Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
職場で使用しているOSSの開発に参加してみた!
Search
Infiniteloop
August 16, 2023
Programming
0
80
職場で使用しているOSSの開発に参加してみた!
12月2日に行われたインフィニットループ×クラスメソッド×クリプトン合同勉強会で発表した資料です
http://connpass.com/event/20314/
Infiniteloop
August 16, 2023
Tweet
Share
More Decks by Infiniteloop
See All by Infiniteloop
[新卒向け研修資料] テスト文字列に「うんこ」と入れるな(2025年版)
infiniteloop_inc
16
57k
俺の PHP プロファイラの話 PHP スクリプトで PHP 処理系のメモリをのぞき込む
infiniteloop_inc
1
540
心理的安全性を学び直し、 「いい組織とは何か?」を考えてみる
infiniteloop_inc
1
760
ゼロからつくる 2D物理シミュレーション ~物理現象をコードに落とし込む方法~
infiniteloop_inc
1
1.1k
詫び石の裏側
infiniteloop_inc
0
760
[新卒向け研修資料] テスト文字列に「うんこ」と入れるな(2024年版)
infiniteloop_inc
7
34k
リファクタリングで実装が○○分短縮した話
infiniteloop_inc
0
230
ADRという考えを取り入れてみて
infiniteloop_inc
0
240
500万行のPHPプロジェクトにおけるログ出力の歩み
infiniteloop_inc
0
180
Other Decks in Programming
See All in Programming
ライブ配信サービスの インフラのジレンマ -マルチクラウドに至ったワケ-
mirrativ
2
270
ECS初心者の仲間 – TUIツール「e1s」の紹介
keidarcy
0
110
フロントエンドのmonorepo化と責務分離のリアーキテクト
kajitack
2
150
もうちょっといいRubyプロファイラを作りたい (2025)
osyoyu
0
180
Honoアップデート 2025年夏
yusukebe
1
870
パッケージ設計の黒魔術/Kyoto.go#63
lufia
2
350
🔨 小さなビルドシステムを作る
momeemt
2
610
サイトを作ったらNFCタグキーホルダーを爆速で作れ!
yuukis
0
710
The Past, Present, and Future of Enterprise Java
ivargrimstad
0
240
Ruby Parser progress report 2025
yui_knk
1
220
実用的なGOCACHEPROG実装をするために / golang.tokyo #40
mazrean
1
110
Namespace and Its Future
tagomoris
6
650
Featured
See All Featured
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
900
How to Ace a Technical Interview
jacobian
279
23k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
830
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
64
7.9k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
31
2.2k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.4k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
525
40k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
358
30k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
33
2.4k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.8k
Transcript
職場で使用しているOSSの 開発に参加してみた! 株式会社インフィニットループ 名古屋勇
自己紹介 名前 => 名古屋 勇 (ナゴヤ イサム), 所属 => 株式会社
インフィニットループ (もう少しで満6年), 普段 => { 言語 => 基本はPHP、最近はnodejs(coffeescript)、Javaも触っています, 生活 => 愛犬2匹(ポメラニアン)と嫁と暮らしています }
いきなりですが!
Knowledgeというツールご存知ですか? https://support-project.org/knowledge/index
Knowledgeとは? https://support-project.org/knowledge/open.knowledge/list
• オープンソースのセルフホスト型の 純国産情報共有サービス • 社内イントラネットで簡単に 情報共有サービスを構築
• みんな大好きJavaで作られている • みんな大好きmarkdownでかける • グループ機能や通知が充実
最近記事内にスライドも埋め込めるように
今日はこのKnowledgeの開発に 参加したお話をしたいと思います
今日のお話 • Knowledgeとの出会い • 開発に参加したきっかけ • 開発に参加してみて • 職場での現在の利用例 •
まとめ
Knowledgeとの出会い
今年の春から通称TLGという社内の技術を 引っ張っていくグループが発足され その中で社内の技術共有について考えることに
考えることになった理由として 次の状況があった
• 全社的に共有する文化がない (元々そういう場所がなかった) • 全社用にLodgeを導入したが書かれなかった (いきなり全社公開に抵抗があった) • でも幾つかのチームではそれぞれ 開発サーバにLodgeを入れて使っていた
そんな状況だけどチーム内Lodge同様 全社にも技術共有する文化を作りたい
ということで新たなツールを探すことに
ただ探すにあたって 次の要望を満たす必要があった
• グループ機能がある(チームで使うために) • 公開範囲を選んで記事を投稿できる • タグ指定や検索機能がある
そして要望を満たすために ネットを駆け回っていたら
出会いは突然訪れた!
None
早速報告して TLGで試用してみることに
Knowledgeの開発に参加したきっかけ
• 実際にTLGで試用をしてみたが あまりいい反応がなかった(辛い) • 他にフリーでいいのなさそうだしな。。。 • 要望満たせてるしな。。。
と、そこで思い立つ!
社内の改善要望聞いて自分で プルリクエスト送ればいいじゃないか!
• ただJavaをずっと書いていけるか不安な気も (Java自体は初心者) • でも熱意があれば何とかなるだろうという 若干安易な気も
Knowledgeの開発に参加してみて
まずは小さいのから送ってみた!
どんな内容だったかは 次のページで( ̄ー ̄; ヒヤリ
本当にすごい小さい変更だった1 (・・;)
本当にすごい小さい変更だった2 (^▽^;)
それでも無事にマージして頂けました! (気になって寝れない日もありましたw)
この勢いで今後もKnowledgeに コミットしていきたかったので
開発に参加させてくださいと 直接メールで開発者の方に伝えて
快く承諾していただき 晴れてKnowledgeの コミッターに!
• ソースが非常にわかりやすかったので すごい入りやすかった(不安も取り除かれた) • 日本語でやりとりできたことに感謝 英語だったらここまでできてないかも。。。
None
• OSSにコミットして開発者の方に喜ばれたり ユーザさんに喜ばれるのはやっぱ嬉しい • 仕様の相談などは GitHubのissueやGitterでやりとり
None
• GitHub & Gitterの組み合わせ最高 • GitterはOSSのリポジトリの場合 無料で利用可能 • アクティビティの表示、Integrationsが充実
そして満を持して半ば強引に全社導入!
導入する前に参考になる記事を 用意していたので導入初日から 書かれるように
職場での現在の利用例
• 導入して2ヶ月弱 • 記事数 800超え (公開、限定公開、Lodgeからの移行分含む)
課題はあるけど毎日記事が書かれるように
技術共有以外の目的でも使用
• グループ機能を使用してプロジェクト毎の 定例の議事録置き場 • 社内勉強会のスライド、レポート置き場 • 技術書の書評置き場
PostgreSQLで絶賛稼働中 社内公開してそんな経たずに組み込みの DB(h2database)が破損してデータが吹っ飛ぶ トラブルに見舞われることもあったのは内緒
色んな使い方がされるように
まとめ
• OSSへの開発に参加してみた • 勇気と熱意があれば誰でも貢献できる • 貢献するのっていい
• 社内ですごい使われるようになった • 技術共有することで色んな知識を得られる • 技術共有にKnowledgeいいです(^ - ^)
ぜひKnowledgeを社内の技術共有に
ご意見やご要望などありましたら 是非issueに 僕が対応します!
参考リンク: • Knowledge demo https://support-project.org/knowledge/open.knowledge/list • GitHub https://github.com/support-project/knowledge • Knowledge
紹介スライド http://www.slideshare.net/koda3/knowledge-information • 検索キーワード “support-project knowledge” or “knowledge 共有”