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第5回 EdTechZineオンラインセミナー「情報担当だけ忙しくなる日々にサヨナラしよう。みんなでやってみた。」

EdTechZine
August 20, 2021

第5回 EdTechZineオンラインセミナー「情報担当だけ忙しくなる日々にサヨナラしよう。みんなでやってみた。」

鈴谷大輔氏によるスライド

EdTechZine

August 20, 2021
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Transcript

  1. 情報担当だけ忙しくなる
    日々にサヨナラしよう。
    みんなでやってみた。
    鈴谷大輔

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  2. 自己紹介
    埼玉県公立小学校教諭。情報教育主任。6学年主任。
    プログラミング教育の教員コミュニティ「Type_T」代表。
    MIEE 2020-2021
    Google認定教育者レベル2
    Apple Teacher
    micro:bit Champion 2021
    鈴谷 大輔

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  3. ■ 本校の研修事例について
    ■ 研修の進め方の知見
    (おまけ)
    ■ 子どもたちへの導入について
    Google Workspace for Education 寄りの話になります。
    今日お話すること
    ❏ 明日からの学校での研修のビジョンが持てる
    ❏ 子どもたちと一緒に使ってみようという気持ちになる
    今回のゴール

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  4. 今回、スライド上にコメントが流せます。
    タイミングはお知らせしますので、その時に是非!
        是非スマホで挑戦してください!
    https://comets.nabettu.com/?id=edtechzine20210711

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  5. EdTechZineに掲載された
    記事のおさらい

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  6. 2本の記事を
    掲載していただいております。

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  7. 記事をざっくりまとめると
    ■ 教員向けの資格が、AppleからもGoogleからもMicrosoftか
    らも出ている
    ■ 本校では、Google Workspace for Educationが導入され
    る見込みとなったため、Google認定教育者レベル1をみんな
    で目指してみた
    ■ 5人合格している(結果としては大敗です)が、共通言語とし
    てGoogle Workspace for Educationの各種サービスの話
    を出来るようになった
    本年度のロケットスタートに結びついています

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  8. ちなみに
    Microsoftでも認定教員の資格の日本語版が出来ました。
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/microsoft-certified-educator/
    高いです!

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  9. 本校の研修事例について

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  10. 12月…Google Workspace for Educationの導入が予告される
    市教委から、正式に Google Workspace for Education (当時はG Suite for
    Education)の導入が予告されました。
    Google認定教育者レベル1をもっていたのですが、資格の有
    用性というよりは、資格取得の過程で様々な学習が出来るこ
    とは実感済み。
    これは、他の先生方にも目指してもらうことで、研修も進むし、
    資格も取れるしで良いのでは …?

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  11. 1月…予算獲得して実行に移す
    ←次の日
    無駄な行動力を発揮
    予算元は弘済会の研究助成費( ICT教育)

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  12. 2月…研修開始より先にバウチャーを配付する
    現場の先生方、自分に対して投資された
    経験が少ないので、これ、めちゃくちゃ効
    きます。(悪い顔)

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  13. 2月…情報部だよりに「超充GIGA」と名付け始める
    超充実したGIGAスクール構想の実現を目指す ×鳥獣戯画
    ただのダジャレ。

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  14. 2月…「超充GIGA」第1号

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  15. 2月…「超充GIGA」第1号発行
    ● 研修はジグソー法でやることにした
    ● 情報部員→各学年→各ブロックと広めるようにした
     
    →これにより、情報教育主任の負担を減らす
    ● 研修時間も10分以内と指定した
    ○ 内容の選択が必要→ダラダラしなくなる
    ○ 選択のために内容を事前に見る必要性が出る
    😉
    学年でまず試している様子

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  16. 2月…「超充GIGA」第3号にて分担を再構成
    導入時に市教委から配付された冊子(超初心者向け)で分担をしました。

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  17. 結果からお伝えすると、23名の受検者中、合格者は3名でした。

    管理職はどなたも合格せず…!でも挑戦してくださいました。

    3月…受検結果は
    超初心者向けの本ではさすがに太刀打ち出来ませんでしたね 💦

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  18. 3月以降…起きた変化は
    ● Googleのサービス名を挙げる →知らないという人がいない職員室になった
    ● 学校研究にChromebook活用の視点が入る(メインではない)
    ● 4月から全ての朝会は Meetでの実施
    ● 授業参観はYouTube配信
    ● 保護者会はMeetで実施
    ● 夏の個人面談はGoogleカレンダーの予約枠を使って予約を実施
    ● 9割はオンラインでの面談実施( 1割は対面希望)
    「全員に下地がある」ことで、大きな変化が起きた。

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  19. 次はみなさんの番

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  20. ここまでの感想を、是非お願いします-
        是非スマホで挑戦してください!
    https://comets.nabettu.com/?id=edtechzine20210711

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  21. 研修の進め方の知見

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  22. 先ずは、1分耐えてください

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  23. WS2812Bを知ろう!
    <秋月電子の説明より引用>


     マイコンで1個ずつ制御することができるマイコン内蔵の画期的なフルカラーRGBのLEDです。

    LED1つずつにマイコンが内蔵されています。

     端子は電源、入力信号、出力信号、GNDの4本でArduino(アルドゥイーノ)のサンプルスケッチが公開されています。多数連
    結して、Arduino制御で「流れるLEDバー」の様に光らせる事が出来ます。
    https://akizukidenshi.com/download/ds/worldsemi/WS2812B_20200225.pdf より引用

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  24. 何言ってるの?

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  25. 導入時の課題:イメージが見えない

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  26. 知っている立場で研修をすると、
    どこまでが共通言語なのか分からない時がある。
    そのため、こちらが持っているイメージを共有できていると錯覚する。
     → 研修の内容が伝わらないどころか、聞くことも拒否されてしまう

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  27. 正解:イメージを先に見せる

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  28. なんか、首元光ってますね…?

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  29. WS2812B(NeoPixel)
    一発で分かる。

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  30. 話を戻します

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  31. 大きなイメージを先に見せる https://www.youtube.com/watch?v=3GLwA3W79h8

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  32. 大きなイメージを先に見せる(2分)
    ×
     Google Classroomは、全ての情報を集約する場所で、ストリーム
    や授業といったタブから構成されています。ストリームでは、お知ら
    せを時系列で見ることができ、授業では課題や資料の配付、回収
    ができます。

     Google Classroomは、オンライン上の教室 です。
     教室でやることと言えば、授業や連絡ですよね。
     教室に登校するために、 子どもたちにはまずここを開くことを教え
    ましょう。
    イメージを持ってもらうために、既存のものに例える
    そのイメージから、用意されている機能を紹介する
    何が出来たら良いのかを具体的に伝える
    細かいことはあとで。

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  33. 次に、ワークショップ形式で実施する(8分)
    ① Classroomに入ってもらう
    ② ストリームを見る&書く
    ③ 授業タブを開いて質問に答える
    「へー、こんなことが出来るんだー」
    「これってどうやるの?」
    「もしかして、〇〇もできる?」
    と言う意見を引き出せたら上等です。
    子どもの立場で出来ることを体験してもらう
    → とにかくやってみるのが近道!
    → 難しいことはあとで平気です。デフォルト設定では早々情報漏洩しません。

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  34. でも、
    これを、全部やってたら大変!

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  35. だから……初回以降は分担する
    先生方…教えるのプロです
    やり方が分かればこっちのもの。
    〇年     〇年     〇年     〇年     〇年     〇年
    〇年     〇年     〇年     〇年     〇年     〇年
    ジグソー法で研修を実施

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  36. 分担したら、参考資料を渡す
    一番馴染むのはやはり「本」
    ページ数で分担を分けるのも簡単です。
    今すぐ使える! Google for Education
    ~授業・校務で使える活用のコツと実践ガイド
    できるGoogle for Education コンプリートガイド 導入・
    運用・実践編 増補改訂2版

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  37. 分担することで生まれるメリット
    ツールに関する教材研究を学年でするようになる
    (しないと研修できない)

    何か分からないことがあったときの質問が集中しなくなる
    仕組みとして校内全員を(管理職も)巻き込むことになる
    😉

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  38. 分担時の注意事項
    ● 概念の理解から必要なモノは、
    後回しにするか主任が担当する。
    ○ 共同編集はみんなで楽しく出来ますが、
    その際はまずURLでの共有を試しましょう。
    ○ メールアドレスを入れて共有するとか、ドライブ内で共有
    するといったことは、あとからでもOKです。
    ● 自由に試してもらう。
    ○ Jamboardはむしろいろいろと試しまくって荒らしてもらっ
    た方が良い。
    ○ 必要なステップ

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  39. 追加のリソースを提供する
    はじめての Google for Education(復習向け)
    G Suite for Education を活用した教員の働き方改革(具体的な使用方法)
    さり気なくプリントを机上に置いて誘導しましょう。

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  40. そして、Google認定教育者レベル1の学習に誘います

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  41. 研修を通して聞かれる側になる、調べる先を提供されると
    聞かれる側になる
     →答えるのが大変
     →自分で一回調べよう…
    調べる先を提供される
     →ここを見れば良いのか
     →あった
    自ら学習する教員組織になっていきます。
    でも、これって
    私たちが子どもたちに求める姿なのでは?  → そうなんです。
    私たちが子どもたち相手にやっていることを、
    少しカスタマイズするだけで良かったんです。
    研修の流れの枠と、調べる先を提供すれば、先生方は出来ます!

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  42. つまり、研修の成否は、研修の内容では無く…
    日頃の職員室がどんな職員室かによる
    時間返せよと思った方すみません …。
    でも、結局学級経営と同じなんです …。
    ワクワクする体験を積んで、新しいことにも挑戦する
    組織になっているか。
    そのために、ワークショップはワクワクすることをや
    りましょう。

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  43. ここまでの感想を、是非お願いします-
        是非スマホで挑戦してください!
    https://comets.nabettu.com/?id=edtechzine20210711

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  44. 子どもたちへの導入について
    おまけ
    大切なこと

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  45. 大切なこと
    使用の自由の幅を
    大きめにとる
    やらかすこと前提で
    3週間くらいはがまん
    「何故自由が多いの
    か」については
    教員と保護者に
    丁寧に説明する

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  46. いろいろな考え方がありますから、
    鈴谷の考える導入について。

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  47. 実は大切な「開封の儀」
    よく、新しいものを買うと行う「開封の儀」ですが、
    愛着形成の観点から考えるととても大事な儀式です。
    名前のシールを作らせて、貼らせましょう!
    持ち方だけはちゃんと教えましょう。
    赤ちゃんだっこは合同会社かんがえるの登録商標です

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  48. 活用事例を調べるなら …YouTube ① AP Labo
    低学年でも取り組める実践を紹介しています。第一歩にオススメです。

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  49. 活用事例を調べるなら …YouTube ② MIEE MAETAのお手軽ICT活用
    Classroomでの授業準備をそのまま載せています。ものすごい数なのでマネしたいものがあるはずです!

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  50. 活用事例を調べるなら … YouTube ③GIGAch
    とにかく更新頻度が高いです。一歩先を行くならここを。

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  51. https://events.withgoogle.com/google-giga-school-package/
    活用事例を調べるなら … 本家Googleのサイトもオススメです
    様々な先生方が持ちよった実践事例が大量にあります。

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  52. でも、最も大切なのは
    事例が分からないから出来ないー!
    ではなくて、とにかく使ってみること。
    そうすれば、自然と使い道ができてきます。
    子どもが自分のアカウントのパスワードを忘れたと言い始めたら、
    それは活用頻度が低すぎます。
    毎日使っていれば忘れることは有り得ません。
    他の先生方にもここは伝えておいて間違いないと思います。
    せっかくの端末、有意義に使ってください。

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  53. 一つだけ おまけ(質問対応)
    Chromebookは印刷が弱い! → 確かに!
    USBで接続できて、何もインストールしなくても使えるプリンタを一つ紹介しておき
    ます。
    1万円切っているプリンターでも印刷 OKです!

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  54. ここまでの感想を、是非お願いします-
        是非スマホで挑戦してください!
    https://comets.nabettu.com/?id=edtechzine20210711

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  55. ありがとう
    ございました!

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