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第10回 雲勉LT AWS DMSサーバレスのご紹介
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iret.kumoben
October 03, 2023
Technology
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510
第10回 雲勉LT AWS DMSサーバレスのご紹介
下記、勉強会での資料です。
https://youtu.be/7bWyyku3pic
iret.kumoben
October 03, 2023
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Transcript
第10回 雲勉LT【オンライン】 AWS DMSサーバレスのご紹介
2 • 野崎 ⾼弘(のざき たかひろ) • アイレット株式会社 クラウドインテグレーション事業部 プロジェクト企画推進セクション インフラ技術
• インフラ構築・保守やSOCセキュリティアナリストをやってました • 現在は技術検証やドキュメント作業が主 • 趣味︓資格取得、⽝の散歩、ドラマ鑑賞、巨⼈ファン • 現在、AWS・GCP全冠 3 ⾃⼰紹介
本LTの⽬的 3 2023年6⽉に、 AWS Database Migration Service(AWS DMS)サーバレスというレプリケーションインス タンスを使⽤せずにデータベース(RDB、データウェアハウス、NoSQL データベースなど)の移⾏を⽀援す
るマネージドサービスが提供されましたので、従来のDMSとの違いを検証し、DMSサーバレスの有⽤性を確 認します。 DMSサーバレスは、DMSからレプリケーションインスタンスを不要にしたものになります。 ʢIUUQTEPDTBXTBNB[PODPNKB@KQENTMBUFTUVTFSHVJEFJNBHFTEBUBSFQTFSWFSMFTTSFQMJDBUJPOQSPDFTTQOHΑΓʣ
全体像 4 DMS DMSサーバレス
前提条件 5 • 必要な権限やダーゲットにアクセスできるロールはあらかじめ作成されているものとします。 • 今回、RDSからS3へのデータ移⾏を前提とします。 • ソースエンドポイント、ターゲットエンドポイント、レプリケーションサブネットグループ、RDSは作 成済みとします。 •
DMSの詳細な動作や検証はここでは追いません。ここではあくまでDMSとDMSサーバレスの違いにだけ 着⽬します。
制約事項 6 (https://docs.aws.amazon.com/dms/latest/userguide/CHAP_Serverless.Limitations.html より) • 変更できるのは、CREATED、STOPPED または FAILED状態のDMS レプリケーション設定のみ •
削除できるのは、STOPPED または FAILED 状態にあるDMSレプリケーション設定のみ • レプリケーションには、割り当てられた静的な 100GBストレージが使⽤できる • DMSサーバーレスレプリケーションには管理タスク⽤のパブリックIPアドレスがないため、コンソール を使⽤して管理する
検証⼿順(DMS) 7 1. レプリケーションインスタンスの作成 (作成の仕⽅だけDemo) 実際は約10分かかります。 2.データベース移⾏タスクの作成 (作成の仕⽅だけDemo) 実際は1分半かかります。
検証⼿順(DMSサーバレス) 8 1. サーバレスレプリケーションの作成 (作成の仕⽅だけDemo) 実際は約30分かかります。 2.フルロード (作成の仕⽅だけDemo) 実際は約2分かかります。
DMSとDMSサーバレスの⽐較 9 DMS DMSサーバレス デプロイメント モデル 専⽤のDMSインスタンスをデプロイして使 ⽤する従来のデプロイメントモデル サーバレスアーキテクチャを採⽤しており、 専⽤のDMSインスタンスは不要
コスト △DMSインスタンスの起動と実⾏に関する コストが発⽣ ◦必要に応じてリソースを⾃動的に起動およ び削除するため、タスク実⾏に関連するリ ソースのみ 拡張性 △DMSインスタンスをスケールアップまた はスケールダウンするためには、⼿動で変更 の必要あり ◦⾃動的にスケーリングできるため、トラ フィック量のプロビジョニングに柔軟に対応 可能 適⽤範囲 ◦多くのデータベースエンジンとソース・ ターゲット間でのデータ移⾏とレプリケー ションをサポート △特定のソース・ターゲットの組み合わせに 制限されることがあり レプリケーショ ンの準備 △レプリケーションインスタンスの作成に 10分かかる ×サーバレスレプリケーションの作成に30分 かかる 料⾦(試算) インスタンス数、サイズ、ストレージ容量に よって課⾦(約28,000円/⽉) DMSキャパシティユニット (DCU) の数に よって課⾦(約25,000円)※ ※サーバレスレプリケーションを停⽌させることで、より節約することが可能
DMSとDMSサーバレスの⽐較(サポートしているデータストア) 10 DMS DMSサーバレス 対応ソース • Microsoft SQL Server •
PostgreSQL • MySQL • Oracle • MariaDB • MongoDB • SAP アダプティブサーバーエンタープライズ (ASE) • IBM DB 2 for Linux、UNIX、および Windows (Db2 LUW) • IBM Db2 for z/OS • S3 • DocumentDB • Microsoft SQL Server • PostgreSQL と互換性のあるデータベース • MySQL と互換性のあるデータベース • Oracle 対応ターゲット • Microsoft SQL Server • PostgreSQL • MySQL • Oracle • MariaDB • SAP アダプティブサーバーエンタープライズ (ASE) • Redis • Aurora MySQL 互換エディション • Amazon Aurora PostgreSQL 互換エディション • Auroraサーバーレス v2 • Redshift [Serverless] • S3 • DynamoDB • OpenSearchサービス • ElastiCacheRedis ⽤ • Kinesis Data Streams • DocumentDB (MongoDB 互換性) • Neptune • Apache Kafka ̶ Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) と セルフマネージド Apache Kafka • Aurora PostgreSQL⽤バベルフィッシュ • Microsoft SQL Server • PostgreSQL • MySQL と互換性のあるデータベース • Oracle • S3 • Redshift • DynamoDB • Kinesis Data Streams • Amazon Managed Streaming for Apache Kafka • OpenSearch[サービス] • DocumentDB (MongoDB 互換性) • Neptune
まとめ 11 DMSと⽐較したDMSサーバレスの⼤きな違いは、 レプリケーションインスタンスを作成しなくてよいこと 通常のDMSではレプリケーションインスタンスを作成するため、オンデマンドインスタンス料⾦が発⽣しま す。また、作成時にサイジングなどのプロビジョニングが必要です。 ⼀⽅、DMSサーバレスではDMSレプリケーションインスタンス⾃体が不要となるのでオンデマンドインスタ ンス料⾦も不要となることと、DCUを指定することでキャパシティプロビジョニング⾃動化が受けられま す。 DMSサーバレスではサーバレスレプリケーションの作成・開始に約30分かかることが若⼲の考慮点なくらい
です。
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