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第124回 雲勉【オンライン】AWS Organizations / AWS Control Towerの概要とcloudpackサービメニューの紹介

第124回 雲勉【オンライン】AWS Organizations / AWS Control Towerの概要とcloudpackサービメニューの紹介

iret.kumoben

January 11, 2024
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  1. アジェンダ 3 1.AWS Organizations • マルチアカウントの利点と考慮点 • 概要 • 機能

    • 機能ピックアップ︓Identity Center(SSO) 2.AWS Control Tower • ランディングゾーンとは • 概要 • 構成 • 採⽤メリットと考慮点 • 機能 3.AWS Organizationsをお得に使う⽅法 • cloudpackのサービスメニュー紹介 4.まとめ
  2. 1.AWS Organizations マルチアカウントの利点と考慮点 6 ▪ なぜマルチアカウント構成が推奨されるのか︖ → 全てのシステムをシングルアカウントの中に構築すると、アカウント内の環境が複 雑になる ▪

    シングルアカウントアーキテクチャの課題 1. オペレーションミスによるリソースの停⽌・削除のリスクがある 2. コスト管理が困難になる 3. リソースごとのアクセス制御が困難になる 4. アカウントごとに上限(クォータ)がある
  3. ▪ AWSアカウントを分割することによる利点 1. 開発・本番環境を分離することにより、オペレーションミスによるリスクを低減できる 2. AWSのコストはアカウント単位で集計されるため、部署やシステムごとにコストを明確に分離 できる 3. アカウント単位で権限を分離できる 4.

    API呼び出しレートやクォータはアカウントごとに独⽴しているため、他のワークロードへの 影響を隔離できる 参考︓AWS マルチアカウント管理を実現するベストプラクティスとは ? 7 1.AWS Organizations マルチアカウントの利点と考慮点
  4. ▪ 組織単位(OU) 13 1.AWS Organizations 機能 ① OUとSCP • メンバーアカウントをグルーピングす

    るためのフォルダみたいなもの • 最⼤で 5 つの階層までネストできる 参考︓AWS Organizations における組織単位のベストプラクティス
  5. 15 1.AWS Organizations 機能 ① OUとSCP Root OU: Sandbox OU:

    Workloads OU: Prod OU: SDLC sandbox service-prd service-stg service-dev SCP: FullAWSAccess SCP: ProductionPolicy アタッチ アタッチ • SCPは組織のRoot、OU、アカウントにアタッチする • (Tips)管理アカウントには適⽤されない • 組織内の全てのOUとア カウントを包含する最 上位のコンテナ • SCPをRootにアタッチ すると、全てのOUとア カウントに適⽤される • 「FullAWSAccess」( =全てのアクセスを許 可)がRootにアタッチ されている SCPをOUにアタッチ すると、OU内の全て のOUとアカウントに 適⽤される(SCPの 継承)
  6. 25 1.AWS Organizations 機能 ④ 委任管理 特定のサービスの管理を、メンバーアカウントに委任できる機能(※ 委任管理に対応してい るAWSサービスのみ) ※

    AWS Organizations で使⽤できる AWS のサービス (Tips)管理アカウントの利⽤は必要最 低限することが推奨されている 参考︓管理アカウントのベストプラクテ ィス
  7. 28 ▪ ランディングゾーンに含まれる機能 • ID管理︓各アカウントへのアクセス管理 • コントロール︓ポリシーに違反する操作の制限または検知 • ベースラインの展開︓複数のアカウントにまたがる共通設定の展開 •

    ログ管理・監視︓必要なログを保全してシステムの健全性やセキュリティ状態の監視 これだけの仕組みを⾃前で作るのは⼤変・・・ → ランディングゾーンを実装するサービスが AWS Control Tower 2.AWS Control Tower ランディングゾーンとは
  8. 32 2.AWS Control Tower 構成 AWS Organizationsを使⽤して、以下のベースとなるOU、アカウントを構築 • セキュリティやコンプライアンスを監査す るアカウント

    • 変更と違反を監視して通知を送信するよう に設定できる • ログを保存するアカウント • AWS CloudTrailとAWS Configのログを Amazon S3バケットに保存 出典︓AWS Control Tower 基礎編
  9. 39 2.AWS Control Tower 機能 ① コントロールの動作 動作 説明 実装

    予防 • 特定の操作を実施できないように防ぐ • OU 階層の下位に継承される サービスコントロー ルポリシー (SCP) 検出 • コントロールに違反する設定を検知 AWS Config ルール プロアクティブ • AWS CloudFormationで作成するリソースを チェックし、コントロールに準拠しているリ ソースのみ作成 AWS CloudFormation フ ック
  10. 40 2.AWS Control Tower 機能 ① コントロールのガイダンス ガイダンス 説明 必須

    • Control Towerを正常に稼働させるために必要な禁⽌事項(ワーク ロードには影響しない) • デフォルトで有効化(無効化できない) 強く推奨 • マルチアカウントのベストプラクティスに基づく制限事項 • 任意で選択 選択的 • AWSエンタープライズ環境で⼀般的に利⽤される制限事項 • 任意で選択
  11. 参考︓必須コントロール 42 2.AWS Control Tower 機能 ① 必須コントロールの例 CloudTrailへの設定変更を禁⽌ CloudFormationによって

    設定されたIAMロールへの 変更を禁⽌ SNSへの変更を禁⽌ S3バケットの設定変更、削除を禁⽌ Configへの設定変更を禁⽌ ▪必須コントロールの例
  12. アップデート︓リージョン拒否コントロール 44 • リージョン拒否コントロール は、特定のリージョンでの操 作を制限し、意図しないデー タ保存を防⽌するためのコン トロール • 以前はランディングゾーン全

    体に適⽤されていたが、組織 単位(OU)ごとに適⽤するこ とが可能になった 参考︓お客様がデジタル主権の要件を満たすのに役⽴つ新しいコントロールを AWS Control Tower が追加
  13. 46 2.AWS Control Tower 機能 ② ログの取得と⼀元管理 • 各アカウントのCloudTrail とConfig

    のログをログアーカイブアカウントのS3バケットに集約 • 保存期間は1⽇〜15年の間で設定可能 • 個々のアカウントからログの削除、無効化ができないように必須コントロールで防⽌ 既存のCloudTrail設定(ログ 記録が有効になっている証跡 )がある場合は2つ⽬が無料 枠の対象外となり課⾦される 点に注意
  14. • (オプション)CloudFormation テ ンプレートまたは Terraformを使⽤ して、アカウントのカスタマイズが 可能 参考︓Account Factory Customization

    (AFC) を使⽤したアカウントのカスタマ イズ 49 2.AWS Control Tower 機能 ③ アカウントの新規作成(Account Factory)
  15. 3.AWS Organizationsをお得に使う⽅法 56 請求代⾏ + Organizations (委任アカウント利⽤) 初期費⽤ 0万円 ⽉額費⽤

    2万円 • 委任管理が可能なOrganizations連携サ ービスを利⽤可能 ※ ⼀部のサービスを除く
  16. 3.AWS Organizationsをお得に使う⽅法 57 請求代⾏ + Organizations (管理アカウント利⽤) 初期費⽤ 15万円 ⽉額費⽤

    5万円 • 委任アカウント利⽤プランで制限される 機能が利⽤可能 ※ ⼀部機能制限があり
  17. 3.AWS Organizationsをお得に使う⽅法 58 請求代⾏ + Organizations (管理アカウント利⽤ + AWS Control

    Tower) 初期費⽤ 30万円 ⽉額費⽤ 7万円 • 管理アカウント利⽤の内容に加え、AWS Control Towerを利⽤可能 ※ ⼀部機能制限があり
  18. 59 3.AWS Organizationsをお得に使う⽅法 委任アカウント利⽤ 管理アカウント利⽤ 管理アカウント利⽤+AWS Control Tower 初期費⽤ 0円

    15万円 30万円 ※ ⽉額費⽤(定額) 2万円 5万円 7万円 ※ 連携可能サービス数 24 32 33 OU設定 △ ◯ ◯ SCP設定 ◯ ◯ ◯ AWS Control Tower利⽤ X X ◯ (⼀部△) アカウント追加 △ △ △ ◯ = 顧客で⾃由に利⽤可能 △=申し込み or Backlogでiretに依頼 ※別途、Landing Zone構成に必要な各AWSサービスの費⽤が発⽣
  19. 4.まとめ 63 • AWS Organizationsと連携サービスを活⽤することで、マルチアカウントの管理が容 易になる • AWS Control Towerを利⽤することで、AWS

    Organizationsやその連携サービスの設 定をベストプラクティスに沿ったプリセット環境として簡単にセットアップすることが できる • AWS Organizations や AWS Control Towerをお得に使うには、Iretの請求代⾏ +Organizationsをチェック