Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
エッジで輝くフロントエンド
Search
chimame
June 19, 2023
Programming
11
6.2k
エッジで輝くフロントエンド
Cloudflare Meetup #1
chimame
June 19, 2023
Tweet
Share
More Decks by chimame
See All by chimame
私がエッジを使う理由
chimame
9
3.7k
GraphQL Server on Edge after that
chimame
1
960
Accelerating App Dev with Cloudflare Workers
chimame
1
310
GraphQL Server on Edge
chimame
11
5k
Cloudflare Workersと状態管理
chimame
4
1.2k
CSRなサイトを (疑似的な)ISRに変更した話
chimame
0
460
Cloud Runマネージドに適したアプリケーションを考える
chimame
1
240
RDS Proxyを使ってAuroraと仲良くなる
chimame
0
940
BigQueryの簡単データ参照
chimame
1
340
Other Decks in Programming
See All in Programming
『Railsオワコン』と言われる時代に、なぜブルーモ証券はRailsを選ぶのか
free_world21
0
270
Zero Waste, Radical Magic, and Italian Graft – Quarkus Efficiency Secrets
hollycummins
0
230
Komplexe Oberflächen mit SVG und der Web Animation API
joergneumann
0
680
PHPの次期バージョンはこの時期どうなっているのか - Internalsの開発体制について - PHPカンファレンス小田原
youkidearitai
PRO
1
190
Java 22 Overview
kishida
1
190
Build Apps for iOS, Android & Desktop in 100% Kotlin With Compose Multiplatform (mDevCamp 2024)
zsmb
0
370
単体テストを書かない技術 #phpcon_odawara
o0h
PRO
27
8.3k
エンターテイメント業界で利用されるAWS
demuyan
0
210
ONE WEDGE_company_guide
1wedge_one
0
500
From Spring Boot 2 to Spring Boot 3 with Java 21 and Jakarta EE
ivargrimstad
0
210
初心者のためのRubyKaigi入門/RubyKaigi Introduction
a_matsuda
7
1k
Git Rebase
bkuhlmann
11
1.6k
Featured
See All Featured
Atom: Resistance is Futile
akmur
259
25k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
782
250k
Building Effective Engineering Teams - LeadDev
addyosmani
28
1.9k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
243
12k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
266
26k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
501
140k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
8
2.4k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
79
43k
How GitHub Uses GitHub to Build GitHub
holman
468
290k
Building Adaptive Systems
keathley
31
1.9k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
226
51k
Designing for Performance
lara
601
67k
Transcript
エッジで輝くフロントエンド Cloudflare Meetup #1 2023.06.19
目次 • フロントエンド技術の歴史 • フロントエンド領域の現状 • Cloudflare Pages • ユースケース
• まとめ
フロントエンド技術の歴史 • 2010年頃はRuby on Railsのようなフレーム ワークが確固たる地位を確立 ◦ サーバサイドでHTMLを生成し、クライアントに返す ◦ JavaScriptはAjaxやちょっとした画面動作に使用する
• JavaScriptはjQueryがまだスタンダードに使用 される時代
フロントエンド技術の歴史 • DOMの書き換えは大体以下の2通り ◦ Ajaxで取得したレスポンスの内容にまるっと書き換え る(サーバサイドレンダリング ) ◦ jQueryでDOMを書き換える •
2010年頃にBackbone.jsやReactが登場 ◦ アプローチは異なるが、 DOMの管理を何をもって行う かということに注目が集まる
フロントエンド技術の歴史 • Reactなどを使用したDOM変更によるWeb ページのUXが大幅に向上 ◦ 周辺のエコシステムも急速に成長 (Browserify, Webpack, Babel etc)
• バックエンドシステムと分離が始まる ◦ フロントエンド領域におけるセットアップの複雑さが増 加 ◦ レンダリングはフロントエンドが担う ようになる
フロントエンド技術の歴史 • レンダリングにおける問題 ◦ SEO ◦ クライアントサイドのマシンスペック etc • バックエンドシステムと整合性
◦ システム間連携の複雑性増加 ◦ コミュニケーションパスの増加
フロントエンド領域の現状 • レンダリングの様々な手法が確立 ◦ Client Side Rendering(CSR) ◦ Server Side
Rendering(SSR) ◦ Static Site Generation(SSG) ◦ Incremental Static Regeneration(ISR) ◦ Server Side Component ← NEW
フロントエンド領域の現状 • サーバサイドレンダリングって… ◦ 10数年前の話に戻ってきてはいるが、完全に 戻ってるわけではない ◦ クライアント、サーバサイド両方をうまく使う必 要がある
フロントエンド領域の現状 • サーバを使用するということは役割と責任も増 加 ◦ ブラウザからのアクセス制御 ◦ 静的ファイル配信の最適化 ◦ SSRのための計算リソースの確保
◦ フェイルオーバーやログなどの非機能要件 etc
フロントエンド領域の現状 • 現状における様々な打ち手 ◦ Vercel, Cloudflare Pages, Netfilyなどのホスティン グサービスで運用 ◦
Cloud Runなどのサーバレスサービスを使ったセルフ ホスティングで運用
Cloudflare Pages • 特徴 ◦ 2021年頃に登場したホスティングサービス ◦ 2021年後半にCloudflare Workesと連携が対応され てサーバリソースを使用することが可能になる
▪ サーバレスアーキテクチャ ◦ さらには無料の範囲が非常に大きい
Cloudflare Pages • Cloudflare Pages + Cloudflare Workersで 使用できるフレームワーク ◦
Remix ◦ Astro ◦ SvelteKit ◦ rakkas
Cloudflare Pages • Pages単体も魅力的だが他製品を活用するこ とでシステムを構築できる ◦ Cloudflareのキャッシュを活用 ◦ KV, R2やD1を活用した状態管理
◦ BotアクセスやDDOS対策を基本的に備える
ユースケース Webサイト 管理画面 データベース(PosggreSQL) バッチサーバ 画像(GCS) データの流れ SSRでクライアントに返す (SEO対 策が必要)
Zero Trustで認証を実施 CNAMEを設定して、CDNから配信 HTML 初期段階
ユースケース Webサイト 管理画面 連携API データベース(D1) Node.js処理サーバ 画像(R2) データの流れ 画像処理にNode.jsが必要な ため、D1からデータを取得す
るためのWorkers経由でデー タを取得 SSRでクライアントに返す (SEO対 策が必要) Zero Trustで認証を実施 カスタムドメインを設定してダイレクトにアクセス HTML 最終形
ユースケース • 移行のメリット ◦ 計算リソースがエッジで動作する( client or server ?) ▪
第3の計算リソースが使える ◦ コンテナをビルドする必要がない のでデプロイ時間が大 幅に短縮(10分前後→1分未満) ◦ サーバ費がダウン • 移行のデメリット ◦ ログ基盤は自分で作成する 必要がある ◦ Node.jsが必要な部分は別処理を作成 する必要がある
まとめ • フロントエンド担う領域は拡大している • フロントエンド領域の開発に注力するためには Cloudflare Pagesも十分な選択肢の1つ ◦ オリジンサーバとは違い、クライアントに近い場所で 動くのでレイテンシに利点生まれる
◦ サーバレス同様に処理能力をスケールアウトさせるこ とで、分散化し向上できることができる • サービスの機能をうまく利用し、顧客に価値を 提供するための開発に集中することが大事
Thanks! • name: chimame / rito • job: Webエンジニア •
field: Cloudflare, GCP, AWS, Ruby, Node.js, TypeScript, React, Next.js, Remix, Docker etc • company: Goens株式会社( https://about.goen-s.com ) • twitter: @chimame_rt • GitHub: chimame