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ふんわり理解するロジスティック回帰

 ふんわり理解するロジスティック回帰

所属する団体で使用予定のスライドです。

Yamamoto

June 05, 2024
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Transcript

  1. 重回帰 ⋯ 𝑥! 𝑥" 𝑥# ∑ 𝑤" 𝑤! 𝑤# 𝑦

    = 𝑓(𝑥) 𝑥! : ⼊⼒ 𝑏! : ⼊⼒に対する重み 𝑦: 出⼒ 𝑧 = 𝑏 + * !"# $ 𝑤! 𝑥! 𝑥 𝑦 𝑓(𝑥)
  2. ロジスティック回帰 ⋯ 𝑥! 𝑥" 𝑥# ∑ 𝑤" 𝑤! 𝑤# 𝑦

    = 𝑓(𝑥) 𝑥! : ⼊⼒ 𝑏! : ⼊⼒に対する重み 𝑓(𝑥): 出⼒ 𝑓(𝑧): (標準)シグモイド関数 𝑧 = 𝑏 + * !"# $ 𝑏! 𝑤! 𝑓(𝑧) 活性化関数
  3. シグモイド関数の理解 試験の合否のオッズを考える。 試験に合格:𝑝 試験に不合格:1 − 𝑝 𝑝 1 − 𝑝

    合格数 1 8 不合格数 8 1 オッズ 0.125 𝟏 𝟖 8 1 2 < 𝑝 0 ≤ 𝑝 ≤ 1 2 :(1, +∞) : [0, 1]
  4. シグモイド関数の理解 ロジット変換(ロジット関数) 𝑦 = log 𝑝 1 − 𝑝 •

    対数関数を使うと尺度を合わせることができる → 対数を取ると対称性が出るので⽐較しやすくなる 勝利数 1 8 敗北数 8 1 ロジット 関数 -2.0794 2.0794
  5. (標準)シグモイド関数の理解 𝑦 = log 𝑝 1 − 𝑝 𝑒$ =

    𝑝 1 − 𝑝 (1 − 𝑝)𝑒$ = 𝑝 𝑒% = 𝑝(1+𝑒%) 𝑝 = 𝑒% 1 + 𝑒% 𝑝 = 𝑒% 3 𝑒&% 1 3 𝑒&% + 𝑒% 3 𝑒&% 𝑝 = 1 𝑒&% + 1
  6. ロジスティック回帰 ⋯ 𝑥! 𝑥" 𝑥# ∑ 𝑤" 𝑤! 𝑤# 𝑦

    = 𝑓(𝑥) 𝑥! : ⼊⼒ 𝑏! : ⼊⼒に対する重み 𝑓(𝑥): 出⼒ 𝑓(𝑧): (標準)シグモイ ド関数 𝑧 = 𝑏 + * !"# $ 𝑤! 𝑥! 𝑓(𝑧) 活性化関数 𝑓(𝑧) = 1 1 + 𝑒"#
  7. パラメータの最適化 𝑓 𝑥 = 1 2𝜋𝜎! 𝑒𝑥𝑝 − 𝑥 −

    𝜇 ! 2𝜎! 正規分布の確率密度関数 𝑥! : ⼊⼒ 𝜇: 平均 𝜎$: 標準偏差 𝐿 𝜇, 𝜎! = 9 %&" "' 1 2𝜋𝜎! 𝑒𝑥𝑝 − 𝑥% − 𝜇 ! 2𝜎! 尤度関数
  8. パラメータの最適化 𝑥! : ⼊⼒ 𝜇: 平均 𝜎": 標準偏差 𝐿 𝜇,

    𝜎" = . !#$ $% 1 2𝜋𝜎" 𝑒𝑥𝑝 − 𝑥 − 𝜇 " 2𝜎" 尤度関数 𝜇と𝜎$を調整して最も尤度 が⾼くなるものを選ぶ!
  9. (標準)シグモイド関数の理解 𝑦 = log 𝑝 1 − 𝑝 𝑒$ =

    𝑝 1 − 𝑝 (1 − 𝑝)𝑒$ = 𝑝 𝑒% = 𝑝(1+𝑒%) 𝑝 = 𝑒% 1 + 𝑒% 𝑝 = 𝑒% 3 𝑒&% 1 3 𝑒&% + 𝑒% 3 𝑒&% 𝑝 = 1 𝑒&% + 1
  10. 最尤推定法 𝐿 𝑤, 𝑏 = & !"# $ 𝑝 !

    %% 1 − 𝑝! #&%% 尤度関数 𝑥! : ⼊⼒ 𝑦! : ⼊⼒{0, 1} 𝑝! : シグモイド関数の出⼒ log 𝐿 𝑤, 𝑏 = log & !"# $ 𝑝 ! %% 1 − 𝑝! #&%% log 𝐿 𝑤, 𝑏 = - !"# $ 𝑦! log 𝑝! − 1 − 𝑦! log 1 − 𝑝! (ロジスティック回帰はベルヌーイ分布を仮定)
  11. パラメータの最適化 最適化したいパラメータは 𝑤, 𝑏の⼆つなのでそれぞれについて微分する。 𝐽 𝑤, 𝑏 = − <

    %&" # 𝑦% log 𝑝% − 1 − 𝑦% log 1 − 𝑝% 𝑤 ≔ 𝑤 − 𝜂 𝜕𝐽 𝜕𝑤 𝑏 ≔ 𝑏 − 𝜂 𝜕𝐽 𝜕𝑏 𝜂: 学習率
  12. パラメータの最適化 𝑓 𝑥 = 𝑥 − 2 ! + 1

    𝜕𝑓 𝜕𝑥 = 2(𝑥 − 2) 初期値 𝑥 = 5, 𝜂 = 0.8 𝑥5 = 𝑥 − 𝜂 A 2(𝑥 − 2) 𝑥5 = 5 − 0.8 A 2 5 − 2 𝑥5 = 0.2