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JATS-Con 2015報告 -雑誌編集・校正に活躍するJATS XML-/ 2015072...

XSPA
August 18, 2016

JATS-Con 2015報告 -雑誌編集・校正に活躍するJATS XML-/ 20150729-xml-tokizane

学術情報XML推進協議会 講演会
日時: 2015年7月29日(水)15:50-17:00
場所: アルカディア市ヶ谷

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August 18, 2016
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Transcript

  1. JATS-Con とは • JATS の元になった NLM-DTD の開発者、米国国 立医学図書館 (National Library

    of Medicine: NLM) が毎年開催 • JATS に関する技術会議 – JATS の使用経験 – JATS に対する意見 – 今後の報告についての議論 – 関連する話題 • 毎年 4 月、Bethesda, MD – 2010-2012 は 9/10 月に開催 – 2013 年は米国政府の閉鎖で中止となる 2
  2. 2015 年の特徴 (1) • JATSの出版社での採用の進展 – 外注先とのデータ交換だけでなく、内 部システムへの JATS 採用が進展

    – American Institute of Physics (AIP) (2012) – Optical Society of America (OSA) (2013) – Macmillan (Nature Publishing 含む) (2015) 5
  3. 2015 年の特徴 (2) • BITS (Book Interchange Tag Suite) –

    ようやく実施例が報告された – Silverchair 社 – Ontario Council of University Libraries 6
  4. 2015 年の特徴 (3) • 編集工程へのJATSの利用 – 著者校正や編集局校正をJATS XML 上 に構築

    – Article Express (Dartmouth Journal Services) – RVPublisher (River Valley Technologies) 7
  5. 9

  6. RVPublisher • River Valley Technologies – 原稿を執筆 – 査読システム –

    編集局校正 – 著者校正 – PDF, Epub等への変換 10
  7. Schematron – 複雑なチェックも可能 • 「図は本文中に引用が必要」 • 「セクション表題の長さは最大450文字」 • 「Lab Reportの著者の数は最大6名」

    • 「引用文献はすべて文中て引用が必要」 • 「図は文中で少なくとも1回、最大5回まで引用」 • 「キーワードは重複してはいけない」 • 「記事の先頭ページは最終ページより小さい、ただ し編集後記は最終ページで始まって、内部ページに つづいてもよい」 • 「出版日は <season> の中以外はISO dates」 • 「抄録は1パラグラフ」 • 「意見欄の筆者は <editor> になる」 16
  8. Schematron 実施例 • SAGE • ISO – DTDの管理・更新 • ある航空機・軍需会社

    – 数千のルールを表で管理 • ある大出版社 – 雑誌ごとに異なるビジネス・ルールを 管理 17
  9. 19