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@bufferings椎葉 光行2016/04/23 とちぎテストの会議04#toteka
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@bufferings
@bufferingsこういう開発チームがいいな…どういう?
@bufferings自然とそうなるのっていいなぁ人を変えたり、変わったりって難しい...
@bufferings自然とそうなる開発チームをつくるいとなむ2016/04/23 とちぎテストの会議04#toteka椎葉 光行
@bufferingsJavaと娘1と娘2椎葉 光行(@bufferings)好き
@bufferings• 楽天大阪支社• Webアプリケーションエンジニア• 新サービスの立ち上げ・運用椎葉 光行(@bufferings)仕事
@bufferings• 3年で2つのスクラムチームをリード• そのチームづくりの中で感じたこと• というか、僕が失敗してきたこと…か今日のお話つくるいとなむ
@bufferings「椎葉とちょっと喋ってみたいな」って思ってもらうこと。今日のお話のゴール
@bufferings自然とそうなる開発チーム…開発チーム
@bufferingsどうなる?開発チーム ?
@bufferings開発チームのゴール?ってことなのかな?じゃあ…開発チーム ゴール?
@bufferings良いものをつくるだな(「良いもの」の定義は今日はしませんけど開発チーム良いものをつくる
@bufferings混ぜると危険:理想と現実ちょっとよりみちあんまり言いたくないけど…。以前は「こうあるべきだ!」って思いながら仕事してたなぁ。全員がスキルが高くて技術に貪欲で、他のチームにはつくることのできない良いものをつくるんだ!みたいな。で、一人で空回ってた。そんなこんなで疲れてしまって、しばらくボーッとすごしてたら、体の力が抜けて「そういう風になれるような、成長していくチームを作ろっかな」って思ったん。
@bufferings以前は「120%の力で良いものをつくります!」みたいなこと言ってたんだけど、今は「70%が開発、30%が成長」な感じ。成長して理想のチームにちょっとでも近づこうねって。数字は感覚だけどね。 理想は大事なんだけど、現実と区別することが大切で、足下の現実をしっかり受け止めて、理想に向かうための一歩を進もう。って思ったのだ。混ぜると危険:理想と現実ちょっとよりみち
@bufferings良いものをつくるって実際につくるのはチームのメンバーなので…もどってきた開発チーム良いものをつくる
@bufferingsメンバーを見てみよう(最近娘たちがハマっているのであった…
@bufferings多様性みんなちがって、みんないいfrom Canadafrom Nigeriafrom Japan x3from Philippine
@bufferings要らない荷物をおろそうまたよりみち今まで日本人だけで開発してたんだけど、海外の人ともチーム組むようになってきて。そうすると自分が要らない荷物をたくさん持ってるんだなってことに気付かされた。年齢を考えてしまって「僕の方が先輩だから後輩よりも全てにおいて仕事ができていないといけない」とかどっかで思ってたり。実際は後輩の方ができることが沢山あるのにね。そして、そういうことが開発の邪魔になってる。
@bufferingsだから、そういう荷物をおろそうと。「年齢で考える」「自分の過去と比べる」「自分と比べる」「正しさ・完璧さを求める」「タスク量の平等さを求める」「それってただ残業させたいだけじゃないの?」「役割にとらわれる」「待遇や評価を比べる」とかね。待遇とかは大切なことだけど、開発チームの外側の問題だから別で考えよう。待遇を比べてもプロダクトとかサービスは良くならんよね。要らない荷物をおろそうまたよりみち
@bufferings多様性日本人だけのチームでもそうだと思うけどねまたもどってきた
@bufferings何を軸にしてリードしよう?今までは「価値観を揃えること」が軸だったのかも開発チーム良いものをつくる軸?メンバー
@bufferings良いものをつくれたら嬉しいこれを信頼することを軸にしようと思った
@bufferingsでも、そう見えない人いるよね?良いものをつくることに興味ないんじゃないかとか開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー
@bufferingsなら「場」に問題があるって考えられる。信頼するってそういうこと開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー阻害する「場」
@bufferingsサービスに興味ないの?実際に、こういうことがあったよ問題の場:「今まで求められてこなかった」• 設計書に書かれているものを起こせば良かった• 自分の意見なんて必要とされなかった• リーダーが全て決めていた興味がないわけじゃなかった
@bufferingsスキルアップしたくないの?実際に、こういうことがあったよ問題の場:「日々のタスクに追われていた」• 時間があれば、ちょっとでもプロジェクトを進めたい• 業務時間でスキルアップをしていく、という考えがなかったしたくないわけじゃなかった
@bufferingsチームで協力したくないの?実際に、こういうことがあったよ問題の場:「チームの仕組みがそうなってなかった」• 個人にタスクがアサインされていた• 個人の進捗やアウトプットを管理されていた• チームとしてのアウトプットは求められなかった協力したくないわけじゃなかった
@bufferings「場」に問題があるってことは開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー阻害する「場」
@bufferings「場」を何とかすれば良さそう開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー阻害する「場」 何とかしたいどうやって?
@bufferingsポジティブなエネルギーまたまたよりみちこれもまたあんまり言いたくないんだけど、この2チーム以前は怒りや焦りみたいなネガティブなエネルギーでチームを引っ張ってしまってたなぁって思う。「今のやり方いけてないから俺が変えてやる!」とか、チームに対する敵を作って団結させたりとか。そういうのって燃え広がりやすいから楽なんだけどね。でも、チームの外側を燃やしながら進んでしまうから結局は良くないなって思った。
@bufferingsポジティブなエネルギーで、関わる人みんなを巻き込みながら進むと、時間はかかるけどポジティブな場が広がっていっていいなぁって実感。いざというときに助け合える。言葉選びもそうかな。「3ヶ月じゃできない!」じゃなくて「6ヶ月あったらできる!」「この機能だけなら3ヶ月で出せる!」とかそういう前向きな言葉の生み出すエネルギーってすごいと思う。ポジティブなエネルギーまたまたよりみち
@bufferings「場」を何とかすれば良さそう開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー阻害する「場」 何とかしたい僕はその2つがつながると良いなって思ってるんだから…
@bufferings何度も繰り返し伝える僕の思いを伝えよう開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー阻害する「場」何度も繰り返し伝える
@bufferingsプロジェクトよりもサービス実際に、こういうことを伝えたよサービスを見よう。僕らは、プロジェクトが予定通りリリースできた!で終わりじゃなくて、そこが始まりになるからね。このプロダクトがビジネスの何に貢献するのか、今よりもっと良くできないか、サービス運用がまわるか、を全員で考えて納得してつくろう。
@bufferings3ヶ月後の最速ビジネスの要望に答えつつも、成長し続けるチームになろう。そうすることでもっとビジネスに貢献できるようになるから。なので、3ヶ月後の最速という観点も持とう。今、目の前で少し時間を使って挑戦したり成長したりすることで、3ヶ月後にもっと速くなるように。実際に、こういうことを伝えたよ
@bufferings明日休もう明日体調悪かったら、何も気にせずに休めるようにしよう。全ての作業をペアで担当して、帰る前にはpushしておこう。チームの誰もがどの作業でもできるように、全ての作業に興味を持って、スキルを交換しておこう。そんな風にお互いに協力して強いチームになろう。実際に、こういうことを伝えたよ
@bufferings何度も繰り返し伝える同じことを何度も何度もね開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー阻害する「場」何度も繰り返し伝える
@bufferings娘に父の思いを伝えたい!と思ったらまたよりみち「娘ちゃーん!好きだよ!」って毎日言ってたら「2歳の頃から知っとるわ!」って返事をくれるので僕の思いは伝わってるっぽい。僕が娘のことを好きだっていうことを、娘が1ミリも疑わなくていいようにと思って。思ってることは言わなきゃ伝わらないって思うん。で、今日は知ってても、明日は忘れたり、不安になって疑っちゃうかもしれないとか思うので、毎日言うのだ。そもそも、今日より明日のがもっと好きだからね!
@bufferings自然さが欲しいな開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー阻害する「場」何度も繰り返し伝える伝えるだけじゃ自然とは変わらないかも自然さ?
@bufferings「あ、そうなってなかった」って自然と気付ける仕組みがあると良さそう開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー阻害する「場」何度も繰り返し伝える自然と気付ける仕組み
@bufferings失敗は恥ずかしい!?しつこい…?失敗すると恥ずかしい?娘2(3歳)もそう思うみたいだから、そういう気持ちが自然なのかも。だから「恥ずかしがらずに言ってよ!」というのはあんまり自然じゃないなって思った。ところで、よく考えたら失敗自体が恥ずかしいというより、知られるまでの間が嫌なのかも。隠そうとしたり、ちょっとでも良くしておこうとしたり。でも、実際知られてしまえば、もう諦めがつくので前を向ける気がする。
@bufferings失敗は恥ずかしい!?しつこい…?だから、失敗したら自分で言わなくてもできるだけ早く勝手に見つかっちゃう仕組みにすればいいんかなって思った。あと、失敗を笑わない。娘が失敗したときに、かわいいなぁって思って微笑んでても、めっちゃ怒られる。そう思ってチームを見てみると、無意識に笑ってる人が多いみたいで何度も「良くないよ」って伝えたりした。失敗は気付きや成長のための宝物だよねぇ。
@bufferings「あ、そうなってなかった」って自然と気付けるように、やってることをいくつか紹介開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー阻害する「場」何度も繰り返し伝える自然と気付ける仕組み
@bufferingsふりかえり/朝会実際にこういうことをやったよ• ふりかえり:チーム2はKPTだけど、チーム1は、謙遜する傾向にあったので、Problemより、そのまま「どういうことを良くしたい?」って、Tryにするようにした• 朝会:タスクの進捗共有じゃなくて、進んでる方向が合ってるかの確認10日に1回の気付き/1日に1回の気付き(実際の写真)
@bufferingsペアワーク実際にこういうことをやったよ• プログラミングだけでなく全ての作業をペアで担当(必要に応じて別々に進めてもOK)• 相談できる、他のペアに助けを求めやすくなる、新規メンバーが1日目から参加できる、突発でも気にせず休める即時の気付き(キッザニア甲子園でペアワーク)
@bufferings全員ディスカッション実際にこういうことをやったよ• 椅子をくるっと回して振り返って全員集合の合図• 仕様やテスト仕様などをチーム全体に共有して、チームとして納得したものをつくる• ペアで悩んでることの相談なんかも早い段階でできる随時の気付き(お菓子大切。300うまい棒。)
@bufferingsビジネス共有実際にこういうことをやったよ• チームがつくったものが、実際にどれくらいビジネスに貢献できたのか・どのように使われているかなどの共有• チームの想定通りかどうかなど、みんなでビジネスについて考える10日に1回の気付き
@bufferingsまとめ
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@bufferings自然とそうなる開発チームって結局のところ…開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー何度も繰り返し伝える自然と気付ける仕組み自然とそうなる「場」
@bufferings開発チーム良いものをつくる良いものをつくれたら嬉しいメンバー何度も繰り返し伝える自然と気付ける仕組み自然とそうなる「場」…おーい!結局それか!娘をあずけたいと思えるチーム娘をあずけたいと思えるチームがいいなってことだな
@bufferings娘→こういう開発チームがいいなthank you