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AIハッカソンで1人雰囲気SDDをした学びの共有

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December 17, 2025

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  1. yoko Twitter: @_cityside 名前: Naoki Yokomachi / 横町 直樹 所属:

    KDDIアジャイル開発センター株式会社 ロール: ソフトウェアエンジニア 好きなAWSサービス: AWS Lambda 出身: 青森県八戸市 好きなコーディングエージェント: Claude Code
  2. yoko Twitter: @_cityside 触ったことあるもの コーディングエージェント: GitHub Copilot, Claude Code, Codex,

    Kiro, Antigravity, Cursor, Windsurf V0, Bolt.new, Lovable MCP: GitHub, AWS Documentation, Serena, PlayWright, Context7, Atlassain LLM App: Claude, ChatGPT, Gemini, NotebookLLM, Perplexty, Consensus エージェントフレームワーク: LangGraph, Mastra, Strands Agents インフラ: AWS Bedrock, Bedrock AgentCore
  3. 2025年8月、K AG社 内ハッ カ ソンが 開 催 ・個人/チーム混合 ・1人あたり10時間 ・成果物はプロダク

    ト/エ レ ベータ ピ ッ チ資 料 /紹 介 動画 KAG AIハッカソン KAG AIハッカソン AI駆動開発であるこ と AIを組み込んだ成果 物 で あるこ と
  4. Spec-Dr ive n Dev elo pm ent ( 仕様 駆

    動 開 発) Not Vi be-Codi ng 最初に仕様(Speci fi cati on)を詳細に定義・文書化し、 AIがそれらを具体化するように実装する開発手法 ある意味ではこれまでの開発手法と大きく変わらない 言葉の定義の前に実践していた人も多いのでは 観測範囲ではKi roが初出 Gi tHubのSpec-ki tで周知された印象 Specの作成 Specの作成
  5. 雰囲気SDD をやっ ていき ま す ※ ハ ッ カ ソ

    ン 直 後 、 G it H u b の S pe c -K i t や O S S の cc - sd d が リ リ ー ス さ れ る Specの作成 Specの作成
  6. Claudeア プリ とや りと りし つつ M VPを 決 定

    す る ・やらかしを共有す る匿名 SN S ・投稿機能 ・タイムライン機能 ・URL共 有 ・画像共有 ・カテゴリ分け ・センシティブ投稿 の 検 知 MVPの定義 MVPの定義
  7. Claudeア プリ とや りと りし つつ M VPを 決 定

    す る ・やらかしを共有す る匿名 SN S ・投稿機能 ・タイムライン機能 ・URL共 有 ・画像共有 ・カテゴリ分け ・センシティブ投稿 の 検 知 ここがAI使えそう MVPの定義 MVPの定義
  8. 以下の内容をM ark d ow nフ ァイル に 整 理 ・プロダクトの概要

    ・実装フロー ・MVP ・余裕があれば実装 す るもの ・技術スタック ・成果物の提出方法 Specの作成 Specの作成
  9. 技術要素 技術要素 アプリ使用技術スタック フロントエンド Next.j s Tai l wi nd

    CSS TypeScri pt インフラ・バックエンド AWS Ampl i fy Gen2 AWS AppSync Amazon DynamoDB エージェントフレームワーク Mastra LLM Cl aude Sonnet 4 コーディング Cl aude Code(Sonnet 4) ツール/MCP Ge mi ni CLI Serena MCP Pl ayWri ght MCP エレベーターピッチ作成 Marp 動画作成 Ki te 開発ツール
  10. AI駆動開発ツール AI駆動開発ツール ・ C l a u d e C

    o d e   A n t h r o p i c 公 開 の コ ー デ ィ ン グ エ ー ジ ェ ン ト   2 0 2 5 年 2 月 プ レ リ リ ー ス   2 0 2 5 年 5 月 公 式 V S Co de 拡 張 リ リ ー ス 、 Cl a ud e C ode A ct ion リ リ ー ス   2 0 2 5 年 1 0 月 W e b 版 リ リ ー ス ・ G e m i n i C L I   G o o g l e G e m in iの C L I エ ー ジ ェ ン ト   今 回 は 検 索 ツ ー ル と し て C l a ud e Co d eに 使 わ せ る ・ S e r e n a M C P   コ ン テ キ ス ト 管 理 M CP   コ ー ド ベ ー ス の 検 索 、 コ ン テ キ ス ト の 圧 縮 ・ 管 理 を し 、 効 率 的 な コ ー デ ィ ン グ を 補 助 ・ P l a y W r i g h t M C P   ブ ラ ウ ザ 操 作 M CP   レ ン ダ リ ン グ 結 果 を 画 像 と し て エ ー ジ ェ ン ト の コ ン テ キ ス ト に 読 み 込 ま せ 、   U I の 修 正 ・ テ ス ト を 補 助
  11. 開発フロー 開発フロー 0 . S p e c を コ

    ン テ キ ス ト に 取 り 込 む   C l a u d e C o d e に S p e c フ ァ イ ル を 読 み 込 む よ う 指 示   同 時 に S e r e n a M CP を 使 用 し て オ ン ボ ー デ ィ ン グ を 指 示 1 . A W S A m p l i f y の 初 期 構 築   A m p l i f y C L I( N ex t . js ) を C la ud e Co d eに 実 行 さ せ て デ ィレ ク ト リ の 作 成 、   ラ イ ブ ラ リ の イ ン ス ト ー ル 、 N ex t . js ア プ リ ケ ー シ ョ ン の 初 期 化 2 . フ ロ ン ト エ ン ド の 構 築   C l a u d e C o d e で フ ロ ン ト エ ン ド を 実 装 。 適 宜 P l a y W rig h t M C Pで U Iの 調 整   エ ー ジ ェ ン ト が 動 い て い る 間 に ロ ゴ や ア イ コ ン な ど を 手 動 で 作 成 し た り ダ ウ ン ロ ー ド し て く る 3 . バ ッ ク エ ン ド の 実 装   C l a u d e C o d e を 使 用 し て 、 A P Iは A m p lif y の C DK 、 エ ー ジ ェ ン ト は M a st r a で 実 装   ・ 投 稿 内 容 の 保 存 ・ 取 得 A P I   ・ 投 稿 内 容 を 審 査 す る A I エ ー ジ ェ ン ト   ・ 投 稿 を カ テ ゴ リ 分 け す る A I エ ー ジ ェ ン ト 4 . ピ ッ チ 資 料 、 動 画 の 作 成   M a r p の コ ー ド を C l a ud e C o de に 書 か せ て ス ラ イ ド を 作 成   K i t e を 使 用 し て 画 面 キ ャ プ チ ャ を も と に 動 画 作 成
  12. やらかし共有SN S「F ailN e t」 ・匿名SNS ・ワンクリックでU RL 、 画像を

    共 有 ・ 投稿はAIが自動でカ テ ゴリ分 け ・ 非倫理的な投稿はAIが 修 正案を 提 示 つくったもの つくったもの
  13. 2時間:最初手動でAmplifyの環境構築しようとして謎にハマる 1 . A W S A m p l

    i f y の 初 期 構 築 ( A I )   A m p l i f y C L I( N ex t . js ) を C la ud e Co d eに 実 行 さ せ て デ ィレ ク ト リ の 作 成 、   ラ イ ブ ラ リ の イ ン ス ト ー ル 、 N ex t . js ア プ リ ケ ー シ ョ ン の 初 期 化 2 . フ ロ ン ト エ ン ド の 構 築 ( A I )   C l a u d e C o d e で フ ロ ン ト エ ン ド を 実 装 。 適 宜 P l a y W rig h t M C Pで U Iの 調 整   エ ー ジ ェ ン ト が 動 い て い る 間 に ロ ゴ や ア イ コ ン な ど を 手 動 で 作 成 し た り ダ ウ ン ロ ー ド し て く る 3 . バ ッ ク エ ン ド の 実 装 ( A I )   以 下 を C l a u d e C o d e で 実 装   A P I は A m p l i f y の C D K 、 エ ー ジ ェ ン ト は M a s t r a で 実 装   ・ 投 稿 内 容 の 保 存 ・ 取 得 A P I   ・ 投 稿 内 容 を 審 査 す る A I エ ー ジ ェ ン ト   ・ 投 稿 を カ テ ゴ リ 分 け す る A I エ ー ジ ェ ン ト 4 . ピ ッ チ 資 料 の 作 成 ( A I )   M a r p の コ ー ド を C l a ud e C o de に 書 か せ て ス ラ イ ド を 作 成 5 . 動 画 作 成 ( ツ ー ル )   K i t e を 使 用 し て 画 面 キ ャ プ チ ャ を も と に 動 画 作 成 3時間:ほんとのベース自体はかなり早めにできる。ダークモードや、投 稿の画像化など、細かい機能を作りこもうとして長くなる 3時間:API、エージェントはめちゃくちゃ早く実装できた。DBの設計 に修正が入ったため、既存コードの修正で時間がかかった。 30分:ベースは実装方針として実装時にAIに読ませたMarkdown を使用。AIで生成後はほぼ修正なし 30分:キャプチャや音声録音などを含めて 開発フロー 開発フロー
  14. Claudeア プリ とや りと りし つつ M VPを 決 定

    す る ・やらかしを共有す る匿名 SN S ・投稿機能 ・タイムライン機能 ・URL共 有 ・画像共有 ・カテゴリ分け ・センシティブ投稿 の 検 知 この時点でMVPのレビュー や 完成物への想像力が足りて いな かった MVPの定義 MVPの定義
  15. リーダブルコード 人 が 読 み や す い コ ー

    ド は 人 が 直 し や す い → 人 が 読 み や す い コ ー ド は A I も 読 み や す い   → A I が 読 み や す い コ ー ド は A I が 直 し や す い     → コ ン テ キ ス ト が 抑 え ら れ る     → ト ー ク ン 消 費 も 節 約 で き る → 人 が 読 み や す い コ ー ド は A I に 直 さ せ や す い 学び 学び
  16. 人が読みやすいコード 例)関数・変数名が自明 学び 学び 「 投 稿 情 報 の

    カ テ ゴ リ プ ロ パ テ ィ の 持 ち 方 を 変 え た か ら 、 カ テ ゴ リ を 更 新 す る 関 数 も 更 新 し て お い て 」 「 カ テ ゴ リ の デ ー タ っ て p o s t . ca t eg or y か 。 カ テ ゴ リ 更 新 関 数 は u p d a t eP o s t C a t eg o ry ( )っ て 関 数 が あ る か ら そ れ の こ と か な 、 O K ! 」
  17. 人が読みやすいコード 例)関数・変数名が自明 学び 学び 「 投 稿 情 報 の

    カ テ ゴ リ プ ロ パ テ ィ の 持 ち 方 を 変 え た か ら 、 カ テ ゴ リ を 更 新 す る 関 数 も 更 新 し て お い て 」 「 カ テ ゴ リ の デ ー タ っ て p o s t . ca t eg or y か 。 カ テ ゴ リ 更 新 関 数 は u p d a t eP o s t C a t eg o ry ( )っ て 関 数 が あ る か ら そ れ の こ と か な 、 O K ! 」 コ ー ド そ の も の に 説 明 性 が あ る か ら 、 指 示 に 説 明 が 不 要
  18. 人が読みにくいコード 例)関数・変数名がわかりづらい 学び 学び 「 p o s t .

    h o g e っ て い う 投 稿 情 報 の カ テ ゴ リ を 保 持 す る プ ロ パ テ ィ が あ っ て 、 そ の 構 成 を 変 え た か ら 、 投 稿 情 報 の カ テ ゴ リ を 編 集 す る f o ob a r ()っ て い う 関 数 を 更 新 し て お い て 」 「OK」
  19. 人が読みにくいコード 例)関数・変数名がわかりづらい 学び 学び 「OK」 コ ー ド に 説

    明 性 が な い か ら 何 が ど う い う コ ー ド か を 指 示 に 含 め な き ゃ い け な い 。 & そ の た め に 読 み 解 く 時 間 が 増 え る 「 p o s t . h o g e っ て い う 投 稿 情 報 の カ テ ゴ リ を 保 持 す る プ ロ パ テ ィ が あ っ て 、 そ の 構 成 を 変 え た か ら 、 投 稿 情 報 の カ テ ゴ リ を 編 集 す る f o ob a r ()っ て い う 関 数 を 更 新 し て お い て 」
  20. SDD×アジャイル S D D は 最 初 に S p

    e c ( 仕 様 ) を 決 め る 性 質 上 、 ウ ォ ー タ ー フ ォ ー ル 的 な 考 え が な じ む 逆 に ア ジ ャ イ ル 的 な 、 開 発 し な が ら 変 え て い く 開 発 フ ロ ー の 場 合 に ど う 導 入 し て い く か に は ま だ 課 題 を 感 じ る 学び 学び
  21. SDDの課題① ド キ ュ メ ン ト を ど う

    追 従 さ せ て い く か ・ 段 階 的 に 追 加 さ れ る M V P ・ 日 々 状 況 が 変 わ る P B I を ど う S p e c に 反 映 さ せ る か ・ リ フ ァ ク タ リ ン グ ・ 設 計 変 更 に よ る コ ー ド 変 更 を ど う コ ン テ キ ス ト に 載 せ る か 学び 学び M V P は チ ー ム で 共 有 す る と し て 、 P B I は メ ン バ ー 個 別 に S p e c を 作 る ? 終 わ っ た P B I を S p e c に 残 す 必 要 は ? ペ ア プ ロ の と き と か ど う す る ?
  22. SDDの課題② チ ー ム 内 で S p e c

    や シ ス テ ム プ ロ ン プ ト を ど う 共 有 し 同 期 す る か ・ S p e c フ ァ イ ル ・ m c p . j s o n な ど の M C P 設 定 ・ C l a u d e . m d の よ う な カ ス タ ム プ ロ ン プ ト ・ S l a s h C o m m a n d や S k i l l の よ う な カ ス タ ム ツ ー ル → ど の 範 囲 で ど の よ う に 共 有 す る ? 学び 学び
  23. SDDの課題③ チ ー ム で S D D を 進

    め る と き 、 S M ま た P O レ ベ ル で S D D の 知 識 共 有 が 必 要 か も ? ・ P B I を S p e c に 取 り 込 む に は P B I の 粒 度 に 留 意 ・ 仕 様 や 設 計 の 変 更 を 最 小 限 に 抑 え る ・ ド キ ュ メ ン ト の 更 新 を 欠 か さ ず 、 コ ン テ キ ス ト の 汚 染 を 防 ぐ 学び 学び