顧客のBurning needsを解決しPMFを達成するプロダクトマネージャーカンファレンス 2020
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アジェンダ01. 自己紹介02. Burning needsとは03. Burning needsの特定方法a. 仮説フェーズb. 検証フェーズc. 検証方法04. PMFを達成する
前置き本セッションは、BtoBプロダクト話です。BtoCには必ずしも当てはまらない可能性があることをご留意ください。
01. 自己紹介
Autify CEO 近澤良● エンジニア歴10年以上● DeNA(日本) → Viki(シンガポール) → Hoodline(US)● 趣味は蒙古タンメン中本自作
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AutifyについてAIを用いたソフトウェアテスト自動化No codeで誰でも簡単 AIがメンテナンス
沿革と社員数2016/09創業2018/08Alchemist Accelerator2019/03Autifyベータ版公開2019/10Autify正式版公開暗黒時代約2年半の間にピボット8回以上、社名2回変更
Alchemist Acceleratorに合格
Alchemistの教えBurning needsを解決せよby Ravi Belani
02. Burning needsとは
Burning needs?
よくある間違い素晴らしい製品を思いついた。さぁ開発しよう。
よくある失敗ニーズがなかった...
よくある失敗開発から始めてはいけない
まず最初に顧客と話せ正しい進め方
03. Burning needsの特定方法
Burning needs特定プロセス仮説フェーズ検証フェーズ(ヒアリング)検証できたか製品開発へYesNo
03.a仮説フェーズ
仮説フェーズ1. 顧客セグメントを仮定する2. 課題を仮定する3. 解決策を仮定する「誰」の「何の課題」を「どうやって解決する」のか仮定
顧客セグメントの仮定● 業種● 従業員規模● 役職● などセグメントによって課題が異なるので、細かいほど良い。検証を重ねて詳細化。
顧客セグメント例荒い例● QAマネージャー細かい例● 従業員規模1,000名以上● 自社開発を行っている● ITサービス業● QAチームが10名以上● QAマネージャー
課題の仮定最初は分からないので自身の経験から仮定する。まずは荒くても良い。こちらも検証を重ねて詳細化。荒い例● テスト自動化がなかなか進まない細かい例● エンジニア不足のためテスト自動化が進まない
解決策の仮定● 顧客が現在の解決策を理解する● 現在の解決法より10倍良い方法● できる限りシンプルに一点突破
悪い解決策の例● 複数の別の課題を解こうとしている(シンプルでない)例)ドキュメントも書けるし翻訳もできるし配信もできる● 既存の解決策のプラスαでしかない(良さが10倍以下)例)Git連携しやすい翻訳ツール
03.b検証フェーズ
検証フェーズ● 顧客へのヒアリングを行い仮説を検証● 検証の結果を受けて仮説フェーズに戻り、仮説を見直す
ヒアリングで気をつける事● アンラーン仮説を鵜呑みにしない。自らの先入観を捨てて、顧客の課題特定に全力を注ぐ。● 発火原因をdigる(深掘る)なぜその課題が発生したのか、背景をできる限り詳細に把握する。● メモを詳細に取るメモがないと直近のミーティングの印象に引きづられて全体感が分からなくなる。
ヒアリングの進め方1. 参加者と組織の理解2. 課題は何かdigる3. 課題に対する現在の解決策4. 解決策の提案5. 予算の確認
俯瞰するミーティングノートから課題を抽出して、言及された順に並べてみると、思わぬ共通項が発見されることも
03.c検証方法
検証方法● 最も確度の高い検証方法は、実際に売る事● 開発前から契約が取れれば、Burning needsを特定できた可能性が極めて高い● Autifyは最初の契約獲得時には、簡単なスライドとデモビデオしかなかった
良いですね。完成したら教えてください。課題が燃えていない顧客の反応
契約するので、すぐに使わせてください課題が燃えている顧客の反応
04. PMFを達成する
PMFとは● Product Market Fit● 製品が市場のニーズにフィットした状態のこと
PMFの前段階● Problem Solution Fit● 解くべき課題と解決策が合致した状態● 前章の話
よくある疑問どうなったらPMFを達成したと言えますか?
PMFの状態PMFは達成したら絶対に分かるby Peter Reinhardt, CEO Segment
PMFの状態例
Burning needsの解決なしに成功なし
ご清聴頂きありがとうございましたAutify デモリクエスト受付中 & 積極採用中