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生徒がWowするプロダクトづくりを目指して〜atama plusのLeSS導入事例〜/LeSS case study of atama plus

atama plus
February 22, 2022

生徒がWowするプロダクトづくりを目指して〜atama plusのLeSS導入事例〜/LeSS case study of atama plus

2022年2月24日に実施された「エンタープライズアジャイル勉強会」にて、atama plus・スクラムマスターの河口(@chankawa919)が使用した登壇資料です。

▼「エンタープライズアジャイル勉強会」概要
https://easg.smartcore.jp/C22/notice_details/VURFRE5sVmg=

▼募集職種一覧
https://herp.careers/v1/atamaplus

▼その他参考資料
・atama+ culture code(Mission実現に向けて大切にしているカルチャーをまとめています)
https://www.atama.plus/wp-content/uploads/2020/07/atama%EF%BC%8B-culture-code.pdf
・3分でわかるatama plusのエンジニア(プロダクト部門の全体像がわかるスライドです)
https://speakerdeck.com/atamaplus/about-atama-plus-engineer
・開発チームの情報発信リンク集
https://linktr.ee/atama_plus_dev

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February 22, 2022
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Transcript

  1. ⽣ 徒 が W o w す る プ ロ

    ダ ク ト 作 り を ⽬ 指 し て a t a m a p l u s の L e S S 導 ⼊ 事 例 河 ⼝ 康 平 2022.02.24 エンタープライズアジャイル勉強会
  2. ⾃⼰紹介 経歴 2014年4⽉:フォルシア株式会社 2018年7⽉:atama plus カスタマーサクセス 2019年3⽉:atama plus プロダクトオーナー 2020年1⽉:atama

    plus スクラムマスター 2 河 ⼝ 康 平 @chankawa919
  3. ⓒ 2022 atama plus Inc. アウトライン 1. atama plusについて 2.

    僕らのプロダクトを取り巻く環境 3. atama plusのプロダクト開発 4. なぜLeSSを導⼊したのか? 5. LeSS導⼊後に起きたこと 6. LeSSの限界、次のスケールへ 7. まとめ 3 ⽣徒がWowするプロダクト作りを⽬指して
  4. ⓒ 2022 atama plus Inc. アウトライン 1. atama plusについて 2.

    僕らのプロダクトを取り巻く環境 3. atama plusのプロダクト開発 4. なぜLeSSを導⼊したのか? 5. LeSS導⼊後に起きたこと 6. LeSSの限界、次のスケールへ 7. まとめ 4 ⽣徒がWowするプロダクト作りを⽬指して
  5. atama plusについて

  6. 教育に、⼈に、社会に、 次の可能性を。 教育を新しくすること。それは、社会のまんなかを新しくする こと。私たちは学びのあり⽅を進化させます。 学習を⼀⼈ひとり最適化し、「基礎学⼒」を最短で⾝につける。 そのぶん増える時間で、「社会でいきる⼒」を伸ばす。 それが私たちの⽬指すもの。⾃分の⼈⽣を⽣きる⼈を増やし、 これからの社会をつくっていきます。 M i

    s s i o n atama plus株式会社
  7. ⓒ 2022 atama plus Inc. 7 従来の勉強だけではない学びを提供する 基礎学⼒ ⽣きる⼒

  8. ⓒ 2022 atama plus Inc. 従来の勉強だけではない学びを提供する 8 atama plus株式会社 「基礎学⼒」

    の習得 「基礎学⼒」 の習得 「社会でいきる⼒」の習得
  9. AI先⽣「atama+」を 全国の塾・予備校にSaaSモデルで提供しています。 atama+は、⼀⼈ひとりの得意、苦⼿、伸び、 つまずき、忘却度などの情報を収集・分析して、 ⼀⼈ひとりに合った「⾃分専⽤カリキュラム」を提供します。 学習をPersonalize「atama+」

  10. ⓒ 2022 atama plus Inc. オンライン模試の開発・提供を開始 10 新たな取組み 2020年7⽉より、駿台予備学校と共にオンライン模試をスタートしました。 弱点にあわせて

    学習 いつどこからでも受験可能 受験直後に フィードバック
  11. ⓒ 2022 atama plus Inc. アウトライン 1. atama plusについて 2.

    僕らのプロダクトを取り巻く環境 3. atama plusのプロダクト開発 4. なぜLeSSを導⼊したのか? 5. LeSS導⼊後に起きたこと 6. LeSSの限界、次のスケールへ 7. まとめ 11 ⽣徒がWowするプロダクト作りを⽬指して
  12. 僕らのプロダクトを取り巻く環境

  13. ⓒ 2022 atama plus Inc. 全国トップ100の塾の約3割で導入済。2022年1月末現在、2700教室以上に拡大。 導⼊塾・予備校 僕らのプロダクトを取り巻く環境

  14. ⓒ 2022 atama plus Inc. 複数のペルソナと複数のプロダクトが連動 14 僕らのプロダクトを取り巻く環境 ⽣徒 講師

    教室⻑ 塾本部
  15. ⓒ 2022 atama plus Inc. Mission実現に向けて、プロダクトの改善・新規開発をする仲間が増加 15 僕らのプロダクトを取り巻く環境

  16. ⓒ 2022 atama plus Inc. アウトライン 1. atama plusについて 2.

    僕らのプロダクトを取り巻く環境 3. atama plusのプロダクト開発 4. なぜLeSSを導⼊したのか? 5. LeSS導⼊後に起きたこと 6. LeSSの限界、次のスケールへ 7. まとめ 16 ⽣徒がWowするプロダクト作りを⽬指して
  17. atama plusのプロダクト開発

  18. ⓒ 2022 atama plus Inc. 「発⾒」と「開発」を並⾏して進めるデュアルトラックアジャイル 18 atama plusのプロダクト開発 現場から吸い上げた

    アイデア・ペイン 発 ⾒ 開 発 Discover Track 仮説検証 Deliver Track 開発 Release SM エンジニア デザイナー QA 仮説検証して 確からしいアイデア idea pain PO SM 発⾒と開発という2つのトラックを並⾏して進める「デュアルトラックアジャイル」を採⽤しています。
  19. ⓒ 2022 atama plus Inc. 「発⾒」と「開発」を並⾏して進めるデュアルトラックアジャイル 19 atama plusのプロダクト開発

  20. ⓒ 2022 atama plus Inc. アウトライン 1. atama plusについて 2.

    僕らのプロダクトを取り巻く環境 3. atama plusのプロダクト開発 4. なぜLeSSを導⼊したのか? 5. LeSS導⼊後に起きたこと 6. LeSSの限界、次のスケールへ 7. まとめ 20 ⽣徒がWowするプロダクト作りを⽬指して
  21. なぜLeSSを導⼊したのか?

  22. ⓒ 2022 atama plus Inc. 〜2020年5⽉(3つのスクラムチーム) 22 なぜLeSSを導⼊したのか? ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance

    、SMはスクラムマスターの略です。 SM デザイナー エンジニア QA PO ペルソナ
  23. ⓒ 2022 atama plus Inc. 開発チームの拡⼤に伴い想定された課題 • 局所最適の加速 • 打ち⼿の優先順位が各チームにとっての最適になり、開発チーム全体とし

    ての提供価値が最⼤化されなくなる • スクラムチームのサイロ化 • 異なるプロダクトバックログ間の関係性が⾒えづらくなり、スクラムチー ム間で協働しづらくなる • プロダクト全体への責任感 • スクラムチームごとの局所最適が加速すると、プロダクト全体に対する責 任感が薄れていくと同時に、プロダクトの統⼀感や⼀体感が失われていく 23 なぜLeSSを導⼊したのか?
  24. ⓒ 2022 atama plus Inc. 2020年5⽉〜(LeSSの導⼊、1⼈のPOと3つの開発チーム) 24 なぜLeSSを導⼊したのか? ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance

    、SMはスクラムマスターの略です。 SM デザイナー エンジニア QA PO ペルソナ
  25. ⓒ 2022 atama plus Inc. LeSS導⼊検討時の主論点 • ⼤規模なスクラムイベントのファシリテーションが成⽴するのか • 混合チームでのスプリントプランニング1、バックログリファインメントの

    イメージが沸かない • 調整と統合をどのように⾏っていくか • 合意形成をどうとっていくのか • デュアルトラックアジャイルの考え⽅とどう組み合わせていくか • LeSS導⼊前まで各スクラムチームでPOとチームメンバーが⼆⼈三脚で⾏っ ていたディスカバリーが、LeSS導⼊後のPO1⼈体制で成⽴するのか 25 なぜLeSSを導⼊したのか?
  26. ⓒ 2022 atama plus Inc. Sprintを⽌めてLeSSを導⼊ • LeSSについて理解するワークショップ(計2⽇間) • 新しく統合したプロダクトバックログの複数チームでのリファインメント(計

    2⽇間) • 各チームでのチームビルディング 26 なぜLeSSを導⼊したのか?
  27. ⓒ 2022 atama plus Inc. 2020年5⽉〜(LeSSの導⼊、1⼈のPOと3つの開発チーム) 27 なぜLeSSを導⼊したのか? ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance

    、SMはスクラムマスターの略です。 SM デザイナー エンジニア QA PO ペルソナ
  28. ⓒ 2022 atama plus Inc. アウトライン 1. atama plusについて 2.

    僕らのプロダクトを取り巻く環境 3. atama plusのプロダクト開発 4. なぜLeSSを導⼊したのか? 5. LeSS導⼊後に起きたこと 6. LeSSの限界、次のスケールへ 7. まとめ 28 ⽣徒がWowするプロダクト作りを⽬指して
  29. LeSS導⼊後に起きたこと

  30. ⓒ 2022 atama plus Inc. LeSS導⼊から3ヶ⽉たって⽣じた痛み • 【課題①】各フィーチャーチームに求められるレベルが上った • 理由:より本質的な課題に取り組むことができる⼀⽅、扱う課題の

    抽象度・複雑度・難易度もぐっと上がった • 打ち⼿:抽象的な課題仮説の整理が得意な事業開発のメンバーを追加 • 【課題②】組織アジリティ向上のための学習コストが果てしない • 理由:所属チーム、職種、⼊社時期⼊による知識の⾮対称性 • 打ち⼿:課題の⽬線合わせ&オンボの充実&徐々に型を外す 30 LeSS導⼊後に起きたこと
  31. ⓒ 2022 atama plus Inc. 2020年5⽉〜(LeSSの導⼊、1⼈のPOと3つの開発チーム) 31 LeSS導⼊後に起きたこと ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance

    、SMはスクラムマスターの略です。 SM デザイナー エンジニア QA PO ペルソナ
  32. ⓒ 2022 atama plus Inc. 2021年3⽉(5チーム体制、BXという役割の導⼊) 32 LeSS導⼊後に起きたこと ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance

    、SMはスクラムマスターの略です。 SM デザイナー エンジニア QA PO/BX ペルソナ
  33. ⓒ 2022 atama plus Inc. アウトライン 1. atama plusについて 2.

    僕らのプロダクトを取り巻く環境 3. atama plusのプロダクト開発 4. なぜLeSSを導⼊したのか? 5. LeSS導⼊後に起きたこと 6. LeSSの限界、次のスケールへ 7. まとめ 33 ⽣徒がWowするプロダクト作りを⽬指して
  34. LeSSの限界、次のスケールへ

  35. ⓒ 2022 atama plus Inc. 次なるアジャイル開発のスケールを模索 • 今後3〜4ヶ⽉毎に1チームのペースで開発チームを増やすことを⽬指す • LeSSに慣れてはきたものの、その体制が現在の5チームから6,

    7, 8チームと増 えていった際、どこかで限界が来ると感じ、早めに次の開発体制の模索を開始 35 LeSSの限界、次のスケールへ
  36. ⓒ 2022 atama plus Inc. どのようにチームを分割するか • いろいろなチームの分割⽅法を検討 • 例:事業の顧客セグメントで分ける、狭義のプロダクト単位で分ける、

    ユーザー体験ベースで分ける、⼀定のコンポーネントで分ける • 現時点で⾒えている、向こう3〜6ヶ⽉で取り組みたい開発テーマを棚卸ししな がら、僕たちが開発組織として⼤切にしたいことも踏まえて議論 • まだまだ事業の不確実性が⾼く、3ヶ⽉ごとに戦略をアップデートしている現 在のatama plusにおいては、特定の分割軸でチームを分けることはリスクが⾼ いと判断 36 LeSSの限界、次のスケールへ
  37. ⓒ 2022 atama plus Inc. 2つの実験を実施 • 【実験①】開発効率・開発基盤系に取り組むDev・QAのみのスクラムチーム を切り出す •

    開発効率・開発基盤に投資するテーマの優先順位がなかなか上がらない • チーム内のリソース配分が難しい • 【実験②】担当領域を決めずに、1つのLeSSを2つのエリアに分割してみる • 2つのLeSSのエリアで、それぞれのスクラムイベントが成⽴するのか?そ れぞれのエリアで相互に連携できるのか? • その運⽤に慣れる、運⽤課題を出そうという実験 37 LeSSの限界、次のスケールへ
  38. ⓒ 2022 atama plus Inc. LeSS Hugeに近い形へ 38 LeSSの限界、次のスケールへ

  39. ⓒ 2022 atama plus Inc. 実験結果 • 😄5チームLeSSのときに⽐べて、プロダクトオーナーがよりチームメンバーと 密に連携がとれるようになった •

    😄エリアとしてやるべきテーマがクリアになり、選択と集中が⾏えるように なった • 😄 5チームのLeSSから2チームのLeSSになったため、スクラムイベントが軽量 化され、エリア内の連携が密になった • 😭⾃分が属していないエリアが何をやっているのかわからなくなった • 同じエリア内の情報のキャッチアップコストは減った⼀⽅で、コンフリク トの不安もある 39 LeSSの限界、次のスケールへ
  40. ⓒ 2022 atama plus Inc. アウトライン 1. atama plusについて 2.

    僕らのプロダクトを取り巻く環境 3. atama plusのプロダクト開発 4. なぜLeSSを導⼊したのか? 5. LeSS導⼊後に起きたこと 6. LeSSの限界、次のスケールへ 7. まとめ 40 ⽣徒がWowするプロダクト作りを⽬指して
  41. まとめ

  42. ⓒ 2022 atama plus Inc. まだまだ旅の途中 • 2022年2⽉時点でもう1チーム増えて、3チームLeSS、2チームLeSS、1スクラ ムチームという構成 •

    現在アーキテクチャ観点、プロダクトマネジメント観点での開発組織のスケー ルを検討中 42 まとめ 「組織戦略はプロダクト戦略に基づく」 「組織構造は⾏動を規定し、⾏動はカルチャーを作る」 「実験できるカルチャーづくりこそが最も⼤切」
  43. AIで、⼀⼈ひとりに、最短で「わかる!」を。