
  27. Appendix. カスタム指⽰に何を書くか - 「Generate Agent Instructions」 をクリックすれば、指⽰ファイル を⾃動⽣成できます。 - リポジトリの状況を記載すること

    は⼤切ですが、更新に追従できて いなかったり、過剰な記載は逆効 果に働きます。 - ※後述の「Context Engineering」と関連 85
  28. Agentic Coding - 4. プラグイン‧拡張 「◦◦の観点でレビューをして」など定期的に利⽤するプロンプト をプラグイン‧拡張として扱うことができる - カスタムスラッシュコマンド -

    定型プロンプトの呼び出し、ショートカット - カスタムエージェント(Sub Agent) - サブプロセスへタスクを委譲、独⽴したエージェント - Agent Skills - 必要な時に呼び出す専⾨知識のパッケージ - 本⽂/参考⽂献/ツール/アセット 87
  29. Agentic Coding - 4. プラグイン‧拡張 これらの疑問は「Context Engineering」を理解することで解消され ます。 - なぜスラッシュコマンドの内容を「カスタム指⽰ファイル」に

    書かないのか? - なぜカスタムエージェントに分離する必要があるのか? - なぜSkillsは「必要な時だけ」読み込まれるのか? 88
  30. LLMが参照できる範囲 - Context:プロンプト + 外部情報 - Context Window:LLMの 理解できるトークンの総量 -

    つまり、LLMとの「会話」 において、総トークン数が Context Window以内であ る必要がある Context Engineering https://blog.langchain.com/context-engineering-for-agents/ 90
  31. Contextを巡る問題 - Lost in the Middle "Lost in the Middle:

    How Language Models Use Long Contexts." https://aclanthology.org/2024.tacl-1.9.pdf Promptの最初と最後の情報に影響される ≒ 中間の情報が⽋損する 91
  32. Contextを巡る問題 - Multi-Turn Conversation LLMs Get Lost in Multi-Turn Conversation

    https://arxiv.org/abs/2505.06120?ref=cline.ghost.io 会話のターンが嵩むと、Contextが⽋損する 92
  33. Context Engineering 「LLMという関数」の⼊⼒ / 出⼒管理 = Context Engineering 12-Factor Agents

    -3. Own your context window https://github.com/humanlayer/12-factor-agents/blob/main/content/factor-03-own-your-context-window.md 93
  34. Context Engineering コンテキストを書く / 選ぶ / 縮める / 分ける ための技術

    Context Engineering https://blog.langchain.com/context-engineering-for-agents/ 94
  35. ハンズオン - 4. プラグイン‧拡張 プラグイン‧拡張は「コンテキストを分離する」ための機能 - 必要な時だけ使う、不要な時は切り離す 本ハンズオンでは「Agent Skills」を取り扱います -

    カスタムスラッシュコマンド → 後述の「Spec-Kit」にて - カスタムエージェント(Sub Agent) → 後述の「Planモード」にて - Agent Skills → 本ハンズオン 96
  36. Agent Skills ”専⾨知識”の共通規格 - Agentが判断して利⽤する 「振舞い⽅ + 知識 + ⼿段(ツール)」

    - ≒ オンボーディングガイド - 3段階の読取り⽅で、Context Windowを汚さず知識を得られる - パッケージとしてマーケットプレ イスで扱うこともできる 2025/10 Anthropicが Claude用に発表 https://claude.com/blog/skills 2025/12 Agent Skillsとし て規格化 https://agentskills.io/home 97
  37. Agent Skills - Progressive Disclosure(段階的開⽰) 1: メタデータ Agentが常に読み 込む領域 Equipping

    agents for the real world with Agent Skills https://www.anthropic.com/engineering/equipping-agents-for-the-real-world-with-agent-skills 2: 本⽂ メタデータで選んだ Skillsの利⽤時に、 全⽂を読み込む 3: リファレンス Skills本⽂から 参照される別⽂書 を必要に応じて動 的に読み込む 99
  38. Skillsを⽤いるAgentの設定値‧マシン構成 Equipping agents for the real world with Agent Skills

    https://www.anthropic.com/engineering/equipping-agents-for-the-real-world-with-agent-skills 100
  39. ハンズオン - 4. プラグイン‧拡張 1. Skillsのセットアップ $ mkdir -p .github/skills/ping

    2. Skills設定の有効化 - GitHub Copilotの⻭⾞アイコンをク リックし「チャット設定」を選択 - 検索窓で「use」と⼊⼒し、 「Chat: Use Agent Skills」にチェック する 101
  40. ハンズオン - 4. プラグイン‧拡張 3. Skillsの作成 - コマンドで「SKILL.md」ファイルを作成 $ touch

    .github/skills/ping/SKILL.md - ファイルにSkillの内容を書き込む --- name: ping-skill description: pingと⾔われたときに使います。 --- # Echo Skill このスキルは、「ping」のみをテキスト⼊⼒された場 合、「pong」をそのまま返します。 102
  41. ハンズオン - 4. プラグイン‧拡張 4. Skillsの確認 - 「ping」と話しかけて「pong」が 返ってくる -

    思考中の過程を確認し 「ping-skill」を認識した上での回 答であること 103
  42. Agentic Coding - 5. Planモード Plan = 実装したがりのAgentに 「まず考えさせる」機能 -

    コードベース全体を理解 - ファイルを1⾏も触らせない - 要件理解と戦略作成に専念 Plan & Act https://docs.cline.bot/features/plan-and-act 105
  43. Planモードのプロンプト - プロンプトの共通点 - 計画中の実装の禁⽌、ユーザー側での承認がゴール - プロンプトの具体例 - GitHub Copilot

    https://github.com/microsoft/vscode-copilot-chat/blob/main/assets/agents/Plan.agent.md - Cline https://github.com/cline/cline/blob/main/src/core/prompts/system-prompt/components/act_vs_pla n_mode.ts - OpenCode https://github.com/anomalyco/opencode/blob/09ff3b9bb925903b36aa35fec25394133a42cf6d/packages/opencode/src/s ession/prompt/plan.txt 106
  44. GitHub Copilot (Agent) の場合 > 一方で、Plan モードはカスタムエージェント の一種として実装されています。 > したがって、Plan.agent.md

    の内容を 参考にして、Plan モードの動作をカスタマイ ズすることも非常に有効です。 GitHub Copilot Chat の Plan "モード" をコードレベルで理解する https://zenn.dev/openjny/articles/43e010c65faa9a 107
  45. ハンズオン - 5. Planモード GitHub Copilot(Agent)のPlan モードはカスタムエージェントです。 - カスタムスラッシュコマンド →

    後述の「Spec-Kit」にて - カスタムエージェント(Sub Agent) → 本ハンズオン - Agent Skills → 解説済(4. プラグイン‧拡張) 108
  46. ハンズオン - 5. Planモード 1. 事前設定 モード:「Plan」 モデル:「Claude Haiku 4.5」

    ※モデルを選択できない場合はVS Code Extention から「GitHub Copilot」をインストール 109
  47. まとめ - Vibe Codingの課題について理解できる - Agentとの開発(Agentic Coding)に必要な知識を理解できる - ガードレール -

    品質ゲート - カスタム指⽰(AGENTS.md) - プラグイン‧拡張(Agent Skills) - Planモード 116
  48. Specification(仕様書)について > A specification is a kind of (version controlled,

    human-readable) super prompt. — 仕様書とは、一種の(バージョン 管理され、人間が読める)スー パープロンプトです。 Kiro and the future of AI spec-driven software development https://kiro.dev/blog/kiro-and-the-future-of-software-development/ 118
  49. Specification(仕様書)について > That’s why we’re rethinking specifications — not as

    static documents, but as living, executable artifacts that evolve with the project. — 仕様書を静的な⽂書ではなく、 プロジェクトと共に進化する⽣ きた実⾏可能な成果物として捉 え直しています。 Spec-driven development with AI: Get started with a new open source toolkit https://github.blog/ai-and-ml/generative-ai/spec-driven-development-with-ai-get-started-with-a-new-open-source-toolkit/ 119
  50. 仕様駆動開発 (Spec-Driven Development, SDD) 「実装前に仕様(書)を作る」というVibe Coding以後のレトロニム - 2025/7、AWSがIDE「Kiro」の発表と共に提唱 - レトロニム:新しい事物の誕⽣後、既存の事物を区別する

    ため「後から」つくられた⾔葉 - 例) 裸眼、固定電話、オンプレミス - 実装前に仕様を書くのは「当たり前」だったため、 従来は名前がなかった。 Kiro https://kiro.dev/ 120
  51. 具体例:Vibe vs Spec Vibe Specs: Vibe Coding That Actually Works

    https://lukebechtel.com/blog/vibe-speccing 121
  52. Spec-Kit - install # uv インストール $ pipx install uv

    # Spec-Kit (Specify CLI)をインストール $ uv tool install specify-cli --from git+https://github.com/github/spec-kit.git # 既存プロジェクトをSpec Kit化(--ai : Copilot⽤テンプレ) $ specify init . --ai copilot (コマンド⼊⼒を求められたら、 y, sh (POSIX Shell (bash/zsh)) ) 126
  53. SDDはウォーターフォールの復権か? What Is An Agent? https://www.aihero.dev/what-is-an-agent Q. Single Source of

    Truth(SSOT)が コードからドキュメントへ先祖返りし ているように感じる。SDDはウォー ターフォールの復権なのか? A. No。 開発⼯程の話ではない。 タスク単位で、要件‧仕様の定義→設 計→タスクリストという「AIワークフ ロー」へエージェントの⾏動をワーク フローへ収束させることが⽬的。 129
  54. 来年のことを⾔えば⿁が笑う(2025/4) - AI 2027:元OpenAIの Daniel Kokotajloらが公開 した、AIの社会的影響に関 する予測シナリオ - 2027/4に超⼈レベルのコー

    ダー(superhuman coder) 相当の低コスト‧複数コ ピーで⾼速開発をするAIシ ステムが現れるとされた 134 AI 2027 https://ai-2027.com/
  55. 「終末論」に惑わされずに、今のAIに向き合う - 「シンギュラリティ到達後はエンジニアが不要になるか?」と 定期的に話題になるが、肯定も否定もしようがない - Coding Agentを触ると圧倒的な⾺⼒を理解できる - 「エンジニアが必要だ」とエンジニアが⾔うのは単なるポジ ショントークなのかもしれない

    - 当⾯はAIを疑いながら信じていく(⼆重思考) - 今の延⻑線からの、地続きの未来を着実に予測する - 今回の研修に留まらず、積極的に利⽤し予測の精度を⾼めよう - GitHub、Codespacesは個⼈でも無料枠がある - Coding Agentも安価なものは⾒つけられる 136
  56. Spec is “Plan” ? 実装前に仕様(書)を作るSDDとは、前述の「プランモード」と 何が違うのか? - どちらも「反Vibe Coding」の変奏である。 -

    エージェントの即時実装を抑制し、順番付きのタスクリス トを指針とすることで、発散せずに⽬的を達成できる。 - Plan :実装前に「検討」 - Spec :実装前に「仕様」 139
  57. PlanとSpecが統合された例 - Cline v3.25.0〜:Plan (+ /deep-planning) - ユーザへ不明点を質問 - ask_followup_question

    tool - 仕様書相当をファイル保存 - ⼩さな依頼でも仕様書を執筆 し、実⾏速度が遅いデメリット もある - 計画後、セッションを切り替えて Actモードへ移⾏する 140 v3.2.0〜:Plan - 「要件整理と⽅針策定」 に集中する読み取り専⽤ フェーズ - 計画が固まったら、Act モードへ移⾏する。開発 者がゲートとなる
  58. PlanとSpecが統合された例 - Claude Code v1.0.33?:Plan - 「要件整理と⽅針策定」 に集中する 読み取り専⽤フェーズ -

    計画が固まったら、Act モードへ移⾏する。 開発者がゲートとなる v2.0.51〜:Plan + Spec - ユーザに不明点を質問 - interactive question tool - 仕様書相当をファイル保存 - ⼩さな依頼でも仕様書を 執筆し、実⾏速度が遅い デメリットもある - 専⽤のSubAgentで計画 - Context分離 141
  59. “仕様駆動開発”へどう向き合うか 2026/1 現在で、SpecとPlanの境界は曖昧になりつつある。 - Spec ≒ 以下の総称 - 計画(Plan) /

    ドキュメント化 / Taskリスト駆動 / (Context分離) - まず落ち着いてすべきことを明確にする (計画‧Plan) - 仕様書‧設計書化し、コンテキストから切り離す (ドキュメント化) - 順番付きリストを北極星として順にタスクをこなす (Taskリスト駆動) 142
  60. “仕様駆動開発”のアレンジ例 講師が最近やっているClaude Code on the Webでの進め⽅ - セッション1:要件定義‧設計‧順序付きタスクリスト作成 - コミット:設計書、タスクリスト

    - セッション2:実施プランの確認‧実装‧試験パス確認 - コミット:コード‧テスト‧ドキュメント(更新) - セッション3: - 実装状況の検証(ドキュメント- コード) - レビュー(セキュリティ‧性能...) 143
  61. “仕様駆動開発”のドキュメントの扱い “仕様駆動開発”のSpecファイル管理について 1. 保存‧継続管理 - Kiroなどのプロダクトでは推奨 - プロダクトに依存するドキュメント体系をとることに注意 - or

    独⾃ドキュメントとSpecファイルの⼆重管理 - コードを含め、⼀貫性が保てるか? 2. 削除‧移動 - タスクリスト⽣成のインプットと割り切って、使い捨てる - Gitの削除ログに残っていればいい 145
  62. Spec実装のパターン 1. Spec-first(仕様優先): まずspecを書き、 開発に使う(ただしタスク完了後、 specを継続利⽤する前提ではない) 2. Spec-anchored(仕様アンカー): タスク 完了後もspecを保持し、将来の変更‧

    保守でもspecを更新し続ける 3. Spec-as-source(仕様がソース): ⻑期的 にspecがオリジンで、⼈はコードを直 接編集しない ⼤量のファイルとの向き合い⽅ 146 Understanding Spec-Driven-Development: Kiro, spec-kit, and Tessl https://martinfowler.com/articles/exploring-gen-ai/sdd-3-tools.html
  63. 開発ドキュメントが増えるのは「良いこと?」 - 仕様駆動開発、特にSpec Kitで作成したドキュメントは ⽂章量が過剰な傾向にある - For Agent:コンテキストの浪費 - For

    Human:レビュー負荷 - “⻑い⼿紙となってしまいました。短くする時間がなかった ためです。” - パスカル - 不⾜を埋めることは必須だが、⽂章量が多いほど良い わけではない - ⽂章が制約となり、⾃由度‧創造性とのトレードオフ になる 148
  64. Spec と Plan についての講師⾒解 - 2026/1 時点 - Plan: 計画とTodoリストによる開発ワークフロー作成

    - 結果的にVibe相当の委ね⽅をするにせよ、実⾏を推奨 - Spec: Planより詳細なドキュメントによる、Todoリスト(AIワー クフロー)への収束 - Plan-fileとSpec-fileは記載粒度、作業の具体性が異なる - ”仕様駆動開発”: 仕様Spec-fileが 「Source of Truth」 - 単なるAgentの⾏動制限だけでなくリポジトリのファイル体系 や開発プロセスを変える戦略 - Spec-Fileと既存のドキュメントとの棲み分けは判断が分かれ る。 - 既存の開発体系を変えるのは、状況を⾒てからでもよい - Git管理されていれば、Spec-Fileを使い捨てても復旧は可能 149