テスト技法作成のアプローチを考える
in WACATE 2021 SUMMER https://wacate.jp/workshops/2021summer/program/#session2
テスト技法作成のアプローチを考えるWACATE 2021 SUMMER
View Slide
⾃⼰紹介• ⾓⽥ 俊• Twitter• @imtnd• コミュニティ活動• WACATE実⾏委員• NaITE運営スタッフ• テストプロセス改善技術研究会
セッションのゴール• 課題に対して効率的に対策するアプローチを考える(プロセスを体験する)• 個⼈• グループ• 他⼈が使えるもの• 何も考えずに課題に⽴ち向かわない
課題に対応するアプローチ• 課題に対して、より良いアプローチ⽅法がないか検討するクセをつける• 改善例• コンピュータで⾃動化できるものは⾃動化を考える• ミスが起きそうなところは、ミスが⼊らない⼿段を検討する• ⼈⼿でやるとしても、より効果的に作業を⾏うにはどうするのかを考える• ⼩さな改善でも良い
全数テストは不可能JSTQB Fundation Level シラバステストの7原則よりhttp://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018V31.J03.pdf
⼊⼒値として1 ~ 100を取る1を⼊⼒するパターンをテスト2を⼊⼒するパターンをテスト3を⼊⼒するパターンをテスト4を⼊⼒するパターンをテスト5を⼊⼒するパターンをテスト・・・
81を⼊⼒するパターンをテスト82を⼊⼒するパターンをテスト83を⼊⼒するパターンをテスト84を⼊⼒するパターンをテスト85を⼊⼒するパターンをテスト・・・😥😥😥効率よくテストするにはどうすれば良いのだろう︖︖︖
時間は常に有限⼯夫
作業を効率化する⼿順を考える1. 課題を定義するどういうことが⾮効率なのか、どういうことがボトルネックとなるのか etc2. 課題に対する対策を考える3. 対策を実⾏する4. 対策を振り返る5. 対策が他に展開できないか考えるより汎⽤に使えるのであれば他チームへ展開が出来る
ワークの流れ• 1つ⽬の課題(個⼈)1. 何も対策を考えない状態で対応する2. 改善⽅法を考えて対応する• 休憩• 2つ⽬の課題(グループ)1. 効率的に課題を⾏うにはどうすれば良いかをグループで考える2. 他のグループに展開する⽅法を考える
個⼈ワークタイムテーブル課題に挑戦10分戦略を考える10分戦略を元に課題に挑戦10分振り返り10分
個⼈ワーク課題⽂章の中に「の」がいくつあるかを数える時間10分課題に挑戦10分戦略を考える10分戦略を元に課題に挑戦10分振り返り10分
戦略を考えるもう1回、違う⽂章で同じ課題をやっていただきます。より効率的に、より正確に「の」を数えるにはどうしたら良いか考えてください。時間 10分課題に挑戦10分戦略を考える10分戦略を元に課題に挑戦10分振り返り10分
戦略を実施するもう⼀つの課題で「の」の数をカウントしてください。先程考えた戦略を実践してみてください。時間10分課題に挑戦10分戦略を考える10分戦略を元に課題に挑戦10分振り返り10分
ふりかえり検討した戦略でうまくいった点、うまくいかなかった点等を振り返ってください。時間10分課題に挑戦10分戦略を考える10分戦略を元に課題に挑戦10分振り返り10分
休憩時間15分
グループワークタイムテーブル戦略を考える20分戦略を実践する10分振り返り15分他グループへの展開準備10分他グループへの展開5分他グループの戦略理解5分他グループの戦略実施10分振り返り10分
グループワーク課題バスの路線図に「前」という漢字がいくつあるのかをカウントしてもらいます。グループでより正確にカウントすればよいのか戦略を考えてください。時間 20分戦略を考える20分戦略を実践する10分振り返り15分他グループへの展開準備10分他グループへの展開5分他グループの戦略理解5分他グループの戦略実施10分振り返り10分
グループの戦略を実施するグループで検討した戦略を実践していただきます。時間10分戦略を考える20分戦略を実践する10分振り返り15分他グループへの展開準備10分他グループへの展開5分他グループの戦略理解5分他グループの戦略実施10分振り返り10分
ふりかえりと改善点検討した戦略でうまくいった点、うまくいかなかった点等を振り返ってください。より良くする改善⽅法がないかを検討してください。時間15分戦略を考える20分戦略を実践する10分振り返り15分他グループへの展開準備10分他グループへの展開5分他グループの戦略理解5分他グループの戦略実施10分振り返り10分
他のグループへの展開準備⾃分達のグループで検討した⽅法を、他のグループに展開できるように整理してください。この時間のあとにグループの中の代表者1⼈は他のグループに移動して⾃分達の⽅法を展開しに⾏ってもらいます。情報展開の時間は5分です。この時間で他グループへ戦略を展開する代表者を決めてください。時間10分戦略を考える20分戦略を実践する10分振り返り15分他グループへの展開準備10分他グループへの展開5分他グループの戦略理解5分他グループの戦略実施10分振り返り10分
他のグループへの展開代表者⼀⼈は他のグループに展開をお願いします。他の⼈は他グループからの戦略を聞きましょう。5分 戦略を考える20分戦略を実践する10分振り返り15分他グループへの展開準備10分他グループへの展開5分他グループの戦略理解5分他グループの戦略実施10分振り返り10分時間
他のグループの戦略理解グループ内で聞いた戦略の展開をお願いします。代表者で説明に⾏っていた⼈も理解できるようにグループ内で情報共有をお願いします。グループでどう実施するのかも決めてください。時間5分戦略を考える20分戦略を実践する10分振り返り15分他グループへの展開準備10分他グループへの展開5分他グループの戦略理解5分他グループの戦略実施10分振り返り10分
他グループの戦略を実施する他グループの戦略を実践してもう⼀つの課題をやってみてください。時間10分戦略を考える20分戦略を実践する10分振り返り15分他グループへの展開準備10分他グループへの展開5分他グループの戦略理解5分他グループの戦略実施10分振り返り10分
他グループの戦略の振り返り最初に⾃分たちのグループでやった施策と他グループの施策の振り返りをしてください。・良かった点・悪かった点・⾃分達の戦略と合わせてより良い戦略にできないか etc時間 10分戦略を考える20分戦略を実践する10分振り返り15分他グループへの展開準備10分他グループへの展開5分他グループの戦略理解5分他グループの戦略実施10分振り返り10分
まとめ課題を定義する改善⽅法を考える他の⼈への展開を考える
テスト技法作成プロセスも同じ• 新しい技術というのは、何かしら課題を解決するために考案される• 技術を学ぶ時には、この技術がどういった課題を解決するための技術なのかということを意識することが必要(技術が解決する課題が常に提⽰されているとは限らない)• 「技術が解決したい課題」を明確に捉えられると、技術を適⽤できる場⾯というのを正確に捉えられるようになる