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Oculus Questでマリオネットを召喚して遊んでみた

Oculus Questでマリオネットを召喚して遊んでみた

Oculus Questでマリオネット(糸操り人形)を動かすプロトタイプ的なソフトの紹介です。「ハンドトラッキングがあるとこんなことが出来ます」的な事例紹介になっているほか、VRアバターの一形態としてこんなのどうかな、という概論共有も兼ねています。

Baku_Dreameater

June 18, 2019
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Transcript

  1. Oculus Questでマリオネットを
    召喚して遊んでみた
    獏星(ばくすたー)@baku_dreameater
    2019/06/18
    Standalone VR Meetup #02
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  2. 何について話すのか
    ・昨日動かしたものの紹介
    ・ハンドトラッキングの事例共有
    ※本LTは飛び込みです
    https://twitter.com/baku_dreameater/status/1140649061139095552
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  3. もくじ
    • マリオネットって何?種類は?動かし方は?
    • なぜ作ったのか
    • どう作っているのか
    • 得られた知見
    • 今後やりたいこと
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  4. マリオネットって何?
    マリオネット(仏: Marionnette、英: Marionette)は、
    人形劇でよく使われる操り人形の一つであり、
    特に糸で操るものを指す。日本では糸繰り人形とも言う。
    マリオネットの語源はフランス語においての
    「マリオ」「マリア」の親愛形である。
    ただし、フランス語のマリオネット(Marionnette)は、
    糸操り人形に限定されず、英語のパペット(puppet)と同義で、
    動かして楽しむ人形全般を意味する。
    マリオネット (Wikipedia)
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88
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  5. マリオネットの種類は?
    近縁種も入れると意外にたくさん
    ・糸で動かすもの(Marionette)
    ・完全に糸だけで吊るす ← 今回はコレ
    ・胴体には金属串 + 手足を糸で操作
    ・手を突っ込んで動かす(Puppet) = いわゆる腹話術人形
    ・指で直接動かすだけ
    ・口パクの機構があるもの
    ※ヒト型以外も探すとあります
    参考: パペットハウスの商品で全バリエーション見られます。
    https://www.puppet-house.co.jp/ 5

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  6. マリオネットの動かし方
    糸で吊っているタイプの事例(※参考ページのSkeleton 2008)で紹介 + 実演
    ・右手
    ・手全体 : 全身動作
    ・親指 : 足踏み動作
    ・人差し指: 口パク
    ・左手
    ・両手、腰、etc.
    参考: パペットハウスで買うと使い方も教えてもらえます!!!!
    https://www.puppet-house.co.jp/ 6

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  7. なぜ作ったのか
    ・マリオネットは市場が小さい + きちんとしたものは少しだけ高い
    →VRに乗っていれば文化的に残しやすいのでは?
    ・一部Vtuberが人形浄瑠璃と呼ばれることがある + 人形浄瑠璃もマリオネット的
    →VR内である程度まで再現できるのでは?
    ・アバター提示方法の一例として
    →手だけで、リアルタイムに、全身が動く
    →三人称視点で見える自分、ワンクッション置いてる感
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  8. どう作っているのか
    用意するもの
    • Unity (Unity 2019.1)
    • 何かしらのヒューマノイド
    • Obi Rope = 動くロープが作れるアセット
    やること
    • ヒューマノイドを縮めて、1kg程度のラグドール化
    • 実物を参考に、ハンドルと糸を作ってつなげる
    • ControllerAnchorにハンドルをくっつける
    • 親指の動きをスクリプトで制御
    • 以上!
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  9. どう作っているのか
    マリオネットとOculus Touchの対応付け
    ・右手
    ・手全体 : 全身動作
    ・親指 : 足踏み動作
    ・人差し指: 口パク
    ・左手
    ・両手、または腰、etc.
    →Touch本体
    →Touchのジョイスティック
    →トリガー(※未実装だが自明)
    →Touch本体、まずは両手だけを対応
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  10. 得られた知見
    • Oculus Touch(と多分Vive Controllerも)はマリオネットと好相性
    実物と十分似たインターフェースを提供できるのが良い
    • ロボット(Kyle)程度なら見た目OK、人形系モデルはさらに相性良さそう
    • (試してないが)逆に、いかにも人っぽいアバターは相性が悪そう
    →工夫しないとキモくなります
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  11. 今後やりたいこと
    • 物理シミュレーションの調整 + 人形の背の高さで撮影
    • ぬいぐるみ系モデルでの相性検討
    • IKの併用の検討
    ・ロープだけの実装 (今回): 原理的に正しいがシミュレーション精度がやや苦しそう
    ・IKでの調整: 物理的に変かもしれないが見た目は改善するかも
    →金属串が通っているタイプのマリオネットに動きが近づくかも
    • マリオネットを等身大~巨大化して同期表示
    →VRならではの見せ方
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