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目標と時間軸 〜ベイビーステップでケイパビリティを高めよう〜
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KAKEHASHI
PRO
March 05, 2025
Technology
7
550
目標と時間軸 〜ベイビーステップでケイパビリティを高めよう〜
HRmethod - パフォーマンス向上のための目標活用
https://hrmethod.doorkeeper.jp/events/180380
での登壇資料です
KAKEHASHI
PRO
March 05, 2025
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Transcript
目標と時間軸 〜ベイビーステップでケイパビリティを高めよう〜 株式会社カケハシ 小田中 育生 2025.03.05
小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringを務め、 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カケハ シにジョイン。2025年3月よりHead of Engineering。
薬局DXを支えるVertical SaaS「Musubi」をコアプロダクトに位 置づけ、「しなやかな医療体験」を実現するべく新規事業のプロダクト 開発にコミットしている。 著書: • いちばんやさしいアジャイル開発の教本 • アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 受賞: • Developers Summit 2024 Summer ベストスピーカー賞 (2位) • Developers CAREER Boost 2024 ベストスピーカー賞 (1位) ブログ: dora_e_m|note X: @dora_e_m
目標設定は好きですか?
© KAKEHASHI Inc. 目標がもたらすもの 方向性、到達点 の明確化 モチベーション醸成 パフォーマンス発揮 優先順位づけ
© KAKEHASHI Inc. よい目標設定とは? • 組織にとって ◦ 組織が目指すビジョンの達成に近づく ◦ 組織のミッション遂行に繋がっている
• 個人にとって ◦ 自分のモチベーションと紐づいている ◦ 具体的で挑戦的
© KAKEHASHI Inc. 環境 チーム よい目標設定をするために 明確で具体的 ミッションへの共感 メンバー同士の相互理解 チャレンジ推奨の気風
目標と評価の切り離し 目標
© KAKEHASHI Inc. 目標 環境 チーム よい目標設定をするために 明確で具体的 ミッションへの共感 メンバー同士の相互理解
チャレンジ推奨の気風 目標と評価の切り離し SMARTな目標設定 チームビルディング OKR
© KAKEHASHI Inc. OKR Objectives(目標)とKey Results(主要成果) Key Results • 何を目指したいのか?と
いう問いに対する答え • 気後れするくらいの高いレ ベル • 3-5個に絞る • 目標までの到達度を測定 する指標 • 定量的で計測可能なもの • 1つのObjectiveに対し3 個ほど設定 Objectives
© KAKEHASHI Inc. “OKRは、従業員を評価するためのツールではありません。 OKRは、社内共有のタスク管理ツールではありません。 実際のところ、OKRの使い方は他の目標設定の手法とは 異なります。簡単に達成できないような目標を設定する のがOKRの狙いだからです。こうした方法でOKRを使用 すると、チームは大きな目標を見据えて専心し、
完全には達成できなくても予想外の成果を挙げられる ようになります。” OKRはチャレンジを促す https://rework.withgoogle.com/jp/guides/set-goals-with-okrs#learn-the-abridged-history-of-OKRs
個人の目標とケイパビリティ
© KAKEHASHI Inc. 現在のケイパビリティ、将来のケイパビリティ 現在の業務 より幅広い業務 より裁量のある業務 仕事の権限や責任、裁量を拡大する ジョブエンリッチメント 作業範囲を水平に拡大する
ジョブエンラージメント
© KAKEHASHI Inc. ケイパビリティ拡大を目標として表現する • 今できることの幅を広げていきたいなら… ◦ ジョブエンラージメントでアプローチする ◦ 今担当している仕事と同難易度のタスクを複数こ
なしていく、など • より裁量をもった働き方を目指すなら… ◦ ジョブエンリッチメントでアプローチする ◦ より高難易度な仕事の完遂、など
© KAKEHASHI Inc. カケハシのグレードで考える https://blog.kakehashi.life/n/n3f2c24e1332 「担当者が明かす、カケハシ評価制度リニューアルの全貌と、これからの課題。」より引用
© KAKEHASHI Inc. 幅を広げる、難易度を上げる https://blog.kakehashi.life/n/n3f2c24e1332 「担当者が明かす、カケハシ評価制度リニューアルの全貌と、これからの課題。」より引用 グレードがG3ならば… • ジョブエンラージメント(幅を広げる) ◦
一般的な課題を仕組みで解決する件数を増やす • ジョブエンリッチメント(難易度を上げる) ◦ 所属組織・プロダクトレベルでの課題設定、 インパクトの創造を実現する
問い: ジョブエンラージメント ジョブエンリッチメント どっちの目標を立てたらいいの?
答え: あなた次第です!!
© KAKEHASHI Inc. 目指すところ 自分がこれから先どうなっていたいか?を考える • 今やっている仕事をもっとうまくこなせるようになっ て現場に貢献したい! • 自分の責任範囲を広げて新たな課題に挑戦したい!
© KAKEHASHI Inc. 目標と時間軸 なっていたい姿を描くときに、「いつ」そうなっていたい か、も考える。 半年後なのか、1年後なのか、5年後なのか・・・
© KAKEHASHI Inc. 目標設定期間と目指す姿のスコープ 6M 目標設定の期間が半年だったとする
© KAKEHASHI Inc. 目標設定期間と目指す姿のスコープが同一の場合 6M 半年後どうなっていたいか?を現在から考えると 顕在課題の解決やロードマップの実現が中心になりやすい 顕在課題の解決 ロードマップの実現
© KAKEHASHI Inc. 目標設定期間より広い目指す姿のスコープ 6M より長い時間軸で目指す姿を描いておくと、 イマココでやっていくことに対しても「ありたい姿」 に近づくアプローチをとることができる 顕在課題の解決 ロードマップの実現
12M ありたい姿
© KAKEHASHI Inc. ありたい姿へのアプローチ例 顕在課題の解決 ロードマップの実現 ありたい姿 たくさん課題解決に貢献できるようになりたい チームをリードできるようになりたい 課題リストにある課題を10件以上解決する
1件以上のロードマップアイテムに対して リードをとりリリースまで完遂する
© KAKEHASHI Inc. 未来から逆算してスコープを狭めていく 6M 12M ありたい姿 目標 ありたい姿から逆算した目標が設定できたら、 5ヶ月後、4ヶ月後、…1ヶ月後どうなっていたい?
を考えスコープを現在に近づけていく
© KAKEHASHI Inc. 直近一週間にまで落とし込む 6M 12M ありたい姿 目標 一ヶ月先まで落とし込めたら、さらにブレイクダウンし 一週間先になっていたい状態を明確にする
一週間後までにできること、やるべきことと なっていたい姿の両面からアプローチしていく
© KAKEHASHI Inc. 未来から逆算して1週間後を考える 顕在課題の解決 ロードマップの実現 ありたい姿 たくさん課題解決に貢献できるようになりたい チームをリードできるようになりたい 課題リストにある課題を10件以上解決する
1件以上のロードマップアイテムに対して リードをとりリリースまで完遂する 1週間後に やりきること 課題に優先順位をつけ、まず着手する課題を決定する 自分のスキルセットでやりきれそうなロードマップアイ テムを見極める
© KAKEHASHI Inc. ベイビーステップで目標に近づいていく 目標 ありたい姿 1週間後に やりきること ありたい姿から逆算して目標を設定し そこからさらに現在地点まで逆算していくことで
直近で取り組むことと目標を結びつけることができる そこから「一週間後どうなっていたい?」の問いを 繰り返し、成長を伴う行動を続けていくことで 目標達成へとベイビーステップで近づいていける
© KAKEHASHI Inc. 目標達成がケイパビリティ向上を実現させる 現在の業務 より幅広い業務 より裁量のある業務
ちなみに
© KAKEHASHI Inc. なりたい姿がイメージできない、という人へ https://speakerdeck.com/kakehashi/into-the-unknown-my-management-journey キャリアの作り方、見つけ方はデブキャリで話した こちらの資料を参考にしてください!
まとめ
© KAKEHASHI Inc. よい目標設定とは? • 組織にとって ◦ 組織が目指すビジョンの達成に近づく ◦ 組織のミッション遂行に繋がっている
• 個人にとって ◦ 自分のモチベーションと紐づいている ◦ 具体的で挑戦的
© KAKEHASHI Inc. ケイパビリティを広げる個人目標を持とう 現在の業務 より幅広い業務 より裁量のある業務 仕事の権限や責任、裁量を拡大する ジョブエンリッチメント 作業範囲を水平に拡大する
ジョブエンラージメント
© KAKEHASHI Inc. 目指す姿のスコープは広く持とう 6M 長い時間軸で目指す姿を描いておくと、 イマココでやっていくことに対しても「ありたい姿」 に近づくアプローチをとることができる 顕在課題の解決 ロードマップの実現
12M ありたい姿
© KAKEHASHI Inc. ベイビーステップで目標に近づいていこう 目標 ありたい姿 1週間後に やりきること ありたい姿から逆算して目標を設定し そこからさらに現在地点まで逆算していくことで
直近で取り組むことと目標を結びつけることができる そこから「一週間後どうなっていたい?」の問いを 繰り返し、成長を伴う行動を続けていくことで 目標達成へとベイビーステップで近づいていける
時間軸を考慮した目標を 立てて、圧倒的に成長しよう!
© KAKEHASHI Inc. カケハシの技術に関連する情報を 発信しています。 𝕏 @kakehashi_dev 是非フォローしてください! ありがとうございました!!