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未知のプログラミング言語にChatGPTと共に挑む
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yudppp
July 20, 2023
Technology
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未知のプログラミング言語にChatGPTと共に挑む
DROBE Engineer Night #4 LLM in PracticeのLT資料です
yudppp
July 20, 2023
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Transcript
未知のプログラミング⾔語に ChatGPTと共に挑む DROBE Engineer Night #4 LLM in Practice
⼤学では経営⼯学を学んでいました。 コードは今も昔もたくさん書いています。 HRBrainではプロダクトチームのテック リードとプラットフォームチームを兼務を しながら、いろんなことをやっています。 好きな⾔葉は冪等性。 嫌いなモノは浮動⼩数点の誤差。 yudppp
Abstract 未知の⾔語(Lua)をスポットで使いたかったので、 体系的な学習をせずにChatGPTを利⽤し、開発を⾏なった話をします。
Contents • HRBrainについて • 私がやりたかったこと • 私とLuaの関係 • 私とChatGPTとの共闘 •
まとめ
HRBrainについて
HRBrainについて HRBrainは、タレントマネジメント、組織診断サーベイ、⼈事評価、360度評価、 労務管理、社内向けチャットボットの6サービスからなる、⼈事業務の効率化か ら⼈材データの⼀元管理‧活⽤までワンストップで実現するクラウドサービス HRBrainを開発運営しています。
HRBrainのドメイン設計
私がやりたかったこと
ブランチデプロイ環境について PRごとに検証できる環境のこと。会社によってはPull Request環境と呼ばれたり しているもの
ブランチデプロイ環境について HRBrainの PlatformチームではPRごとに専⽤の環境を簡単に⽴ち上げる仕組みを プロダクトチーム向けに提供しています。 ⼀つのサービスだけではなく、複数のサービスを同時に動かす必要があり、複雑 な仕組みで実現しています。 元々Kubernetes(GKE)上で動いていた仕組みからCloudRunに移⾏しています。 https://times.hrbrain.co.jp/entry/kubernetes-branch-deploy
CloudRunのリビジョンタグについて リビジョンタグを使⽤すると、リビジョン(Versionに近いもの)に名前を付けるこ とができ、その名前を使って特定のリビジョンにアクセスが可能になります。 URL: https://service-a.run.app TAG: https://tag---service-a.run.app PRごとにリビジョンを作成することがで、PRごとに固有のURLでアクセスするこ とが可能になります。 https://cloud.google.com/run/docs/rollouts-rollbacks-traffic-migration?hl=ja#tags
下記のURLでアクセスできるようにしたい
下記ができるProxyを作る
簡単なProxyといったらNginx server { listen 8080; server_name ~^((?<pr>[a-z_0-9-]+)---(?<tenant>[a-z_0-9-]+))\.service-a\.hrbrain\.jp; location / {
set $url https://$pr---service-a.run.app; resolver 8.8.8.8 valid=10s; proxy_pass $url; proxy_set_header X-Forwarded-Host $host; } } server { listen 8080; server_name ~^(?<tenant>[a-z_0-9-]+))\.service-a\.hrbrain\.jp; location / { resolver 8.8.8.8 valid=10s; proxy_pass https://service-a.run.app; proxy_redirect off; proxy_set_header X-Forwarded-Host $host; } }
簡単なProxyといったらNginx server { listen 8080; server_name ~^((?<pr>[a-z_0-9-]+)---(?<tenant>[a-z_0-9-]+))\.service-a\.hrbrain\.jp; location / {
set $url https://$pr---service-a.run.app; resolver 8.8.8.8 valid=10s; proxy_pass $url; proxy_set_header X-Forwarded-Host $host; } } server { listen 8080; server_name ~^(?<tenant>[a-z_0-9-]+))\.service-a\.hrbrain\.jp; location / { resolver 8.8.8.8 valid=10s; proxy_pass https://service-a.run.app; proxy_redirect off; proxy_set_header X-Forwarded-Host $host; } } これがサービスの数分必要
nginx.conf 20⾏×20サービス(現在時点)→400⾏ サービスの追加⾃体はプラットフォームチームではなく、プロダクトチームに やってもらいたいと思っている。 400⾏ほぼコピペのコードがあるのはしんどい。 またプラットフォームチーム的には共通で設定変えたいとかありそう。その時40 箇所に1⾏ずつ⾜したPR出すのか for⽂を使いたい。
nginx.conf server { listen 8080; server_name ~^((?<pr>[a-z_0-9-]+)---(?<tenant>[a-z_0-9-]+))\.service-a\.hrbrain\.jp; location / {
set $url https://$pr---service-a.run.app; resolver 8.8.8.8 valid=10s; proxy_pass $url; proxy_set_header X-Forwarded-Host $host; } } server { listen 8080; server_name ~^(?<tenant>[a-z_0-9-]+))\.service-a\.hrbrain\.jp; location / { resolver 8.8.8.8 valid=10s; proxy_pass https://service-a.run.app; proxy_redirect off; proxy_set_header X-Forwarded-Host $host; } }
ChatGPTとのやりとり
OpenRestyとLuaついて OpenRestyは、NGINXベースのウェブプラットフォームで、Lua⾔語を使⽤して ⾼性能なウェブアプリケーションを作成するためのツールです。OpenRestyは、 サーバーサイドのWeb開発で柔軟性とスケーラビリティを提供します。Luaは、 優れたスピード、最⼩のメモリフットプリント、そしてCとの簡単なインター フェースを提供することで知られています。これにより、LuaはOpenRestyの内部 でのスクリプト作成に適しています。 これら⼆つの組み合わせにより、データリッチなウェブアプリケーションを効率 的に開発することができます。
私とLuaの関係
関係性① 前職でも今回のようなAPI Gateway⽤途でLuaを利⽤していた。 ただメインで上司が書いていたので、⼀部のコードを改変した程度(もしかしたら ないかもしれない)で⽂法は忘れてしまっている。
関係性② 4年に1回の頻度でRedisでAtomicな処理をするために利⽤する。 ただ書いても数⾏なので⽂法を気にしたことはない
私とChatGPTとの共闘
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最後にちゃんと動くか確認 エラーが出て動かなかった
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今度こそ動くか確認 無事動いた
最終結果 400⾏が54⾏になり13.5%に圧縮できました。 54⾏のうち20⾏はMapの定義でロジックらしいロジックは10⾏程度
まとめ
まとめ Luaについて詳しく知らないまま、動くものを作ることが可能になった。 OpenRestyではNginxでは⼿の届きにくいところをカバーできるのでちょっと使 う分には良かった。 どうChatGPTにニュアンスを伝えるかが重要だった。 またデバッグ⾃体は現状だと⾃分⾃⾝で⾏う必要があった。
追伸
追伸 結局map directiveやif directiveを駆使すれば、別にLuaいらなかったのでは?