Cybozu Tech Meetup #5 活動領域を広げるQA https://cybozu.connpass.com/event/183559/
でお話した資料です
QAがバックログ作成をやってみた話サイボウズ株式会社 開発本部⽥村 ななみCybozu Tech Meetup 「活動領域を広げるQA」1
View Slide
⽥村 ななみ▌2018年新卒⼊社▌SlashQA▌他にはlミドルウェアのQAlQAの新卒採⽤活動 など2
Slashとは︖3
4サイボウズのクラウドサービス25,000社を超える企業に使われています︕
Slashは各製品共通する部分のことSlashログイン機能ユーザー管理セキュリティ設定5
バックログ作成とは︖6
バックログ作成とは要件検討 実装 試験 リリース7「どんな機能を」「何のために」開発するのかを考える。開発プロセスの中でかなり初めにやる作業。
プロダクトバックログ▌プロダクトがユーザーに提供する価値、そのために達成することが記載されている▌バックログの内容をもとにプロジェクトの開発が進んでいく8
なぜQAがバックログ作成に関わるようになった︖9
QAをやっていて思っていたこと▌QAである⾃分は主に試験をやっていた▌製品を触っていると、「もっと機能がこうなればいいのにな」と思うことがあった▌でも実装されないとQAの試験業務は発⽣しない10
QAの主な作業領域要件検討 実装 試験 リリース11PGPM QA主に作業する⼈試験フェーズまで待たないとQAって動けない︖︖
QAとしてやりたいこと▌品質を⾼めたい。l試験をすれば不具合を減らすことはできるlそれだけではなく、もっとユーザーに使いやすい製品にしたい。12
使いやすい製品にするには︖要件検討 実装 試験 リリース13バックログを作成するところから関わればユーザーの価値向上につながりそう︕
PMに相談してバックログ作成をやってみた14
PMと相談▌「PM的に今後Slashで取り組みたいところや優先順位を教えてほしい」→PMが把握している情報量の多さに圧倒される…15
まずは情報のインプット16ユーザーの声を知る会社の⽅針を把握するSlashで取り組むべき課題が⾒えてきた例) 意図しないユーザー削除操作を防ぐにはどうしたらいいか︖
課題を解決する⽅法を考える▌例) ユーザーの誤削除を防ぐには︖l削除時のダイアログ内容を変更するl削除の前にもう⼀段階操作が必要なようにする▌解決⽅法は⼀つではないので、各⽅法のコストや効果を判断材料に⽅針を決める 17
TechnicalCommunication各職能メンバーへの相談ProductManager18Programmer Designerバックログ作成の進捗共有・相談実装コストを相談分かりやすい⽂⾔の相談分かりやすいUIの相談
結果▌チームメンバーに意⾒をもらいながらバックログを作ることができた▌⼀部が実装・リリースされた19
QAがバックログ作成をしてみてわかったこと20
QAがバックログ作成に関わってよかったことがたくさんあった︕21
よかったこと①22▌QAの考え⽅はバックログ作成に活かせるlQAは製品の機能に詳しい→解決したいことに対して現状の機能をどう活かせるのかを提案できるlQAは網羅的に列挙することが得意→影響範囲などの洗い出しの作業に活かせる
よかったこと②▌試験への取り組み⽅がよくなったlユーザー価値を意識して試験するようになった。CheckingではなくTestingをするようになった。23
よかったこと③▌製品理解が深まって楽しい︕l会社の⽅向性や他のサイボウズ製品とSlashの関係性が理解できるようになった。lSlashの重要性を理解して各作業でのやりがいが増した24
まとめ▌QAがバックログ作成をするとlQA視点を活かすことができるlユーザーを意識した試験ができるようになるl製品理解が深まって楽しい︕▌これからも職能にとらわれずに品質向上を探求していきたい 25