半年でサイトを業界No1レベルまで速くした話

■ s-dev talks 〜サービス開発勉強会〜「プロダクト体験」
https://s-dev-talks.connpass.com/event/125019/

■ 掲載された記事
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/articles/ux/baitoru/

Transcript

1. 1 Copyright © DIP Corporation. 2 0 1 9 / 5 / 2 9 半年でサイトを 業界NO1相当 まで速くした話 s-dev talks「プロダクト体験」 つな@ysktsuna
2. 2 自己紹介 ・つな@ysktsuna / 綱目 裕介 ・ディップ株式会社 ・UXエンジニア ・企画と開発のブリッジ Copyright © DIP Corporation.
3. 3 今回の対象サービス Copyright © DIP Corporation.
4. 4 こんな人に聞いてほしい Copyright © DIP Corporation. ・これから速度改善に取り組みたい人 ・思うように速度改善が進んでいない人 ・機能型組織でプロダクト開発をしている人
5. 5 この発表について Copyright © DIP Corporation. 話すこと 話さないこと どうやって進めたか どんな施策を実施したか
6. 6 Copyright © DIP Corporation. 達成した成果
7. 7 Copyright © DIP Corporation.
8. 8 Copyright © DIP Corporation. 総合評価：No1 サイト速度：No2 ※ 求人系サイトカテゴリ
9. 9 Copyright © DIP Corporation. CVR 14% UP 表示時間 70% down 達成した成果
10. 10 Copyright © DIP Corporation. 記事になりました https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/articles/ux/baitoru/
11. 11 Copyright © DIP Corporation. プロダクトと開発体制
12. 12 プロダクト Copyright © DIP Corporation.
13. 13 事業モデル Copyright © DIP Corporation. 仕事に応募 求人を出す 仕事を探してる人 働き手を探してる企業 マッチングの場を提供
14. 14 弊社の開発体制 Copyright © DIP Corporation. 企画 開発 マーケティング
15. 15 悩み Copyright © DIP Corporation. エンジニア起因の施策実施が難しい ・施策の優先度は企画が決める ・効果が見え辛い提案は後になる ・リファクタとか 速度改善 とか……
16. 16 悩み Copyright © DIP Corporation. 開発が思うように進まないことがある ・登場人物が多すぎる ・エンジニアだけで完結できない
17. 17 Copyright © DIP Corporation. どうやって 速度改善を進めたか
18. 18 押さえるべき３つのポイント Copyright © DIP Corporation. 1. 事業レイヤーでの大義名分 2. 実施メンバーの心理的安全性 3. 現場の理解
19. 19 押さえるべき３つのポイント Copyright © DIP Corporation. 1. 事業レイヤーでの大義名分 2. 実施メンバーの心理的安全性 3. 現場の理解
20. 20 事業レイヤーでの大義名分 Copyright © DIP Corporation. ・これが無いと優先度を下げられ始まらない ・速度改善どころか遅くなる可能性も……
21. 21 大義名分を確保するには Copyright © DIP Corporation. ・具体的な数値で戦う ・（外部の）権威を使う
22. 22 Copyright © DIP Corporation. ある求人系メディア企業での話
23. 23 Copyright © DIP Corporation. PO
24. 24 Copyright © DIP Corporation. PO サイトは速い方が良いと 知ってはいるが、我々の サービスは果たしてどう なのか…
25. 25 Copyright © DIP Corporation. PO 某社の担当 とあるミーティングにて…… G
26. 26 Copyright © DIP Corporation. PO 某社の担当 御社のサイト、 遅いですよ G
27. 27 Copyright © DIP Corporation. PO 某社の担当 具体的に競合と これくらい差が あります G
28. 28 Copyright © DIP Corporation. PO 某社の担当 改善案などを まとめた資料を お渡ししますね こ、これは… G
29. 29 Copyright © DIP Corporation. PO 速度改善 やらねば！
30. 30 Copyright © DIP Corporation. そして、彼は経営層へ提案に…… つづく
31. 31 大義名分の確保するには Copyright © DIP Corporation. 権威を利用しよう ・人間は危機感がないと動かない ・課題感のある人物が動きやすくなる ・競合比較で経営層にも話が通しやすい
32. 32 押さえるべき３つのポイント Copyright © DIP Corporation. 1. 事業レイヤーでの大義名分 2. 実施メンバーの心理的安全性 3. 現場の理解
33. 33 実施メンバーの心理的安全性 Copyright © DIP Corporation. ・これが無いと誰もやらない ・成果が数値だけの不安感を解消させる
34. 34 心理的安全性を確保するには Copyright © DIP Corporation. ・対競合など明確な目標を決める ・何はなくとも計測環境 ・タスクフォース結成
35. 35 心理的安全性を確保するには Copyright © DIP Corporation. 明確な目標を決めよう ・企画や経営にコミットしやすい ・実施者がどこまで頑張るべきかハッキリした ・サイト速度の数値そのものを目標にできた ・ただの数値を「状態」としてイメージできた
36. 36 心理的安全性を確保するには Copyright © DIP Corporation. 計測環境を用意しよう ・大前提として「推測するな、計測せよ」 ・自分たちの現在地が明確になった ・進捗が定量的に話せるようになった ・外部要因での影響が分かった
37. 37 心理的安全性を確保するには Copyright © DIP Corporation. タスクフォース結成もいいよ ・開発組織内での調整が楽になった ・メンバーが主体性を持って取り組めた ・開発パートナーさんに浸透させるのは難しかった……
38. 38 押さえるべき３つのポイント Copyright © DIP Corporation. 1. 事業レイヤーでの大義名分 2. 実施メンバーの心理的安全性 3. 現場の理解
39. 39 現場の理解 Copyright © DIP Corporation. ・これが無いと実施スピードが鈍化する ・他部署にはエンジニア文化が伝わり辛い…
40. 40 現場の理解を確保するには Copyright © DIP Corporation. ・事業視点での効果測定をする ・（事前に）意思決定側にエンジニアを派兵する
41. 41 現場の理解を確保するには Copyright © DIP Corporation. 事業視点での効果測定しよう ・改善幅が大き目の施策でA/Bテストを実施した ・サーバサイドで出し分けつつ、既存の計測基盤に乗せた ・結果について組織内で大々的に共有した
42. 42 現場の理解を確保するには Copyright © DIP Corporation. 事業視点での効果測定の結果…… ・速度改善による事業貢献が証明された！ ・施策の優先順位付けがスムーズになった ・他部署へも話が通しやすくなった
43. 43 現場の理解を確保するには Copyright © DIP Corporation. 意思決定側にエンジニアを置こう ・開発が施策の優先順位付けから解放された ・もちろん意思決定も早く進む ・開発メンバーが言い辛いことが言えた ・立場の違いを良い意味でフル活用
44. 44 Copyright © DIP Corporation. まとめ
45. 45 押さえるべき３つのポイント Copyright © DIP Corporation. 1. 事業レイヤーでの大義名分 2. 実施メンバーの心理的安全性 3. 現場の理解
46. 46 押さえるべき３つのポイント Copyright © DIP Corporation. 1. 事業レイヤーでの大義名分 2. 実施メンバーの心理的安全性 3. 現場の理解 → 「速度改善する」という強い意志を持ち、 それを邪魔しない環境を作ることが大事
47. 47 Copyright © DIP Corporation. ご清聴ありがとうございました
48. 48 Copyright © DIP Corporation. 仲間募集してます！