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銀行・証券・保険領域における ブロックチェーン活用事例

bc/web3@loft
November 29, 2019

銀行・証券・保険領域における ブロックチェーン活用事例

bc/web3@loft

November 29, 2019
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  1. 2 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. Agenda 1. LayerXについて

    (5min) 2. LayerXが考えるブロックチェーン (8min) 3. 事例ご紹介 (7min)
  2. 3 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. • LayerXはBlockchain技術を基軸に、 パートナー企業様と並走し事業創造を行うテックカンパニーです

    A 証券 B 銀行 C 商社 保険 D 業種に応じて ソフトウェアを拡大 自社R&D ソフトウェア ライセンス パートナー企業様 ・モジュール開発 ・ライセンス提供 ・フィードバック ・業界/業務知見、ノウハウ等 • 企業が持つ課題に対して、技術・ビジネスの両面でブロックチェーンを活用の提案と事業化に向けた並走 • その過程でコンサルティング、共同レポート化、要件定義、開発や運用、改善などを実施 ブロックチェーンを活用したソフトウェアライセンス提供、共同事業化 2 • Zerochain - 世界初のアカウント型の秘匿ブロックチェーン実装。 Web3 FoundationからGrant獲得 • CBC Casper - 弊社論文がCrypto Valley Conference 2019にアクセプト。Ethereum FoundationからGrant獲得 • 研究領域:ゼロ知識証明 (+暗号理論全般), CBC Casper, 形式的検証等 ブロックチェーンの未来を切り開く R&D 1 1.1. LayerXの事業概要
  3. 4 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. プロダクト開発・新規事業に強い技術者集団 世界レベルのブロックチェーンR&D実績 -

    Gunosy(東証一部)創業者の福島を中心に、CTO経験者等の精鋭フルスタックエンジニアと、 起業経験者、元大手ITコンサル等の新規事業に強いBizDevで構成されたベンチャー企業 - 経営陣は3人がゼロから上場企業を作ったシリアルアントレプレナーで構成される経営チーム - 特に、B2Cサービス開発に強みを持つメンバー多数 - Zerochain - アカウントベースの秘匿ブロックチェーン(世界初) - Web 3 Foundation Grantを獲得(世界22社) - Casper CBC - 次世代コンセンサスアルゴリズムの理論的研究 - 学術論文としてCrypto Valleyに採択(日本初) - Ethereum Foundation Grantを獲得(日本初) 1.2. 会社の特徴
  4. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 5 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. • 金融、非金融全般的に上場企業様をメインにお取り組みを実施 1.3. 実績(現在進行中も含む、抜粋) 金融領域 非金融領域 大手総合商社 様 大手地銀 様 大手生命保険会社 様 海外カーシェア会社 様 大手教育系事業会社 様 大手Web系事業者 様 ・「次世代金融取引サービス」の実証実験 ・商用化検討に向けた協業 ・SRCへのテクニカルパートナー参画 ・保持Assetの有効活用へのBC活用への検討 ・PoC開発/事業化検討 ・新サービスへのBC活用検討 ・不動産証券化に関するBC活用検討 ・新商品開発時におけるBC活用の検討 ・PoC開発/事業化検討 ・Fintech領域サービスにおけるBC開発 ・教育証明書サービスに関するBC活用検討 ・メディア、ゲーム等へのBC活用検討 三菱UFJ信託銀行 様
  5. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 6 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. 1.4. LayerX Newsletter • 国内外のブロックチェーン関連ニュースを、 LayerXチームがまとめて毎週配信 • Biz編とTech編に分かれており、注目トピックには解説つき。コンテンツは全て無料 (※) サイト上でメールアドレスを登録頂くことで、メールでもお読み頂けます https://layerxnews.substack.com/ ※2019年6月時点
  6. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 7 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. https://blockchain-tokyo.connpass.com/ 1.5. コミュニティ運営 〜 blockchain.tokyo 〜 • 日本最大のブロックチェーンエンジニア向けのコミュニティ「 blockchain.tokyo」を運営 • 2,000人以上が登録、ブロックチェーン技術にフォーカスした meetupを毎月100人規模で実施 • 2019年6月で通算20回目を実施 日本においてはブロックチェーンエンジニアが少ないという課題があり、 ブロックチェーン技術を日本へ浸透させる為、 コミュニティ活動などを通してブロックチェーン技術の発展に貢献しております。
  7. 9 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. 2.1. ブロックチェーンの技術的性質 二重払い耐性

    改ざん耐性 スマートコントラクト 中央管理者なし (管理者を複数にできる) ブロックチェーンの特徴 どういう応用が可能か 価値の移転に使える 記録保存・履歴共有・ トレーサビリティ プログラムによる自動執行、 ワークフローの共有 利害が相反する相手との協業, 共創
  8. 10 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. 2.2. ブロックチェーンの利活用ポイント 企業A

    企業C 企業B 通貨 証券 ローン 契約書 貿易 保険 手形 請求書 etc • 企業間をまたいだ「データの共有」と「ワークフローの共有」が求められる領域で • 価値の移転を担保するために人の手が介在している箇所を • 自動化して価値がなめらかに流れるようにする
  9. 11 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. 2.3. 活用可能な分野の例 複数参加者による

    共有台帳 P2P 貿易金融 リコンサイル(突合) 透明性ある管理および効率的な取引プロセスの実現 企業間を連携した正確な情報共有を通じた業務効率化 台帳間で齟齬が無いことを確認する業務の削減 価値移転を衆人環視で 検証・監査 業界横断データ共有 アイデンティティ クロスボーダー送金 透明性を確保した上で情報が改ざんされてないと検証 透明性高い共有・証明を通じアクセスをよりスムーズに 清算・決済をリアルタイムに近いスピードで実施 記録結果の 改ざん困難性 登記・資格証明 投票 トレーサビリティ 第三者の信頼された介在人なしに、真正性を証明可能 投票内容および集計結果の不正を防止し結果検証も可能 来歴証明トラッキングデータの信頼性・正確性を担保 アトミックスワップ タイムラグを設けず同時にデジタルアセットを交換 プログラマブルな 決済自動執行 保険・配当支払い 契約管理 所定条件をトリガーに支払トランザクションを自動執行 所定条件をトリガーに自動執行しコスト・リスクを低減
  10. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 13 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. • ブロックチェーン技術を活用した「次世代金融取引サービス」の実証実験を実施 3.1. MUFG様との取り組み https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000036528.html
  11. 15 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. Large Size Middle

    Size Small Size Asset Size $30M〜 $1M〜 J-REIT、私募REIT、私募ファンド等の 既存手法で証券化可能 Crowdfunding等の 既存手法で資金調達可能 既存手法では証券化が難しい ホワイトスペース 3.3. Cryptorealtyのフォーカスしている領域 • 課題:既存の証券化手法では数十億円以上の Asset Sizeが中心で、証券化コスト・維持コストの問題で証券化 できない • ソリューション:Blockchainを活用した証券・資金管理に加えて、標準化・デジタル化等によりコストを削減。中 規模のAsset Sizeの物件でも資金調達できるような不動産証券化プラットフォーム
  12. 16 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. • Insurwave。船のGPSトラッキングで、航路による戦争リスクに応じたダイナミックな保険料を算出 •

    EY / Guardtimeが開発、海運最大手のMaerskも参画。商利用が進んでいる 引用:Insurwave, EY 分散台帳上により、複数の企業や組織にまたがるデータ管理 海上保険業務での非効率性やフリクショナル・コストを削減 3.4. パラメトリック保険:海上保険 Dynamic Pricing
  13. 17 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. 3.5. P2P保険〜中国のメガトレンド〜 •

    P2P保険 = コミュニティで保険料をプールに拠出、保険金請求時に、プールから保険金が支払 • 事後的に保険料を支払い、保険料を革新的に下げるモデルも登場 • オンライン上で多くのユーザー数を抱えており、支払機能を備えているプレイヤーに強み 引用:https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=61579&pno=2?site=nli 概要 ※相互宝(シャン・フ・バオ)のケース 主な取組企業 • 加入時の支払不要で、保険料が後払いかつ超格安 • 保険料は、月固定ではなく、給付金総額+管理費 • 一定以上の芝麻信用、給付受取可能まで90日の制約 • 保険事業者のマネタイズは管理費(給付金額×8%) 相互宝(アント・フィナンシャル) ・1ヶ月で会員数1,000万突破(現在6,000万超) ・アリペイでの支払(月 2回) ・2019年5月の支払保険金 =約1000万元 ・加入ハードルの低さ、透明性の高い情報開示 水滴互助(テンセント出資企業) ・開始3ヶ月で100万会員(現在7,000万超) ・登録時9元。WeChatもしくはアプリで加入 ・月4回ほど保険金請求書類がアプリ上で開示 ・契約者たちが査定、毎回の支払いは 1元未満 TongJuBao(SOSV出資企業) ・離婚保険、誘拐保険、身分証明証紛失保険 ・コミュニティを形成、保険料をプール ・保険金支払が少なければ、最大 75%還付 ・コミュニティ投票により保障内容等が変化 ・滴滴出行(中国版 Uber) ・蘇寧(スニン)易購(中国EC大手)  もP2P保険に参入。 ※国内事例:justincase社のわりかん保険(サンドボックス利用)
  14. 18 CONFIDENTIAL : © 2019 LayerX Inc. 一番大事!ブロックチェーンの利活用ポイント 企業A 企業C

    企業B 通貨 証券 ローン 契約書 貿易 保険 手形 請求書 etc • 企業間をまたいだ「データの共有」と「ワークフローの共有」が求められる領域で • 価値の移転を担保するために人の手が介在している箇所を • 自動化して価値がなめらかに流れるようにする