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WACATE分科会オーナってなにするの - JaSST nano vol.18
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November 15, 2022
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WACATE分科会オーナってなにするの - JaSST nano vol.18
2022/11/15 JaSST nano vol.18
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Transcript
WACATE分科会オーナー ってなにするの 2022/11/15(火) JaSST nano vol.18
WACATEで開催される『分科会』というセッションで、 オーナーがどんなことをしているのかをお伝えします。 【ターゲット】 • WACATEの参加を検討している方 • 分科会オーナーってなんだろうと思っている方 これからお話しすること 2 WACATEに参加したことがあ
る(分科会オーナー2回) 私からお話します。
お話の流れ • WACATEって何なの • WACATE分科会って何なの • 分科会オーナーでどんなことしたの • やってどうだったの •
分科会オーナーのメリット/デメリットって何なの 3 過去に参加されたことがある 方はその時の感想などをつぶ やいていただけると幸いです。
おことわり • 今回お話しする内容は、個人的に感じたものであり、所属企業・部門、WACATE実 行委員を代表するものではありません。 ◦ (というかWACATE実行委員ではありません。) 4
WACATEって何なの? 分科会って何なの? 5
WACATEって何なの? • 年に2回開催される若手エンジニア向けのソフトウェアテスト勉強会 ◦ 今年は12/17,18に開催されるとのこと 6 wacate.jpより この勉強会ではワークショップ型が中 心で手を動かすことが多いです
WACATEって何なの? • 初参加の方が多い ◦ やまぐちが参加時は約半数が「 初参加」 ▪ 2021冬は19名(28名参加) ▪ 2022夏は16名(22名参加)
• いろいろな背景を持った方が参加している ◦ 事業会社のQA担当、第三者検証、1人目QA、 SE、SIer、アジャイルコーチetc 7 参考)WACATE参加者データにも 記載されています
WACATEって何なの? • 詳細を知りたい方は公式ページ、ブログ記事や動画を参考にしてください!! ◦ JaSST nanoでもいくつか発信している 8 ASTERソフトウェアテストチャンネル より
WACATEの分科会って何なの? • WACATEで開催するセッションの1つ 9 https://wacate.jp/workshops/2022winter/program/ より
参加者主体で、特定のテーマについて議論/共有する会 • オープンスペーステクノロジーに近い • 裏メインとも言われている(オフラインではすごかったとか。。) 10 ◦◦について △△について ▪▪について
WACATE分科会オーナーって何なの? 分科会のテーマを考え、当日はファシリテータになって場を盛り上げる 11 オーナー 参加者 テーマの主催者 セッションに参加する人 いろんなテーマに行き来できる 👆この人
WACATE分科会オーナーは誰でもできるの? • 2回目以降のWACATE参加でオーナーをやる人が多いが、 最近は初参加でオーナーをする人もいる 12
分科会オーナーでどんなことしたの 13
なぜ分科会オーナーをやろうと思ったの • ファシリテーション能力を向上させたい • ワークショップ設計を経験してみたい 14
分科会オーナーでこんなことしたの(大枠) 15 WACATE2021冬の「昼の分科会」の オーナー時にやったことをお話します 実施テーマを考える ① 分科会オーナーを希望する ② 全体の構成を考える ③
資料の準備 ④ 本番 ⑤ ※準備工数は2~3時間ぐらい
① 分科会のテーマを考える • WACATE参加者に刺さりやすいテーマを設定するために以下を考慮 ◦ 参加者の傾向 ▪ 過去のポジションペーパー(≒自己紹介文)を確認 • 悩みや知りたいことが記載していることが多い
• 例)テスト設計に課題がある、テスト自動化に興味がある ◦ ドメインに特化しすぎない ▪ 参加者全員に共通しそうなもの ▪ 分科会オーナー立候補時は参加者のポジションペーパーを見られないため、 あまり特化しすぎると参加者は少なくなる かも 16 当時はすでに2回、 WACATEに参加していました
WACATE初参加でオーナーをする場合は? • 分科会オーナーについて - オーナーの心構えのテーマ選定を参考にする 17 WACATEには、ドメイン、年齢等、多様な参加者が集まっています。 取り上げるテーマや当日の進行につきましては、多様な方が参加できるよう、ご配慮をお願い したします。 例えば、「30代のチームリーダーとしてチームを引っ張るには?」よりも、「チームワークを高
めるためにできることは?」や「チームリーダーに求められる行動って?」の方が、年齢やリー ダー経験有無にかかわらず議論に参加できる。 (分科会オーナー - オーナーの心構え テーマ選定より引用)
• とりあえず申し込んだらいいの() • WACATE実行委員が一番参加者傾向を知っているため、 適宜相談しながら決めるのが良い ◦ WACATE実行委員は応募時のテーマや概要を確認している(と聞きました()) 18 WACATEは参加者の皆さんが主役です。議論のモデレータや進行役の経験がなくても構い ません。
むしろ経験するためにも、積極的に立候補していただければと思います。 <中略> もし、参加申し込み時点でテーマおよび概要が決まっていない場合や、複数のテーマ案をお 持ちの場合は、その旨を参加申込アンケートに記入してください。 (分科会オーナー - オーナーへの立候補より引用) WACATE初参加でオーナーをする場合は?
何をインプットしていますか?/意識していることは何ですか? 【概要】 • 参加者の皆さんがインプットに関する情報を共有する会 ◦ 普段インプットしている情報(書籍、イベント等) ◦ インプットの際に意識していること ◦ 今欲しいと思っている情報
実際の分科会テーマ 19
テーマの背景 • 近年ソフトウェアテスト関連の情報発信が増えてきた中で、 どの情報を頼りにすれば良いか難しくなってきたのでは? • WACATE参加者は好奇心旺盛の方が多く、いろいろな情報に触れているはず・・ ◦ そんな参加者からおすすめの情報などを聞くことで、 自分に合った情報を見つけやすくなるのでは? 20
②分科会オーナーを希望する • WACATE参加申込時に、分科会オーナーを立候補する ◦ テーマと簡単な概要を記載する • 参加申し込み後でも、参加者受付期間中であれば立候補できる ◦ メールで連絡する(分科会オーナーについてに記載している) 21
③ 全体の構成を考える 【分科会で実施した内容】 • 参加者の皆さんに以下の項目で情報を記載していただく ◦ おすすめのインプット ◦ 普段どうやって情報収集しているのか ◦
今、欲しい情報は何か ◦ インプットする際に意識していることは何か • 記載した情報をもとに共有し、気になったものについて深堀する 22
③ 全体の構成を考える • 当時の分科会セッション時間は1時間だったため、以下のように設定 【タイムスケジュール】 23 0~5分:オーナーからテーマの概要と実施方法を説明 5~10分:各シートに記載する時間 10~35分:共有タイム(1人3分ぐらい×5を想定) 35分~:記載した情報をもとに、質問、コメント等
④ 資料の準備(説明スライドの準備) 24
④ 資料の準備(ワーク用のJamboard) 情報を共有できるようにJamboardを準備 25
やってみてどうだったの 26
情報交換会っぽいことができた 27
放送事故が少し起きた 28 (※)放送事故≒ディスカッション中に誰も話さない状況が数十秒続くこと 情報共有すると、 自然に情報交換が行われる 想定 分科会後半で、 会話があまり発生せず‥ 実際
• 情報交換が生まれやすい仕組みを取り入れる ◦ 気になった/聞きたい情報を表現できるようにスタンプ等をもっと用意する ◦ 共有タイムで、気になった情報も話していただく 学んだことはなんなの 29 ワークショップ設計 ファシリテータ
• 共有タイムで困りごとを具体的に確認する • あえて指名してみる ◦ 「何かある人いませんか?」という挙手制にちかい進め方をしていた
• 情報交換が生まれやすい仕組みを取り入れる ◦ 気になった/聞きたい情報を表現できるようにスタンプ等をもっと用意する ◦ 共有タイムで、気になった情報も話していただく 学んだことはなんなの 30 ワークショップ設計 ファシリテータ
• 共有タイムで困りごとを具体的に確認する • あえて指名してみる ◦ 「何かある人いませんか?」という挙手制にちかい進め方をしてい オーナーを通して、普段業務では経験できないことができた
分科会オーナーの メリット/デメリットはなんなの 31
分科会オーナーのメリット • ファシリテータ/ワークショップ設計などを経験でき、 社内勉強会やレビューのファシリテータにつなげることができる • 自分の気になることをテーマに設定できるため、 より学びを得られる可能性が高い 32
分科会オーナーのデメリット • ファシリテータに集中すると、 インプット情報(記録されないもの)は忘れてしまう ◦ 分科会開始時に記録係を募集することも1つ • テーマを考える必要があるため、通常参加より負担は大きい ◦ ここをデメリットと考えるかは人それぞれ
• 考えたテーマが参加者に刺さるかは不透明なため、少し心配な日が続くかも ◦ WACATE実行委員にテーマの相談もすることができる(多分きっと・・) 33
こういう人は分科会のオーナーやってみるといいかも • WACATEで聞きたい情報があるけど、質問するタイミングが分からない ◦ むりやりテーマにしちゃえば良いかも • ファシリテータやワークショップ設計をやってみたいと思っている人 ◦ 業務に影響がない場で経験できるため、社内より ハードルが低いかも
◦ 好奇心旺盛な方が多い印象のため、放送事故にはなりにくい (たぶん) 34 WACATE自体、はじめてやってみる 人を歓迎していると思います。 (たぶん)
【参考】分科会のテーマ例 • WACATEセッションの続きをやる ◦ テスト技法やってみる、セッションの感想会とか • モブプロ、モブワーク系 ◦ モブプログラミング(ブロッコリーさんの記事をみると楽しそう) ◦
OSSコントリビューターになろう • イベント動画視聴会(JaSST nanoとかSTACとか) • 情報共有会 ◦ おすすめの勉強方法、本や技術記事 • 普段社内勉強会でやっているテーマ 35
まとめ 36
まとめ • WACATEの分科会セッションは、 参加者主体で、特定のテーマについて議論/共有する会 • WACATEの分科会オーナーはワークショップ設計/ファシリテーションを 経験でき、現場業務につなげることができる • 分科会オーナーをやりたい!と思った方はWACATEに参加してみてください ◦
WACATE2022冬~テストも品質もおもしろくてだいすきです~ 37
参考資料 • WACATEとは ◦ https://wacate.jp/ • Online Open Space Technology
Introduction ◦ https://speakerdeck.com/takaking22/online-open-space-technology-introduction • 分科会オーナーについて ◦ https://wacate.jp/sig/ • テストエンジニアはどのような思考でペアプロ・モブプロに参加しているのか #WACATE - ブロッコリーのブログ ◦ https://nihonbuson.hatenadiary.jp/entry/2018/12/24/000000 • ASTERソフトウェアテストチャンネル ◦ https://www.youtube.com/channel/UCKNO4SmQ7KRs4i2v_fLmCfA/videos • テスト自動化研究会 - youtube ◦ https://www.youtube.com/c/%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E8%87%AA%E5%8B%95%E5%8C%96%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC %9A/featured • WACATE2022冬~テストも品質もおもしろくてだいすきです~開催概要 ◦ https://wacate.jp/workshops/2022winter/ 38
おわり 39