Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
rbs-inlineを使ってみた
Search
a_fujisaki
September 12, 2024
Programming
0
870
rbs-inlineを使ってみた
a_fujisaki
September 12, 2024
Tweet
Share
More Decks by a_fujisaki
See All by a_fujisaki
自作マクロと型生成
aki19035vc
0
22
rails newと同時に型を書く
aki19035vc
6
1.1k
“Rails × 型”での2年間を振り返る
aki19035vc
2
1.1k
Emacs × LSP × Steep
aki19035vc
0
230
MiniMagickの型を生成したい
aki19035vc
0
130
最近追加した型の紹介とその振り返り
aki19035vc
0
720
Other Decks in Programming
See All in Programming
Nitro v3
kazupon
2
270
自動テストのアーキテクチャとその理由ー大規模ゲーム開発の場合ー
segadevtech
2
950
イベントストーミングのはじめかた / Getting Started with Event Storming
nrslib
1
300
AIのバカさ加減に怒る前にやっておくこと
blueeventhorizon
0
160
AsyncSequenceとAsyncStreamのプロポーザルを全部読む!!
s_shimotori
1
270
Verilator + Rust + gRPC と Efinix の RISC-V でAIアクセラレータをAIで作ってる話 RTLを語る会(18) 2025/11/08
ryuz88
0
340
Web エンジニアが JavaScript で AI Agent を作る / JSConf JP 2025 sponsor session
izumin5210
3
550
なぜ強調表示できず ** が表示されるのか — Perlで始まったMarkdownの歴史と日本語文書における課題
kwahiro
9
5.1k
Atomics APIを知る / Understanding Atomics API
ssssota
1
120
組織もソフトウェアも難しく考えない、もっとシンプルな考え方で設計する #phpconfuk
o0h
PRO
10
4k
Promise.tryで実現する新しいエラーハンドリング New error handling with Promise try
bicstone
2
330
Inside of Swift Export
giginet
PRO
1
530
Featured
See All Featured
Code Review Best Practice
trishagee
72
19k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
348
40k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.3k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
15k
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
791
250k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
33k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.9k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
140
34k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.9k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
46
2.6k
Transcript
rbs-inlineを使ってみた Roppongi.rb#22 <2024-09-12> @aki19035vc
自己紹介 ❏ 藤崎 亮人 (a_fujisaki) ❏ @aki19035vc ❏ イタンジ株式会社 ❏
不動産会社向けのSaaSを提供 ❏ バックエンドエンジニア ❏ ほぼRails・たまにScala ❏ 物件基盤の開発責任者 ❏ Rails × 型 の話が好き ❏ 学生の頃(2016年くらい)からEmacs使ってます
今日話すこと ❏ rbs-inline を使ってみた話 ❏ どんな風に試したか ❏ 実際どうだったか (感想) ❏
良かったところ・気になったところなど ❏ 今後やること ※ rbsとかrbs-inlineとかsteepとかの詳しい解説はしません
rbs-inlineとは ❏ Rubyの型情報をソースコード内にコメントとして直接記述することで、 rbsファイルを別途作成せずに型情報を生成できるツール ❏ 詳しくはリポジトリとかRubyKaigi 2024 のセッションを見てください ❏ https://github.com/soutaro/rbs-inline
❏ https://rubykaigi.org/2024/presentations/soutaro.html
簡単な例
どんな風に試したか ❏ rbs_mini_magickという自作gemの型をrbs-inlineで生成するように変更 ❏ https://github.com/aki19035vc/rbs_mini_magick ❏ 元々はrbsとyardをどちらも書いていたため大変だった ❏ 今回は、全て手作業で rbs-inlineを使う形に書き写した
❏ 使用感とかを確かめるために頑張った ❏ rbsファイルをちゃんと書いていたので、そこからrbs-inlineのコメントを 機械的に付与することも検討はした ❏ yardコメントは全部消した
どうだったか (感想) ❏ コード内に型を直接書けるのは素晴らしい ❏ 今まではコードを書き終えた後、最後にまとめて型を書いてた ❏ rbs-inlineを使うと、コードを書くと同時にrbsを書けて効率が良い ❏ 機能的に足りないものなどは特になかった
❏ wikiに書き方が詳しく載っていたので特に困ることもなかった ❏ https://github.com/soutaro/rbs-inline/wiki/Syntax-guide
悩んでいること・気になること ❏ 書き方 ❏ `@rbs` を基本的に使い、attr_xxx, 定数などは `#:` で書くようにした ❏
yardスタイルの書き方はしない ❏ `#:`で統一しようかは迷っている ❏ 書き方を統一させるためのrubocopがあると嬉しい (rubocop-rbs-inline的な) ❏ rubocopで怒られる部分はひとまず無効化した ❏ rubocopにPRを出してくれる方がいるので、無事取り込まれれば無効化しなくても良くな りそう ❏ コード内に記述したrbsコメントが、生成後のrbsファイルにも含まれている ❏ 特に害はないが、なくても良いのでは?とは思った
今後の話 ❏ 業務で開発しているRailsアプリケーションにrbs-inlineを入れる予定 ❏ 型は(ほぼ)100%書いてある ❏ 人力で書き写すのは現実的ではない ❏ 既存のrbsからrbs-inlineのコメントを機械的に付与するスクリプトを作る予定 ❏
上手くいったら弊社のエンジニアブログで公開するつもり & LTもどこかでやり ます