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Microsoft 365 Copilot API を試してみる / Trying out M...

Microsoft 365 Copilot API を試してみる / Trying out Microsoft 365 Copilot APIs

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Takashi Shinohara

February 10, 2026
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  1. 篠原 敬志 (Takashi Shinohara) アバナード株式会社 マネージャー, アジャイル コーチ Microsoft MVP

    for M365 (2018-2026) Microsoft Top Partner Engineer Award (2023) JPM365DEV 運営
  2. Microsoft 365 Copilot エージェントの開発手法 宣言型エージェント • ノーコード型のエージェント • Copilot Studio

    エージェント ビルダーや Visual Studio Code を使って開発 • 小規模のチーム Copilot Studio エージェント • ローコード型のエージェント • Copilot Studio を使って開 発 • 小~中規模のチーム カスタム エージェント • プロコード型のエージェント • Visual Studio や Visual Studio Code を使って開発 • 大規模のチーム
  3. Azure AI Search を使ったカスタム エージェントの問題点 サイズ Azure AI Search のインデックス

    サイズは Microsoft 365 に比べて小さく高額 レイテンシ Microsoft 365 のデータが多ければ多いほどクロールに時間がかかる セキュリティ Azure AI Search に Microsoft 365 のアクセス制限リスト (ACL) を取り込む必要がある 共有リンク、情報管理ポリシー、秘密度ラベルには対応できない
  4. Microsoft 365 Copilot API の登場 Microsoft 365 Copilot が使用しているインデックスを使用したカスタム エージェント

    Microsoft 365 Copilot を統合したカスタム アプリ ユーザーと Microsoft 365 Copilot の会話の収集・通知・分析
  5. Microsoft 365 Copilot セマンティック インデックス これまでの全文検索とは異なり文の意味を数値化してインデックス化する 多次元のベクター空間の類似度によって検索結果を得る Microsoft 365 Copilot

    ライセンスのあるテナントには自動的にインデックスが作成される 既存の Microsoft Search の検索結果には影響しない セマンティック インデックスをオプトアウトすることはできない サイトやドキュメント ライブラリを除外することはできるが Microsoft Search の検索結果からも除 外される
  6. セマンティック インデックスの種類と保存場所 テナント レベル インデックス SharePoint Online ファイルから生成された組織全体のインデックス SharePoint サイトが配置されているリージョンの分離されたコンテナーに格納

    ユーザー レベル インデックス 日常のタスクを実行するユーザーがアクセスできる作業セットの個人用インデックス ユーザーのメールボックスがある場所に格納
  7. サポートされているコンテンツ タイプ コンテンツ/ファイルの種類 ユーザー レベル テナントのレベル ユーザー メールボックス サポート 該当なし

    委任されたメールボックス サポート対象外 該当なし 共有メールボックス サポート対象外 該当なし アーカイブされたメールボックス データ サポート対象外 該当なし アーカイブされた SharePoint データ サポート対象外 サポート対象外 Word ドキュメント (doc/docx) サポート サポート PowerPoint プレゼンテーション (pptx) サポート サポート PDF ファイル サポート サポート Web ページ (aspx) サポート サポート OneNote ファイル (one) サポート サポート Microsoft 365 Copilot コネクタのデータ 該当なし サポート
  8. データのチャンク化 セマンティック インデックスを作成するときにはドキュメントを一定のサイズに分割する • 埋め込みモデルのトークン サイズの問題 (最大 8,191 トークン) •

    検索精度の向上 (分割されていたほうが特徴が出やすい) • パフォーマンスの向上 (必要な部分だけを参照できる) Microsoft 365 Copilot セマンティック インデックスでもチャンク化は行われているがパラメーターを 調整することはできない
  9. Microsoft 365 Copilot API の種類 API の種類 一般提供 説明 取得

    API Y Microsoft 365 Copilot の検索インデックスからチャンクを取得する API 検索 API N Microsoft 365 Copilot のハイブリッド検索を使用してコンテンツを検索する API 対話エクスポート API Y Microsoft 365 Copilot との会話履歴をエクスポートする API 変更通知 API N Microsoft 365 Copilot との会話の通知を受け取る API 会議の分析情報 API Y Teams 会議の AI で生成されたコンテンツを抽出する API チャット API N Microsoft 365 Copilot との会話を作成する API 使用状況レポート API Y Microsoft 365 Copilot の使用状況を取得する API パッケージ管理 API Y 組織内のすべてのエージェントとアプリを管理する API
  10. 取得 API エンドポイント POST /v1.0/copilot/retrieval アクセス許可 委任されたアクセス許可: Files.Read.All、Sites.Read.All アプリケーションのアクセス許可: サポートなし

    Microsoft 365 Copilot セマンティック インデックスのチャンク化された結果を取得する resourceMetadata を指定することで SharePoint の管理プロパティを取得できる RAG で使用することを想定しているためページングはできない
  11. 検索 API エンドポイント POST /beta/copilot/search アクセス許可 委任されたアクセス許可: Files.Read.All、Sites.Read.All アプリケーションのアクセス許可: サポートなし

    自然言語クエリに加えてこれまでの KQL (キーワード クエリ言語) によるフィルターをサポートする Microsoft Search とセマンティック インデックスのハイブリッド検索を実行できる
  12. 変更通知 API エンドポイント POST /v1.0/subscriptions アクセス許可 委任されたアクセス許可: AiEnterpriseInteraction.Read アプリケーションのアクセス許可: AiEnterpriseInteraction.Read.All

    サブスクリプションのリソースに以下のいずれかを設定する /copilot/users/{user-id}/interactionHistory/getAllEnterpriseInteractions /copilot/interactionHistory/getAllEnterpriseInteractions サブスクリプションの有効期間は最長 3 日間 (4,320 分) を設定できる 変更通知でリソース データを受け取る場合は暗号化されたデータを復号する必要がある
  13. チャット API エンドポイント POST /beta/copilot/conversations/{conversationId}/chat アクセス許可 委任されたアクセス許可: Sites.Read.All、Mail.Read、People.Read.All、 OnlineMeetingTranscript.Read.All、Chat.Read、ChannelMessage.Read.All、 ExternalItem.Read.All

    アプリケーションのアクセス許可: サポートなし タイム ゾーンをを必ず設定する必要がある additionalContext を指定することで追加のコンテキストを設定できる