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クラウドの積極的利活用による生産性向上と経営に寄与する仕組みづくり

 クラウドの積極的利活用による生産性向上と経営に寄与する仕組みづくり

HDE DAY 2014 TOKYOで発表された資料です。
http://www.hde.co.jp/hdeday/

gree_tech

October 29, 2014
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Transcript

  1. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Today’s Agenda 2

    1. グリーの紹介 2. グリーのOffice IT/クラウド戦略 3. クラウドの積極的利活⽤ 4. クラウド利活⽤の仕組みづくり 5. summary
  2. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. 3 About GREE

    3 社名 グリー株式会社(英名︓GREE, Inc.) 設⽴年⽉⽇ 2004年12⽉7⽇ 連結従業員数 1,882⼈(2014年6⽉末時点) 主要事業内容 ソーシャルゲーム事業、広告事業、ベンチャーキャピタル事業 等 売上⾼・営業利益 売上⾼ 1,256億 営業利益 350億(2014年通期) 上場市場 東京証券取引所第⼀部上場
  3. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. About GREE /

    Mobile Games 事業の柱 : ソーシャルゲーム / Native Gameの潮流 4 ※株式会社ポケラボのタイトル
  4. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. About GREE /

    Commerce Services 5 新たな柱を⽬指して積極的に新規事業を展開
  5. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Office IT on

    Cloud 効率的かつセキュアなIT環境の実現 統合ID管理 利便性の向上 セキュリティ強化 メール アーカイブ キャプチャ リモート アクセス ログ 資産管理 ファイル サーバ PJ管理 コラボレー ション Eラーニング ポータル チャット ワーク フロー 6
  6. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Office IT on

    Cloud (cont.) ハイブリッドクラウドによるIT基盤構築 パブリッククラウド 外部サービスの積極活⽤ プライベートクラウド 専⽤環境でのシステム構築 コーポレートDC 既存のICTシステム ハイブリッドクラウド ⽤途に応じた組み合わせ • 2012年半ばからクラウド化促進 ⁃ 過去に投資した各種設備の整理 ⁃ データセンターの統廃合(シンプル化) ⁃ 新規施策のクラウドファースト実践 7
  7. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. • 社内メール Google

    Apps 2011年6⽉~ ⁃ 契機︓先の震災、事業継続を踏まえた選択(以前は国内⼤⼿ISPサービス利⽤) ⁃ グローバルビジネスを⾒据えて(海外進出を考慮する形) ⁃ グループウェアとして • 併せて、メールアーカイブ実施 Google Apps Vault クラウドの積極的利活⽤ その1 メールアーカイブの⾒直し事例 メールアーカイブ における主な課題 • Google Apps(Vaultを含む)における退職者アカウントが占める割合 ⁃ コスト圧迫の⼤きな要因 ⇒ 結果的に柔軟さに⽋けるライセンス体系(当時) • メール監査における検索機能のPoorさ(制約事項多い) ⁃ メール監査実施部⾨に想定外の運⽤を強いる状況となってしまった その親和性を踏まえ、導⼊したものの。。。 8
  8. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. グリーの選択 / HDE

    One(メッセージングセキュリティ) • パブリッククラウド︖ オンプレ(遊休資産の活⽤を踏まえ)︖ ⁃ 短納期での社内ローンチ 2014年5⽉サービス開始が必須 ⁃ 社内PM不⾜(⼈員の枯渇)/ Google Apps 次年度の契約更新タイミング • コスト⾯からの分析 さほどの違い無し ⇒ 原点回帰(クラウドファースト) 課題解決に向けて パブリッククラウドでの実装を軸に • 懸案だったアーカイブに対するライセンス問題がクリア ⁃ ライセンスはアクティブユーザのみでOK • リアルタイムのメールアーカイブ/豊富な検索機能(添付ファイルも検索対象 等) • 柔軟なアーカイブ契約年数(規定類の変更に追随できる 等) etc ソリューションの利点 • メールアーカイブに要していた費⽤の⼤幅な圧縮 • 監査時の作業⼯数削減(直観的なUIを踏まえ、ストレスを感じずに作業が可能に) etc 導⼊後の効果 9
  9. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. HDE Oneによるメールアーカイブ基盤の構築 10

    • Google Appsとの連携により、すべて の送受信メールを保管(内内,内外,外内) • 容量無制限 • 柔軟な保存期間設定 etc Apps インターネット 送信メール 受信メール アーカイブサーバ& ストレージ グリー社内 監査部⾨他 ユーザ(⼀般社員) • 任意のタイミングでサービスを受けることができる • 豊富な検索機能(検索時のドメイン指定、添付ファイル検索等)etc 外部メールサービス (クラウド利⽤) 送信ルーティング、受信 ルーティングによる配信 監査⽬的による 各種検索実施 グリーの選択 / HDE One(メッセージングセキュリティ)
  10. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Why HDE︖ HDEさんをパートナーとして選んだ背景

    • クラウドビジネスへの強いコミット / 豊富な経験 ⁃ メールセキュリティを中⼼に、早くからクラウドビジネスを展開、故に多くの経験を有 している • 主要クラウドプロバイダーとの連携 クラウドビジネスに対するスタンス • メール移⾏等に対する Hint & Tips の提供 等 Googleに対する⾼い知⾒ 技術⾯での安⼼感 11 クラウドパートナーとして⻑く 付き合っていただける
  11. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. クラウドの積極的利活⽤ その2 コミュニケーションツールの利活⽤

    グループウェア チャット 社内SNS • 社内業務IT化(情報共有) • スケジュール共有、会議室予約 • ワークフロー etc • 会議/メールの代替 • ちょっとした会話/議論 • 1:1/1:多 etc • 社内交流 • カジュアルなやり取り • 社員⾃⾝による情報発信 etc ⁃ 併⽤による社内コミュニケーションの活性化 ⁃ 特にチャット︓キーツールの⼀つ ⇒ チャットの停⽌⇒ビジネスの停滞につながる ⁃ 浸透せず…(グリーでは) • 利⽤者減少 • 活発なやり取りに⾄ら なかった etc 社内コミュニケーション活性化 による⽣産性向上 全社的なコミュニケーション活性化 には貢献していないと判断 12
  12. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. 13 1,334 1,388

    1,382 1,385 1,311 1,238 1,165 1,129 872 754 717 653 2,347 1,846 2,357 1,507 2,195 1,585 975 1,440 703 548 291 344 4/2-4/29 4/30-5/27 5/28-6/24 6/25-7/22 7/23-8/19 8/20-9/16 9/17-10/14 10/15-11/11 11/12-12/09 12/10-1/7 1/8-2/5 2/6-3/5 MAU Messeages MAU・Messagesの推移(過去約12か⽉) 問題なく 使えている 23% 業務に⽀障 がある 3% 使いやすい 2% ツールに問題 があり、業務 が出来ない 1% 使⽤していない 71% 利⽤状況(アンケート結果*) *社内ITツール・インフラ改善に向けたアンケート(2014/2/20〜2014/3/3) 対象者数︓1,360 有効回答数︓427 クラウドの積極的利活⽤ その2 (cont.) クラウド運⽤⾒直しによる柔軟な対応
  13. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. 14 1,334 1,388

    1,382 1,385 1,311 1,238 1,165 1,129 872 754 717 653 2,347 1,846 2,357 1,507 2,195 1,585 975 1,440 703 548 291 344 4/2-4/29 4/30-5/27 5/28-6/24 6/25-7/22 7/23-8/19 8/20-9/16 9/17-10/14 10/15-11/11 11/12-12/09 12/10-1/7 1/8-2/5 2/6-3/5 MAU Messeages MAU・Messagesの推移(過去約12か⽉) 問題なく 使えている 23% 業務に⽀障 がある 3% 使いやすい 2% ツールに問題 があり、業務 が出来ない 1% 使⽤していない 71% 利⽤状況(アンケート結果*) *社内ITツール・インフラ改善に向けたアンケート(2014/2/20〜2014/3/3) 対象者数︓1,360 有効回答数︓427 クラウドの積極的利活⽤ その2 (cont.) クラウド運⽤⾒直しによる柔軟な対応 クラウド利⽤によるメリットを活かす形で • 利⽤実態に即した運⽤⾒直しによる柔軟な対応 • 直接資産を持たないことによる恩恵 • 定点監視︓サービス停⽌(廃⽌)にもクイックに対応できる 結果、経営への貢献につながる
  14. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Next Challenge(クラウドストレージの積極的活⽤) クラウドによるワークプレースの提供

    15 モバイル利⽤の拡張 より⾼い⽣産性の確保 コラボレーション プラットフォーム セキュリティ強化 ファイルサーバ(インフラ) リプレース • コスト削減 コラボレーション・ナレッ ジシェア強化・拡張 • 社内外のコミュニケーショ ン活性化 モバイル促進 • 管理強化と容易なUI (使い勝⼿向上) 社内アプリとの連携 • API/スクリプト等に よる連携実践
  15. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Next Challenge(クラウドストレージの積極的活⽤) クラウドによるワークプレースの提供

    16 モバイル利⽤の拡張 より⾼い⽣産性の確保 コラボレーション プラットフォーム セキュリティ強化 ファイルサーバ(インフラ) リプレース • コスト削減 コラボレーション・ナレッ ジシェア強化・拡張 • 社内外のコミュニケーショ ン活性化 モバイル促進 • 管理強化と容易なUI (使い勝⼿向上) 社内アプリとの連携 • API/スクリプト等に よる連携実践 昨今のクラウドストレージが持つ種々の可能性を踏まえ • トリガーはファイルサーバの容量枯渇、ISMSにおけるセ キュリティ上の指摘 • 上記をクリアしつつ、単なる Sync & Share に留まらない メリットを享受(ワークプレースとしての位置付け) 更なる⽣産性の向上を図る
  16. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. • クラウドベンダーも淘汰の時代 •

    状況に応じたパートナー選びを より⼀層の⽣産性向上と経営への貢献 クラウドのスマートな利活⽤に向けて(直近の学びからその仕組みづくり) 17 ITの可視化促進(⾒える化/⾒せる化) • 何をクラウドにするか、何を今までどおりにするか ⇒ リスクを整理しつつ、クラウド化判定と効果を測定 • ⾒えないコストの可視化 • 定点監視︓利⽤実態/ヒアリング etc 結局、どっち︖(クラウド︖ オンプレ︖) • 上記で得た情報を軸に、コスト⾯からの分析 例︓ ランニングコスト⽐較、損益分岐点算出 etc • この辺りをしっかり実施することで、内部統制や管理会計上の 係わりが楽になってくる パートナー企業(クラウドベンダー)の⾒極め
  17. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. • グリーのオフィスITにおけるクラウド戦略 •

    ハイブリッドクラウドの推進 • クラウドの積極的利活⽤ • メールアーカイブ事例︓HDE社Solution選択 • コミュニケーションツール事例︓利⽤実態/定点監視の重要性 • クラウドストレージサービスを活⽤したワークプレイス実現 • 直近の学びから クラウド利活⽤の仕組みづくり summary 18