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エンジニアに定年なし! AI時代にキャリアをReboot — 学び続けて未来を創る

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November 11, 2025

エンジニアに定年なし! AI時代にキャリアをReboot — 学び続けて未来を創る

Fin-JAWS 第40回 クラウド仙人クロストーク ~人生100年時代とITパラダイムシフト~

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November 11, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 小出 淳二(こいで じゅんじ) 株式会社QUICK AI&DX戦略特命担当  Fin-JAWS運営  JAWS

    DAYS 2024/2025 実行委員  AWS認定12冠  re:Invent 2015,2016,2017,2019,2022,2023,2024,2025 参加
  2. 原点:10代の出会い 1977年  Apple II / PET 2001との衝撃的な出会い  マイコンショップ通い

     StarTrekにはまる 好奇心がすべての起点。技術との出会いが人生を変えた瞬間
  3. オンプレ戦士の現実(2000~2015) 現実(量)  毎月残業100h超  4,000 VM運用  DC常駐級の対応 典型障害(質)

     ネットワークのループ  SSL証明書切れ  空調停止による障害 使用技術
  4. 最高の仮想基盤を構築した! オンプレ最強 達成した成果  4,000 VM の安定稼働を実現  99.9999%以上 の高稼働率を達成

     最新技術をいち早く実装  社内最高評価のインフラ基盤 しかし、クラウドという雲が近づいていた... 
  5. 2015年のクラウドショックを受けて、クラウド時代に挑戦する具体的な目標を設定 2017年 re:Invent前に一念発起 「クラウドショック」から具体的な行動へ。学びなおしの第一歩  認定者ラウンジに入る re:Inventで認定資格保持者だけが入れる ラウンジへ。最新情報やネットワーキン グの場を得る。 1

     プロフェッショナル資格 より高度な認定資格にチャレンジ。専門 性を深め、クラウドプロフェッショナル としてのスキルを証明。 2  全冠取得を目指す すべての認定資格の取得に挑戦。多角的 な専門知識を身につけ、技術的視野を広 げる。 3
  6. 50代のReboot & AWS全冠   50代からの再起動  AWS認定12冠を取得  学びを止めなければ何度でもReboot可能

     年齢は関係なし - 意思決定と継続が全て 「歩みや学びを止めた瞬間が、真の定年」
  7. フラットで学べるコミュニティ JAWS-UGには本当に感謝している JAWS-UGという第三の場所 JAWS-UGの文化  【No sell, no job】の原則 商売や仕事の話ではなく、技術と学びの場。フラットで透明性

    のあるコミュニティ。  肩書きのないフラットさ 職位や肩書きは関係ない。技術と人格で評価されるコミュニテ ィ文化。  第三の場所 職場でも家でもない、心地よい第三の場所。同じ興味を持つ仲 間との出会いと学びの場。 アウトプットと成長  アウトプットと仲間のフィードバック 自分の学びを発表し、仲間からのフィードバックを受け取る。 気に障る真実を共有。  初心者支部が参加の入口 初心者でも安心して始められ、段階的にステップアップが可 能。  人生初もここで 多くのエンジニアが人生初のLightning Talkを経験。JAWS-UG で自信と成長を獲得。
  8. 半世紀パラダイム地図 1970 2025  メインフレーム 大型コンピュータによる集中 処理。コマンドによる操作と 専門職による管理。  PC/CS

    個人用コンピュータの普及と ネットワーク接続。個別処理 とWeb接続。  クラウド リソースの抽象化と従量課金 制。コードによるインフラ制 御。  生成AI 自然言語による指示と生 成。コンテキスト理解と創 造的な出力。
  9. ここ1年で開発の"前提"が変わった 生成AIの衝撃 - コード生成革命  ツール例 GitHub Copilot/ChatGPT/Claude/Cursor - 現

    場で実際に使われているAIツールが急増 1  劇的変化 「数時間→数分」へ - 体感10倍速の開発スピー ド。繰り返し作業や定型コードの自動生成が当た り前に 2  新スキル プロンプト設計・出力評価・ガードレール設計 - エンジニアに求められるスキルセットが根本から 変化 3  役割変化 「人間が設計し、AIに書かせ、人間が決める」- コードを書く人から、AIを使いこなす人へ 4  影響範囲 実装だけでなくテスト・ドキュメント・運用自動 化まで波及。開発サイクル全体が変革の対象に 5 「生成AIの衝撃は、クラウド革命を超える変化をもたらす可能性がある」
  10. これはクラウド以上のパラダイムシフト  クラウド インフラの変革  物理 →  仮想 →

     コード化 インフラ層の変化  生成AI 開発プロセスそのものの変革  人間が書く →  AIが生成 →  人間が判断 思考と創造の変化 技術スタックだけでなく、エンジニアの思考方法・働き方・価値創造の方法が根本から変わる この変化を理解し対応することが、次の10年のキャリアを決める
  11. AIへの不安 - 正直に話そう 皆さん、自分の仕事がなくなってしまうという AIへの不安はありませんか?  「その気持ち、私も同じでした」 - 2015年"クラウドショック"体験 

    「技術の速度差に置いていかれる」  「自分の役割が変わってしまう」  エンジニアだけでなく、ビジネス職も同じ影響を受けている  でも、不安は"行動の起点"にできる 次のセクションで、不安を行動に変える具体的な方法(Reboot OS)をお伝えします
  12. Reboot OS① マインドセット  学びを止めるな 「学び続ける」者が勝つ 年齢は関係ない。メインフレーム時代から クラウド、AI時代へ、パラダイムシフトの 時代、学びを止めた瞬間に時代遅れにな る。

    1  人の倍動け 努力量で勝負を決める 努力量で差をつける。毎日残業100h超の経 験から、人の倍の行動量が人の倍のリター ンを生む。AI時代の成長を誰より早く。 2  全部やれ すべてやる メモも、コードも、ITも、記事も、すべてや る。一つに絞らない。多面的なアウトプッ トが、多面的な成長を生む。 3
  13. 成功のための6つの原則 - 学びから行動、リーダーシップ、そして柔軟性 Reboot OS① マインドセット(続き) Reboot OS① マインドセット -

    思考と行動の基盤  行くかどうか 迷ったら行け 迷ったら行け。AWSやJAWS-UGなどの イベント、勉強会、カンファレンスに行 くかどうか迷ったら、必ず行く。フット ワーク軽く、機会に飛び込む。 4  先頭は譲らない リーダーシップ 最新技術に最も詳しい存在であれ。失敗 を恐れず先頭に立つ。 5  フットワークを軽く 機動力 身軽さが勝負。新しい技術、新しいチャ レンジ、新しい出会いに対して、ハンド ルが軽い状態を保つ。常に学び続ける姿 勢を持つ。 6
  14. Reboot OS② 5本ノック 完璧主義は敵、可視化は味方。AIを使って薄く・小さく・早く始めるのがコツ。  1日1メモ 毎日、学びや気づきを1つ 書き留める習慣。量が質を 作る第一歩。 

    ChatGPT/Claudeでの学 習メモ、プロンプトのナレッ ジ蓄積 1  週1コード 週に1回は何かしらのコー ドを書く。小さな積み重ね が技術力を維持。  GitHub Copilot/Cursor を使った実装、AIペアプロの 実践 2  隔週LT 2週間に1回は誰かに話す。 アウトプットが理解を深め る。  AI活用事例の共有、生成 AIツールの使い方を仲間と議 論 3  月1記事 月に1つは記事を公開す る。知識の体系化と共有の 実践。  AI駆動開発の知見を記事 化、Qiita/Zennで公開 4  テンプレ運用 継続的に改善するテンプレ ートの作成と運用。自動化 の基盤。  AIプロンプトテンプレー ト、再利用可能なAIワークフ ロー構築 5
  15. AIツールを起点に行動を始める Reboot OS③ 3分プロトコル - AI時代の即行動 AI起動  対話 

    やる気  習慣化  立ち上がる&開く まずは1分だけ立ち上がって ChatGPTを開く。行動のハード ルを下げる。 1  3分だけ対話 AIに質問を投げて対話を始め る。3分で十分なアウトプット が得られる。 2  気づきをメモ AI対話の内容をメモ。プロンプ トの改善点も記録する。 3  次の1歩を決める AI活用の次ステップを具体化。 小さな成功を積み重ねる。 4
  16. Reboot OS④ AI駆動開発(作る・出す・話す) AI時代は「人間が設計し、AIに書かせ、人間が決める」 。コードを書く速度より、AIを使いこなす力が勝負。 作る  出す  話す

     加速する  AIを味方に ChatGPT/Copilot/Cursor等を活用し て、アイデアから実装まで10倍速で。コ ードを考えるのではなく、AIに「どう作 るべきか」を伝えるプロンプトエンジニ アリングが新しいスキルに。  公開が成長を加速 GitHub/Qiita等で公開。AI活用事例の共 有が仲間との繋がりを生む。AI時代の知 見は即座に陳腐化するため、小さくても 早く出すことが重要。  コミュニティで磨く Fin-JAWSで発表。AI時代の開発プロセ スを仲間と議論。他者からのフィードバ ックで次のAI活用のヒントが見えてく る。 「No sell, no job」の文化で純粋な 技術共有。