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ストア評価「2.4」だったCOCOARアプリを1年で「4.4」になんとかした方法@Cloud CIRCUS Meetup #2

drama
July 27, 2022

ストア評価「2.4」だったCOCOARアプリを1年で「4.4」になんとかした方法@Cloud CIRCUS Meetup #2

Cloud CIRCUS Meetup #2(2022/7/27)の登壇内容
https://startialab.connpass.com/event/250159/

開発者が想定するユーザーと実際のユーザーの行動は異なってしまうことが多いです。APP開発におけるユーザー体験を向上させる為に必要だったことを記載しています。

※SpeakerDeckではGifが動かないので動きありで見たい方はGoogle Slide (https://bit.ly/3EaRE3v) 版をご確認ください。

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July 27, 2022
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Transcript

  1. ストア評価「2.4」だったCOCOARアプリを
    1年で「4.4」になんとかした方法
    クラウドサーカス株式会社 多田努来真 2022/7/27

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  2. 🙌
    今日伝えたいこと
    2

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  3. ストア評価を上げるには
    ユーザー↔プロダクトのギャップを
    解消すること

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  4. ユーザーとプロダクトのギャップを解消するには?
    コアバリューを見極める
    ・一番行ってほしい体験は何?
    ・ユーザーをどのような気持ちにしたい?
    ユーザーストーリーを理解する
    ・認知→体験→再訪の流れにあった機能構成や導線になっている?
    ・メインストーリーから外れたユーザーは、どのような動きをする?
    問題を可視化する
    ・ストーリー進行の障壁はなに?
    ・APPの外側を想定している?
    4

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  5. 自己紹介
    氏名
     多田 努来真 (ただ どらま)
    所属
     クラウドサーカス株式会社
     CEGH Tokyo Group
    担当
     COCOAR
      プロダクトマネージャー / 開発ディレクター
     LESSAR
      プロダクトマネージャー(プロダクトオーナー)
    @1901drama
    数少ない Swift AR好きです
    5

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  6. ARコンテンツのプラットフォームアプリ
    その場で体験できるだけでなく 各地のイベント会場限定で体験できるもの、
    ゲーム、くじ引き などなど... 多様なコンテンツをお楽しみ頂けます。
    COCOAR(ココアル)とは
    ※2022/7 時点
    6

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  7. COCOAR(ココアル)とは
    ※2022/7 時点
    7

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  8. 2012
    COCOAR リリース
    マーカー検出と
    コンテンツ表示(擬似AR)
    2014
    COCOAR2 リリース
    ・マーカー追跡での
     コンテンツ表示
    ・ダッシュボード、
     PUSH通知など
    表示種類の拡張
    ・3Dコンテンツ表示
    ・スタンプラリー連携
    2020
    COCOAR - ココアル
    (クラウドサーカス)
    ・AR表現の拡張
    ・3Dモデルの作成
    歴史
    8

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  9. ©StartiaLab Group, AllRights Reserved. | CONFIDENTIAL
    広告の体験価値を底上げし、新たな次元に
    AR利用が世の中の当たり前になることを目指しています
    サービス開始:2012年
    導入社数:3800社
    ダウンロード数:350万
    登録コンテンツ数:100,000
    体験回数:400,000/月
    ※2022/5 時点 【ARGO】https://ar-go.jp/

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  10. 🙌
    ここから本題

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  11. COCOAR APPの課題
    ストア評価
    2.4
    2.7
    ※2020/10 時点
    初回体験まで長い 不揃いなUI
    目的がわかり辛い /成功率が低い
    11

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  16. ユーザーに
    全然伝わって無い

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  17. 対策① コアバリューは何か見極める
    Value Proposition Canvas
    参考:https://blog.nijibox.jp/article/value_proposition_canvas/
    最も提供したい体験はなにかを検討する
    ・課題の解消
    ・欲求の実現 など
    方法
    17

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  18. 対策① コアバリューは何か見極める(例:
    COCOAR)
    ※2022/2 時点
    コンテンツ体験で
    AR的な面白さを伝えること
    18

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  19. 対策② ユーザーストーリーを理解する
    ユーザーストーリーマッピング
    参考:https://note.com/hiroko_nozawa/n/n24a2c97e88a5
    ユーザーが体験する流れを洗い出す
    ・認知→体験→再訪の流れはどのように
    ・紐づく機能はなにか
    方法
    19

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  20. 不具合を感じると
    APP内の行動
    対策② ユーザーストーリーを理解する(例:
    COCOAR)
    1 2 3 4
    認知 インストール 起動 スキャン
    5
    表示 離脱
    6
    再認知
    7
    1 2 3
    オフライン
    (イベント等)
    オンライン
    (APP流入等)
    この時は
    イベント会場にいない
    イベントの案内は無いよ
    ! 低評価レビューする
    20

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  21. 対策③ 問題を可視化する
    ・ストア訪問数
    ・APP インストール/アンインストール数
    ・APP内のアクション
    多さや割合を元に判断
    定量的
    ・APPを認知した方法
    ・アクションするまでに心理
    ・インストール/アンインストールの理由
    ヒアリングや仮説を元に判断
    定性的
    21

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  22. 対策③ 問題を可視化する(定量的に)
    ・Firebase
    ・Google Anlytics
    ・Store Report (iOS/Android) など
    ツール
    22

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  23. 対策③ 問題を可視化する(定性的に)
    ※2021/2 時点
    23

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  24. 不具合を感じると
    APP内の行動
    対策まとめ
    1 2 3 4
    認知 インストール 起動 スキャン
    5
    表示 離脱
    6
    再認知
    7
    1 2 3
    オフライン
    (イベント等)
    オンライン
    (APP流入等)
    この時は
    イベント会場にいない
    イベントの案内は無いよ
    ! 低評価レビューする
    24

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  25. 対策まとめ
    不具合を感じると
    APP内の行動
    1 2 3 4
    認知 インストール 起動 スキャン
    5
    表示 離脱
    6
    再認知
    7
    1 2 3
    オフライン
    (イベント等)
    オンライン
    (APP流入等)
    この時は
    イベント会場にいない
    イベントの案内は無いよ
    ! 低評価レビューする
    感想tweetを
    Slack通知
    クラッシュ率改善
    問い合わせ窓口を
    設ける
    25

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  26. 対策まとめ
    不具合を感じると
    APP内の行動
    1 2 3 4
    認知 インストール 起動 スキャン
    5
    表示 離脱
    6
    再認知
    7
    1 2 3
    オフライン
    (イベント等)
    オンライン
    (APP流入等)
    この時は
    イベント会場にいない
    イベントの案内は無いよ
    ! 低評価レビューする
    チュートリアル
    レコメンド
    (他コンテンツを体験させる )
    一度見たコンテンツを
    ローカル記録
    感想tweetを
    Slack通知
    クラッシュ率改善
    UI修正/最適化
    問い合わせ窓口を
    設ける
    26

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  27. 対策まとめ
    不具合を感じると
    APP内の行動
    1 2 3 4
    認知 インストール 起動 スキャン
    5
    表示 離脱
    6
    再認知
    7
    1 2 3
    オフライン
    (イベント等)
    オンライン
    (APP流入等)
    この時は
    イベント会場にいない
    イベントの案内は無いよ
    ! 低評価レビューする
    チュートリアル
    レコメンド
    (他コンテンツを体験させる )
    評価依頼
    (レビューAPIコール)
    一度見たコンテンツを
    ローカル記録
    感想tweetを
    Slack通知
    クラッシュ率改善
    ストアページを見やすく改善
    評価(iOS)をリセット
    UI修正/最適化
    問い合わせ窓口を
    設ける
    27

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  28. 高評価を依頼して向上も狙う
    注意事項
    ・ユーザーが良い体験をした時に依頼する
    ・Androidは数回に一回だけしか表示されない
    28

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  29. ストア評価は改善されました
    ※2022/7/27時点
    29

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  30. ちなみに...
    iOS:DL率 UP
    Android:DL率 少しだけUP
    主作用
    ・初回体験の成功確率 UP
    ・1ユーザー当たりの体験回数 UP
    ▶ユーザーが以前よりAPPを信用してくれている?
    副作用
    ※2020年時点のCOCOARとの比較
    30

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  31. 🙌
    今日伝えたいこと
    (2回目)

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  32. まとめ:ユーザーとプロダクトのギャップを解消するには?
    コアバリューを見極める
    ・一番行ってほしい体験は何?
    ・ユーザーをどのような気持ちにしたい?
    ユーザーストーリーを理解する
    ・認知→体験→再訪の流れにあった機能構成や導線になっている?
    ・メインストーリーから外れたユーザーは、どのような動きをする?
    問題を可視化する
    ・ストーリー進行の障壁はなに?
    ・APPの外側を想定している?
    32

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  33. 「価値が届いているか?」
    確認し続けましょう
    ストア評価を上げるには
    ユーザー↔プロダクトのギャップを
    解消すること

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  34. 一緒に働くメンバーを募集しています!
    34
    東京・大阪・福岡・飯塚
    テクニカル職
    ・ディレクター
    ・エンジニア(AR:iOS/Android/Unity/Web/Infra)
    ・UI/UXデザイナー
    ・プロジェクトマネージャー
    ・QAエンジニア、テスター
    その他
    ・プロダクトマネージャー(プロダクトオーナー)
    ・スクラムマスター
    ・セールス
    ・コンサルタント
    などなど
    ▶Wantedly

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  35. ストア評価「2.4」だったCOCOARアプリを
    1年で「4.4」になんとかした方法
    クラウドサーカス株式会社 多田努来真 2022/7/27
    ご清聴
    ありがとう御座いました!

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