Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
キャディでのApache Iceberg, Trino採用事例 -Apache Iceberg...
Search
Sponsored
·
Ship Features Fearlessly
Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.
→
[email protected]
June 19, 2025
Technology
650
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
キャディでのApache Iceberg, Trino採用事例 -Apache Iceberg and Trino Usecase in CADDi--
2025年6月18日に開催されたIceberg Japan Metup# 2でエンジニアの前多が発表した資料です
[email protected]
June 19, 2025
More Decks by
[email protected]
See All by
[email protected]
製造業にRAGを導入する開発体制の変遷 / ManuAI1
caddi_eng
1
95
バラバラな見積明細と戦う話 / ManuAI2
caddi_eng
0
92
LLMに図面は読めるか – 製造業の「暗黙知」を突破するコンテキスト設計3つのアプローチ / LLMcontext
caddi_eng
1
190
「定型」を許さない製造業データへの挑戦 高度な絞り込みと意味検索を両立する実践 / ElasticON
caddi_eng
0
200
製造業ドメインにおける LLMプロダクト構築: 複雑な文脈へのアプローチ
caddi_eng
1
780
事業状況で変化する最適解。進化し続ける開発組織とアーキテクチャ
caddi_eng
1
16k
製造業の会計システムをDDDで開発した話
caddi_eng
3
2.4k
【CADDI VIETNAM】Company Deck for Engineers
caddi_eng
0
2.2k
CADDi Company Deck_Global.pdf
caddi_eng
1
790
Other Decks in Technology
See All in Technology
Foundry Toolkit + Lemonade Serverでローカルワークフロー開発
seosoft
0
110
From Prompt Engineering to Loop Engineering
shibuiwilliam
1
300
IaC コードを資産へ:AWS CDK 社内ライブラリと横断展開 / aws-summit-japan-2026
gotok365
10
1.7k
“ID沼入口” - 基本とセキュリティから始める、考え続けるためのID管理技術勉強会 告知&イントロ
ritou
0
310
はてなのサービス基盤を支える Kubernetes《足腰》
masayoshimaezawa
0
320
次世代ランサムウェア対策の考察 / 20260704 Mitsutoshi Matsuo
shift_evolve
PRO
5
1.2k
週末にループ・エンジニアリングの理解を深めるためのスライド
nagatsu
0
700
從開發到部署全都交給 AI:實作 AI 驅動的自動化流程
appleboy
0
190
WebGIS AI Agentの紹介
_shimizu
0
600
40代で“やっとエンジニアになれた”――閉じた学びを開き、空の青さを知る / 20260628 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
4
1.4k
toB プロダクトから見たWAF
tokai235
0
260
GitHub Copilot運用のリアル ~AI Credit時代にどう向き合うか~
takafumisu2uk1
0
560
Featured
See All Featured
Paper Plane
katiecoart
PRO
1
52k
The Director’s Chair: Orchestrating AI for Truly Effective Learning
tmiket
1
200
Designing Powerful Visuals for Engaging Learning
tmiket
1
430
[SF Ruby Conf 2025] Rails X
palkan
2
1.1k
Digital Projects Gone Horribly Wrong (And the UX Pros Who Still Save the Day) - Dean Schuster
uxyall
1
1.8k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
77
5.4k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.8k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
348
40k
Optimizing for Happiness
mojombo
378
71k
Speed Design
sergeychernyshev
33
1.9k
Crafting Experiences
bethany
1
190
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
51
52k
Transcript
© CADDi Inc. © CADDi Inc. キャディでの Apache Iceberg, Trino採⽤事例
- Apache Iceberg and Trino Usecese in CADDi - Kentaro Maeda Iceberg Japan Meetup #2 2025/06/18 1
© CADDi Inc. 2 About Me Kentaro Maeda • X:
@kencharos • Software Engineer at CADDi ◦ Java, Go, k8s, Istio, envoy • お酒と⽝
© CADDi Inc. 3 About CADDi エンジニア向け紹介資料 - Speaker Deckより
© CADDi Inc. 4 Theme 私たちは、2024年の秋からApache Iceberg, Trinoを中核としたデータ活⽤サー ビスを開発しています Apache
Iceberg, Trinoをスモールスタートで運⽤している事例についてお伝えし ます
© CADDi Inc. 5 Contents • 製造業で扱うデータの複雑さ • Apache Iceberg
と Trinoの採⽤ • 開発中の困りごととその解決策 • 今後の展望
© CADDi Inc. 6 製造業で扱うデータの複雑さ
© CADDi Inc. 製造業で扱うデータは多種多様 会社ごとに扱うデータの種類、フォーマット、サイズなどは異なる。 7 分類 具体例 構造化データ •
実績データ(見積実績、受注実績、発注実績、製造実績、検査実績、出荷実績、 請求実績、在庫実績など • マスタデータ(顧客情報、製品、仕入れ先、工程、設備情報、検査器具、チャージ など) 半構造化データ • CAD 非構造化データ • 図面 • 写真 • 文書(仕様書、マニュアル、不具合報告書、議事録など )
© CADDi Inc. データ活⽤のためには解析と関連付けが必要 • データを集めるだけで、データを検索できないのでは活⽤はできない • 検索‧分析できる状態までデータを解析して蓄積する必要がある • 蓄積したデータ同⼠を関連付けることで、企業活動を促進する
データの分析と関連付けのために、データを蓄積する基盤が必要であると考えた 8
© CADDi Inc. 9 Apache Iceberg と Trinoの採⽤
© CADDi Inc. 何を作るのか? • まずは構造化データの登録と関連付けに着⽬ • 顧客が任意のデータをアップロードし、データを登録する • 図⾯登録データとの関連付けを設定し、図⾯と⼀緒に関連データとして表⽰する
10 図⾯登録 データ 登録済み データ 図⾯ 任意の データ 関連付け データ
© CADDi Inc. Iceberg, Trinoを選んだ理由 • タイミングが良かった ◦ 開発を始めた頃にIcebergと周辺技術が成熟してきていた •
従来のデータ基盤技術と⽐較して、運⽤しやすい構成 ◦ オブジェクトストレージ+クエリエンジン、HDFSのようなストレージの運⽤が不要 • ある程度のクセはあるが、CRUDができるデータフォーマット • スケールしやすい構成 ◦ ⼤量データでなくても低コストストレージと、クエリエンジンのスケールによって コストを抑えやすい • 現在はTrinoのみだが、⽤途に応じてクエリエンジンを使い分けることができる 11
© CADDi Inc. その他の技術選定の候補 • いくつかの候補を挙げたが、仮説検証の速さ、構成変更のしやすさ、コストやデータサイズが 増えた場合の影響などを重視して決定した 12 製品 メリット
デメリット RDBMS 扱いやすさ データサイズ拡大時のコストとパフォーマンス BigQuery マネージドサービス 大規模でも扱える コスト見積もりが困難 DuckDB 導入が容易 サーバーアプリケーション向きではない Apache Spark 大規模データの参照・編集に すぐれる 今回はデータの参照中心の要件であるため、運用が 楽なTrinoを採用(将来の採用はあり得る ) 有償製品 豊富な機能、サポート 仮説検証時点では調達リードタイム等を考慮して見 送り(将来の採用はあり得る )
© CADDi Inc. アプリケーションの構成 GKE上に主要なアプリケーションを全て構築 主要な開発⾔語はJava, フレームワークはQuarkus 13
© CADDi Inc. 14 開発中の困りごととその解決策
© CADDi Inc. Iceberg Catalog選定問題 • 開発当時(2024年秋), Icebergの Catalogについてはhiveが基本でREST Catalog
はこれから標準 になっていくという雰囲気 • 当初はGoogle Cloud Dataproc Metastore を使う想定だったが、以下の理由によって諦めた ◦ Icebergのみを使うのにhive metastore を使うのは学習コストが⾼い ◦ 認証認可をやるには Kerberosの運⽤が必要になりそう • 将来移⾏するリスクを飲む前提で、tabulario/iceberg-rest (現在は iceberg-rest-fixture)と RDBMSを採⽤ • REST Catalogは現時点でも⾊々な選択肢があるので、今後の動向を⾒守っている ◦ Google Cloudの BigQuery Metastoreにも期待 15
© CADDi Inc. ⼤量データ投⼊が遅い問題 • 性能テストで1000万件以上のデータ投⼊のために、Trinoからデータ投⼊をしていたら2⽇か かっても終わらなかった • IcebergのJava API
を使って、Trinoを介さず直接データを書き込むようにした ◦ おおよそ 1000万件を 15分で処理できるように ◦ アップロードファイル単位のコミット制御も可能になった ◦ 詳しくは -> https://caddi.tech/2025/03/31/114754 • リリース開始後に数百万件の実データ投⼊の要件が発⽣したので、アプリケーションの登録 処理にも流⽤して効率をあげた ◦ 今後はPyIcebergや Sparkなども試していきたい 16
© CADDi Inc. 17 今後の展望
© CADDi Inc. 今後の展望 製造業AIデータプラットフォームCADDiを⽀えるデータ基盤として機能と品質を充実させ ていく • セキュリティ、認証認可の強化 • データカタログなどデータ基盤としての機能の拡充
• データパイプラインや⾃動メンテナンスなどの⾮機能の充実 18
© CADDi Inc. まとめ • スモールスタートからでもIceberg, Trinoは⾃分たちで制御可能なデータ基盤技術 ◦ 簡単ではないが、ものすごく複雑でもない ◦
これまでのデータ基盤技術の集⼤成だと感じる • エコシステムがこれからも充実していきそうなIcebergにこれからも注⽬していきた い 19
© CADDi Inc. © CADDi Inc. 20 終わり