Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

コアデータを起点にした商業用不動産の未来を導くマルチプロダクト戦略

 コアデータを起点にした商業用不動産の未来を導くマルチプロダクト戦略

estie | エスティ

July 26, 2023
Tweet

More Decks by estie | エスティ

Other Decks in Business

Transcript

  1. © 2023 estie Inc. © 2023 estie Inc. 2023/07/20 コアデータを起点にした

    商業⽤不動産の未来を導くマルチプロダクト戦略
  2. © 2023 estie Inc. 1 ⾃⼰紹介 久保 拓也 株式会社estie VP

    of Products リクルートにてセールスマネージャー、SMBマーケットの 営業戦略構築、九州拠点⻑等を担当。 その後ユアマイスター株式会社に参画し、社⻑室 兼 VP of Productsとして同社事業とプロダクト全般の戦略⽴案と実 ⾏をリード。 2022年8⽉にestieへ⼊社し、同年11⽉よりVP of Productsを担う
  3. © 2023 estie Inc. estieの事業領域 数ある産業の中で、estieが最初に挑む領域は不動産 不動産の中でも商業⽤不動産領域に注⼒し、直近はオフィスにフォーカス 資産 タイプ Office

    オフィス Retail 商業施設・アウトレット等 Industrial 物流施設・データセンター等 Hotel ホテル Residential 住宅 投資 ⽬的資産 ⾃⼰使⽤ ⽬的資産 商業⽤不動産市場 資産約275兆円/収益約16兆円 賃貸住宅市場 分譲住宅市場 分譲オフィスビジネス等も存在はするが、業としてではなく単純に古くからある⾃社ビルや⼯場の所有と⾔った形態が⼀般的 9
  4. © 2023 estie Inc. 各プレーヤーがそれぞれDBを持っており、物件及び⼟地、そのハードの情報、 最新ステータスなど「基盤となるデータが共通化されていない」ことでが要因 商業⽤不動産市場の特徴︓発⽣している膨⼤な取引コスト AM PM 賃貸仲介

    テナント 投資家 DB DB DB 13 「募集が発⽣した事実」の伝達で1-2か⽉の期間が発⽣している 募集期間が1年を超えるものもあり、 資産が有効活⽤されていない現実が存在する
  5. © 2023 estie Inc. 不動産業界の業務インフラ構築に向けた課題例 都⼼の賃料のうちウェブで賃料が分か るのはわずか11% データに基づいた適切な賃料設定が不 可能 ビルにどのような企業が⼊居している

    かを調査するため、案内板を撮影し、 エクセルに⼊⼒していた まさに⾜で稼ぐ労働集約的な業務 15 そもそもリアルアセットはデジタイズ(データ化) が⼗分にされていない
  6. © 2023 estie Inc. 例えばあるビル(リアルアセット)をデータ化すると データ化すべきcolumnの数は膨⼤であり、 各社がデータ化・更新する作業は⾮常に煩雑になる • 竣⼯年⽉ •

    階数 • 基準階⾯積 • 延べ床⾯積 • 天井⾼ • 床荷重 • フロア種類 • エレベーター • 駅徒歩 • 緯度経度 • ビル形状 • 外観 • 図⾯ • 警備 • etc... 16
  7. © 2023 estie Inc. 主⼒プロダクト︓estie マーケット調査 業務インフラ作りの前に、事業者にとって必要不可⽋なデータアセットを構築 • ⼤⼿不動産ファンドやディベロッパー等 オフィスビルの所有者が顧客

    • ⽉額リカーリング型のエンタープライズ向けSaaS • マーケットに存在するオフィスビルに関する 様々なデータを取得活⽤可能 • 賃貸領域を中⼼としたマーケット分析/賃料設定 /営業⽀援等のユースケース • 業務効率化・DX⽂脈で利⽤が伸⻑ 19
  8. © 2023 estie Inc. estieの経営戦略︓マルチプロダクト戦略 商業⽤不動産領域におけるあらゆるデータを整備し データ流通とデータを活⽤した機能価値を顧客に届ける ②アセットタイプ ①バリューチェーン ③エリア

    ⽤地 取得 開発 既存物件取得 案件収集 検討 新規営業 テナント 開拓 仲介営業 物件提案 賃料策定 既存物件運営 契約管理 賃料策定 物件売却 estie マーケッ ト調査
  9. © 2023 estie Inc. Whole Product構想 現在の概念図︓現在の取り組み 貸主向け プロダクト estie

    Chronos Platform 現在は「estieマーケット調査」で得た既存アセットを起点に 「賃貸領域のデータ流通」「売買領域のデータと業務⽀援」へと展開 同時に、プロダクト開発を加速させるプラットフォーム領域へと着⼿している 仲介向け プロダクト 売買領域プロダクト estie Data management