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アジャイルコーチやスクラムマスターの活用のしかた/How to collaborate wit...

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October 19, 2023
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アジャイルコーチやスクラムマスターの活用のしかた/How to collaborate with agile coaches or scrum masters

年間二桁以上の企業の課題・悩みを聞く機会がありますと、
しみじみと、アジャイルでのモノづくりに効果を感じていない企業やチームが多いのだなと感じます。

アジャイルでのモノづくりの効果を感じるためには、
・プロダクト(サービス)のカイゼン
・プロセスのカイゼン
両方が必要です。

プロセスのカイゼンのためには、組織のマインドセットの変化が必要で、
そこでキーとなるのがアジャイルコーチやスクラムマスターですが、
彼らへの期待値について、正しい認識を持っていれば、
今日より3か月後、3ヶ月後より半年後、半年後より1年後…着実にアジャイルでのモノづくりの成果が積み上がっていることを感じるようになれるでしょう。
そんなお話をするスライドです。

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October 19, 2023
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Transcript

  1. 磯崎 元(いそざき つかさ) GHEN(このニックネームで色々な活動をしています)バックエ ンドを軸に、インフラやフロントエンドも触るSEとして従 事。チームのQCD管理の仕事をしながらアジャイル組 織の支援の道に。やがて「規模の大小、業界の種類関 係なく似ている組織課題がある…」と感じるようになり、 組織全体の心理的な面での支援も併せて行うようにな る。

    「アジャイルひよこクラブ」「スクラム実験室」などのコミュ ニティ活動にも参加しています。 アジャイルなものづくりに必要なマインドと組織運営方法が 身につく支援を行い、 目指した目標を達成できるだけではなく、目標を更新し続け られるような組織への成長と進化を支援します。 すると… R&DやPoCの目標達成率が高くなります。 運用費用が激減する組織になれます。 再びコロナショックのような事態が来ても迅速に立ち直れま す。 無理なく楽しく継続的に、目標を更新し続けられる 組織に成長したその後は…この効果がずっと続きます。 自己成長・自己進化できる組織 への成長を支援します
  2. 目次 • アジャイルコーチやスクラムマスターの役 割とは • なぜその役割が必要なのか? • どのように役割をこなしていくのか? • 彼らを上手く活用するには

    • まとめ ◦ 各役割がのびのびと能力を発揮して、ア ジャイルなモノづくりの効果を感じてもら えたら良いなという想い
  3. アジャイルコーチやスクラムマスターの役割とは 組織やチームを育てる役割 アジャイルコーチ • アジャイルマニフェスト(+12の 原則)とスクラムガイドを原則と して、色々なアジャイルプラク ティスを取り入れて支援する • ティーチング、コーチング、ファ

    シリテーション、メンタリングも 行う スクラムマスター • アジャイルマニフェスト(+12の 原則)とスクラムガイドを原則と して、色々なアジャイルプラク ティスを取り入れて支援する • ティーチング、コーチング、ファ シリテーション、メンタリングも 行う
  4. どのように役割をこなしていくのか? 何を、どのように育てるのか? 開発手法 • (スクラムでいうと透明性・検査 ・適応を)固定のタイムボックス 内で区切ってサイクルで事業 活動の質を育てる 意識・考え方 •

    アジャイルでのモノづくりが効 果を発揮するような考え方、意 識の持ち方を育てる 両輪をバランスよく育てる • 開発手法と意識・考え方をバランスよく、タイミングよく、組織やチーム の成長度合いによって施策を提案する • 施策の内容は、ティーチング・コーチング・メンタリング・ファシリテー ションなど
  5. 彼らを上手く活用するには 施策提案を定期的によく聴き、実施する時 間を作ること 開発手法と意識・考え方をバランスよく、タイミングよく、組織やチームの 成長度合いをよく観察して施策を提案するので… • コーチングやティーチングや指示命令や管理の違いを知ること • 彼らは「釣り」をしているため…タイミングが命 •

    なぜその提案をしてきたのかをよく聴く • 提案してきた施策の優先順位と論拠を聴く • 提案施策は「チームをレベルアップさせるバックログ」のようなもの。 優先順は彼らに任せるのが最善。 • 提案された施策の時間を確保する。
  6. まとめ 各々の立場が担う役割と動き方を知る • PO • SM・アジャイルコー チ • 専門家チーム •

    利害関係者 • 経営層 • アジャイルなモノづくりでは、組 織全体がシステム思考で、連 携しあって動く必要がある。 • 各所が、多対多で連携し合う必 要がある。 >>各々で、立場・役割の担う役 割と動き方を、定期的に相互確認・ 理解する必要がある。