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世界に誇れる 幕末の超天才アジャイルリーダーから学ぶ、 組織づくりの秘訣と障害の乗り越えかた ...
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June 23, 2024
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世界に誇れる 幕末の超天才アジャイルリーダーから学ぶ、 組織づくりの秘訣と障害の乗り越えかた / Learn from leaders in 18th century Japan. The secret to building an organization and how to overcome obstacles.
GHEN
June 23, 2024
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Transcript
世界に誇れる 幕末の超天才アジャイルリーダーか ら学ぶ、 組織づくりの秘訣と障害の乗り越えか た スクラムフェス大阪 神奈川トラックにて Jun,22,2024 磯崎 元
勝ちに不思議の勝ちあり。 負けに不思議の負けなし。 磯崎 元(いそざき つかさ) バックエンド、フロントエンド、インフラのSEか ら、アジャイル組織の支援の道に入り、今は 組織全体の心理面からの支援も併せて行うよ うになる。 アジャイルと株式投資と禅と囲碁と剣術の要
訣は結構似ている説を提唱者。 「人良し、社よし、世間よし」3方良しの精神で、 R&D、PoC、内製化、新規事業、事業利益の増加など、 目標に対して、成果の出せる組織のゼロイチからグロー スアップまで伴走支援してます。 アジャイルサムライという本がアジャイル世界に入ったの がキッカケなのと、プライベートで香取神道流兵法を修行 しているのでアジャイルサムライと名乗っています。
今日の話 二宮尊徳(二宮金次郎)の話 • 幼少期を金治郎、壮年期以降を二宮尊徳 今日は、二宮尊徳(そんとく)、金次郎(きんじろう)で 統一 • 農民から幕臣へ • 東北南部、関東一円の数百の地域で、農地復興や
財政再建を支援 • とはいえ、侍の家のしきたりや、荒んだ人心が推進 力にならないなど、様々な障害にぶつかり…
• チームづくりや組織づくりに関わりのある皆さま に • 生い立ちに沿って、何をしたのか?と、我々の 現場で置き換えるなら…?!を、いくるかの時 代ごとに分けて話す。 • ディスコードで盛り上がっているテーマの補足も します。
21,Jun,2024 今日の話 こんな流れで話します
時代背景 • 徳川家斉11代将軍に 1787年 • 天明の大飢饉 1782-1787年頃 • 二宮尊徳 1787-1856年
• 勝海舟 1823年、坂本龍馬 1836年 • 天保の大飢饉 1835-1837年 • 大塩平八郎の乱 1837年 • ペリー来航1853年 • 大政奉還、明治政府樹立 1867年 出身地の風景 • 小田原駅から北へ平野が広がる • 地元はかなり昔から氾濫が多かった土 地。 今日の話 当時の時代背景と、出身地の風景
幼少から青年時代 最初の試練は4歳…16歳に全て を無くす
• 生まれは比較的裕福な農家。 • 父親の影響で学問好きに。 • 4歳、家田畑が流される… • 10歳、病床の父の代わりに堤防修繕労 務に出る。 •
13歳、父が他界。 • 16歳、また家田畑が流され、母も亡くな る… • わらじ推譲の逸話…二宮金次 郎は、力仕事の代わりに草鞋 を作って配って回ると、周囲に 感謝された。 幼少から青年時代 最初の試練は4歳…16歳に全てを無くす
• 捨て苗と菜種の話…伯父の家 では夜に勉強していたが、灯 りを使うなと言われていた。 • 捨て苗で1俵の米、菜種を植 えて8升収穫する。 • 田畑が大きくなったら、小作人 を雇い、その利益でまた開
発。 幼少から青年時代 伯父の家から独立し、20代前半で家を再興 • 16歳、伯父のもとに身を寄せる • 18歳、伯父から離れて独立 • 23歳、家田畑(約1町半)を取り戻す。 • 24歳、本家再興が評判になり、小田原藩 家老服部家へ家庭教師の依頼が来る。
• 目標とチームのために、貢献できることは 何かしらある。 • 各々ができることで、目標に貢献できる環 境であること、目標が常に認識・共有でき ていることも重要。 • 金次郎少年でも、極小の資源からでも価 値を大きくできる。
• それには、継続できる環境も大事。 • 皆さん、どう感じましたか? • 捨て苗と菜種を自裁した逸話 では、…捨て苗をもらってプチ 稲作できたり、菜種を植える 場所確保できたりというのは、 「わらじ推譲」の過去ががあっ たからできたと推測する。 • 幼少時の経験を打破するため に、読書から答えを求めたの か… • ちなみに、家庭教師の依頼 は、多くの書籍に触れる機会 も増えると思って受けたとか。 幼少から青年時代 我々の周りで置き換えたら…
小田原藩の支援時代 和風5つの価値基準?! 「五常講」の取り組みが評判になり、 藩主から直々に復興依頼を受ける
• 服部家の借金は1000両(約 3億円)あった。 • この時代、農民が藩主と直接 話すようなことはなかった。 • 年貢計測用の枡が統一されて おらず、横領が横行していた。 •
初めて、他社の支援で成果を 出す時代。 • 小田原藩の立て直し…の依頼 は抵抗が強く、金次郎に依頼 できなかった。 小田原藩の支援時代 和風5つの価値基準?!「五常講」 • 31歳、服部家の財政再建の支援。 • 32歳、長男病死と離婚。翌年再婚。 • 33歳、一斗枡の改良提案をして、年貢増 加に成功。 • 34歳、支援が評判になり、栃木県桜町領 の再興支援の依頼が来る。 • 36歳、家田畑を処分し支援に向かう
小田原藩の支援時代 「五常講」でつながるチーム 仁 義 信 礼 智 • 皆が1人のために、1人は皆 のために、この考えを守って
助け合う仕組み。だから「あげ る」ではなく「貸す」という形。 • だいたい10人1組だった模様 • 援助した人が返せなかった時 はチームが責を負う。 • 利子は次の仲間の助けに 使ったり、イザというときのた めに取っておいたり、皆で使 い方を考える。 借りた資金 は必ず返 すこと 困った仲間 に資金を貸 すこと 皆で対策を 考える、取り 組むこと 困った仲間 に資金を貸 すこと 貸しても 威張らな いこと 例えば、お金の援助 で言えば… 五 常
小田原藩の支援時代 服部家での支援例 • 服部家の財政支援を受ける際 に「やりかたに口出ししない」 「5年は家中で質素倹約を実 施すること」条件を付けた。 • 家主から、女中まで、全員で 倹約の実施をさせた。
• 合意した金額よりも節約でき た使用人へ褒賞金。 • 結果、約束の5年後には、負 債の全償却ばかりか、300両 の余剰金が残った。 薪を5つから3 つに減らしなさ い 女中の悩みにアドバイスした逸話 釜の煤をこまめ に拭いて 火の通りを良く しなさい 差分の2本の薪 を買い取る! それを返済に充 てなさい 成果を減らさ ず、コストを下 げる努力を続 けます。
• 現在の課題は、過去の思考と決断の結 果。今まで通りの習慣のままでは課題は 解決しない。 • ハウツーの権限移譲を約束させること は、支援結果にコミットする上でも重要。 • 財政再建の結果だけではなく、財政再建 できた習慣が残る。
• 服部家の支援依頼を受けなく ても、豊かな農家として一生を 終える人生もあったはずだ が、支援依頼を受けたのは、 何がそうさせたのだろうか? • 服部家の財政支援が忙しく、 最初の妻と離婚…仕事と家庭 のバランスも非常に大事… 幼少から青年時代 想ったこと
桜町領(現:栃木県真岡市)の支援時代 幾度も補助金入れた支援が失敗し てきた地域を支援
• 37歳、支援計画と年貢減額を要請。 • 40歳、小田原から豊田正作が着任。 • 42歳、様々な妨害にあい、辞職の陳情 に行く足で、色々と考えながら数ヶ月放 浪。成田山新勝寺で21日の断食修行に … •
支援当初は、土地の4割しか 食料が取れない状態だった。 • 桜町では、生産量に対する過 剰年貢、民衆の心の荒廃、補 助金依存で幾度もの支援が 失敗していた。 • 活動を妨害してくる上司を酒 でもてなし、酔い潰した隙に仕 事したりしたという記録があ る。 • 新入村者を優遇して雇ったり して新田開発。 • ある程度、年貢が増えるが… 桜町領(現:栃木県真岡市)の支援時代 家財資産を引き払って、支援のために移住
• 辞職の陳情に江戸に向かった 足で、故郷に寄ったり、修行し たり、色々悩んでいた模様。 桜町領(現:栃木県真岡市)の支援時代 リーダーから動く • 成田山新勝寺での断食修行中、教育思 想家の小谷三志と会って 「農民や役人を、自分に従うようにするよ
りも、自分がまず動くこと」「活動を妨害し てくる人がいるのは、その人を敵と認識し ているのが原因では」と気づく
• 農民の働く様子、集落の観察 をしたり、農民から話を聞いて 課題やアドバイスをして回っ た。 • 早起き婆さんを表彰 • 木の根掘りの爺さんを表彰 •
壊れた便所を自ら直した話 • 投票制度で表彰 • 早く寝ることで灯り代節約 桜町領(現:栃木県真岡市)の支援時代 自らが現場を見て回る「廻村」 毎日、朝早くから夜まで、各集落を歩いて見 て回った。 • 02時 起床 • 03〜05時 廻村 • 06時頃 今日やることを決めて実行 • 14時頃 相談きいたり、次の予定決めた り • 17時頃 夕食 • 19時頃 就寝 真岡市 https://www.city.moka.lg.jp/kakuka/bunka/gyomu/rekishi_bunka/rekishi_bunkazai/5/969.html
• 「芋をこじる」の意味。桶の中 に里芋と水を入れ、棒でかき 回す • 飛び出る芋があれば、拾って 入れてやる。傷つかないよう 「こじる」…こうすると、芋どうし が擦れ合って汚れが落ちる。 •
不満があったら言ったり、課題 を皆で解決したり、知恵を共 有したり、表彰する人を決めた りを、定期的にすることで、自 然と農民達自身で解決してい く習慣を付けた。 桜町領(現:栃木県真岡市)の支援時代 和風レトロスペクティブ?!「芋こじ」 田村市民俗資料館 https://www.city.tamura.lg.jp/soshiki/30/rekishi-minzoku.html 南アルプス井川ビジターセンター https://www.facebook.com/profile.php?id=100069072744606
• 至誠:物事への取り組みを誠 実に行うこと • 勤労:各々ができる活動を尊 重し、各々がそれに注力する こと。 • 分度:今できる範囲の中で、支 出ややることを決めること。
• 推譲:分度で出た余剰を譲っ たり、取っておくこと。 • この心得を守って活動を繰り 返すと、人もチームも地域も全 て良い形になる。この状態を 「一円融合」と言った。 桜町領(現:栃木県真岡市)の支援時代 報徳思想の4つの基本の考え方 至 誠 勤 労 分 度 推 譲 この心得を守って活動を 繰り返すことで 目標が達成される
• 江戸が地方から米を買い占め るので、地方が更に飢餓にな る。 • 桜町では餓死者なし!どころ か、食糧援助していた。 • 茄子の味や、草木の生育状態 から、凶作を察知。すぐに綿
花畑などを雑穀栽培に切り替 える。 桜町領(現:栃木県真岡市)の支援時代 天保の大飢饉の中でも支援先は餓死者なし • 44歳、桜町の支援活動が順調に。 • 46歳、天保の大飢饉が始まる。
• 廻村は良いよ!廻村は! • 芋こじは良いよ!芋こじは! • リーダーが誰よりも率先して動く。 • 良い関係性を日頃から保ち、自分ごとの 目的や課題があり、定期的に行うと対話 の威力が光る!
• 心もて戦うを上と為し、兵もて戦うを下と 為す。 • 今も昔も妨害してくる人はいる。でも支持 してくれる人もきっといる。 • 廻村したからこそ、凶兆を予 見できた。 • 澤田秀雄氏が開業以来19年 間赤字だったハウステンボス を半年で黒字化した…施策の ひとつに、園内を「廻村」して、 現場スタッフと対話し、価値に 繋がる真の課題を施策に反映 できた。 桜町領(現:栃木県真岡市)の支援時代 想ったこと ダイアモンドオンライン https://diamond.jp/articles/-/306832
• 48歳、谷田部藩、茂木藩の支援開始 • 49歳、烏山藩の飢饉救済。 • 50歳、小田原藩領民救済。 • 52歳、全国から支援依頼が増える。 • 55歳、幕府の役人「二宮尊徳」に。
• 65歳、小田原に墓参。 • 66歳、日光神領の復興命令を受諾。 • 69歳、現栃木県日光市今市で死去。 • 様々な地域から支援依頼が 殺到するようになる。 • 谷田部藩、茂木藩の支援開始 する時には、かつて桜町支援 時に妨害してきた上司が強力 な見方になる。 • しかし、分度を受け入れない 支援は断った。 桜町領(現:栃木県真岡市)の支援時代 その後…
様々な人に影響を与える • 明治天皇(勅命で「報徳記」を広める) • 岡崎雪聲(彫刻家。二宮金次郎像を作った) • 富田高慶(二宮尊徳の軌跡を「報徳記」にまとめる) • 大友亀太郎(報徳仕法で札幌・函館開拓。大友堀。創成川) •
渋沢栄一(大実業家) • 安田善次郎(安田財閥の創始者) • 豊田佐吉(豊田自動織機創業者、トヨタ自動車の源流) • 御木本幸吉(ミキモト創業者・世界の真珠王) • 土光敏夫(日本経済団体連合会第4代会長) • 松下幸之助(パナソニック創業者) • 稲盛和夫(京セラ創業者) • 佐久間貞一(大日本印刷の前身 秀英社創立) • 荘田平五郎(三菱財閥の推進者) • 伊庭貞剛(住友財閥の総理事) • 早川千吉郎(三井財閥の形成 中央報徳会の理事長) • 小倉正恒(住友の総理事) • 大原孫三郎(倉敷紡績、大原美術館、孤児院、病院等を建設)
まとめ
まとめ 二宮尊徳が望んだ「一円融合」の世界 一円観…誰が誰かの為に見て、考えて、行動するための心得。 世の中は善悪、強弱など対立があるように見えるが、それは個々が勝 手に持っている見方で、 全員が、誰かのためにできることは何かを考えて行動し、それぞれが活 きた「一円融合」の状態で物事に当たれば、対立はなく、持続的な平和 な世の中、組織を実現できる。 こんな組織が作るモノはきっと良いモノであるはず。 そして、彼のやったこと思想は、死後も色々な人に影響を与えている。
共通点が多い我々の活動も、きっと正しい!
今日は、二宮尊徳(二宮金次郎)の生涯を通じて 彼のやってきたこと、乗り越えたこと、 アジャイルなモノづくりをしている皆さまの 組織・チームづくりに活きそうなできごとを紹介してきました 死後、このような人たちに影響を与えました。 ぜひ、今日のこの機会をキッカケに 「人良し、社良し、世間よし」の「一円融合」したモノづくりに 活かしていただけたらと思います。 さいごに
参考 • 報徳博物館 https://www.hotoku.or.jp/sontoku/ • 小田原デジタルミュージアム https://odawara-digital-museum.jp/selection/sontoku/ • 尊徳記念館 https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/sontoku/
• 致知出版社 https://www.chichi.co.jp/info/