Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GPSデータを使った 人の移動の可視化
Search
Ikuya Murasato
May 29, 2020
Business
0
9.4k
GPSデータを使った 人の移動の可視化
2020/5/29(金)に開催したExploratory データサイエンス勉強会#13のレイ・フロンティア株式会社のご登壇資料です。
Ikuya Murasato
May 29, 2020
Tweet
Share
More Decks by Ikuya Murasato
See All by Ikuya Murasato
トピックモデル分析を活用した問合せ業務の効率化
ikuyam
1
250
回帰分析の活用による新商品の販売力予測
ikuyam
1
170
生存分析モデルを利用したLineのブロック要因分析
ikuyam
0
110
自動車トラブルと気象条件などの探索的データ分析
ikuyam
0
90
データサイエンス「も」使えるチェンジメーカー輩出への挑戦
ikuyam
0
410
ExploratoryとRによる全学データサイエンス教育
ikuyam
0
590
エンゲージメント向上のための人事制度改革 - 管理部門におけるExploratoryの活用
ikuyam
0
1.8k
「学ぶ」分析技術から「使う」分析技術へ - Exploratoryによるドリル演習
ikuyam
0
450
データサイエンス入門教育の現場から - 46歳新任教員2年間の苦闘
ikuyam
0
550
Other Decks in Business
See All in Business
アッテル会社紹介資料/culture deck
attelu
10
15k
Sustainability Report
kuradashi
0
25k
メルカリグループ行動規範
mercari_inc
0
270
コーポレートストーリー(新規投資家様向け会社説明資料)
gatechnologies
1
14k
Algomatic Works Company Deck
algomatic
PRO
1
130
思考の渦から抜け出す - 個人・ロール を超えてコンテキストを揃える方法 / How to Align Context Beyond Individuals and Roles
medaka195
0
130
株式会社クロスフィールド 会社紹介資料
cfrec
0
300
GVA TECH会社説明資料/GVA TECH_Pitch deck
gvatech2017
0
850
採用ピッチ資料
awesome22
0
140
【PRODUCT HISTORY CONFERENCE 2025】プロダクトマネジメント編
muture
PRO
0
260
No Company - Company Deck 2025
nocompany
1
690
THxApp project
shotaro0913
0
420
Featured
See All Featured
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.5k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
431
66k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
75
5k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
9
970
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
33
2.5k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
229
22k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
49
14k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
31
9.7k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
71
11k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.7k
Transcript
GPSデータを使った 人の移動の可視化 レイ・フロンティア株式会社 久保 翔太
自己紹介 • ソーシャルゲーム開発(プログラマ) • 位置情報サービス(プログラマ) • ソーシャルゲーム運営(データアナリスト) • ギャル向けEC(データアナリスト) •
位置情報サービス(データアナリスト) ←今ココ
会社紹介
アプリ紹介
位置データの特徴 lat lon 35.68574 139.764389 35.68577 139.7635803 35.67529 139.7724915 35.67607
139.769577 一人あたりのデータ量が多い 数字だけではデータの 特徴が分かりづらい
主な業務 • BtoBでの分析データ提供 • ブログを通じた分析データの社会への還元 • 社内データを分析して新プロダクトの開発
Exploratory導入前の分析ワークフロー データアクセス データの加工 共有方法 データの可視化
データアクセス • セキュリティの要件上ローカルにCSVを置きたくないためDBの コネクタが必要。(メモリ上ならokというポリシー) • Athena(ODBC)をサポートしているBIは少ない
データの加工 • Excelだと加工の過程が不明 • 間違いが混入している時に出戻りが大きい • シニアメンバーがチェックする時に確認しづらい
データの可視化 lat lon 35.68574 139.764389 35.68577139.7635803 35.67529139.7724915 35.67607 139.769577 地理情報は生データでは規則性を見出しづらい
可視化するとわかりやすい
共有方法 • PowerPoint • データを二次利用しにくい • Google spreadsheet • Excelより表現力に劣る
• 共有の手続きが面倒
なぜExploratoryか? • AWS Athenaへのコネクタがある • ローカルにCSV置いておくとポリシー上不都合 • デフォルトの色合いがきれい • Excelなんかのグラフはどぎつい
• データ加工の過程が見れる • シニアメンバーが確認する時に便利 • 地図描画が使える • 市町村レベルの多角形が描ける
Exploratory導入後のワークフロー ワンストップ データアクセス データの加工 共有方法 データの可視化
事例:人流密集地域の発見
モチベーション • COVID-19の警戒区域情報を自治体に提供して、密集施設に人が 行かないようにしたい →勘に頼らずデータドリブンな施策決定の手助けに
緯度、経度 位置情報の例
素直にプロット → 素直にプロットする →密度がわからない
ヒートマップ →赤すぎる ヒートマップの利点: 密度が可視化される →まだ赤すぎてどこが本 当に密集しているのかわ かりにくい
濃さを調整
「パラメータ」機能で時間帯ごとに切り替え可能に
時間帯別の比較
ヒートマップまとめ • 密度を可視化する事によって、街の中心部のような自明な密集 地以外の警戒地点が明らかに
事例:繁華街にはどこから集まっている?
モチベーション • 緊急事態宣言のちょっと前のはなし • 繁華街(歌舞伎町)に集まっている人がどこから来ているかを 調べて人の傾向の理解に繋げたい
歌舞伎町をポリゴンで指定
テーブルのプレビュー
コロプレス(塗り分け)図 県別 市区町村別
人口多いところか ら来た人は多い→当 たり前
ちょっとひと工夫: • 人口比で出したい
データカタログからインポート
人口データと結合
None
結果 • 新宿以外でどこから来ている人が多いかを可視化できた
まとめ • ワークフローの変化によるメリット • 一本化した事による作業時間のオーバーヘッドの削減 • ツールごとの情報ロスがなくなった事による分析品質の向上 • Exploratoryはコーディング無しで十分な品質の可視化が可能