Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

IT入門2(3)コンピューターの種類と構成要素

yd46
August 15, 2023

 IT入門2(3)コンピューターの種類と構成要素

2018年~2019年のITエンジニア未経験者向けの研修資料として作成検討した際のベース資料です。題材が少し古い箇所もあるかと思いますが、大筋はいまでもまだ使えるかと思いますので、PC自体に詳しくない方の入門用にお使いください。
なお、目標としては「半年ぐらいでITパスポート合格」を目指している内容なので、どちらかというと内部の仕組み寄りの話から入るスタイルになっています(取っかかりやすさは犠牲にしています)。
また、口頭での説明を添えることを想定したスライドですので、説明が足りていない箇所があるかとおもいますが、ご了承ください。

yd46

August 15, 2023
Tweet

More Decks by yd46

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 目次 2 • コンピューターの種類 – 形状や用途による分類 – 物理コンピューターと仮想コンピューター • コンピューターの構成要素

    – CPU(中央処理装置) – 主記憶装置(メモリー) – ストレージ – 電源装置 – 光学ディスク装置 – ネッワークアダプター – 入力装置 – 出力装置
  2. • パーソナルコンピューター(Personal Computer: PC) – 主に個人使用を想定したコンピューターです。日本での略称は「パソコン」で すが、1980年代初頭のころは、それ以前の巨大なコンピューターと対比し て「Micro Computer: マイコン」と呼ばれていました。

    近年で「コンピューター」と言えば、大抵は「パソコン」のことで、普段の生活で も身近にあります。 – 様々な形態があり、様々な用途に使われます。 形状による分類 5
  3. 用途による分類 14 • クライアントコンピューター(Client Computer) – 前述の「サーバーコンピューター」に対して、サーバーからサービスを受ける側 のコンピューターを、サーバーコンピューターに対して「クライアントコンピュー ター」と呼びます。 –

    我々のスマートフォンやPCでYouTubeの動画を見た場合、YouTube社の コンピューターが「サーバー」、我々のスマートフォンが「クライアント」になります。 YouTube Server YouTube Client
  4. 用途による分類 16 • ラックマウント型サーバーコンピューター(Rack-Mounted Computer) – 薄い引き出しのような形状のコンピューターです。 – ラック(棚)と呼ばれる枠にはめ込んで使います。 –

    何台ものサーバーコンピューターはめ込んで大規模なシステムを運用しやすくします。 – ラックの高さや幅は各メーカーとも統一されていて、各社の製品を自由に組み合わせて利用で きるようになっています。
  5. 用途による分類 19 • メインフレーム(Main Frame) – 企業の業務処理などを集中的に行う大型コンピューターの総称です。 – 「汎用機」「ホストコンピューター」と呼ばれるものもこれと同義です。 –

    Windowsなどではなく、製造元が作った専用のソフトを使って操作したり、 プログラムを組んだりします。 – このタイプのコンピューターは使い方が 一般的ではなく「クローズド」なので、 これらに対してWindowsなどを使った システムを「オープン系システム」と呼びます。
  6. 仮想コンピューター 22 • 仮想コンピューターとは(Virtual Computer) – コンピューターの中で、ソフトウェアとして作った偽のコンピューターを動かす仕 組みや、動かされているコンピューターを「仮想コンピューター」または「仮想 機械(Virtual Machine、略してVM)と呼びます。

    – VRなどで人間が仮想的な世界の中にいるかのように錯覚するように、仮想 コンピューターで動くソフトウェアは、「自分は物理世界のコンピューターの中 にいる」思い込まされて動きます。 サーバーコンピューター 仮想コンピューター サーバーコンピューターの中
  7. コンピューターの構成要素 ©2019 Sigma-crest. Inc. All rights reserved. 25 CPU(中央処理装置) •

    Central Processing Unitの略です。 • コンピューターの中心であり、頭脳に相当します。コンピューターの中にはかならず これに相当する部品が入っています。 • 現在、性能や用途や消費電力など異なる多種多様な製品が販売されていま す。 • Intel社やAMD社の製品が有名です。
  8. コンピューターの構成要素 26 主記憶装置(メモリー) • CPUが処理するデータやプログラムを一時的に記憶する装置です。 • CPUはこの装置に入っているデータを使って仕事を行います。 • 内容を読み書き可能なRAM(Random Access

    Memory)と読み出し専 用のROM(Read Only Memory)に大別されます。一般に「主記憶装 置」「メモリー」と言った場合、大抵はRAMを指します。 • データ読み書きの速度や、入る量などが 異なる製品が多数製造販売されています。
  9. コンピューターの構成要素 29 ストレージの種類 • ソリッドステートドライブ(Solid State Drive、SSD) SDカードやUSBメモリーと同じ「フラッシュメモリー」と呼ばれる、電源をOFFにし ても記録が消えないメモリーを使ったストレージです。HDDと同じ接続端子に なっており、従来のHDDの代わりに利用できます。

    HDDと違い、回転する金属板などが無いため衝撃などにも強く、音もしません。 また、読み書きの速度も速くなります。ただし、繰り返し読み書きした際の耐久 性に若干問題があるというのが難点です。