2019/08/21 開催の下記イベントでの登壇スライドです。
『正しいものを正しくつくる』について、エンジニア、デザイナー、BizDevそれぞれの現場から考える https://devlove.doorkeeper.jp/events/95482
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⾨脇 恒平 @kadoppe2017.04 - 現在プレイド- 顧客体験プラットフォーム「KARTE」の開発- 開発チーム全体のプランニング- ⽣産性向上の仕組み検討プロフィールSoftware Engineer / Head of Engineering2012.02 - 2014.01シェアウィズ- CTO / Co-Founder- 無料オンライン学習プラットフォーム「ShareWis」の開発・運営2014.04 - 2017.03リクルートテクノロジーズ- タウンワーク開発チームTech Lead等- 事業⽬標達成のための技術課題特定と解決推進
アジェンダ- プレイドの開発スタイル- 正しいものを正しくつくれているか?- 正しいものを正しくつくるために今⽇の内容- 「正しいものを正しくつくる」と聞いたときに 個⼈的にあたまに浮かんだことを共有します- ふんわりしてるので皆さんと壁打ちしたいです- このあとのパネルディスカッション / 懇親会で 議論のネタにしていただけると
プレイドの開発スタイル
前提:これが唯⼀の正しい⽅法ではない 状況が変われば最適な⽅法も変わる
プレイドの開発スタイル前提・環境- 正解がない中でつくる- 世の中にも⾃分たちの中にも答えがない- 世界観や市場を⾃分たちがつくる- タイムリミットがある中でつくる- 崖の上から⾶び降りながら、 ⾶⾏機をつくるその上で世界に通⽤する強いプロダクトを素早く作りたい
プレイドの開発スタイルそのために必要なこと- トライ&エラーを繰り返す- どれだけ⾼速に回せるか- どれだけ学びの質を⾼められるか- 個⼈の創造⼒・発想を最⼤限活かす- プロセスではなく⼈を信じる
プレイドの開発スタイル開発チームの プランニングをする上で ⼤事にしているポイント- ルールをできるだけ決めない- 硬直化してしまう要因は極⼒なくす- 常にゼロベースで考える- 前提にとらわれず常に最適な選択をする- プロダクトアウトを⼤事にする- よいと思うものをつくって出す- だめなら壊してつくりなおす
例)フォーカス〜プレイドにおける開発サイクル〜- 2−3ヶ⽉の期間で開発サイクルを区切る- プロダクトとして“いま”注⼒すべきテーマ をもとにチームをつくる- テーマは決めきらない(余⽩をつくる)- 最適なパフォーマンスを出すためのやり⽅を 各チームで考えて決める- 次フォーカスは改めてゼロベースで考えるプレイドの開発スタイル フォーカス1 フォーカス2 フォーカス3SREPerformanceRedesignAPISelf-serveAppDev EnvironmentProductDatahubPlatformCoreAPI
プレイドの開発スタイルさらに詳しく知りたい⽅は- https://speakerdeck.com/kadoppe/huratutoxing-zu-zhi-niokeruenziniaringumanezimento- https://blog.plaid.co.jp/n/n21725f77231c
正しいものを正しくつくれているのか?
前提にとらわれない形でチャレンジはできているでも、まだ⾃信を持って "YES" とはいえない
正しいものを正しくつくれているのか?プロダクトの理想と現実 ギャップはまだまだ⼤きい- コンセプトがまだ⼗分に実現できていない- 例) あなたのサービスに今誰がきて、どうしているか知っていますか?- より直感的に知り、理解するためには⼤きなジャンプアップが必要- プロダクトアウトのクオリティが⾜りてない֬ೝ͢ΔجຊαʔϏε͝ར༻ํ๏Λ͝հ͠·͢ɻ͓ಘͳಛయཱͭใ͕ຬࡌͰ͢ɻॳΊͯͷํ6*رؠ؎ش٦ֽוזַזַ♳麦׃זְծ➙״إٔؗ،حف׃ְהְֲ倯䗳铣דׅկUIرؠ؎ش٦ָ濼גֶֻץֹ7אךرؠ؎ٕٝ٦ٕDESIGNRULES» CHECK׆ה⢪ִ،؎ذيֽ䲧ִת׃կֿך堣⠓ֶ鋅鷕׃זֻկ窫㼎ծ妜׃ְౙͷओɺΞλʔCOLLECTIONOUTER嗚稊勴⟝㼰׃㢌刿ֽׅדծ֮זך椚䟝ך暟⟝ח⳿⠓ִ〳腉䚍ָ넝ֻזתׅկ勴⟝㢌ִג嗚稊׃גגְֻׁկ׀䋞劄ך暟⟝כ鋅אַתׇד׃ַꟗׄ⼀⼈⼀⼈に合わせた顧客体験を提供Webサイト/アプリユーザの⾏動を 顧客ごとにリアルタイムに解析
正しいものを正しくつくれているのか?優先順位の問題やりたくてもやれてないことが多い- ⼈数は限られているがやるべきこと/ やりたいことは無限⼤にある- フォーカスすることを決めること =フォーカスしないことを決めること- ⾯を広げるための新機能開発 vs 既存機能の磨き込み- こういうことをプロダクトで実現したい- もっと簡単に使いこなせるようにしたい- 管理画⾯がもっとサクサク動いてほしい- 不具合なく安定して動いてほしいྫʣ͍͕ͨ͑ͨͨ͑͜͜ΒΕͯͳ͍ϓϩμΫτͷϑΟʔυόοΫ現時点でみえている「正しいもの」にプロダクトが追いついていない
正しいものを正しくつくれているのか?チームのチャレンジと学習理想に到達可能なスピードで進めてる?- チームや個⼈が攻めた⽬標にチャレンジできているか- さらに攻めた⽬標にチャレンジできるよう チームに学びが蓄積されているか- ⼿なりの進捗・成⻑の連続では理想に到達できない感- チームはフォーカスの⽬標に向かって進む→ 短期的な視点に引っ張られる- フォーカスごとに体制が頻繁に変わる → 学びは個⼈に暗黙的に蓄積される- エンジニアの⼈数が少しずつ増えてきた → 過去の学びのキャッチアップが難しい
正しいものを正しくつくるために
適切な⽬的のもと適切な⽅法・順番で問題を適切に解いていくしかない
そのために最近個⼈的に⼤事だと思う考え⽅・スタンス
正しいものを正しくつくるために開発⼒はすべてを癒す- 問題が解けないなら解けるようになるしかない- スピードが遅いなら速めるしかない- 優先順位の問題もその他感情的な⾊々も 個⼈やチームの開発⼒が⾼まれば誤差になる- どうやるかよりも"誰"が"どんな環境"でやるか- 個⼈- 必要な知識・技術を⾝につける- ⼿戻りのない設計や実装- 単純に⼿を速くする- 環境- ムダをなくす / 本質的な時間を増やす
正しいものを正しくつくるためにいろんな視座を⾏き来する- 視座をあげると⾒えなかったものが⾒える- 取りうる選択肢が広がる- ちいさな問題が問題じゃなくなる- 測定できたり、⾒えてるもの以外の要因で、物事は成功したり、失敗したりする -「この会社をどうつくっていくか」-「このプロダクトをどうつくっていくか」-「このチームをどうつくっていくか」-「⾃分をどうつくっていくか」
正しいものを正しくつくるために結果/学びが伴う形で⾏動する- 正しいことを⾔う: -200点- Issue をつくる: -100点- Issue を解く/推進する: 0点- 結果を出す: 50点- 結果から学びを得て次に繋げる: 100点- ⾃分が正しいと思うものを正しいと思うやり⽅で、まず⾃分がやってみる- ⾏動することで結果を残す- 結果から⾃分や周りが学ぶ
おわりに
おわりにプレイドのエンジニア(@kadoppe) からみた 『正しいものを正しくつくる』- 正しいものを正しくつくれているか?- 前提にとらわれない形でチャレンジ中- まだまだギャップは⼤きい- 正しいものを正しくつくるため⼤事だと 思う考え⽅・スタンス- 開発⼒ / 視座の移動 / 結果・学びが伴う⾏動