Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
20170323_AWSをフル活用したクラウドネイティブなIoT基盤の構築について(クラス...
Search
Classmethod
March 27, 2017
Business
0
210
20170323_AWSをフル活用したクラウドネイティブなIoT基盤の構築について(クラスメソッド株式会社)
http://dev.classmethod.jp/news/seminar-20170323/
2017年3月23日開催セミナー講演資料。
Classmethod
March 27, 2017
Tweet
Share
More Decks by Classmethod
See All by Classmethod
20170609_知らなきゃ怖い?モバイルアプリ運用の課題と解決ヒント(クラスメソッド株式会社)
classmethod
0
2k
20161125_Omni-Channel時代のマーケティング戦略 ~お客様と時間を共有し、絆を深めるEngagement Commerce~(オイシックス株式会社)
classmethod
0
1k
20161125_オムニチャネルを見据えたモバイルアプリについて(クラスメソッド株式会社)
classmethod
0
950
20161125_1to1コミュニケーションによる集客への挑戦 ~どうお客様の気持ちに寄り添うか~(株式会社すかいらーく)
classmethod
0
1.7k
20160825_AWSを利用する上で知っておくべきセキュリティ事項とセキュリティ関連サービスの紹介(アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社)
classmethod
2
3.6k
20160825_AWS運用時に気をつけておくべきセキュリティのポイント(株式会社 ターン・アンド・フロンティア)
classmethod
2
3.7k
20160825_Trend Micro Deep SecurityがAWSで選ばれる3つの理由(トレンドマイクロ株式会社)
classmethod
0
2.3k
20160825_知っておいて欲しい脆弱性診断の必要性と種類(株式会社ターン・アンド・フロンティア)
classmethod
0
2.1k
20160825_AWSのセキュリティの基本的な考え方について(アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社)
classmethod
0
2.2k
Other Decks in Business
See All in Business
(7枚)具体と抽象の往復運動ができる上司と部下との4つの組合せ
nyattx
PRO
3
1.1k
【エンジニア採用】BuySell Technologies会社説明資料
buyselltechnologies
2
54k
AWS の生成 AI 最前線 : 顧客起点のイノベーション
icoxfog417
PRO
0
540
SHONAIグループ_コーポレートブック
shonai9107
0
1.9k
産業用自家消費型太陽光300kW+産業用蓄電池500kWh 投資対効果(ROI)・投資回収期間シミュレーション結果(エネがえるBiz診断レポートサンプル)
satoru_higuchi
PRO
0
130
_RINGの会_令和の時代の保険募集実務とプロ代理店の対応.pdf
hakusansai
0
130
20241211_CMCNagoya_9
hideki_ojima
0
380
Canary Inc. Company Deck
canaryinc
0
40k
LayerX AI・LLM Division Deck
layerx
PRO
0
850
Mercari-Fact-book_en
mercari_inc
1
22k
スーパーマーケットのこれまでとこれから
10xinc
3
1.7k
合議で決めたいわけではないけれど、 集合知で助けてほしい。_pmconf_2024
tomosooon
1
4.9k
Featured
See All Featured
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
Building Your Own Lightsaber
phodgson
103
6.1k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
RailsConf 2023
tenderlove
29
930
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
346
20k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.1k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
410
22k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
66
4.5k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
427
64k
Statistics for Hackers
jakevdp
796
220k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
250
12k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
17
2.2k
Transcript
AWSをフル活用したクラウドネイ ティブなIoT基盤の構築について IoTデータをビジネスに活用する方法と、 そのポイント classmethod.jp 1 2017.03.23 クラスメソッド株式会社 市田善久
自己紹介 classmethod.jp 2 • 市田 善久 • クラスメソッド株式会社 • AWS事業部@肥後橋
• 大阪支社初期メンバー • 好きなAWSサービス – ACM – EC2 System Manager – Athena – Polly・・・etc – 結局、全部楽しいです classmethod.jp 2
クラスメソッド株式会社 • 取得コンピテンシー – AWSマイグレーションコンピテンシー – AWSモバイルコンピテンシー – AWSビッグデータコンピテンシー •
パートナー認定 – AWパブリックセクターパートナー – AWSサービスデリバリーパートナー classmethod.jp 3
Developers.IO • 月間100万PVの技術ブログ • AWS,ビッグデータ,モバイル,IoT • AWS re:Invent2016シリーズ – 約200本
• 社員総出で書いてます! classmethod.jp 4
今日お話しすること • IoT基盤の検討要素とは? • クラスメソッド流の解決方法 • デモ classmethod.jp 5
IoT基盤(IoTプラットフォーム) とは? classmethod.jp 6
IoT基盤(プラットフォーム)とは classmethod.jp 7 IoTシステムの一部をプラットフォームサー ビスとして提供するもの
従来の構成 classmethod.jp 8 ロードバランサ (ELB) Webサーバ (EC2) APサーバ (EC2) DBサーバ
(RDS) 一般的な構成でも構築可能ですが・・・
AWSフルマネージドサービスの利用 • 運用管理のオフロード – 稼働管理、OS/ミドルウェアのパッチ適用 • スケーラビリティ – 多数のデバイスからの同時アクセスにも対応 •
高可用性 – ハードウェア障害に備えた設計 • 従量課金 – リクエスト数、データ量による課金 classmethod.jp 9
構成要素の検討事項 • ディスパッチ – デバイスの認証、データの仕分け・転送 • データプロセッシング – デバイスデータを加工してアウトプット •
ストアリング – アウトプットされたデータの蓄積 • アナライズ – 蓄積されたデータの分析 classmethod.jp 10
AWSのサービス • ディスパッチ – AWS IoT, API Gateway, Kinesis •
データプロセッシング – AWS Lambda, Amazon EMR, AWS Batch • ストアリング – S3, RDS, DynamoDB, Redshift • アナリティクス(可視化) – Athena, Amazon Elasticsearch,QuickSight (Amazon Elasticsearchは以後Amazon ESと表記) classmethod.jp 11
どう組み合わせればいいの? classmethod.jp 12
ビルディングブロック方式 • 要素を分解し、積み木を積み上げるよう に適切なシステムを構築 • 最適なAWSリソースを組み合わせて構成 classmethod.jp 13 ストアリング AWS
IoT Redshift QuickSight アナライズ プロセッシング ディスパッチ Lambda
カスタマーストーリーセンサーズ classmethod.jp 14 • ベストプラクティス – 多様な要件に対応する多数のテンプレート • テンプレート化 –
IoTシステム構築ノウハウを集積 – IoT向け構成パターンをテンプレート化 – 構築期間やコストの最小化 • データ分析基盤との連携 – 別の解析サービスと連携した効果測定、施策検討 • 初期費用0円
テンプレート classmethod.jp 15 10種類以上
テンプレートの分類 • プロトコルによる場合分け – MQTT/MQTTS使う → AWS IoT • AWS
IoTがMQTTブローカーとなります – HTTP/HTTPS使う → API Gateway • 要件による場合分け – IoTデバイスと双方向通信 → AWS IoT – IoTデバイスからの片方向通信 → API Gateway classmethod.jp 16
IoTデバイスとの双方向通信 デバイスの証明書管理でデバイスを制御 • 例)データ送信のOn/Off – 不要になったデバイスの証明書をAWS IoT側で 無効にすることでデータの受信を止める • 例)管理アプリからデバイスの状態管理
– AWS IoTからデバイスのLEDを点灯・消灯 classmethod.jp 17
テンプレートの分類2 • センサー情報の活用方法による場合分け – センサー情報収集・蓄積 • RDSに蓄積 – センサー情報収集・蓄積・分析 •
BIツールで分析 → Redshift • BIツール:Tableau , QuickSight等との組合せ – リアルタイムで見たい • Amazon Elasticsearchで可視化 • 可視化はKibana • データ量による選定 – 大規模データ(1ヶ月で数十億レコード等) →Redshift classmethod.jp 18
条件で最適なテンプレートの選出 classmethod.jp 19 これが最適!
テンプレート例 • シンプルセンサー収集・可視化 • シンプルセンサー情報収集・蓄積・分析 • センサー収集・可視化(データ変換) classmethod.jp 20
~シンプルセンサー収集可視化~ classmethod.jp 21
~シンプルセンサー収集可視化~ classmethod.jp 22 • 証明書をインストールしたIoTゲートウェイ • MQTTSでセンサー情報をAWS IoTで受信 • Amazon
ESへセンサー情報を登録 • Kibanaで可視化
~シンプルセンサー情報収集・蓄積・分析~ classmethod.jp 23
classmethod.jp 24 • IoTゲートウェイの用意やデータ受信は同じ • 大規模データ向けの構成 • AWS IoTからKinesis Firehoseへデータを渡す
• Kinesis Firehose からRedshiftに データ格納 ~シンプルセンサー情報収集・蓄積・分析~
~センサー収集・可視化(データ変換セット) ~ classmethod.jp 25
classmethod.jp 26 • HTTPSでセンサー情報をAPI Gatewayで受信 • Lambdaを経由してAmazon ESへ情報登録 • Kibanaで可視化
• API Gatewayの利 用で一般的なクライ アントを対向デバイ スとして利用可能 ~センサー収集・可視化(データ変換セット) ~
デモ classmethod.jp 27
デモの要件 • デモなのでリアルタイムに可視化したい – Amazon Elasticsearchの採用 • MQTTの実装が時間的に間に合わない – HTTPのまま
• HTTPSで送りたい – 特に意味はありませんが、そういうケースを 想定してみました。 classmethod.jp 28
デモ構成 classmethod.jp 29 • Raspberry Piに超音波センサー接続 • センサーデータをSORACOM BeamでAWSに送信 •
センサーデータをリアルタイムに可視化
実際の構成 classmethod.jp 30
実際にデータを送信 classmethod.jp 31
テンプレートの秘密 classmethod.jp 32 • CloudFormationによるテンプレート化 • 環境構築は正味で10分程度 • テンプレートなので削除や作り直しが簡単
作成されるAWSリソース classmethod.jp 33 ベストプラクティスな構成を短期間に 最小コストで構築可能 例) • AWS IoT •
Redshift • Kinesis Firehose • その他VPC設定など
テンプレート+α • 要件に応じて機能を追加することも簡単 – 例:「BIツールで可視化」を追加したい → QuickSightでRedshiftのデータを分析 classmethod.jp 34
まとめ • IoTプラットフォームはAWSネイティブに • 構成要素は工程単位で検討 – ディスパッチ – データプロセッシング –
ストアリング – アナライズ • ビルディングブロックで構成の最適化 classmethod.jp 35
ご清聴ありがとうございました classmethod.jp 36