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明日からドヤれる!超マニアックなAWSセキュリティTips10連発 / 10 Ultra-Ni...
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Yuji Oshima
April 18, 2026
Technology
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明日からドヤれる!超マニアックなAWSセキュリティTips10連発 / 10 Ultra-Niche AWS Security Tips
「JAWS-UG横浜 #100 祝・第100回スペシャル」で発表した資料
https://jawsug-yokohama.connpass.com/event/386995/
Yuji Oshima
April 18, 2026
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Transcript
明日からドヤれる! 超マニアックなAWSセキュリティTips10連発 大島 悠司 JAWS-UG横浜 #100 祝・第100回スペシャル 10 Tips of
AWS (みんなで作るAWS Tips 100連発)
1 大島 悠司 (Yuji Oshima) シニアセキュリティアーキテクト 株式会社野村総合研究所 / NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 セキュリティアナリストやサービス開発運用などを経て、
現在はクラウドセキュリティ製品のプリセールスに従事 100以上の資格を取得し、情報発信やコミュニティ運営にも力を入れている yuj1osm
10 Tips 1. Administrator 権限すら拒否する KMS キーポリシー 2. 信頼ポリシーの Principal:
* は全世界への開放 3. パブリックIPアドレス間通信はインターネットを経由しない 4. セキュリティグループの自己参照の罠 5. Lambda /tmp ディレクトリのデータ残留 6. S3 Object Lock Compliance モードの破壊力 7. CloudWatch Logs は暗号化しても中身が見える 8. CloudTrail データイベントの未設定による見逃し 9. AWS WAFのリクエストボディは 8KB の壁がある 10.Amazon Inspector のスキャン対象外 2 アイデンティティ ネットワーク データ ロギング モニタリング
1. Administrator 権限すら拒否する KMS キーポリシー ルートユーザーや管理者権限を持っていても、KMS の「キーポリシー」で明示的に 許可されていなければ、その鍵を使った復号も削除も一切できない リスク 鍵の管理者が不在になり、誰もデータにアクセスできなくなる
対策 キーポリシーは必ず明示的に許可する 3 AWS KMS key Role (Dev) IAMポリシー キーポリシー Decrypt { "Effect": "Allow", "Action": "kms:*", "Resource":{ “arn:aws:kms:*:{AWS AccountID}:key/{KeyName}” } } { "Effect": "Allow", "Action": "kms:Decrypt", "Principal": { "AWS": "arn:aws:iam::{AWS AccountID}:Prod" }, "Resource": "*“ } アイデンティティ
2. 信頼ポリシーの Principal: * は全世界への開放 ロールの信頼ポリシーで Principal: * を指定し、Condition を書き忘れると、
世界中の全AWSアカウントから AssumeRole 可能に リスク 外部からバックドアとして悪用される 対策 特別な理由がない限り、aws:PrincipalOrgID や aws:SourceAccount による条件指定を必須にする 4 AWS Cloud Role 信頼ポリシー { "Effect": "Allow", "Action": "sts:AssumeRole", "Principal": { "AWS": “*" }, "Resource": "*“ } AWS Cloud IAMポリシー User AssumeRole アイデンティティ
3. パブリックIPアドレス間通信はインターネットを経由しない AWS 環境では、パブリック IP アドレス間の通信はインターネット(外部ネットワーク)を経由しない 技術的実態 パケットは AWS のバックボーンネットワーク(物理インフラ)内でルーティングされる
IGW(インターネットゲートウェイ)を通ったとしても、それは論理的なゲートウェイであり、 通信自体は AWS の閉域網内で完結する 5 AWS Cloud VPC Public subnet Internet gateway Instance Public subnet Instance ここは何? Amazon VPC のよくある質問 https://aws.amazon.com/jp/vpc/faqs/ AWS 公式ドキュメントに記載あり ネットワーク
4. セキュリティグループの自己参照の罠 同じセキュリティグループを付けた EC2 インスタンス同士が、互いに全通信可能となり、 分散処理システムで活用できる リスク 1台の侵害が、同一セキュリティグループを持つ全サーバーへの横展開(ラテラルムーブメント)が容易 対策 用途ごとに最小限のセキュリティグループを使い、自己参照のセキュリティグループを使い回さない
6 Instance ec2-sg alb-sg インバウンドルール Protocol Port Source TCP 80 0.0.0.0/0 Application Load Balancer インバウンドルール Protocol Port Source TCP 80 alb-sg Instance self-sg インバウンドルール Protocol Port Source TCP 80 0.0.0.0/0 self-sg Application Load Balancer 通常 自己参照 これも 0.0.0.0/0 で 許可される ネットワーク
5. Lambda /tmp ディレクトリのデータ残留 Lambda は、 一時的に利用可能な /tmp ディレクトリが提供される リスク
実行環境の再利用により、前の処理の一時ファイルが残存・漏洩する可能性がある 対策 処理の最後に必ず /tmp 下のファイルを削除する 7 Lambda マネージドインスタンスのランタイム - AWS https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/lambda/latest/dg/ lambda-managed-instances-runtimes.html データ AWS 公式ドキュメントに記載あり
6. S3 Object Lock Compliance モードの破壊力 8 S3 の Object
Lock を Compliance で有効にすると、オブジェクトの削除や上書きを防止できる リスク オブジェクトの削除・上書ができず、「削除不能データ」が蓄積するとこで永続的な課金が発生する 対策 テスト段階では必ず Governance モードで挙動を確認する データ
7. CloudWatch Logs は暗号化しても中身が見える KMS でロググループを暗号化しても、CloudWatch の閲覧権限と KMS の復号権限を 持っていれば、中身は読めてしまう
リスク 機密情報が漏えいする可能性がある 対策 ロググループの「データ保護」を使用し、個人情報(PII)を自動的にマスキングする設定を入れる 9 データ保護により、機密情報をマスクできる ロギング
8. CloudTrail データイベントの未設定による見逃し 標準の CloudTrail は、リソースの作成や削除といった「管理イベント」しか記録ない リスク 管理イベントだけだと、誰がどんなデータにアクセスしたかは分からず、不正アクセスの見逃しにつながる 対策 重要な機密データを持つ
S3 バケットは、データイベントのログ記録を有効化する 10 CloudTrail S3データイベント 観点 CloudTrail S3 データイベント 主用途 いつ、誰が、どのAPIを実行 したのか管理操作の監査 S3オブジェクトへの操作の監査 対象 AWS API S3オブジェクトの読み書き 例 CreateBucke PutBucketPolicy StopInstances GetObject PutObject DeleteObject コスト 低(1つ目は無料) 高 監査適性 高 非常に高 ロギング
9. AWS WAF のリクエストボディは 8KB の壁がある AWS WAF でリクエストの中身をログ出力する場合、 記録されるのはリクエストボディの最初の
8KB(設定により変更可能だが上限あり)まで リスク 攻撃者が巨大な JSON の末尾に攻撃コードを仕込んだ場合、WAF のログには「正常な前半部分」しか残らず、 なぜ攻撃が成立したのか後から解析できない可能性がある 対策 Oversize handling で大きなリクエストを遮断(誤遮断に注意)したり、 アプリログの取得やパケット全体をキャプチャできる VPC Traffic Mirroring を配置する 11 POST / HTTP/1.1 Host: localhost:8080 Connection: keep-alive User-Agent: Mozilla/5.0 … Accept: */* Accept-Encoding: gzip, deflate Accept-Language: ja,en-US;q=0.9,en;q=0.8 Payload=********************************* ******************** ここに攻撃コードがあっても気付けない 最初の8KB モニタリング
10. Amazon Inspector のスキャン対象外 Inspector はパッケージマネージャー(yum や apt)で入れたソフトの脆弱性は検知できるが、 手動でソースからビルドしたバイナリや、は見落とすことがある リスク
手動インストールしたライブラリに致命的な脆弱性が潜んでいる可能性がある 対策 SCA(ソフトウェア組成分析)ツールの併用や、CI/CD パイプラインでのビルド時スキャンを徹底し、 OS 層だけでなくアプリケーション層の脆弱性を担保する 12 Lambda関数内のパッケージの条件 Inspectorの検知結果 バージョンが古いレイヤーを追加する METADATAで検知 pipコマンドで取得 METADATAで検知 pipコマンドで取得 & METADATAファイル名を変更 検知無し pipコマンドで取得 & METADATAファイルパスを変更 検知無し pipコマンドで取得 & METADATAファイルを削除 検知無し pipコマンドで取得 & METADATAファイルを書き換える METADATAで書き換えた バージョンとして検知 WindowsでWebサイトから取得 検知無し モニタリング
まとめ(再掲) 1. Administrator 権限すら拒否する KMS キーポリシー 2. 信頼ポリシーの Principal: *
は全世界への開放 3. パブリックIPアドレス間通信はインターネットを経由しない 4. セキュリティグループの自己参照の罠 5. Lambda /tmp ディレクトリのデータ残留 6. S3 Object Lock Compliance モードの破壊力 7. CloudWatch Logs は暗号化しても中身が見える 8. CloudTrail データイベントの未設定による見逃し 9. AWS WAFのリクエストボディは 8KB の壁がある 10.Amazon Inspector のスキャン対象外 13 アイデンティティ ネットワーク データ ロギング モニタリング