Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ある日突然 DB の性能が 1/2(サイズのインスタンス相当)になった話
Search
hmatsu47
PRO
September 02, 2024
Technology
91
0
Share
ある日突然 DB の性能が 1/2(サイズのインスタンス相当)になった話
ゆる SRE 勉強会 #7 ~ 1 周年記念企画 真夏の SRE 怖い話 ~ 2024/8/30
hmatsu47
PRO
September 02, 2024
More Decks by hmatsu47
See All by hmatsu47
名古屋城とデータセンター
hmatsu47
PRO
0
24
IPv6 に関する話
hmatsu47
PRO
0
18
さいきんの光ファイバーの話
hmatsu47
PRO
0
45
低いほうのレイヤを見てみる話
hmatsu47
PRO
0
21
IPv6 VPC の実装パターンをいくつか
hmatsu47
PRO
0
40
光ファイバーと IPv6 絡みの話
hmatsu47
PRO
0
54
AWS で試して学ぶ IPv6
hmatsu47
PRO
0
48
今年の MySQL/HeatWave ネタ登壇振り返り
hmatsu47
PRO
0
45
今年の DB ネタ登壇振り返り
hmatsu47
PRO
0
40
Other Decks in Technology
See All in Technology
OpenID Connectによるサービス間連携
takesection
0
150
Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2026/3 - 2026/5
oracle4engineer
PRO
1
140
価格.comをAI駆動で全面刷新する ー 30年分の技術的負債を返し、次の30年の土台をつくる ー / AI Engineering Summit Tokyo 2026
tkyowa
26
25k
AI Engineering Summit Tokyo 2026 AIの前に、やることがある 〜医療データ企業の4フェーズ〜
dtaniwaki
0
1.2k
はじめてのDatadog
kairim0
0
260
【Gen-AX】20260530開催_JJUG CCC 2026 Spring
genax
0
370
新規事業を牽引する技術選定 〜フルスタックTypeScript開発の実践事例〜
nullnull
2
220
JJUG CCC 2026 Spring AI時代の開発こそ標準化を武器に! ― 方式・プロセス・プラットフォームの標準化
s27watanabe
2
680
Ruby::Boxでできること、Refinementsでできること
joker1007
3
380
TypeScript Compiler APIとPHP-Parserを活用し、TypeScriptとPHPで型を共有する
shuta13
0
320
自称宇宙最速で不合格となったAIP-C01にリベンジを果たすべくAIで問題集アプリを作ってみた。
yama3133
0
260
サプライチェーンセキュリティの空白地帯 - 信頼できる”依存性”の未来を考える
rung
PRO
2
640
Featured
See All Featured
Paper Plane
katiecoart
PRO
1
51k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
57
14k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
141
7.5k
Chasing Engaging Ingredients in Design
codingconduct
0
210
Gemini Prompt Engineering: Practical Techniques for Tangible AI Outcomes
mfonobong
2
420
Highjacked: Video Game Concept Design
rkendrick25
PRO
1
380
Winning Ecommerce Organic Search in an AI Era - #searchnstuff2025
aleyda
1
2k
Building the Perfect Custom Keyboard
takai
2
780
Marketing to machines
jonoalderson
1
5.3k
職位にかかわらず全員がリーダーシップを発揮するチーム作り / Building a team where everyone can demonstrate leadership regardless of position
madoxten
62
54k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
174
15k
HU Berlin: Industrial-Strength Natural Language Processing with spaCy and Prodigy
inesmontani
PRO
0
400
Transcript
ある日突然 DB の性能が ½ になった話 ゆる SRE 勉強会 #7 ~
1 周年記念企画 真夏の SRE 怖い話 ~ 2024/8/30 まつひさ(hmatsu47)
ある日突然 DB の性能が ½ になった話 ゆる SRE 勉強会 #7 ~
1 周年記念企画 真夏の SRE 怖い話 ~ 2024/8/30 まつひさ(hmatsu47) サイズのインスタンス相当
自己紹介 松久裕保(@hmatsu47) • https://qiita.com/hmatsu47 • 現在: ◦ 名古屋で Web インフラのお守り係をしています
◦ SRE チームに所属しつつ技術検証の支援をしています ▪ フロントエンド(Next.js App Router)など ◦ 仕事に関係なく pgvector の周辺を追っかけ中です ▪ 本来(?)は MySQLer です 3
それは真夏…じゃなくて真冬の出来事 • 2018 年、正月 ◦ その前に、 4
前年の某社(オンプレ運用) • 壊れるストレージ ◦ 冗長化電源が両系同時故障 • 繋がらない修理窓口 ◦ 専属担当者付きのプレミアムサポートのはずなのに ▪
下位サポート窓口の支援に追われて本来の担当窓口に出られず🤔 • 終わらない修理立ち会い ◦ 保守部品への交換完了→動作確認→保守部品の不良発覚→再修理 ◦ 金曜夜に故障→土曜に直らず→日曜夜まで修理は続く 5
秋になり、 • なんとか AWS への Lift & Shift が完了 ◦
DB は MySQL → Aurora MySQL へ ◦ でも、若干不安定… ◦ アクセスが多いときフェイルオーバーすると DB 接続が刺さる ▪ オンプレ比でネットワークレイテンシが大きくなったため 6
有効な解決策がないまま、年末年始へ • そして 2018 年 1 月 3 日、 7
あいつらがやってきた! • Meltdown & Spectre 8 コンニチハ! \ /
と同時に、 • AWS のコンピュート基盤にパッチが当てられる(1 回目) ◦ 結果、起きたことは… 9
AWS コンピュート基盤性能低下 • 「EC2 上で動作中の memcached の性能が ⅔ になった」 ◦
ネットから流れてきた情報 • …Aurora は? 10
やっぱり性能低下していた • 同タイプ 1 段階下(½ サイズ)相当の性能に(約 ⅔) https://qiita.com/hmatsu47/items/656ebb6575c31bf1a90e 11
仕事始め早々、 • 祈りながら🐶のメトリクスグラフを眺め続けることに ◦ DB(Aurora)も心配だけど Web(EC2)も気になる… • いざとなったらスケールアップできるよう手配 ◦ 稟議を通す(💰の弾丸)
◦ ついでに新しいインスタンスタイプへの変更(R3 → R4)を準備 12
数日後、いきなり • 性能が(ほぼ)元に戻った https://qiita.com/hmatsu47/items/656ebb6575c31bf1a90e 13
結局、 • スケールアップは不要に ◦ 新しいインスタンスタイプへの変更(R3 → R4)のみ実施 ▪ 少しだけ性能アップ 14
その後、 • DB 接続の改善を実施 ◦ コネクションプーリングライブラリを(高速なものに)置き換え • フェイルオーバーが怖くなくなった! 15
一安心。 • しかし、怖い話には続きが… 16
ある日の偉い人(フィクションです。たぶん) 【補足】 当時、満足な性能が出てクラウド間レプリケーションが可能な 他クラウドの MySQL 系マネージドサービスはありませんでした (GCP の Cloud
SQL for MySQL は v1・v2 とも要件を満たさず) さすがに IaaS はいやです… 17 AWS だけでは不安だ マルチクラウド化を進めてくれ