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チームとチームのチーム

 チームとチームのチーム

# 何のスライド?

Scrum Fest Osaka 2022 ( https://www.scrumosaka.org/ )の「Chatworkのスクラム実践者によるLT大会!!」( https://confengine.com/conferences/scrum-fest-osaka-2022/proposal/16871/chatworklt )内にて発表したLTのスライドです。

# 解説

チームがチームとして成長していくと次第に自分たちのゴールにフォーカスして、他のチームとの連携がうまく取れていないのを観測していました。例えば、別のチームにお願いをすると「次のスプリントで…」となってしまったりします。これが起きると、依頼してから完了するまでのリードタイムが伸びてしまいます。これをチームの視点で解決するのは難しいから「チームとチームはチームだと考えてみよう」と伝えることでチームの外に目を向けてもらうのが狙いです。こういう考え方のパターンがScrum of ScrumsあったりはScrum@Scaleがあるわけです。(たぶん)

モナドの話を入れたのは、Scrum of Scrumsがチームのリーダの集まりではない。もっと身近にいうと、部署と部署のマネージャの集まりではないと強調したかったからです。

この話から感じることは組織が生み出す価値が一番重要で、そのためにチームが価値を生み出すことより他のチームを考慮して、組織が価値を生み出すように振る舞うのを最優先すべきです。つまり、個人を評価するより、チームを評価すべきですし、チームを評価するより組織を評価すべきなのです。(現実そうもいかないけども)

開発という創造性の高い業務で言われたことをやるだけでは、組織として成功しない。つまりは、自分自身にも還元されにくいというのは意識してもいいのではないかと思いました。

https://www.scrumosaka.org/
https://www.scrumosaka.org/scrum-fest-osaka-2022

Tomohiko Himura

June 17, 2022
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Transcript

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 https://martinfowler.com/architecture/ 今いちばん重要そうなことをやるチーム(雑)
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