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プロダクトマネジメントと人間中心設計 - デザイナーからPMへのキャリアシフト -

プロダクトマネジメントと人間中心設計 - デザイナーからPMへのキャリアシフト -

プロダクトマネージャーカンファレンス2022(pmconf2022)での登壇資料です。
・クライアントワーク中心のデザイナー(人間中心設計専門家)が自社プロダクトのプロダクトマネージャーになるまで
・プロダクトマネジメントにおける人間中心設計の活用
についてお話ししました。

Hiromasa Yoshikawa

November 07, 2022
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Transcript

  1. プロダクトマネジメントと人間中心設計 デザイナーからPMへのキャリアシフト 富士通株式会社 デザインセンター Senior Design Team Lead 吉川 嘉修

    1
  2. 自己紹介 吉川 嘉修 Senior Design Team Lead 人間中心設計専門家、認定人間工学専門家 認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO) クライアントワーク中心のUI/UXデザイナー

    ↓ 社内向けアプリ開発チーム(12名)の プロダクトマネージャー 営業部門向け「仮説提案アプリ」 2
  3. 本日おはなしすること  プロダクト開発に深くコミットしたいデザイナー  デザイナーからプロダクトマネージャーへのキャリアに興味がある方 の参考になれば幸いです。 クライアントワーク中心のデザイナー(人間中心設計専門家)が 自社プロダクトのプロダクトマネージャーになるまで プロダクトマネジメントにおける人間中心設計の活用 3

  4. 人間中心設計とは 人間中心設計の活動の相互関連性(JIS Z 8530:2021より) U-Site(https://u-site.jp/ux)より引用 ユーザーの行動や心理などからニーズを把握し、 プロダクトをつくる。 そしてプロダクトがニーズを満たしているか確認 しながら開発する考えかた ≒UXデザイン

    このプレゼンでは システムの利用に焦点を当て,人間工学(ユーザビリティを含 む。)の知識及び技法を適用することによって, インタラクティブシステムをより使いやすくすることを目的 とするシステムの設計及び開発へのアプローチ JIS Z 8530:2021 『人間工学-人とシステムとのインタラクション -インタラクティブシステムの人間中心設計』 4
  5. デザイナーからプロダクトマネージャーになるまで 5

  6. デザイナーからプロダクトマネージャーになるまで  さまざまな業種のプロジェクト経験  デザイナーへの期待値調整に苦労  声かけのタイミング  依頼スコープ 

    戦略・企画に踏み込みにくい  納品後に関わることが難しい  お客様と一緒にアジャイル武者修行  デザインプロセスと開発プロセスが 完全に接続、無駄がない  アジャイルの認識が一気に変わる  はじめてPMに触れる  自社プロダクト開発チームにジョイン  デザイナーとして活動しつつ、 アジャイルチーム育成に取り組む  チームが育ちメンバーも増えた段階で、 PMにシフト クライアントワークのデザイナー アジャイルチームのデザイナー デザイナー/アジャイルチームづくり Pivotal Labs(現VMware Tanzu Labs) 2019.11 2021.04 6
  7. デザイナーからプロダクトマネージャーになるまで プロダクト開発チームを作る経験 プロダクト開発の経験(アジャイル) 人間中心設計の経験 As クライアントワークの デザイナー As プロダクト開発チームの デザイナー

    As プロダクト開発チームのPM 「人間中心のモノづくり」を広げていくことでPMにたどりついた 一歩隣に見える領域に飛び込む 7
  8. 学び:人間中心設計だけではプロダクト開発できない 人間中心設計における手法の中心は 「調査」と「評価」 プロダクト開発の具体的なやり方は 含んでいない アジャイル開発がドンピシャリで 当てはまった 人間中心設計の活動の相互関連性(JIS Z 8530:2021より)

    U-Site(https://u-site.jp/ux)より引用 8
  9. チーム構成 過ごし方/会議体 優先度 強いチーム作り アジャイル開発との出会い • Product Manager • Designer

    • Developer • (Promotion/CS) • タイムボックス • イテレーションサイクル • スクラムイベント • MVP • リスク/不確実性への向き合いかた • ユーザーストーリーマッピング • レトロスペクティブ • 成功循環モデル • タックマンモデル 9
  10. プロダクトマネジメントにおける人間中心設計 10

  11. 開発プロセスでの人間中心設計 正しいものを見極める (早く失敗する) 少しずつ繰り返し作る 仮説検証 Lean Startup アジャイル開発 Agile development

    PROTOTYPE RESEARCH LEARN RELEASE DEVELOP DESIGN SPRINT PLANNING 11
  12. 開発プロセスでの人間中心設計 正しいものを見極める (早く失敗する) 少しずつ繰り返し作る 仮説検証 Lean Startup アジャイル開発 Agile development

    PROTOTYPE RESEARCH LEARN RELEASE DEVELOP DESIGN SPRINT PLANNING 12
  13. 仮説検証サイクル 検証仮説の設定 検証方法の立案・準備 リサーチの実施 仮説の検証 ビジョン達成に重要であり、 不確実性が高い仮説を設定 リサーチ計画の立案と準備 当日のモデレーション 発言録、アンケート

    インサイトの整理 仮説のジャッジ/アクションアイテム化 人間中心設計の考え方、スキルが活きる リスクマップ 問いを立てる UIモックアップ リサーチ手法選定、スクリプト インタビュースキル アンケート(質問紙)設計 インサイトのまとめ(KJ,KA) リスクマップ 13
  14. 思いつき・思い込みだけでプロダクトを作ってしまうリスクを軽減できる 定期的にユーザーに触れることで「あれ?おかしいかも」と気づける 効果的・効率的なユーザーリサーチを実施できる 適切なリサーチ手法の選定・実施 批評的な仮説検証 本当にユーザーの課題を解決できているか解像度高く理解できる プロダクトの状況をユーザーの認識ベースに説明することができる プロダクトマネジメントにおける人間中心設計の活用 14

  15. 学び:リサーチの認識が変わった 人間中心設計におけるリサーチ プロダクトマネジメント におけるリサーチ 視点 ユーザー調査とプロダクト評価 仮説検証 リサーチャーに 求められること リサーチのプロとして、依頼に応じたリサーチ

    計画の立案・実施・報告を行う ドメイン知識を持ち、プロダクトの状況を 考慮した仮説を立て、検証する リサーチ結果の活用 ユーザー中心のプロダクト開発のための提言 プロダクト開発の意思決定に使う または意思決定そのもの ゴール 組織が人間中心設計活動を実践し、高いUXを 提供する プロダクトが失敗する確率を下げる (成功する確率を上げる) 15
  16. まとめ  デザイナーからプロダクトマネージャーへのシフト  「ユーザー中心のモノづくり」へ深くコミットしたい方はオススメ  デザインの知識/スキルだけではNG。プロダクト開発の知識/スキルが必要  様々なメンバーとの信頼関係が大切 

    プロダクトマネジメントにおける人間中心設計  仮説検証を適切に実施でき、ユーザーの要求を満たすプロダクト開発に貢献する  筋の良い仮説を出し、プロダクトの意思決定に直結するリサーチを心掛ける  自分の原点は人間中心設計  ひとを理解し、ひとが喜ぶものを作る  喜んでいる様子を見届ける 自分の原点は人間中心設計 ひとを理解しひとが喜ぶものを作る 喜んでいる様子を見届ける 16
  17. Thank you