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プレイドのエンジニアからみた「正しいものを正しくつくる」

kadoppe
August 21, 2019

 プレイドのエンジニアからみた「正しいものを正しくつくる」

2019/08/21 開催の下記イベントでの登壇スライドです。

『正しいものを正しくつくる』について、エンジニア、デザイナー、BizDevそれぞれの現場から考える
https://devlove.doorkeeper.jp/events/95482

kadoppe

August 21, 2019
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Transcript

  1. 2019.08.21
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    ʰਖ਼͍͠΋ͷΛਖ਼ͭ͘͘͠Δʱ
    גࣜձࣾϓϨΠυ໳࿬߃ฏ

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  2. ⾨脇 恒平 @kadoppe
    2017.04 - 現在
    プレイド
    - 顧客体験プラッ
    トフ
    ォーム
    「KARTE」

    開発
    - 開発チーム全体のプランニング
    - ⽣産性向上の仕組み検討
    プロフィール
    Software Engineer / Head of Engineering
    2012.02 - 2014.01
    シェアウィズ
    - CTO / Co-Founder
    - 無料オンライン学習プラッ
    トフ
    ォーム
    「ShareWis」
    の開発

    運営
    2014.04 - 2017.03
    リクルートテクノロジーズ
    - タウンワーク開発チームTech Lead等
    - 事業⽬標達成のための技術課題特定
    と解決推進

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  3. アジェンダ
    - プレイドの開発スタイル
    - 正しいものを正し

    つくれているか?
    - 正しいものを正し

    つく
    るために
    今⽇の内容
    - 「正しいものを正し

    つく
    る」
    と聞いたときに

    個⼈的にあたまに浮かんだことを共有します
    - ふんわりしてるので皆さんと壁打ちしたいです
    - このあとのパネルディ
    スカッション / 懇親会で

    議論のネタにしていただけると

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  4. プレイドの開発スタイル

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  5. 前提:これが唯⼀の正しい⽅法ではない

    状況が変われば最適な⽅法も変わる

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  6. プレイドの開発スタイル
    前提

    環境
    - 正解がない中でつくる
    - 世の中にも⾃分たちの中にも答えがない
    - 世界観や市場を⾃分たちがつく

    - タイムリミットがある中でつくる
    - 崖の上から⾶び降りながら、

    ⾶⾏機をつく

    その上で世界に通⽤する強いプロダクトを素早く作りたい

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  7. プレイドの開発スタイル
    そのために必要なこと
    - トライ&エラーを繰り返す
    - どれだけ⾼速に回せるか
    - どれだけ学びの質を⾼められるか
    - 個⼈の創造⼒

    発想を最⼤限活かす
    - プロセスではなく⼈を信じる

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  8. プレイドの開発スタイル
    開発チームの

    プランニングをする上で

    ⼤事にしているポイント
    - ルールをできるだけ決めない
    - 硬直化してしまう要因は極⼒なく

    - 常にゼロベースで考える
    - 前提にとらわれず常に最適な選択をする
    - プロダクトアウトを⼤事にする
    - よいと思うものをつく
    って出す
    - だめなら壊してつく
    りなおす

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  9. 例)
    フォーカス
    〜プレイドにおける開発サイクル〜
    - 2−3
    ヶ⽉の期間で開発サイクルを区切る
    - プロダク
    トとして“いま”注⼒すべきテーマ

    をもとにチームをつく

    - テーマは決めきらない
    (余⽩をつく
    る)
    - 最適なパフ
    ォーマンスを出すためのやり⽅を

    各チームで考えて決める
    - 次フ
    ォーカスは改めてゼロベースで考える
    プレイドの開発スタイル フォーカス1 フォーカス2 フォーカス3
    SRE
    Performance
    Redesign
    API
    Self-serve
    App
    Dev Environment
    Product
    Datahub
    Platform
    Core
    API

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  10. プレイドの開発スタイル
    さらに詳しく知りたい⽅は
    - https://speakerdeck.com/kadoppe/
    huratutoxing-zu-zhi-
    niokeruenziniaringumanezimento
    - https://blog.plaid.co.jp/n/n21725f77231c

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  11. 正しいものを正しくつくれているのか?

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  12. 前提にとらわれない形でチャレンジはできている
    でも、まだ⾃信を持って "YES" とはいえない

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  13. 正しいものを正しくつくれているのか?
    プロダクトの理想と現実

    ギャップはまだまだ⼤きい
    - コンセプトがまだ⼗分に実現できていない
    - 例) あなたのサービスに今誰がきて、
    どうしてい
    るか知っていますか?
    - より直感的に知り、
    理解するためには⼤きな
    ジャンプアップが必要
    - プロダクトアウトのクオリティが⾜りてない
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    DESIGN
    RULES
    » CHECK
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    COLLECTION
    OUTER
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    勴⟝׾㢌ִג嗚稊׃ג׫גֻ׌ְׁկ
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    鋅אַ׶תׇ׿ד׃׋ַ
    ꟗׄ׷
    ⼀⼈⼀⼈に合わせた
    顧客体験を提供
    Webサイト/アプリユーザの⾏動を

    顧客ごとにリアルタイムに解析

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  14. 正しいものを正しくつくれているのか?
    優先順位の問題
    やりたく
    てもやれてないことが多い
    - ⼈数は限られているがやるべきこと/

    やりたいことは無限⼤にある
    - フ
    ォーカスすることを決めること

    =フ
    ォーカスしないことを決めること
    - ⾯を広げるための新機能開発

    vs 既存機能の磨き込み
    - こういうことをプロダク
    トで実現したい
    - もっと簡単に使いこなせるようにしたい
    - 管理画⾯がもっとサクサク動いてほしい
    - 不具合なく安定して動いてほしい
    ྫʣ͍͕ͨ͑ͨͨ͑͜͜ΒΕͯͳ͍ϓϩμΫτ΁ͷϑΟʔυόοΫ
    現時点でみえている「正しいもの」にプロダクトが
    追いついていない

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  15. 正しいものを正しくつくれているのか?
    チームのチャレンジと学習
    理想に到達可能なスピードで進めてる

    - チームや個⼈が攻めた⽬標にチャレンジできて
    いるか
    - さらに攻めた⽬標にチャレンジできるよう

    チームに学びが蓄積されているか
    - ⼿なりの進捗

    成⻑の連続では理想に到達でき
    ない感
    - チームはフォーカスの⽬標に向かって進む
    → 短期的な視点に引っ張られる
    - フォーカスごとに体制が頻繁に変わる

    → 学びは個⼈に暗黙的に蓄積される
    - エンジニアの⼈数が少しずつ増えてきた

    → 過去の学びのキャ
    ッチアップが難しい

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  16. 正しいものを正しくつくるために

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  17. 適切な⽬的のもと
    適切な⽅法・順番で
    問題を適切に解いていくしかない

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  18. そのために最近個⼈的に
    ⼤事だと思う考え⽅・スタンス

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  19. 正しいものを正しくつくるために
    開発⼒はすべてを癒す
    - 問題が解けないなら解けるようになるしかない
    - スピードが遅いなら速めるしかない
    - 優先順位の問題もその他感情的な⾊々も

    個⼈やチームの開発⼒が⾼まれば誤差になる
    - どうやるかよりも"誰"が"どんな環境"でやるか
    - 個⼈
    - 必要な知識

    技術を⾝につける
    - ⼿戻りのない設計や実装
    - 単純に⼿を速く
    する
    - 環境
    - ムダをなく
    す / 本質的な時間を増やす

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  20. 正しいものを正しくつくるために
    いろんな視座を⾏き来する
    - 視座をあげると⾒えなかったものが⾒える
    - 取りうる選択肢が広がる
    - ちいさな問題が問題じゃなくなる
    - 測定できたり、
    ⾒えてるもの以外の要因で、

    事は成功したり、
    失敗したりする

    -「この会社をどうつく
    っていくか」
    -「このプロダクトをどうつく
    っていくか」
    -「このチームをどうつく
    っていくか」
    -「⾃分をどうつく
    っていくか」

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  21. 正しいものを正しくつくるために
    結果/学びが伴う形で⾏動する
    - 正しいことを⾔う: -200点
    - Issue をつく
    る: -100点
    - Issue を解く/推進する: 0点
    - 結果を出す: 50点
    - 結果から学びを得て次に繋げる: 100点
    - ⾃分が正しいと思うものを正しいと思うや
    り⽅で、
    まず⾃分がやってみる
    - ⾏動することで結果を残す
    - 結果から⾃分や周りが学ぶ

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  22. おわりに

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  23. おわりに
    プレイドのエンジニア
    (@kadoppe) からみた

    『正しいものを正しくつくる』
    - 正しいものを正しくつくれているか?
    - 前提にとらわれない形でチャレンジ中
    - まだまだギャ
    ップは⼤きい
    - 正しいものを正しくつくるため⼤事だと

    思う考え⽅

    スタンス
    - 開発⼒ / 視座の移動 / 

    結果

    学びが伴う⾏動

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