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顧客のBurning needsを解決しPMFを達成する

Autify
October 27, 2020

顧客のBurning needsを解決しPMFを達成する

Autify

October 27, 2020
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Transcript

  1. 顧客のBurning needsを解決し
    PMFを達成する
    プロダクトマネージャーカンファレンス 2020

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  2. アジェンダ
    01. 自己紹介
    02. Burning needsとは
    03. Burning needsの特定方法
    a. 仮説フェーズ
    b. 検証フェーズ
    c. 検証方法
    04. PMFを達成する

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  3. 前置き
    本セッションは、BtoBプロダクト話です。BtoCには必ずしも当てはまらない可能
    性があることをご留意ください。

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  4. 01. 自己紹介

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  5. Autify CEO 近澤良
    ● エンジニア歴10年以上
    ● DeNA(日本) → Viki(シンガポー
    ル) → Hoodline(US)
    ● 趣味は蒙古タンメン中本自作

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  6. Blog & Podcast

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  7. Autifyについて
    AIを用いたソフトウェアテスト自動化
    No codeで誰でも簡単 AIがメンテナンス

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  8. 沿革と社員数
    2016/09
    創業
    2018/08
    Alchemist Accelerator
    2019/03
    Autifyベータ版公開
    2019/10
    Autify正式版公開
    暗黒時代
    約2年半の間にピボット8回以上、社名2回変更

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  9. Alchemist Acceleratorに合格

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  10. Alchemistの教え
    Burning needsを解決せよ
    by Ravi Belani

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  11. 02. Burning needsとは

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  12. Burning needs?

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  13. よくある間違い
    素晴らしい製品を思いつい
    た。さぁ開発しよう。

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  14. よくある失敗
    ニーズがなかった...

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  15. よくある失敗
    開発から始めてはいけない

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  16. まず最初に
    顧客と話せ
    正しい進め方

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  17. 03. Burning needsの特定方法

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  18. Burning needs特定プロセス
    仮説フェーズ
    検証フェーズ
    (ヒアリング)
    検証
    できたか
    製品開発へ
    Yes
    No

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  19. 03.a
    仮説フェーズ

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  20. 仮説フェーズ
    1. 顧客セグメントを仮定する
    2. 課題を仮定する
    3. 解決策を仮定する
    「誰」の「何の課題」を「どうやって解決する」のか仮定

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  21. 顧客セグメントの仮定
    ● 業種
    ● 従業員規模
    ● 役職
    ● など
    セグメントによって課題が異なるので、細かいほど良い。
    検証を重ねて詳細化。

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  22. 顧客セグメント例
    荒い例
    ● QAマネージャー
    細かい例
    ● 従業員規模1,000名以上
    ● 自社開発を行っている
    ● ITサービス業
    ● QAチームが10名以上
    ● QAマネージャー

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  23. 課題の仮定
    最初は分からないので自身の経験から仮定する。
    まずは荒くても良い。こちらも検証を重ねて詳細化。
    荒い例
    ● テスト自動化がなかなか進まない
    細かい例
    ● エンジニア不足のためテスト自動化が進まない

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  24. 解決策の仮定
    ● 顧客が現在の解決策を理解する
    ● 現在の解決法より10倍良い方法
    ● できる限りシンプルに一点突破

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  25. 悪い解決策の例
    ● 複数の別の課題を解こうとしている(シンプルでない)
    例)ドキュメントも書けるし翻訳もできるし配信もできる
    ● 既存の解決策のプラスαでしかない(良さが10倍以下)
    例)Git連携しやすい翻訳ツール

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  26. 03.b
    検証フェーズ

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  27. 検証フェーズ
    ● 顧客へのヒアリングを行い仮説を検証
    ● 検証の結果を受けて仮説フェーズに戻り、仮説を見直す

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  28. ヒアリングで気をつける事
    ● アンラーン
    仮説を鵜呑みにしない。自らの先入観を捨てて、顧客の課題特定に全力
    を注ぐ。
    ● 発火原因をdigる(深掘る)
    なぜその課題が発生したのか、背景をできる限り詳細に把握する。
    ● メモを詳細に取る
    メモがないと直近のミーティングの印象に引きづられて全体感が分からな
    くなる。

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  29. ヒアリングの進め方
    1. 参加者と組織の理解
    2. 課題は何かdigる
    3. 課題に対する現在の解決策
    4. 解決策の提案
    5. 予算の確認

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  30. 俯瞰する
    ミーティングノートから課題を抽
    出して、言及された順に並べて
    みると、思わぬ共通項が発見さ
    れることも

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  31. 03.c
    検証方法

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  32. 検証方法
    ● 最も確度の高い検証方法は、実際に売る事
    ● 開発前から契約が取れれば、Burning needsを特定できた可
    能性が極めて高い
    ● Autifyは最初の契約獲得時には、簡単なスライドとデモビデ
    オしかなかった

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  33. 良いですね。完成したら教え
    てください。
    課題が燃えていない
    顧客の反応

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  34. 契約するので、すぐに使わせ
    てください
    課題が燃えている
    顧客の反応

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  35. 04. PMFを達成する

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  36. PMFとは
    ● Product Market Fit
    ● 製品が市場のニーズにフィットした状態のこと

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  37. PMFの前段階
    ● Problem Solution Fit
    ● 解くべき課題と解決策が合致した状態
    ● 前章の話

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  38. よくある疑問
    どうなったらPMFを達成したと
    言えますか?

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  39. PMFの状態
    PMFは達成したら絶対に分
    かる
    by Peter Reinhardt, CEO Segment

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  40. PMFの状態例

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  41. Burning needsの解決なしに
    成功なし

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  42. ご清聴頂き
    ありがとうございました
    Autify デモリクエスト受付中 & 積極採用中

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