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DevOpsとリーンの理論と実践
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Yuzo Iwasaki
April 07, 2021
Technology
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DevOpsとリーンの理論と実践
Yuzo Iwasaki
April 07, 2021
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Transcript
DevOpsとリーンの理論と 実践 2021/04/07 Yuzo Iwasaki
自己紹介 ・Yuzo Iwasaki ・Engineering Manager @CAMPFIRE, Inc. (Ex-SRE) ・ @yuzoiwasaki
・趣味はギター、散歩など ・最近作ったもの https://github.com/yuzoiwasaki/bird-san 朝活コミュニティ用のSlackbotです #CAMPFIRE_MEETUP
今日はDevOpsとリーンの話をします #CAMPFIRE_MEETUP
DevOpsとは ・開発チーム(Dev)と運用チーム(Ops)がお互いに協調し合うことで、価値をより 迅速にエンドユーザーに届け続けるという概念 ・DevOps は文化運動であり、文化とツールの二側面がある ・DevOps はインフラにアジャイルを適用したものであり、リーン開発の思想が ベースになっている。また高信頼マネジメントなどの組織論も背景にある ・DevOps には明確な定義は存在しない
・class SRE implements DevOps #CAMPFIRE_MEETUP
リーン開発とは ・リーン開発はトヨタ生産方式(TPS)をソフトウェア開発に応 用させた開発手法 ・ムダを取り除くことに特徴がある #CAMPFIRE_MEETUP
カンバン リーン開発ではカンバンと呼ばれるボードを使ってタスクを 管理する 出典: https://lean-trenches.com/one-day-in-kanban-land/ #CAMPFIRE_MEETUP
カンバンのポイント ・WIP制限で各ステージごとのカードの数が制限されてい る ・プル型である ・バリューストリームが可視化されている #CAMPFIRE_MEETUP
WIP制限のメリット ・効率の悪いマルチタスクがなくなる ・ボトルネックが可視化される ・自然にタスクの粒度が小さくなる #CAMPFIRE_MEETUP
プル型であること ・ボトムアップでタスクを作ったり拾ったりできるようになる ・助け合いの精神が生まれる ・プル型の組織を実現するには心理的安全性が確保され ていることが重要 #CAMPFIRE_MEETUP
バリューストリーム ・バリューストリームとは顧客の要求からソフトウェアのデ プロイまでの流れを指す ・カンバンを使うことでバリューストリームを可視化できる ・全体を俯瞰して計測することで、どこにボトルネックがあ るかを特定し、取り除くことができる #CAMPFIRE_MEETUP
SREチームのカンバンボード #CAMPFIRE_MEETUP
SREチームのカンバンボード ・重要度と想定工数フィールドを設けることで、優先度とタ スクの粒度を視覚化しプルしやすくしている ・種別を設定することでトイルを可視化している ・本来はReviewやDeploy Readyステージも設けるべき だが、人数が少ないのでシンプルにしている #CAMPFIRE_MEETUP
カイゼン ・カイゼンとは作業における無駄をなくし、業務を効率化 する活動 ・ボトムアップであることが特徴 #CAMPFIRE_MEETUP
ソフトウェア開発における 3つのムダ ・間違ったものを作るというムダ ・学び損ねるというムダ ・過度な作業切り替えによるムダ #CAMPFIRE_MEETUP
改善を続ける ・失敗とは学ぶ機会である ・標準は挑戦や改善のために存在する ・科学的な方法を使う #CAMPFIRE_MEETUP
結果が重要なのではなく、人と結果を出せる システムを育てるのが重要 #CAMPFIRE_MEETUP
Thank you for listening ! #CAMPFIRE_MEETUP
Any questions ? #CAMPFIRE_MEETUP