Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

声を活用するプロダクト開発

Sponsored · Ship Features Fearlessly Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.

 声を活用するプロダクト開発

プロダクト開発における人との対話、すなわち「声」をいかに成果物に変えていくか
その仕組みづくりをご紹介します

Avatar for chihiro sakai

chihiro sakai

June 12, 2026

More Decks by chihiro sakai

Other Decks in Technology

Transcript

  1. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. プロダクト開発で度々発⽣する問題 MTGのたびに資料を 更新する⼿間が⾯倒 却下された案の理由が

    共有されず同じ論点を繰り返す なぜその技術/機能が 採⽤されたのか誰も知らない
  2. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. プロダクト開発で度々発⽣する問題 MTGのたびに資料を 更新する⼿間が⾯倒 却下された案の理由が

    共有されず同じ論点を繰り返す なぜその技術/機能が 採⽤されたのか誰も知らない 情報の⾮対称性を防ぎたい 情報を形式知にしたい 情報を効率よく変換したい
  3. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. 情報を効率よく変換したい プロダクト開発で度々発⽣する問題 MTGのたびに資料を 更新する⼿間が⾯倒

    却下された案の理由が 共有されず同じ論点を繰り返す なぜその技術/機能が 採⽤されたのか誰も知らない 情報の⾮対称性を防ぎたい 暗黙知を形式知にしたい 情報の発信源である 「音声」を起点に 情報の欠落を防ぎ効率よく循環させる
  4. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. ⾳声を成果物に変える3ステップ 1. 声を活⽤する「環境づくり」 2.

    声を「アウトプット」に変換する 3. 「学習サイクル」を回す
  5. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. 前提 ― ディスカバリーフェーズでの活⽤ 題材

    プロダクト開発の課題探索 VPCとは? 顧客の「⾏動‧課題‧利得」と ⾃分たちの「提供価値」を対応させ 提供価値を整理するフレームワーク 出典:バリュープロポジションキャンバスとは?基礎基本からやさしく 解説!(https://blog.nijibox.jp/article/value_proposition_canvas/)
  6. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. 1:声を活⽤できる環境づくり • 課題 ⾳声だけではコンテキスト不⾜

    • 原因 ⼈とAIとの情報⾮対称性 • ⽅針 議論内容とプロジェクトに関す る情報を複合してアウトプット する仕組みの作成 プロジェクト情報 「レシピアプリの新機能について」 プロジェクト情報 「仮説の⼀覧、重要度順XXX」 MTG⾳声 「この前の重要仮説を検証したらXXX」
  7. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. 1:声を活⽤できる環境づくり プロジェクト情報 • ⽬的

    / 背景 / ゴール • 調査資料 • 過去の議論内容 • 仮説や検証項⽬の⼀覧 MTGでの議論内容 • 前回のNextActionの結果 • 決定事項、議論内容 • 次のNextAction
  8. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. # 音声文字起こし → 議事録生成

    音声/動画ファイルからYapで文字起こしし、プロジェクトを自動特定し て議事録を格納するワークフロー ## 処理フロー ### Step 1: ファイル取得 `$ARGUMENTS` を解析する ### Step 2: 文字起こし(Yap) ```bash yap transcribe --locale ja-JP --txt --output-file /tmp/transcription.txt "<ファイルパス>" ``` 文字起こし結果を `/tmp/transcription.txt` に保存 ### Step 3: プロジェクト特定 文字起こし内容と録音日時から、 該当するプロジェクトを特定する。 #### 3-1. 稼働中プロジェクト一覧を取得 #### 3-2. デイリーログを確認 #### 3-3. プロジェクトを特定 ### Step 4 テンプレート判定・議事録生成 1:声を活⽤できる環境づくり 1. MTG⾳声を録⾳ 2. yapで⽂字起こし 3. 内容からプロジェクトを特定し⾃動取込 4. 関連docを読み込み⽂脈を補完 5. ⾁厚な会議情報として保存
  9. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. 2:声をアウトプットに変換する • ⾳声 →

    Markdown → Miro に変換 • MTG内容を単なる議事録に留めるのではなく、 業務で活⽤できるアウトプットに昇華させる VPCの⾻⼦ VPC
  10. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. 2:声をアウトプットに変換する 1. MTG⾳声からVPCの⾻⼦を作成 2.

    Python で項⽬をパース 3. Miro 上の配置先を検出 4. Miro APIを利⽤し付箋を⼀括配置 5. 配置結果を検証 6. VPCがMiro上に完成 ## 使い方 /vpc-to-miro file: <VPCファイルパス> board_url:<テンプレートフ レームのURL> ## 処理フロー 1. 引数解析・URLパース URLから`BOARD_ID`と`FRAME_ID`を抽出 2. Markdownパース `scripts/vpc_parser.py`でVPC構造をJSONとして抽出 ```bash python .claude/skills/vpc-to-miro/scripts/vpc_parser.py <VPC ファイルパス> /tmp/vpc_data.json ``` パースルールの詳細は`vpc-parser.md`参照。 3. Miro配置 `scripts/miro_placer.py`で一括配置 ```bash python .claude/skills/vpc-to-miro/scripts/miro_placer.py BOARD_ID FRAME_ID /tmp/vpc_data.json ```
  11. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. 3:学習サイクルを回す ① アウトプット •

    結論以外の経緯も記録 • 次の施策で過去の検討 過程を参照できる • ⾳声内の暗黙知を抽出 • テーマごとに暗黙知を 集約し形式知に昇華 ② ナレッジ
  12. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. ナレッジの蓄積‧集約 知⾒と過去事例を追記 次回の作業時に参照 3:学習サイクルを回す(ナレッジ)

    議事録(project/mtg/xx.md) ナレッジ(knowledge/vpc/xx.md) 横展開できる学びを抽出 MTGの⽂字起こしと同時に 暗黙知の候補を記載 実験中
  13. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. ## 暗黙知候補 議事録本文を生成したら末尾に必ず `##

    暗黙知候補` セクションを追加する ### 拾うシグナル - 失敗からの学び(アンチパターン) - 「〜だった(体験事実)→ だから〜(示唆)」の導出 - トレードオフの判断(なぜAでなくBを選んだか) ### 拾わないもの 1. 一般知識・フレームワークの言い換え 例:「作る前に仮説検証する」=リーンの言い変え 2. 具体性がなく行動は変わらない心構え 判定の目安は 読んで次の打ち手が具体的に変わるか? 「検証は大事」「ユーザー目線で考える」 3. 案件固有の具体に依存し、原理として残らないもの 例:「アウトプットは3つに絞る」の「3」 特定の人名・社名・数値に依存する結論 3:学習サイクルを回す 1. MTG⾳声を⽂字起こし → 議事録化 2. 議事録末尾に暗黙知候補を抽出 3. 横展開できる学びか判定‧昇華 4. ナレッジ台帳に蓄積 5. 次プロジェクトのアウトプット⽣成 時に参照
  14. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. ※ デモ動画を挿⼊ 1. VPCを作成するMTGを録⾳(⼿動)

    2. 議事録 + VPC(md)を作成 = ①環境 3. VPCに変換 → Miro配置 = ②成果物 4. 暗黙知をナレッジに追加 = ③ループ 5. 次回の素案が強化される デモ|声からVPCを作って、検証して、育てる
  15. © ASSIGN Inc. All Rights Reserved. ⾳声を成果物に、暗黙知を形式知にしプロダクトを改善する 1. 対話を⾏う環境を整える 2.

    声を成果物に変換する 3. 学習サイクルを回す まとめ ⾳声とコンテキストを組み合わせる 仕組み作りを書いているので⾒てね!