Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
バックオフィスに行ったソフトウェアエンジニアの業務効率化事例
Search
boiyama
October 24, 2019
Programming
1
250
バックオフィスに行ったソフトウェアエンジニアの業務効率化事例
情シス・社内SEの新たなキャリア「コーポレートエンジニア」について語り合う会
https://infcuriondigital.connpass.com/event/148807/
の発表資料
boiyama
October 24, 2019
Tweet
Share
More Decks by boiyama
See All by boiyama
Reproのビジネスサイドを支えるJS
boiyama
0
170
2018年、IE6対応サイトを作る
boiyama
4
970
ヤバいESLint/TSLintルール作っちゃったかもしれない
boiyama
0
1.5k
チームをCQRS
boiyama
1
1.5k
フロントエンドのサーバーレス SSR編
boiyama
0
680
Serverless for Front-end Server-Side Rendering
boiyama
1
96
Learning Elm in JS
boiyama
1
530
JSでElmを学ぶ
boiyama
0
89
フロントエンドのサーバーレス SPA編
boiyama
1
1.1k
Other Decks in Programming
See All in Programming
メンテが命: PHPフレームワークのコンテナ化とアップグレード戦略
shunta27
0
310
Learning Kotlin with detekt
inouehi
1
140
Djangoにおける複数ユーザー種別認証の設計アプローチ@DjangoCongress JP 2025
delhi09
PRO
4
490
Introduction to kotlinx.rpc
arawn
0
770
苦しいTiDBへの移行を乗り越えて快適な運用を目指す
leveragestech
0
1.1k
kintone開発を効率化するためにチームで試した施策とその結果を大放出!
oguemon
0
170
もう僕は OpenAPI を書きたくない
sgash708
6
1.9k
Go 1.24でジェネリックになった型エイリアスの紹介
syumai
2
290
CSS Linter による Baseline サポートの仕組み
ryo_manba
1
160
Better Code Design in PHP
afilina
0
180
Honoをフロントエンドで使う 3つのやり方
yusukebe
7
3.6k
CDKを使ったPagerDuty連携インフラのテンプレート化
shibuya_shogo
0
110
Featured
See All Featured
Music & Morning Musume
bryan
46
6.4k
Visualization
eitanlees
146
15k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
27
1.9k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
35
1.6k
KATA
mclloyd
29
14k
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
Fireside Chat
paigeccino
34
3.2k
Faster Mobile Websites
deanohume
306
31k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
4
430
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
406
66k
Transcript
バックオフィスに行ったソフトウェアエンジニアの 業務効率化事例 Hilo Yamamoto 2019-10-24 情シス・社内SEの新たなキャリア「コーポレートエンジニア」について語り合う会
Hilo Yamamoto (@boiyama) Software Engineer, BizOps div., Repro inc. Background:
吉本芸人 Webプロダクト開発 労務・請求・売上管理システム設計 プロフィール
AWS IoT ボタンと Amazon Connect で電話連絡の自動化 https://qiita.com/boiyama/items/cb0594defa3b554d8086 趣味のコーポレートエンジニアリング
• 2つのチーム • InfoSys Admin • 情報セキュリティ、IT資産管理、業務効率化、ヘルプデスク • BusinessOperations •
元々1つだったのが、顧客獲得から受注・定着、請求・売上の管理まで一連の ビジネスプロセスの部分の業務効率化を分離+営業事務 • 自分はここに所属 Reproのコーポレートエンジニアリング
BizOpsチームの仕事の内訳
• 業務運用データの設計が事業の成長についてこれないままデータ が蓄積されてしまった • データの関連付けに人力作業を挟んでいて、成長に比例してコスト が大きくなりすぎた ↓ 各機能のKPI定義、つまりみんなどういった数字が見たいのか、という ところから、業務フローの改修も含めて調整し、データ再設計&整備。 BizOpsチームとして分離したのはここが重かったから
なんでそんなにデータ整備してるの?
依頼内容 • CSでツール導入してデータ入れようとしていたが進捗が悪い • とても急いでいる • ツールのデータ連携開発をみて欲しい 実例:CSの業務運用ツール開発
どういう状況? • そのツールはCS業務特化されていて機能は十分だが、 • 前述の通り連携データの不備が多くて、データが持ってこれない か、入れても信憑性がなくて業務運用できない • データ連携実装もベンダー依存でソースもサーバーも管理が徹 底されていなくてどう動いているのかわからない ↓
そんなんスピードあげれるかい! 実例:CSの業務運用ツール開発
課題の根本は? CSの目的はチャーン防止で、そのための業務運用の中で急を要する ほど回っていない運用がある ↓ 顧客の利用状況がこの状態だったら接触する、といった数十に及ぶ指 標に基づいた対象顧客の抽出作業が、つながっていないデータの中か ら目視ではコストが高くCSリソースを逼迫 実例:CSの業務運用ツール開発
この状態がミニマムのソリューション • 顧客毎の利用状況がつながって見られること • 指標に適合した顧客が抽出され、対応管理できること • データの不備にCSメンバー自身で気付けること このくらいなら、半年以上進捗スピードが出ていない開発引き継ぐより 早いだろうと判断 実例:CSの業務運用ツール開発
やったこと • Redash で顧客と利用状況の結合クエリを作成 • 指標適合顧客の Trello カードを自動生成 • 上記データの元データ含め諸々を
Google Sheets に自動出力 • 開発期間は調整含め1ヶ月でdone • ショボい仕組みだけど、ずっと修正されてこなかったCS側のデータ 修正作業は数週間で終わり、すぐに実運用に乗った 実例:CSの業務運用ツール開発
Google Sheets
Google Sheets
Trello
ポイント • 正しくデータ入力しろ→しゃらくせぇ! 正しくデータ入力すれば成果が出る→やるっきゃねぇ! • 組織の目的にフォーカスして課題抽出することが大事 • ツールの使い勝手はそれほど関係ない • データがちゃんとして、業務運用も固まってきたら、ようやく専門の
ツールに仕組みを移行していくステージへ 実例:CSの業務運用ツール開発
• ソフトウェアエンジニアとして使う技術は変わったけど、プロダクト開 発するときと同じ感覚 • 会社=プロダクトに、従業=ユーザーと捉える感じ • ユーザー近いし、HRTあって、会社の行動指針がTalk straightなの で、FBちゃんともらえるし、より良いものを作りやすい •
だから楽しい コーポレートエンジニアやってみて
We are hiring! DM開放中! https://twitter.com/boiyamamoto